(僕らの冒険はまだまだこれからだ。)
takuya
拓也
2021/12/12 09:25 [43]
(世界はある日突然滅んだ。遠くのコンビナートの方角から黒煙が立ち上ろうとも、近くの民家が焼けようとも、鎮火の様子もないし野次馬のヘリもいないなんて、少なくともその辺りは滅んだと思い込む材料としては悪くないはずだ。火の手から逃げる道すがら窓を割って入った民家のテレビは映らないし、人気のない方へと走らせる車のラジオはザーザーとノイズが走るだけ。誰の助けもない世界に慣れるのはしばらくかかったけれど、慣れてみたら案外あっていたらしい。たまたま燃料が残っていた乗り物を見つければそれで乗れる範囲で進んだり、自転車を利用したり、いくつかの街を移動して、ブーツを何回も履き潰すくらいには季節はいくつも過ぎた。たまたま立ち寄った街なか、割れたコンクリートから鉄筋がすこし見えかけてるような建屋のなかで過ごすことにはもう慣れていた。実は乾電池で動いてたらしい部屋をカードキーで開け閉めしてしばらく暮らしている雨風を凌ぐためだけの部屋のなか、昨日干したばっかりのシーツを敷いたベッドでごろりと仰向けに転がっていた。薄汚れた携帯ゲーム機でドット絵のパズルがくるくる落ちていくのを動かして、今日の結果はハイスコア、乾電池の容量が少なくなっているのを理解して電源を落とした。腕をぐいと伸ばして欠伸をすると、視界に入るとちらちらと気になるタイプの妄想の産物、永遠の少年のほうへとと声をかけた。)ねえピート、そろそろこの街飽きちゃったよ。(上体を起こしてリュックを引き寄せると、開きっぱなしのポケットから地図を取り出した。日本地図のページを開いて広げる。)次、北に行こっかな? 寒さも和らいでくし、今の季節なら海峡頑張れば越えられる気がするんだよね。南の方が楽しいかなあ? 暑いの苦手なんだよなあ。どう思う?(棒倒しと同じ要領、なんの目的もないからおしゃべりな彼に委ねたり無視したり好き勝手してるのがなかなか楽しかったから。問いかけながらもべらべらとページをめくる。この辺りは回り尽くして、バツが大きく描かれた施設が並ぶなか、指が止まったのは聞き覚えもないような施設名だった。)あ、ここ遊園地もあったんだ。結構おおきな街だったなー。(指で撫ぜながら、ふあ、と大欠伸をした。どれほどの死体が積み上がった街だろうと自分の人生とは関係ないので、どこか別の世界の話をするかのように軽やかに。すぐに別のページに指が捲られる。)
2021/12/12 09:25 [43]
pete
ピート
2021/12/12 12:38 [48]
ヒャッホーッ!(妄想の産物、もとい彼のともだちである羽根の生えた小さな少年は、キラキラと淡い光の軌跡を引きながらコンクリートの壁から壁へとまるでピンボールの様に跳ねまわっている。手には剣よろしく小さなつまようじ――二人っきりの大冒険の途中で手に入れた宝物の一つである――を掲げ、ゲームに勤しむ彼の傍らのリュックに特攻をかけていた。)たぁーっ!これでトドメだー!(上段につまようじソードを構えて小さな妖精めいた少年の仕掛けたダメージ0の攻撃は、彼がリュックを引き寄せる動きに空振りに終わった。ぽす、とシーツを軽く叩くだけに終わって)ふ、ふふん。なかなかやるね!―…うん?正確にはそのゲームに飽きたんじゃないの?でも次なる冒険に向かうのはいいアイディアだ!この世界は広いからね、どんどん踏み出していかないと!(空振りした攻撃は無かったものといった風情で、つまようじソードを腰のベルトに収め格好をつけていたが、自身の名を呼ばれひら、と羽根をはためかせて彼の肩口辺りまで飛ぶとその手元を覗き込んだ。一面の青色に描かれた細長い陸地。それが日本という国だという事は知っている)わかってないなぁ〜タクヤは。北へ行くなら雪が積もってなきゃつまらないじゃないか。雪で家やスノーマンを作ったり、雪合戦もダイゴミだろう?(ちっちっち、と彼の肩に降り立ち、小さな右手の人差し指を立てて左右に振ってしたり顔で言いつのる。能天気かつ自由気ままな妖精の基準は、おもしろいかおもしろくないかの一つだけ。そこに至る迄の彼の苦労は考えない――考えるだけの脳みそが小さな頭には入ってないのかもしれない)行くなら断然南じゃない?海はいいよ、暑いなら海に飛び込めばいいさ!海賊が出てきたら僕に任せてよ、海賊の相手は得意なんだ!(ふふんと胸を張って言い切った。なんともお気楽な相棒は、肩に乗っているのも飽きたのかふいーっと飛んで頭の上へと陣取り)ユウエンチ?僕にとってはここだってユウエンチだけどね!(ケラケラと楽しそうな笑い声がコンクリート壁の部屋に響く。ふさふさとした毛髪に覆われた頭部に胡坐をかいて、自身にとっては麦の穂並みに長い髪の毛を両手で編みはじめて)
2021/12/12 12:38 [48]
takuya
拓也
2021/12/12 17:22 [56]
