(人類の滅亡については不可解な点がいくつかある。ひとつは滅亡当時、明らかに強大な衝撃波が地表全体を襲った形跡があるにもかかわらず、男が潜っていた遺跡を含め無事の建造物や自然物がまれに存在することだ。共通点は今のところ見出せていないが、男が今のぼっている石づくりの塔のように、築かれてから比較的長い年月が経過しているものが多い。もうひとつはヒト以外の動物が今もなお生存している点だ。数こそ大幅に減ったようだが、生き残った個体はみな素知らぬ顔で活動を続けている。たとえばこの石塔の最上階。小部屋が設けられたそこに、かつて鳥か何かが窓から入り、植物の種でも運びこんだのだろう。石壁の隙間から芽吹いた蔦や草花は天上から床までをまんべんなく覆い、部屋全体を緑の密室に仕立てあげていた。その緑をサバイバルナイフで切り落としながら室内を物色していると、壁の中に破壊された隠し金庫と黒いアタッシュケースを発見した。部屋の中央にあったテーブルの上でアタッシュケースの鍵を壊して開く。中に詰め込まれていたのは真新しい札束の山。それを見下ろし、深い息をつくと、男はモスグリーンの天井を仰いだ。)クソッ! 大外れだ。(大声で言い放ち、男はケースの中身を両手で掴み出して乱暴にぶちまけた。六畳のジャングルに金の雨が降る。)札束なんかせいぜい火種にしかなりやしない。火種にするにしても、新聞紙の方がよっぽど優秀だろうな。お偉方はなんでドル札を燃えにくい紙にしたんだ?(首の付け根まで伸びた赤毛を太い指で掻きながら吐く悪態は、“ひとり言”にしてはいささか盛大であった。何かを探すようにして振り向けば、気怠げな視線が窓と戸棚、そして象の頭を持つヒト型の男の石像を順に舐める。)
- 初っ端から最高すぎません…??世界観が神がかっていて最高の導入でした。「クソッ! 大外れだ。」から台詞が始まるのも最高〜!!
- 最後のふたりの設定ならではのシーンと思います。人類滅亡したら是非、豪快にこの台詞をぶちまけたいと憧れます。
イヌみたいだなぁ、アンタ。他にもいいのを嗅ぎつけてくれたら、また褒めてやるよ、イヴ。(目で笑って、無邪気に喜ぶ相手の頭を大きな片手で撫ぜようとする。それが叶えば、柔らかな金糸の感触が、確かな質感をもって男の手の平をくすぐるのだろう。時と場合によって、男は相手を友人のようにも相棒のようにも兄弟のようにも恋人のようにもペットのようにも扱った。その過程でしばしば口遊むふたつの音は、固有名詞というより戯れ半分の愛称としての意味が強い。自在に姿や形を変え、おのれの中に存在する「人間」の集合体であるような彼に特定の名前を紐づけるのは違和感があって、男は唯一の「友だち」の名前を決めていない。)
- 名前に対するここも最高なんですよね……この二人だからこそ為せる感じもしていて大好きです。
おいおい、俺が飼いきれる範囲で頼むぜ。確かにパーティーも恋しいが、俺は「アンタ」がいれば十分だよ。きょうだい。
- 愛しい…。
俺たちがわざとこの世界に残されたっていうなら、こいつらは俺たちを愉しませるためのオモチャってところか?(手にしたそれを眼前にかざしても景色は変わらない。滅亡前の価値観でいえば「ガラクタ」に該当するそれらをいじらしくかき集めている自分を見たら、過日の己は何と言うだろうか。歪な黒縁で囲われた視界の先には、緑が生い茂る石壁と、翠玉のように澄んだ瞳がある。)それとも、こいつらも「選ばれた」モノなのかね。
- こういう視点がいちいち好きで、滅亡前の世界のアダムくんをもっと知りたくなりますね……。
(相手の願望を察してか否か、問いかけにはクツリと喉を鳴らした後、緑色の瞳をとらえて「妬けるね。」と頷いただろう。予想外に鋭い指摘が刺されば、意表を突かれた顔で暫し双眸を瞠り。)ハハ……一本取られたな。(相好を崩し、観念した風に肩を竦める。)アンタが本当の「イヴ」だったらよかったのになあ。そしたら俺たち、創世記に名前を残せたかもしれないぜ。
- この流れきゅんとしません?好き。
なあ、きょうだい。コイツらを全部回収した後の話だが……、(「コイツら」が指すモノは背負った鞄を叩いてみせずとも相手に伝わるだろう。人間ひとり通るのがやっとの窮屈な帰路。位置関係によっては相手から見えないかもしれないが、前を向いた男の目は、暗がりの中にあってサファイアの結晶のごとく輝きを放っている。)埋めてみないか。世界の中心を探して、そこに深い穴を掘って。俺たちも一緒に埋まってもいい。そしたら……一万年後くらいには、生命の樹とやらが生えてくるかもしれないだろ。(楽園の中心に存在したという伝説の樹木。その存在を引用しながら、実現する可能性はゼロに等しいと理解していても、男は果てしなき未来の光景を自然と空想していた。――いまこの惑星に息づく生命はすべて死に絶え、まったく別の新しい生物が世界を支配しているだろう。そこに一つの芽が顔を出して、枝を伸ばし、葉を茂らせ、金色に輝く実をつける。樹木は成長を続け、世界のどこからでも見えるほどに大きくなって、それでいつか、地上のすべての生命がいっせいに一本の樹を見上げる。)
- 言わずもがな好きです。皆こういうの好きでしょと思っています(確信)。
(まるで人間のようだった。知っている声に呼ばれて振り向けば、知っている顔が、首の下に紛うことなき肢体をくっつけて此方へ近付いてくるところだった。咄嗟に向き直り抱擁を受け止めれば、想定外の重みと温度に、肺から小さな二酸化炭素のかたまりが絞り出される。)――!(青い目を丸くして、男は戸惑った様子の友人をしげしげと見下ろした。彼の身体は完全であるだけでなく、これまでのどの瞬間よりも遥かに精巧でリアルだった。相手が何か話すたびに喉が震える様すら見て取れるようであったし、背中に両腕を回せば皮膚の弾力や骨盤の厚みまでもが手の平に伝わってきた。)
- ロール冒頭合わせてくれるのも最の高なんですけどこの反応大好きすぎるんですよ…。
なんだ、血が出てるじゃねえか。どこの誰がやったんだ? 痛くないのか?(歯型らしき痕を見れば犯人は想像に難くないが、わざとらしく目を細めて尋ねつつ、傷ついた手をとろうとして。)
- この聞き方はアダムくんのすごく可愛いところ。
躾のなってないヤツだな。親の顔が見てみたいぜ。
- ここは楽しいところ。
はぁ? どんな願いだよ。(呆れを隠しもしない無遠慮な声で一度はそう返したが、此方を見る翡翠があまりにも未知への好奇心に輝いているものだから、結局は口をつぐみ肩を竦めてみせる。とらえた手は離さぬまま、もう一方の手を肩の上に置くと、それとは反対側の首の根本へ口を寄せ、親犬が子犬の首根っこを咥える程度の力加減で瑞々しい肌に歯を立てんとした。薄い皮膚を食い破らぬように、けれども何かしらの反応が伝わるまでは徐々に噛む力を強めていきながら、口の中で伸びた皮膚を味わう。やがて唇を離す頃合いには、くっきりと付いたであろう歯形を労わるように舌先で一舐めして。)
- ここは好きとしか言えない……。
痛みが分けられない代わりに、血くらい幾らでも分かち合うよ。
- ダムイヴの映画のキャッチコピーにしてください。
冷たいが、気持ちいいだろ。それが水だ。(まるでヘレン・ケラーのようだ。水を知覚し、世界を知覚した、あの奇跡の瞬間。水に濡れた肌が光を照り返して輝いた。相手は盲目でも、ろう者でもないが、今まさに初めて得た身体でもって世界との交流を果たしている。そして、最も不思議なことには、発見に対して新鮮な反応を覗かせる相棒を見るたび、男の世界も生彩を取り戻していくように感じられた。
- ここでヘレン・ケラー出して来るの天才的では??