(妖精のような少年のような不思議な生き物がぼろぼろの部屋の中で跳ねるたびに魔法の粉か鱗粉がきらきらと軌跡を描く。精神がおかしくなっているのか世界がおかしくなっているのかはよくわからないけれど、その幻想的な光景をみるたび、そう悪くない日々だと思ってしまう程度には慣れていた。生まれてこの方友達とか大事だとかそんなものがよくわからず周囲の真似をして生きてきたけれど、彼にまでそんなことをする気には慣れなくて、一度も関係性に名をつけたことはない。それでも唯一無二のこの生き物は、今日もこの頽れた世界を輝かせている。誰もいないかわりに新しい冒険が目の前に広がっているというように。でもゲームはゲームで面白いので視界の端で跳ねさせておいたから正直彼が何しているのかはよくわからなかった。そのごっこ遊びをやった記憶はあんまりない。)単純なのに飽きないんだよなあ〜テトリスは。傑作だから1000年は残っちゃうよ。人間さえいればね。つまり僕が生きてる間は残っちゃう訳。またやろーっと。(彼に負けないくらい歌うようにご機嫌な口調は染み付いた癖だ。彼がお気に入りの武器で切りかかっていた仮想敵の底に薄汚れたゲーム機を沈めたのなら、近寄ってきた彼に場所を開けるように少し顔を傾けて「いまこの辺りにいてね、」と現在地ーーではなく適当なところを指差してもっともらしく説明した。肩に乗られた瞬間に肩を落としてバランスを取りにくくさせてみたり、ふざけ放題だった。)その醍醐味さあ、ピートとやっても潰しちゃうよ。何センチだっけ……? こーんくらいちいちゃいもん。巨大化して僕と遊んでくれたらなー。(冬のプロみたいな顔して助言をする彼へ向けて、みじんこ扱いするみたいに親指と人差し指を限りなく近づけて見せて垂れ目を細めた。彼との会話は結構楽しいけれど趣味は変わらない。「海水浴きらーい」とか、べ、と舌を出して顰め面。人生でもしたことがなかった表情も今となってはよく見る我儘顔の一つかもしれない。)海賊ねえー、……それいいな、船動かしたことないし。面白そう! 海賊手下にしちゃってさあ、世界中旅行すんの。船長は僕ね。(幼い子どもが夢想するくらいの中身のないふんわりとした想像を現実にすべく、どのあたりまで南下するか、崖崩れや洪水で死んでないルートを辿ってシミュレーションしていたが、髪を引っ張られてやる気が霧散する。頭の上の重みは首が疲れるほどでもないので遊ばれてるのを好きにさせたまま、「お手軽だなあ」とくすくす喉の奥で笑った。)
2021/12/12 17:22 [56]
pete
ピート
2021/12/12 20:26 [59]
テトリス……ねぇ。面白いのかもしれないけどスリルが足りないよ、ワクワクドキドキのスリルさ!(空をぴゅーんと急降下とかさ!等とお気楽極楽な口調で、冒険小説の主人公のような事を口にして笑う。揺れる肩先で片足立ちで器用にバランスをとる小さな少年にとっては、そんな事すら楽しいアトラクションなのだろう)へっへーんだ、僕はそこいらの羽虫のようなノロマじゃないさ。タクヤのへなちょこ玉位、ひょひょいのひょいって避けきってみせたげるよ。タクヤこそ、僕の剛速球を避ける自信が無いんだろ〜?(指で豆粒みたいに小さな背丈を示されるのに、両手で大きく×を作ってもっと大きいと示てみせた後、ドヤァと大きく胸をそびやかせてふんぞり返った。人間と妖精と体のサイズがそもそも違うのだから、的の大きさ的に彼が少年に的確に当てるのは厳しいだろうし、逆に彼に雪玉を当てるのは容易いことだろう――それが米粒みたいな雪玉であれば尚更。)オモーカージ、イッパーイ、ヨーソロー!(年相応というべきか、かつての優等生じみた態度を脱ぎ捨てた、素の子供っぽいしかめっ面にキャハハ、と楽しそうに笑いながら、ぴしっと右手を額にくっつけて敬礼の仕草。海の冒険にワクワクした様子で髪の毛が小麦畑のように広がる頭頂部に陣取って、鼻歌混じりに三つ編みを編み始めている)海賊の船長をやるなら、やっぱり泳げるようにならなきゃ?海賊と言えば板歩きゲームだし!ドボンした時困るよ?(適当知識を披露すると共に、どこかずれた心配をする始末。)お手軽だとも?いつだってどこにだって楽しい事が転がってるのに、オトナは小難しい事を考えすぎなんだ。楽しい事は作るんじゃなくて、見つけるんだよ。宝さがし、ワクワクするだろ!(どこだってこのお気楽な幻想もとい妖精にとっては楽しい遊びと発見の詰まった遊園地なのである。小さな三つ編みを二つ作って両手に一本ずつもった少年はまるで馬の手綱のように揺らし、「ハイヨー!シルバー!」なんて前進するための御機嫌な掛け声を一つ)
2021/12/12 20:26 [59]
takuya
拓也
2021/12/13 19:08 [71]
パズルゲームにスリル求めたら別ジャンルになっちゃうよ。スリリングはねえ、こういうこと、かなっ!(肩の上のやじろべえに更なる試練を与えてしまおう。言い切るのが早いか動くのが早いか、フリーフォールくらいの勢いでうつ伏せに倒れてみせてすぐに起こしてみたりして戯れてみせた。)あーあ。大口叩いて負けるとちょっと恥ずかしいんだぞ。次の冬は雪国で勝負だ。僕だって時速ーー多分500キロくらいは出ちゃうもんね。(現実的には計った事もないしメジャーリーガーでもそんな速さは出ないし、大口叩きはこちらの話だった。体でめいっぱい大きさを示す彼の胸の辺りを小突いて照れ隠しをするけど、むずむずと閉じ切らない口元が隠しきれない。それほんとに海賊?とか言うほど海賊知識がないどころか「オモカジってこっちだっけ?」