なあ、きょうだい。俺はアンタがどんな姿でも構わないが、(夢の時間の終わりに、男は友人にそう告げた。)アンタが手に入れたその体で、生きてるってことを感じて楽しんでくれたら、それより嬉しい事はないよ。(夢から覚めた後、記憶の中の景色が色褪せ、彼の身体の輪郭が曖昧にぼやけてしまっても。ふたりで世界を分かち合った時間が果てしなく愛おしかった事、それだけは憶えている。)
- 好き!!!(大声)
よう、きょうだい。世界の秘密を教えてやるよ。(ある朝、男はこの世で唯一の友人に向かってそう告げた。そこはほとんど更地のような平原で、オレンジ色の太陽が遥か遠くの地平線を焼くように染め上げていた。その朝陽に照らされて、男が立つ数十メートル先に、一本の樹が生えていた。見るからに硬い幹と複雑に分岐した枝、青々と茂る葉を持った、樹齢百年はあろうかという大木だ。男はあるものを手にしていた。朝食のフルーツのように軽々と宙に放り投げてはキャッチするのを繰り返す、それはレモン型の手榴弾だった。以前、軍施設の廃墟から持ち去った物のひとつだ。)見てろ。(そう言って、奥歯で安全ピンを引き抜きレバーを倒すと、何の躊躇いもなく樹木目掛けて投擲した。綺麗な放物線を描いたそれは果たして樹の足元に着弾し、爆風の余波が赤い髪とコートをなびかせる。やがて粉塵が収まり静けさが戻れば、吹き飛んだ芝と抉られた大地、そして傷ひとつない大樹の姿が見えるだろう。)どういう仕組みかは知らないが、どうもあらゆる衝撃に耐えうる特殊な物質が存在するらしい。で、ごくまれにソイツを持ち合わせた自然物が形成される。この樹もそうだし、前にのぼった石塔も、そういう特別な石を切り出して築いたんだろうさ。生き残った動物は、その時ちょうど特別な木の実でも食って、例の物質が体内に留まっていたんだろう。
- 天才的では…??(二度目)そしてここから始まる流れで消えるイベントなの切な……ッッと思いました。
なあ、友だち。一回アンタも肉体を持ったことがあっただろ。(ふと話題に挙げたのは以前見た夢の内容だった。殺風景な平原の真っ只中。ほとんど変わり映えのない景色を行く足取りはさほど速くない。過去の生き残りを片っ端から掘り出して詰め込んだ鞄の中身は、抱えて歩くにはいささか重い。)あんな風に、夢でも幻でもない人間の身体が欲しいと思うかい。(岩肌に擦れるだけで容易に傷つき、夜風に晒されて眠れば風邪を引き、関節の可動域も限られる、脆弱で不便な肉体。それを彼は欲するのか。欲するとすれば、その理由は何か。前を向いたままの問い掛けに深い意味はない。ただ、例の夢が未だにどこかで引っかかっていたものだから。乾いた風が吹いて、足元の草を撫でるように揺らす。)
- これ聞いて来るの狡いなあと思いました。引っかかっていたって思ってくれてるのも。
(痛ましい本音が金槌のように後頭部を打てばこそ、男は衝動的に足を止め振り返った。だがそこに見出そうとした「顔」はあっただろうか。切実な悲願と秘密を打ち明ける声音だけが、なけなしの雨のように地べたに降る。)……。(普段の笑みはなりを潜め、いつになく神妙な面差しで唇を引き結ぶ。相手はどうだっただろう。首から上が丸ごと無いのか、文字通りののっぺらぼうと化しているのか、あるいはドーナツのように中央だけがくり抜かれて、その空洞越しに例の大樹が見えるのかもしれない。だがそんな事は重要ではなかった。ザッと草を踏む音が、ふたりの間に横たわっていた沈黙を破るだろう。相手の方へ歩み出しながら、男が口を開く。)やるよ。(微塵の迷いも滲ませない断言の口調。)それが出来るなら。俺の肋骨を1本捧げたっていいし、この肩に乗ってるモンを全部捨てても構わない。それで、アンタの身体がつくれるのなら。(言いながら、1歩進むごとに、男は温度が変わるのを感じた。ふたりを起点として、味気ない平原が極彩の花畑に塗り替わり、靴先で散らした花弁は蝶に変身して蒼穹へ舞い上がる。あの日見た夢に瓜二つの景色。それを見回すと、苦笑にも似た塩梅で僅かに眦を崩した。)