と漢字すら分かってない様子で左を指すくらいとんちんかんな様子でも、何にもない世界で何かを求めて船を漕ぎ出す想像は胸を躍らせた。)えー?やだよ、僕のんびり25メートルがギリだもん。ピートも羽根濡れたら困るだろ?僕が船長になったら禁止にしちゃお。(彼の話は、いつかどこかで見たことのある彼の名前にも似た妖精のお話にも通じていて、楽しそうなメルヘンだとしても嫌なものは嫌なのだ。朕が国家と言わんばかりの横暴をひけらかしつつ歯を見せて冗談ぽく笑った。)僕も大人になっちゃったのかな。ピートいなかったら退屈で死んじゃってたもん。宝探しなんてしたことなかったよ。(歌うようにご機嫌な声で地図を丁寧に閉じる。頭上の彼のことを少しだけ配慮して頭をあまり傾けないようにしながら背中を丸めて表紙の背に沿って折れ曲がった線を指先でなぞっていると、ひときわ髪が引っ張られたのを感じた。今度は多分西部劇で、彼は保安官で自分は馬なのかも。聞き覚えがあるようでない掛け声に、今日のところは従って「ヒヒー……」と口火を切りそうになったけど、言葉は続かずに背筋をまっすぐに起こす。その勢いは馬が前足を持ち上げて嘶くのと同じかもしれない。)ねえこれ僕楽しくない!僕も何か乗りたい!(口をへの字に不満げに抗議の声をあげたなら、ベッドの横に投げ出したブーツを履き直して、広げた荷物を詰め直したリュックを背負ったのなら準備万端。とんとん、と足跡の形で黒ずんだカーペットを踏み鳴らす音は鈍く、ドアのほうへと弾むような歩調で向かう。)今日は遊園地にきーめた。ピート、行こ!
2021/12/13 19:08 [71]
pete
ピート
2021/12/14 01:26 [78]
(ミスするとドンドン爆発してお邪魔ブロックが増えるとかどうだろう?なんて難易度が上がる方向でのスリルマシマシ作戦は、唐突なフリーフォールめいた動作に「イヤッホーッ!」なんて歓声へと転じる場面も挟みつつ)僕は天下無敵のピート様さぁ!すばしっこさなら誰にも負けないよ!ふふーん、タクヤ、その言葉を忘れないようにね!冬が楽しみだなァ〜、時速500キロの玉を紙一重で避ける僕の姿を目に焼き付けて貰うんだからさ(見栄の張り合い、もとい大言壮語の飛ばしあいをしながら、指先で軽くつつかれて擽ったそうにキャッキャと笑って背中の小さな羽を震わせている)オモカジは向かって右〜?東?の方向だってー。タクヤ星に詳しい?デキる海のオトコは星を見て方角が分からなきゃね!(方位磁石なんて無粋な者は使わないだとか、妖精めいた少年は独断と偏見でイメージしたカッコイイ海の男像を語って)25mってそれ泳いだって言わないよォ。僕は羽根があるからさ、泳がなくても水の上をシャーって滑ったりするよ。タクヤにも羽根が…あ!ほら、あれだよ、走る船に紐付けてソリ引っ張ってもらうヤツ!あれならイイんじゃない?(海水浴を強権を使って禁止と言い切る彼に、さも名案を思い付いたとばかりに目を輝かせ、水上スキーの提案なぞして見せる。彼の妄想から生まれた幻想の産物は、そういった面白そうなモノについての知識を取り出す事も出来るのだった)タクヤはロストチャイルドかもね!大人になる道の途中で迷子になってるのさ――、とはいえタクヤは僕を見つけたんだからね、宝探し大成功さ!(エッヘン、と自信満々に胸をそびやかして主張。自分が彼の宝物であると堂々と豪語してみせるへこたれないメンタル)わ、わわわ、わー!?(ドヤりながら、保安官ゴッコに勤しんでいた妖精の少年は馬役を放棄する彼の動きに頓狂な声を上げ、すっくと姿勢を正す動きに、思わず急ごしらえの手綱を離し――小さな三つ編みは押さえを失い、さらりと元通りに解けていく。ほんの少し緩いなみなみになったがそこは御愛嬌といったところ――ころりと頭頂部から転がり落ちて、慌てて羽根を広げると一回転して宙空でホバリングし)っと、そうこなくっちゃ!ユウエンチの冒険の旅へ!レッツゴー!さっきのアレみたいなのもあるんだろ?(ひゅん、と元気よく歩き出した彼の側へと近寄るとワクワクした様子で、小さな右手を上から下へと動かす。それがフリーフォールを示す仕草だと伝わるかどうか。満面の笑みで歩き出した彼の周りを光の軌跡を纏いながら旋回しついていくつもりで)
2021/12/14 01:26 [78]
takuya
拓也
2021/12/14 22:29 [88]
デキる男だから北斗七星とか有名な星座くらいは分かっちゃうんだ。見えもしない星を覚えるなんて無駄だと思ってたよ。今夜も晴れてたら教えたげるね。(彼の言葉に重ねるように巫山戯てみるけど実際過去にテストを作っていた教師だって教え子がこんなふうに活用してるなんて思わないに違いない。丸暗記の付け焼き刃でも季節や方角の狂いがないか見るくらいには役に立つのだ。一人で水上スキーは想像するだけでも曲芸級で一人でに笑ってしまう。)じゃあ僕がめいっぱい遊べるよーに、ピートに船の運転覚えてもらわなきゃな!(羽根をはやしてとか魔法の粉をかけてとか、それこそ魔法が解けそうなことは口にする気にはならない。できないことよりできることを数える方が楽しいのだ。