これが夢だったって気付いた時、少し怖くなったよ。思った以上に人間を恋しがってた自分がさ。……生き残った以上は最後まで生きてやろうと思って、一銭にもならない遺産探しもこれはこれで楽しかったし、何より最高の「相棒」ができたからこれ以上は望まないと思ってたけど、やっぱりそうじゃなかった。 でも、アンタが消えるのも、違うんだ。……(低く凪いだ音調で本心を吐露して瞬きを打てば、眼前に広がるのは元通りの光景だ。夢は夢でしかない。そして「彼」は男の脳が見せる幻に過ぎない事も、男は知っている。それでも。)消えるなよ、イヴ。アンタはもう、俺の一部なんだ。たとえアンタがその事実を憎もうと。(あまりに傲慢な執着でもって、男は手を伸ばす。存在するかも分からない顔の輪郭に触れようとして。)
- もはや抜き出しじゃないんですけど全部最高なので……もう好きでしかない……。
……そんな寂しい事を考えていたのかい、きょうだい。(溜息を吐くと、男は初めて幼い友人の前で露骨に眉を顰めてみせた。相手の思惑にも驚かされたが、それに気付けずにいた自分自身の不覚にも無性に腹が立った。頭から手を離し、透けた頬に触れようと再び腕を伸ばす。ところが数秒後、彼の口から予想だにしなかった事実が暴露されれば――男は息を詰め、消失した顔を凝視しようとしただろう。瞠られた眼差しは不可視の表情をすり抜け、彼方に広がる地平線へ到達する。そして、その景色にピントがあった瞬間、男は平らな地表から人間の形をしたシルエットが現れるところを否応なしに想像していた。視線が釘付けになり、深い呼吸に合わせて肩が上下する。男にとっては永遠にも思えた無音の時間。それでも震える声が鼓膜を打てば、目の前のそれに視線を引き戻される。さらに驚いたのは、透明な水が光りながら輪郭を伝い落ち、己の手を濡らした事だった。目の縁から流れ出したであろう水。心の底から湧き上がってきた事が分かる、熱い水。)……、……、……。(口を噤む。今は顔も名前も知らないもうひとりの生存者。抱え込んでいた恐怖を解き放ち、行かないでと目の前で泣き縋る幻。喉の乾きも癒せないような微量の水滴が、その密度でもって己の心を引き裂く。だが時間は有限だ。西の地平線から人間が姿を見せる前に、今この場で答えを出さなければならない。)……――わかった。(暫くの後、意を決した風に顔を上げ、おもむろに唇を開く。鋭く光る眼差しが、向こう側を貫いた。)東へ行くのは……よそう。……代わりに、これを置いていっていいか。相手にも、まだ生きてるヤツがいる事を教えられるように。(後ろめたいようにも目を伏せ、足元に下ろしたのは中身が詰まったボストンバッグだ。乱暴に落としたわけでもないが、相応の重量を持つそれは鈍い音を立てて平原に沈む。くたびれた皮へ暫し視線を落とした後、まるで重力に逆らう風に顔を上げたなら、もうひとつ我儘を重ねよう。)目、見せてくれないか。
- 選んで貰って本当に嬉しかったし、これでちゃんと消えられるなあと思ったんですけど、好きゆえに切なくて苦しくてしんどかったです。
(「また主なる神はいわれた、『人がひとりでいるのは良くない。彼のために、相応しい助け手を造ろう』」。だが固く結び合った手が時として枷にもなりうる事を神は予期していただろうか。神は人に知恵の実を食べる事を禁じた。では神はなぜ人の手が届く場所に善悪の知識の木を植えたのだろうか。人の子らを、完全に制御可能な神の傀儡だとでも考えていたのだろうか? 神と人、親と子、それは男と幻の関係性に似ていた。絶対的な主でも、相手の意思ごと思いのままに操る事は不可能だ。たとえ、その相手が己自身であるとしても。)ハハ……自分を欺こうとするモンじゃないな。(胸の内に燻る逡巡を幻影に指摘されてしまえば、目を伏せて苦笑した。彼が容易に看破してみせた通り、提示された選択肢のいずれに対しても未練を捨て去る事が出来なかった男は、苦し紛れに選び取った結論が己らしくない事も自覚していた。一度すべてを失った時に噛み締めた絶望が、いつの間にか何かを捨てる事への恐怖を己の深層に植えつけていたのだ。