この世界がネバーランドだと錯覚させるような語りにふうん、と曖昧な相槌をしていたけれど、不意にそれこそ迷子の子供のように悩ましく眉を下げると)……まーた調子に乗る、(ゆるく笑うだけで明確な回答は避けたがった。やっぱりまだよくわからないし、何かを見つけて進む時には何かを失う気もした。鬼が笑うような話はまたいつかすることにして、今頭から転がり落ちた彼が期待を寄せれば、仕草と指示語で大体伝わるくらいの関係なのだ。彼が器用に宙返りしてもまだ髪に違和感があって、ぶるぶると頭を振れば多分努力の縄づくりもふりだしの状態に戻ったことだろう。)あるある、多分ね。動かないだろーけど、とりあえず行ってから遊び方考えよ。一緒に考えれば、きっと楽しいよ!(電気のない世界の遊園地に赴くのは、閉園後の施設に忍び込むような背徳感も似ていて、この冒険は始まりからすでに胸をふるわせていた。勝手知ったるホテルの階段を下って多分職員出入口から外に出る。食糧やら生活用品やらを調達するために開拓しきった街並みは庭のようにまだ使える道を理解していた。でも足を向けたのは、普段使わない道だった。もう鳥が止まるくらいしか利用価値のない少し傾いた電信柱が立ち並び、顔を下ろせば整備不良で下水道か上水道がそれとも水源が決壊したのか、好き勝手湧水が走って、でこぼこひび割れ水たまりが無尽蔵にわく悪路が見える。普段使いには適さない道でも、ショートカットのためなら仕方がないのだ。でもこの道を黙って進んでも面白味なんて全くないので、「ピート」と彼の方へと体を向けて目があったのなら)じゃんけんーーぽん!(唐突な勝負の申し出に彼は何を出したのか。自身が出すのは毎度決まって最初はグーだ。)
2021/12/14 22:29 [88]
pete
ピート
2021/12/15 19:23 [99]
(無数に散らばる星座の名を知っていると聞けば、目を輝かせて「楽しみだ〜!」と素直に喜びの声を上げる。実際に夜空を見上げての星座教室が開かれた際には、星と星の間を飛んで光の軌跡で結ぶ妖精の少年の姿が見れた事だろう)ふふん、船の運転なんて僕にかかれば朝飯前さ!地球の裏側まで御機嫌でぶっ飛ばしてあげるよ!(まーかせて!と胸を叩いて請け負う始末。体のサイズ的に無理だろうとかそういうコトは考えないのである。)ふっふーん、調子に乗ってるんじゃないよ、僕はいつでも絶好調だからね!なんでも出来ると思ってチャレンジしないといつまでたったって出来ないんだよ!だから僕にできない事なんてないのさ!(イヤッホーッ!と元気の良い、まぎれもなく調子に乗った歓声を上げにんまりと口端を吊り上げ、不意と、折角編んだ三つ編みが、子犬のように首を振る動作にほどけてしまう所作が、少年にしてみてば殊更面白い仕草に映ったのかケタケタと空中でホバリングしながらお腹を抱えて笑いだし――先程、ほんのわずかに過った何処か困ったような、途方に暮れたような相棒の湿った空気を吹き飛ばすような能天気な笑い声だった)そっかー、やっぱ動かないのかぁ。デンチじゃ動かない?紐結びつけて飛び降りるのもアリだよね!(人類が滅亡し、電力の供給も途絶えてしまいそれらを必要とする文明の利器はことごとく動かないのを目の当たりにしてきた為に、理解は早い。が、乾電池でジェットコースターやらフリーフォールが動くかもと考えるあたりが、微妙に分かっていない。人の気配もとい生き物の気配が一つもない遊園地へ向かい古びたホテルから外へと出る彼の頭の上をくるくると旋回しながらついていく。勿体ないという人も居ない、零れ放題の水で濡れた地を物珍しそうに見下ろしていると名を呼ばれ、ついーっと彼の顔の正面へと飛来していき)んー?――最初はグーが抜けてるよー!そんなんじゃ僕の無敵の拳には勝てないよ!(無駄にキリっとした顔で「ぽん!」の合図と共に、小さな右手を突き出す。人差し指と親指だけ伸ばし他の指はしっかり折り込んで――所謂、無敵チョキ、である)
2021/12/15 19:23 [99]
takuya
拓也
2021/12/16 08:13 [109]
(それが調子乗ってるように見えるんだよ、と追及しかけてやめた。実際彼の言葉は真理かもしれないとすこし響いたからだ。「ふーん、」と呆れたフリのハリボテは簡単に剥がれるかもしれない。彼の陽気なけたけた笑いが、わずかに芽生えた憂鬱なんてすぐに吹き飛ばして、雲一つない晴天の空の下にふさわしい心地に変わってゆく。)電池はちょっと厳しいなー。たくさんあれば可能性ある気もするけど、僕には扱いきれないよ(彼の幼い理解が実現した方がずっと楽に遊べるのに。現実はガソリンはもう酸化したらしく、大体の乗り物はすぐにエンストするし、新たな燃料を手に入れる方法なんて全然わからない。自転車で旅するには道は悪くなるばかりで、結局一番の武器は足と電気がない頃からあるような道だけだ。肩をすくめて進もうとしたけれど動かないだろう遊園地での彼の提案に瞬き数段、噴き出すように笑った。)あはっ、その遊びができるのは世界でピートだけだね。人間は重いからただの紐だとたぶん体悪くしちゃうよ。(紐見つけたらどこから落ちたら楽しいか、観覧車の天辺に登って落ちたら気持ちいいかもしれない。頭上をくるくると飛び回る姿を見上げてみれば、まだ頂点までたどり着いていない太陽の光が反射して、どこにだって飛んでいける羽根がまばゆい。錯覚だといつだってわかっていても、木を抜くと忘れそうになるほど、この冒険の相棒の方がずっとのびのびと世界を楽しんでいるように見えた。でも今日のちょっとした冒険の道行を楽しませる幼稚な遊びをなんの説明もなく切り出したのなら、)最初はグーだからグーなんだよね、やった、僕の勝ち!(ぴょん、と跳ねるように喜んでみせたのなら、そのまま飛石のように割れて阻む道を跳ねて進んで、)えーと、ぐーりーこー、の、おーまーけっ(教室のどこかで聞いたローカルルール、最大に長い歩数で先に進む。遊び相手が追いかけてきそうになったら「ピートは負けだからそこで止まってね!」と声をかけたことだろう。)こーやって、じゃんけんして勝った方が進む遊びなんだ。ピートはやったことある? ゴールはあそこね!(分からなそうならルールを教えてあげるつもりで問いかけてみた。もし分かるようならとりあえず曲がり角までしばらくの間、ジャンケンして進んで止まって、もしかしたら本当の目的にかなり近づくまで遊びを続けようという気持ちで。)
2021/12/16 08:13 [109]
pete
ピート
2021/12/17 01:21 [115]
そっかぁ。デンチがあれば何でも出来るって訳じゃないのか。(まるで電池を魔法の杖かランプかのように考えていたのか、素直に残念がる声をあげるものの、それはそれとして他の方向で楽しもうという気持ちへと転じたようであった。)僕の場合は羽根があるからね、紐は要らないかな。…あ、羽根を縛ればいいのか!(自由に空を飛ぶ少年にとっては、紐無しバンジーならぬ、地面に衝突するギリギリまで羽根を使わないチキンレースになる可能性は高そうだった。)えぇぇぇ――ッ!!最初はグーって言ってないじゃんかー!タクヤずるいぞー、ヒキョーだぞー!(突然の勝利宣言に、無敵チョキというズルをした妖精は思いっきり不満の声を上げ、空中で両足をバタバタさせて全身全霊で抗議の構えを見せてブーイングを飛ばしていたけれど、ぴょんぴょんと跳ねながら進む彼の言葉に、好奇心が擽られたのかコロリと機嫌を直し)グリコノオマケ?――って、僕はみとめてないぞー!(ふよふよと近寄ろうとした矢先に、ぴしりと告げられて不満げに唇を尖らせつつもその場で制止。簡単にどういったゲームかを聞けば、腕を組んだまま首を横に傾けてうーん、と小さく唸り)やったことないよ、でもグリコノオマケ?はもっと元気一杯に両手をあげて進んだ方が良いような気がする!何となくだけど!(何処かで知識を拾ったのか妄想の産物たる妖精は、事も有ろうに進み方についてのダメだしを始める始末。両手を広げアルファベットのYの文字のようなポーズで進む方がふさわしいだとか口にして)ふむ…、僕が勝つに決まってるけど、僕の一歩とタクヤの一歩じゃ全然違うよね?この場合、タクヤの歩幅が基準?(仮に全部自分が勝った場合、物凄くゴールまでの道のりが遠い事になる、と遊びに関しては多少は知恵が回るのかそんな問いかけを口にして)
2021/12/17 01:21 [115]
takuya
拓也
2021/12/17 20:40 [123]
紐なくってもバンジーできるのは羨ましいけどさあ〜、それより羽根って縛っても平気なの?元に戻る?(いままで彼と旅をしてきたときと同様に、彼の羽根を指差すも、とくに触ることはなかった。)こーゆーのはやったもん勝ちだよ! それにさっきの、拳銃?はよくわかんないし、グーチョキパー以外は反則負けでーす(一方的に始めた遊びでたった今発生した身勝手なローカルルールを言い放った。空中で地団駄を踏む彼を背に、からからと笑いながら進む足取りは軽い。言い方からしてもよく分かってなさそうな様子の彼は実際様子の通りだったので、「ごめんごめん」と笑いまじりの声で彼の元へと戻る。)あは、確かに! それで片足あげるんだよね、こんな感じ?(彼の言葉にあわせて片足をあげて両手を伸ばしてみる。巫山戯きったポーズで片足跳びでもう一回挑んでみると、「ぐーりーこっ、と!あー、むずかし」すぐにバランスをくずして両足をついた。結局ほとんどふりだしの状況で顔に照れが乗ったまま彼に向き直った。幼い発想が目立つ彼から投げられたルールの範囲で公平を期す言葉を受け取ると、不意をつかれたように瞬いた。)僕、ピートの一歩は羽根もいれた一歩だと思ってたから、ちゃんと歩こうとしてることに感動してる……。(目元を抑えるような仕草をしたが、伏せた目が開いたのなら結局表情は溌剌とご機嫌な笑顔なので、冗談だとも馬鹿にしているとも取れるかもしれない。)すきな歩幅でいいよ。ーーじゃんけん、僕が全部勝っちゃうしね。(今は亡きショートムービー配信という若者の遊びをしてるうちに無理やり鍛えられた渾身のキメ顔とともに、指で先程見た無敵のポーズを模ってバキュンと撃ち抜き、おまけにウインクひとつ。)
2021/12/17 20:40 [123]
pete
ピート
2021/12/17 23:49 [128]