名を呼ぶ音に顔を上げる。瞬間、二つの手のひらが視界に迫る。青い瞳を隙間なく塞いだ温かな暗闇。その向こう側から奇妙に明るく聞こえる声がして、男の唇が時間を刻む代わりにイヴ、と動いた。)おい―― (悪い予感が脳裏を過ぎり、宛てがわれた手のひらの内側で眉根を寄せる。咄嗟に彼の手首をとらえようと両の手を持ち上げたが、一歩遅かったか、指先は虚しく空を掴んだ。――闇が晴れる。眩しい光が男の目を焼く。彼の姿はなかった。元々存在などしていなかったかのように、それは忽然と目の前から消失していた。)イヴ。……イヴ?(立ち尽くしたまま、ゆっくりと首を回して周囲を見渡す。声は誰にも拾われない。風が草を揺らし、ザア……と潮騒にも似た音が立つ。そしてまた、静寂が訪れた。――「彼」は、消えたのだ。男自身の意思に反し、男自身の幸福を願って。その事実に実感が追いついた瞬間、一粒の雨が靴先を濡らした。)……アンタの目、綺麗だったよ。嫁にそっくりだった。(無邪気に煌めく翡翠を瞼の裏に描く。かつての最愛を、優しい記憶を思い出させる瞳に、男は最後まで弱かった。その事実を知ったら彼はどんな反応をしただろう。誇らしげに喜んでくれるだろうか。それとも、別の人間の面影を重ねるなんて、とへそを曲げるかもしれない。その答えを知る事も、男にとってはもはや叶わない。)心配するなよ、相棒。アンタはこれからも俺の中で生き続ける。ずっとだ。(何しろ、ふたりは元々一体の存在なのだから。脈打つ胸に手を当てながら、男は静かに目を開く。そうして上体を折ると、これも捨て損ねたボストンバッグを再び肩に提げ立ち上がった。)ごめんな、イヴ。(後悔、未練、愛情。様々な思いが複雑に絡んだこの情を、過去のものとするにはまだ早い。ならば全て背負って持って行こう。踵を返し、踏みしめるような足取りで再び歩き出す。もう後ろは振り向かない。目指すは東のかた、成れの果ての楽園。)
- もう全部なんですけど、これが二人の一番の終着点だったのかなあと思っていて、それを描いてくれたアダムくんにもPL様にも感謝しかないです。超絶大好きです。ありがとうございました…!!
- 他一票
- 初っ端から最高すぎません…??世界観が神がかっていて最高の導入でした。「クソッ! 大外れだ。」から台詞が始まるのも最高〜!!
- 最後のふたりの設定ならではのシーンと思います。人類滅亡したら是非、豪快にこの台詞をぶちまけたいと憧れます。
イヌみたいだなぁ、アンタ。他にもいいのを嗅ぎつけてくれたら、また褒めてやるよ、イヴ。(目で笑って、無邪気に喜ぶ相手の頭を大きな片手で撫ぜようとする。それが叶えば、柔らかな金糸の感触が、確かな質感をもって男の手の平をくすぐるのだろう。時と場合によって、男は相手を友人のようにも相棒のようにも兄弟のようにも恋人のようにもペットのようにも扱った。その過程でしばしば口遊むふたつの音は、固有名詞というより戯れ半分の愛称としての意味が強い。自在に姿や形を変え、おのれの中に存在する「人間」の集合体であるような彼に特定の名前を紐づけるのは違和感があって、男は唯一の「友だち」の名前を決めていない。)
- 名前に対するここも最高なんですよね……この二人だからこそ為せる感じもしていて大好きです。
おいおい、俺が飼いきれる範囲で頼むぜ。確かにパーティーも恋しいが、俺は「アンタ」がいれば十分だよ。きょうだい。
- 愛しい…。
俺たちがわざとこの世界に残されたっていうなら、こいつらは俺たちを愉しませるためのオモチャってところか?(手にしたそれを眼前にかざしても景色は変わらない。滅亡前の価値観でいえば「ガラクタ」に該当するそれらをいじらしくかき集めている自分を見たら、過日の己は何と言うだろうか。歪な黒縁で囲われた視界の先には、緑が生い茂る石壁と、翠玉のように澄んだ瞳がある。)それとも、こいつらも「選ばれた」モノなのかね。
- こういう視点がいちいち好きで、滅亡前の世界のアダムくんをもっと知りたくなりますね……。