畳んでから縛れば……なんか痛そうな気がする(プルプルと首を振って羽根を縛っての正式?なバンジーは中止の方向となりそうだった)タクヤのドクサイシャー!後出しジャンケンっていうんだぞ、そーいうの!(追加ルール『反則負け』は、不評のようだった。やかましく抗議する言葉が珍しく正しい用法をもって使われる場面を挟みつつも、片足を上げてまるで飛翔する鳥のようなポーズを取りながらぴょんぴょんと進むのを見届けると、ぴっ!と親指を立てて大きく頷いた。)そう、それ!すっごくしっくりきた!なんだかわかんないけど!っていうか、タクヤ、その位でふらつくとはちょーっと運動不足じゃないかな!(バランスを崩す彼にびしっと指を突き付けて指摘が入る。実際は、文明の利器が使えない、ほぼ己の肉体のみが頼りのこの旅にある彼が運動不足という可能性は低いのだけれど)へ?だって、グリコノオマケ、とかチョコレートサンデーだっけ?あれをやるなら羽根で飛ぶのはなんかこう、ムードがない気がしない?それにね、僕はフェアなジェントルマンだからね!空を飛べないタクヤにハンデをあげようって思ったのさ!どうだ!僕っていい男でしょ!もっと感動するがいいよ!(驚いたような調子の彼の様子に、胸をそびやかし、いつも通りの分かりやすく調子にのった言動が繰り広げられている。目元を押さえるような仕草が揶揄うようなものであっても鋼のメンタルな妖精はめげないし気にしないのである。鼻歌混じりにくるくるとその場を緩く旋回していたが、勝利宣言には、む、と頬を膨らませ)勝つのは僕だよ!それに、無敵の拳と無敵の拳がぶつかると、あいこになるんだぞ〜(自分こそが勝ち続けて彼を一歩も進めなくしてやる…と悪い笑顔を浮かべていたが、ピストルを撃つ仕草に)うっ、やられたー、飛び道具とはヒキョウなりー…(左胸を押さえて、へにょへにょと力を失ったように地面へと落下していく。因みに台詞は棒読みで超大根役者だった)
2021/12/17 23:49 [128]
takuya
拓也
2021/12/18 18:18 [136]
難しいこと知ってるねえ。でも僕がルールだからね、しょうがないんだ。なので僕が知らないルールは禁止です。(己の中から生まれたのかどうかも危うい彼の知識が、錆び付いてるだけで頭のどこかにあるかもしれないなんて到底思えなかった。不平不満を主張する様子に、今日彼がやったように手をバッテンにして無理とのアピール。)やめてよ、ちょっと心当たりあってさあ。この町、生活用品思ったより残ってて、筋肉落ちた感じちょっとあるんだよ。(もう無理なポーズをやめて立っていた状態から、コート越しに自身の腕を押した。前より贅肉が増えるでもなくただ筋肉が落ちた感じに眉を寄せた。ボディーレスラーでなくても少しくらいの筋肉には憧れる年頃である。)けど、それ抜きにしても結構むずかしいんだって、ピートもやってみてよ。(ほら、と彼に同じポーズとジャンプを催促してみた。彼の方が身軽な分、どうやっても負ける勝負だというのは催促してから気がついたので、羽根を使ってバランスを取ろうとでもしたら指摘するくらいのことしかできそうにない。)わかる、やっぱり勝負はルールをちゃんと決めなきゃ面白くないよね。フェアなジェントルマン……は、よくわかんないけど、ピートは十分いい男だよ。どこに出しても恥ずかしくない妖精だ。……これ褒め言葉になる?(背中に羽根が生えてるだけの小さき人くらいの気持ちで生活してるのかもしれないので念のために確認を挟みつつ、)ん?そうなの?なら無敵の拳が一番強いとして、お互いに無敵の拳出し続けたら勝負つかなくない? やっぱり禁止ルールにしようよお(さっきの横暴ルール設定はどこへやら、面白そうなら取り入れる気満々でふんふん、と相槌しながら聞いていたけれど、結局無敵ルール廃止のほうに天秤は傾きつつあった。)ふふ、相手が悪かったね。僕は手段を選ばないのさ。(棒読みでひらひら落ちていった彼を尻目にふっと指先に息を吹きかけて煙を払う仕草をした後、)ねえねえ、どう、海賊っぽい?倒したくなった?(結局遊びも忘れて近寄って彼の側にしゃがみ込んだ。彼に負けないくらい海賊に対する理解度が適当だった。)
2021/12/18 18:18 [136]
pete
ピート
2021/12/19 02:08 [139]
タクヤがルールとか……そのうち『首を刎ねておしまい!』とか云うんだ!(やーいドクサイシャー!などとキャッキャと笑いながら揶揄するような声をあげ、ルールに従う気は無さそうな自由人)あはは、いいじゃない。ぷよぷよのお腹とか寝心地良さそうだし!ぽっちゃりしていてもタクヤはかわいいよ(筋肉が落ちたと危惧する彼へとなんだかとっても優しい笑顔を向けて、フォローになってないフォローを向ける。反対に筋肉ムキムキになった場合でも、枕は固い方が良いと喜んでみせるくらい、何でも肯定する――自由気ままな適当っぷり。促されて、中空で同じポーズをとるが浮遊している状態なら足には負担がかからない為にふらつかずにバランスをとっていた)うんうん、タクヤは分かってるね!タクヤだっていい男さ。僕には及ばないけどね!――残念だなぁ、僕の姿が見える人がもっとたくさんいたら、みんな僕のいい男っぷりを理解してくれただろうに(大人の対応というべきか、調子に乗りやすい妖精の扱いに長けた彼のお世辞に、ふんふんと頷いて腕を組んだ姿勢の妖精は思いっきりふんぞり返ってそのまま倒れそうな位の姿勢になりながらも、得意絶頂といった顔でつらつらと好き放題口走っている。