(相手の願望を察してか否か、問いかけにはクツリと喉を鳴らした後、緑色の瞳をとらえて「妬けるね。」と頷いただろう。予想外に鋭い指摘が刺されば、意表を突かれた顔で暫し双眸を瞠り。)ハハ……一本取られたな。(相好を崩し、観念した風に肩を竦める。)アンタが本当の「イヴ」だったらよかったのになあ。そしたら俺たち、創世記に名前を残せたかもしれないぜ。
- この流れきゅんとしません?好き。
なあ、きょうだい。コイツらを全部回収した後の話だが……、(「コイツら」が指すモノは背負った鞄を叩いてみせずとも相手に伝わるだろう。人間ひとり通るのがやっとの窮屈な帰路。位置関係によっては相手から見えないかもしれないが、前を向いた男の目は、暗がりの中にあってサファイアの結晶のごとく輝きを放っている。)埋めてみないか。世界の中心を探して、そこに深い穴を掘って。俺たちも一緒に埋まってもいい。そしたら……一万年後くらいには、生命の樹とやらが生えてくるかもしれないだろ。(楽園の中心に存在したという伝説の樹木。その存在を引用しながら、実現する可能性はゼロに等しいと理解していても、男は果てしなき未来の光景を自然と空想していた。――いまこの惑星に息づく生命はすべて死に絶え、まったく別の新しい生物が世界を支配しているだろう。そこに一つの芽が顔を出して、枝を伸ばし、葉を茂らせ、金色に輝く実をつける。樹木は成長を続け、世界のどこからでも見えるほどに大きくなって、それでいつか、地上のすべての生命がいっせいに一本の樹を見上げる。)
- 言わずもがな好きです。皆こういうの好きでしょと思っています(確信)。
(まるで人間のようだった。知っている声に呼ばれて振り向けば、知っている顔が、首の下に紛うことなき肢体をくっつけて此方へ近付いてくるところだった。咄嗟に向き直り抱擁を受け止めれば、想定外の重みと温度に、肺から小さな二酸化炭素のかたまりが絞り出される。)――!(青い目を丸くして、男は戸惑った様子の友人をしげしげと見下ろした。彼の身体は完全であるだけでなく、これまでのどの瞬間よりも遥かに精巧でリアルだった。相手が何か話すたびに喉が震える様すら見て取れるようであったし、背中に両腕を回せば皮膚の弾力や骨盤の厚みまでもが手の平に伝わってきた。)
- ロール冒頭合わせてくれるのも最の高なんですけどこの反応大好きすぎるんですよ…。
なんだ、血が出てるじゃねえか。どこの誰がやったんだ? 痛くないのか?(歯型らしき痕を見れば犯人は想像に難くないが、わざとらしく目を細めて尋ねつつ、傷ついた手をとろうとして。)
- この聞き方はアダムくんのすごく可愛いところ。
躾のなってないヤツだな。親の顔が見てみたいぜ。
- ここは楽しいところ。
はぁ? どんな願いだよ。(呆れを隠しもしない無遠慮な声で一度はそう返したが、此方を見る翡翠があまりにも未知への好奇心に輝いているものだから、結局は口をつぐみ肩を竦めてみせる。とらえた手は離さぬまま、もう一方の手を肩の上に置くと、それとは反対側の首の根本へ口を寄せ、親犬が子犬の首根っこを咥える程度の力加減で瑞々しい肌に歯を立てんとした。薄い皮膚を食い破らぬように、けれども何かしらの反応が伝わるまでは徐々に噛む力を強めていきながら、口の中で伸びた皮膚を味わう。やがて唇を離す頃合いには、くっきりと付いたであろう歯形を労わるように舌先で一舐めして。)
- ここは好きとしか言えない……。
痛みが分けられない代わりに、血くらい幾らでも分かち合うよ。
- ダムイヴの映画のキャッチコピーにしてください。
冷たいが、気持ちいいだろ。それが水だ。(まるでヘレン・ケラーのようだ。水を知覚し、世界を知覚した、あの奇跡の瞬間。水に濡れた肌が光を照り返して輝いた。相手は盲目でも、ろう者でもないが、今まさに初めて得た身体でもって世界との交流を果たしている。そして、最も不思議なことには、発見に対して新鮮な反応を覗かせる相棒を見るたび、男の世界も生彩を取り戻していくように感じられた。
- ここでヘレン・ケラー出して来るの天才的では??