実際、その言葉通りに相棒以外の人間が存在したならば、自身の存在は霧散してしまうのだけれど。残念だと告げる声には、本心の色しか滲んでおらず)……うーん、どっちか先に無敵の拳以外を使うかっていう勝負になるよね。えっとこれってイタチゴッコ?っていうんだっけ。イタチになりきるのはやだなぁ(分かってるんだかわかってないんだかよくわからない調子でううんと唸って、無敵チョキ廃止に一票入りそうな雰囲気ではあった)――…僕が滅びようとも第二第三の僕があらわれて、必ず倒す、……ゴフッ!(ピート四天王の中でも最弱、だとかお約束っぽい台詞を口にして地に落ちた妖精はがくっと絶命するフリをしてみせる。が、口元が笑っているので色々と台無しである)すっごくイケてるよ!でも、あれだね、どっちかというと海賊っていうより、マ…、マフ?…マフィン!そう、マフィンっぽいよ!(死んだふり?をしていた妖精はカッと目を見開くと、しゃがみ込んで此方を覗き込む相手に絶賛の声を上げ、微妙に間違った言葉を口にしていたけれど)うぅ…、心臓に風穴が空いては僕はもう動けないよ(わざとらしく撃たれた(想定)の左胸を押さえながら空いた片手でちょいちょいと頭を下げるように指示――頭の上に乗る気満々の様子だ)
2021/12/19 02:08 [139]
takuya
拓也
2021/12/19 13:22 [144]
僕どんなキャラなの?でも、それがお望みなら、『脇をくすぐっておしまい!』(彼の声真似をしつつ意地悪そうに眉をつりあげて笑ったのなら、子どものようにはしゃぐ彼を捕まえて脇腹のあたりを指先でくすぐってみせよう。一通り遊び終えたらすぐに解放してあげるつもりで。)これ喜んでいいの?僕はムキムキのほうがカッコ良いと思うけどな。ヘラクレスみたいにさあ、なんでも投げられるようになったら他の遊びも思いつくかもしれないよ。(彼からの褒め言葉には喜ぶべきか悲しむべきか、作りかねた微妙な表情で不満をこぼした。自身の言葉は十分な褒め言葉になったらしい。有頂天な様子の彼にそっと瞳をゆるめた。)僕のことも褒めてくれてありがとう。どっちがより良い男かは永遠のテーマだからノーコメントにしとくね。(多分そこまで深くは考えずに自らの魅力を肯定するであろう群衆を想像してるだけなのだろうけど、深掘りするとよくない気がして、口をつぐんでしまった。)ごっこはごっこでも、真似しろーってことじゃないよ。でもイタチの真似ってできそう? 僕イタチって見たことないなあ。たまに見る細いやつはイタチじゃないんだよね。えーとカワウソ?テン?ハシビロコウ……?(動物にそれほど関心がなかったので覚え方も曖昧で、実際に見ているはずの生き物の名前は結局出てきそうにもなかった。久しく焼き肉もしてない現状、どちらかといえば味の方が気になる年頃なので「あれって美味しいのかなあ?」といつか捕まえて食べる気満々の言葉をこぼした。)あははっ! 最弱の四天王のやつだ! どうせなら魔王めざそうよぉ。男ならテッペン目指せって言うだろ。(たった今作った格言を持ち出して弱そうな敵キャラを演じた彼を励ました。)マフィ……マフィア!? あはっ、はははっ! ねえ、そ、そんな言い間違えある?(完全にツボに入ってしまったようで、もう演技どころじゃなくて横隔膜がずっと笑って震えていて体ごとくすくすと笑いが止まらない様子だった。)はいはい、どうぞー(なので彼の言いなりで頭を下げて彼の搭乗を待つことに。その間もくすくす笑いが止まらないので少し邪魔をしてしまうかもしれない。)
2021/12/19 13:22 [144]
pete
ピート
2021/12/20 00:45 [152]
(不穏なセリフと共にわき腹が擽られたなら「タクヤのえっちー!」なんて、人聞きの悪い言葉と共にくねりと身を捩って逃げたことだろう)…えっ。何でも投げられるようになったら手始めに僕を投げるつもりだったりしないよね!?(ヘラクレス、ダメ、絶対。とかプルプル首を振って現状維持を願う)うん。僕とタクヤはミスターいい男の座を競い合う永遠のライバルだからね!(とりあえずどちらがより良いかについての審判は先送りの方向で同意を得たようだった)ごっこ遊びのゴッコじゃないのかー。言葉ってむつかしーね!え、え、イタチってあれでしょ、こうでしょ?んで「ワン?」「ニャー?」どっちだろ(両手をだらんと下げて、きょろきょろ辺りを見渡す仕草――ミーアキャットあるいは、プレーリードッグの姿だった。体毛の色位しかかすってない生き物を出すあたり、動物への知識は生み出した存在である彼と大差ないのかもしれない。肉への誘惑を口にするのには「僕を食べたりしないでね」としっかりと釘をさすのも忘れない)魔王は四天王四人分の強さだから、四人の僕が合体すれば魔王になるんだよ……きっと、多分?(ほとほとあやしい発言をしながら、地面に転がったまま首を軽く傾げた。サイズが4倍になったところで、到底魔王と言えるような大きさには届きそうもなかったが)…、……、………そ、ソウトモイウカモシレナイネ?(覚え間違いであることをしっかりと突っ込まれて、盛大に視線が泳いだ後、何故かカタコトになりながらポツリと呟いた。盛大な笑い声に「あー」とか「うー」とか唸りながら、ゴロゴロ悶え転がって)た、たった一文字の違いじゃないかー!大した差じゃないよ、マフィアもマフィンもかわんないよ!(トンデモ理論を展開して、どうにか正当性を保とうとするが逆効果であろう。自身の我儘に、素直に頭を差し出される頃には、耳迄顔を赤くし頬を思いっきり膨らませてぶんむくれた顔の妖精がいた)……わらいすぎっ!丸かじりするぞ!マフィーの頭め!(もそもそと頭頂部によじ登ってから、ぽこんと小さな拳が振り下ろされる。笑いの衝動に揺れる頭の上では、力も篭らず然したるダメージとはならなかっただろう)
2021/12/20 00:45 [152]
takuya
拓也
2021/12/20 21:45 [162]
もちろんそのつもりだよ。いつか、雲越えるくらい高い高いしてあげたいなって!(一通り擽り終えてふざけ倒したあと、やけに怖がった様子の彼に、実現しようもない絵空事を尤もらしく告げた。まるで本気で実現しようとしているかのように真摯に伝えようとしたけれど、からかったあとの彼の様子を想像するだけで面白くなって、ぴくぴくと口角が震えた。「ちゃんと受け止めるから安心してね。」なんてウインクをしてみたり、暫くの間は夢見がちに戯れてみよう。どうやら嫌な話題は流れたことに胸を撫で下ろしてから、真似を求めた結果披露されたジェスチャーに目を丸くすると、)ねーえ、それちょっと混乱するよ!おはぎ食べたら辛かったみたいなさあ。(三人寄ればと諺があっても二人じゃちょっと力不足かもしれない。喉元にすらなかった答えが、彼の解答で完全に遠ざかった。もともと閃きそうもないことだったので潔く忘れることとして、)ピート四人分の魔王様、ちょっと弱そうだよ。僕に踏み潰されない大きさにはなれてる?(しゃがんだまま見下して問いかける現状から考えても四人いたところでマスコットがいいところ。)マフィンは焼けるけどさあ、マッ、マフィア、ふふっ、焼いたら大ニュースになっちゃうよ。それこそ大魔王ピート様って呼ばれちゃう。(想像しただけで面白くなってしまって、ヘソを曲げた様子の彼には悪いけどまだ笑いの波が引きそうになかった。なので「ごめんごめん」と言葉ばかりは謝罪を告げるけれど肩がいつまでも笑っていて、彼の拳にも気が付かずに立ち上がった。)そろそろ行こっか、遊園地が僕らを待ってるよ(さんざん道草を食った原因はこちらにあるのは棚上げで、気を取り直して悪路を進み始めた。道すがら「心臓治るまでだからね。」と釘刺したり、不意に乗り心地の悪いジャンプや急停止をしてみたりしてふざけながら、いつかは目的地にたどり着くことだろう。遊んでいるうちに日が暮れて、もしかしたらどこかで野宿をしたり、全て忘れて別の目的地を目指すこともあるかもしれないけれど、それはいつものことだった。彼からしたら大きなこの体は、世界からしたら小さい。まだまだ未知が広がるこんな小さな島国で、僕らの冒険はまだまだ続く。)〆
2021/12/20 21:45 [162]
pete
ピート
2021/12/21 21:18 [174]
雲を飛び越えて星になっちゃうよね、それ!?(高い高いの次元超えてない?とか思わず突っ込んだ。ピノキオは星に願いをかけるのであって、星になって駆けるのは違うだとか震えあがりながら言う様子はなんだかんだ余裕のあるものであったけれど)え…?じゃあワンでもニャーでもなくてコケコッコー?(更なるカオス発言が零れ、イタチは立派な新種の珍獣キメラとなったのかもしれない)タクヤ、知ってる?0に1をかけても0なんだよ。1たす1はね、2なんだよ。100にはならないんだよ…っていうかそこ、踏みつぶす前提で話をしないように!(つまりは自身が4人揃ってもいきなり最強とはならないと言いたいらしい。ちょっと黄昏れてみせるも普段が普段なのでどうにも締まらない)マフィンもマフィアも焼き立てが美味しいんだよ!きっと!ヒャッハーって火炎放射器で焼いちゃうとか……?ターマヤー?(へそを曲げたついでにやけくそめいた問題発言をぶん投げた。更に彼を笑わせる結果となったかもしれないが、ぷすんぷすんと何やらくすぶりながら無事頭頂部に収まるともしゃもしゃと髪の毛をかき分けて乗り心地のよい位置を調整したりしつつ)うぅ……、あの木の最後の葉っぱが落ちたら僕の心臓は…(すっと道すがらどこぞの木を指さして最後の一葉ゴッコをしながら不治の病の心臓を強調。目的地まで降りる心算はない模様)タクヤ……若しもの時は、僕を置いてユウエンチへ行って…!(すっかり病人になり切って弱弱しく言い放つが、がしっと小さな拳は彼の髪の毛の束を握りしめている。この妖精を振り切っていくにはそこそこに沢山の長い友達――髪の毛の犠牲を伴うのかもしれない)タクヤー、息切れしてるよー!ワカモノがなさけないんだぞー!(目的地へ着いたなら、それまでの重病人のフリも無かったことにして、颯爽と飛び立ち動かない遊具のあっちこっちをネバーランドさながらに飛びまわり、二人っきりの遊びに興じた事だろう。はじまりといまと、これからと、二人っきりの冒険の日々は変わらない――)〆
2021/12/21 21:18 [174]
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