なあ、きょうだい。俺はアンタがどんな姿でも構わないが、(夢の時間の終わりに、男は友人にそう告げた。)アンタが手に入れたその体で、生きてるってことを感じて楽しんでくれたら、それより嬉しい事はないよ。(夢から覚めた後、記憶の中の景色が色褪せ、彼の身体の輪郭が曖昧にぼやけてしまっても。ふたりで世界を分かち合った時間が果てしなく愛おしかった事、それだけは憶えている。)
- 好き!!!(大声)
よう、きょうだい。世界の秘密を教えてやるよ。(ある朝、男はこの世で唯一の友人に向かってそう告げた。そこはほとんど更地のような平原で、オレンジ色の太陽が遥か遠くの地平線を焼くように染め上げていた。その朝陽に照らされて、男が立つ数十メートル先に、一本の樹が生えていた。見るからに硬い幹と複雑に分岐した枝、青々と茂る葉を持った、樹齢百年はあろうかという大木だ。男はあるものを手にしていた。朝食のフルーツのように軽々と宙に放り投げてはキャッチするのを繰り返す、それはレモン型の手榴弾だった。以前、軍施設の廃墟から持ち去った物のひとつだ。)見てろ。(そう言って、奥歯で安全ピンを引き抜きレバーを倒すと、何の躊躇いもなく樹木目掛けて投擲した。綺麗な放物線を描いたそれは果たして樹の足元に着弾し、爆風の余波が赤い髪とコートをなびかせる。やがて粉塵が収まり静けさが戻れば、吹き飛んだ芝と抉られた大地、そして傷ひとつない大樹の姿が見えるだろう。)どういう仕組みかは知らないが、どうもあらゆる衝撃に耐えうる特殊な物質が存在するらしい。で、ごくまれにソイツを持ち合わせた自然物が形成される。この樹もそうだし、前にのぼった石塔も、そういう特別な石を切り出して築いたんだろうさ。生き残った動物は、その時ちょうど特別な木の実でも食って、例の物質が体内に留まっていたんだろう。
- 天才的では…??(二度目)そしてここから始まる流れで消えるイベントなの切な……ッッと思いました。
なあ、友だち。一回アンタも肉体を持ったことがあっただろ。(ふと話題に挙げたのは以前見た夢の内容だった。殺風景な平原の真っ只中。ほとんど変わり映えのない景色を行く足取りはさほど速くない。過去の生き残りを片っ端から掘り出して詰め込んだ鞄の中身は、抱えて歩くにはいささか重い。)あんな風に、夢でも幻でもない人間の身体が欲しいと思うかい。(岩肌に擦れるだけで容易に傷つき、夜風に晒されて眠れば風邪を引き、関節の可動域も限られる、脆弱で不便な肉体。それを彼は欲するのか。欲するとすれば、その理由は何か。前を向いたままの問い掛けに深い意味はない。ただ、例の夢が未だにどこかで引っかかっていたものだから。乾いた風が吹いて、足元の草を撫でるように揺らす。)
- これ聞いて来るの狡いなあと思いました。引っかかっていたって思ってくれてるのも。
(痛ましい本音が金槌のように後頭部を打てばこそ、男は衝動的に足を止め振り返った。だがそこに見出そうとした「顔」はあっただろうか。切実な悲願と秘密を打ち明ける声音だけが、なけなしの雨のように地べたに降る。)……。(普段の笑みはなりを潜め、いつになく神妙な面差しで唇を引き結ぶ。相手はどうだっただろう。首から上が丸ごと無いのか、文字通りののっぺらぼうと化しているのか、あるいはドーナツのように中央だけがくり抜かれて、その空洞越しに例の大樹が見えるのかもしれない。だがそんな事は重要ではなかった。ザッと草を踏む音が、ふたりの間に横たわっていた沈黙を破るだろう。相手の方へ歩み出しながら、男が口を開く。)やるよ。(微塵の迷いも滲ませない断言の口調。)それが出来るなら。俺の肋骨を1本捧げたっていいし、この肩に乗ってるモンを全部捨てても構わない。それで、アンタの身体がつくれるのなら。(言いながら、1歩進むごとに、男は温度が変わるのを感じた。ふたりを起点として、味気ない平原が極彩の花畑に塗り替わり、靴先で散らした花弁は蝶に変身して蒼穹へ舞い上がる。あの日見た夢に瓜二つの景色。それを見回すと、苦笑にも似た塩梅で僅かに眦を崩した。)これが夢だったって気付いた時、少し怖くなったよ。思った以上に人間を恋しがってた自分がさ。……生き残った以上は最後まで生きてやろうと思って、一銭にもならない遺産探しもこれはこれで楽しかったし、何より最高の「相棒」ができたからこれ以上は望まないと思ってたけど、やっぱりそうじゃなかった。 でも、アンタが消えるのも、違うんだ。……(低く凪いだ音調で本心を吐露して瞬きを打てば、眼前に広がるのは元通りの光景だ。夢は夢でしかない。そして「彼」は男の脳が見せる幻に過ぎない事も、男は知っている。それでも。)消えるなよ、イヴ。アンタはもう、俺の一部なんだ。たとえアンタがその事実を憎もうと。(あまりに傲慢な執着でもって、男は手を伸ばす。存在するかも分からない顔の輪郭に触れようとして。)
- もはや抜き出しじゃないんですけど全部最高なので……もう好きでしかない……。
……そんな寂しい事を考えていたのかい、きょうだい。(溜息を吐くと、男は初めて幼い友人の前で露骨に眉を顰めてみせた。相手の思惑にも驚かされたが、それに気付けずにいた自分自身の不覚にも無性に腹が立った。頭から手を離し、透けた頬に触れようと再び腕を伸ばす。ところが数秒後、彼の口から予想だにしなかった事実が暴露されれば――男は息を詰め、消失した顔を凝視しようとしただろう。瞠られた眼差しは不可視の表情をすり抜け、彼方に広がる地平線へ到達する。そして、その景色にピントがあった瞬間、男は平らな地表から人間の形をしたシルエットが現れるところを否応なしに想像していた。視線が釘付けになり、深い呼吸に合わせて肩が上下する。男にとっては永遠にも思えた無音の時間。それでも震える声が鼓膜を打てば、目の前のそれに視線を引き戻される。さらに驚いたのは、透明な水が光りながら輪郭を伝い落ち、己の手を濡らした事だった。目の縁から流れ出したであろう水。心の底から湧き上がってきた事が分かる、熱い水。)……、……、……。(口を噤む。今は顔も名前も知らないもうひとりの生存者。抱え込んでいた恐怖を解き放ち、行かないでと目の前で泣き縋る幻。喉の乾きも癒せないような微量の水滴が、その密度でもって己の心を引き裂く。だが時間は有限だ。西の地平線から人間が姿を見せる前に、今この場で答えを出さなければならない。)……――わかった。(暫くの後、意を決した風に顔を上げ、おもむろに唇を開く。鋭く光る眼差しが、向こう側を貫いた。)東へ行くのは……よそう。……代わりに、これを置いていっていいか。相手にも、まだ生きてるヤツがいる事を教えられるように。(後ろめたいようにも目を伏せ、足元に下ろしたのは中身が詰まったボストンバッグだ。乱暴に落としたわけでもないが、相応の重量を持つそれは鈍い音を立てて平原に沈む。くたびれた皮へ暫し視線を落とした後、まるで重力に逆らう風に顔を上げたなら、もうひとつ我儘を重ねよう。)目、見せてくれないか。
- 選んで貰って本当に嬉しかったし、これでちゃんと消えられるなあと思ったんですけど、好きゆえに切なくて苦しくてしんどかったです。
(「また主なる神はいわれた、『人がひとりでいるのは良くない。彼のために、相応しい助け手を造ろう』」。だが固く結び合った手が時として枷にもなりうる事を神は予期していただろうか。神は人に知恵の実を食べる事を禁じた。では神はなぜ人の手が届く場所に善悪の知識の木を植えたのだろうか。人の子らを、完全に制御可能な神の傀儡だとでも考えていたのだろうか? 神と人、親と子、それは男と幻の関係性に似ていた。絶対的な主でも、相手の意思ごと思いのままに操る事は不可能だ。たとえ、その相手が己自身であるとしても。)ハハ……自分を欺こうとするモンじゃないな。(胸の内に燻る逡巡を幻影に指摘されてしまえば、目を伏せて苦笑した。彼が容易に看破してみせた通り、提示された選択肢のいずれに対しても未練を捨て去る事が出来なかった男は、苦し紛れに選び取った結論が己らしくない事も自覚していた。一度すべてを失った時に噛み締めた絶望が、いつの間にか何かを捨てる事への恐怖を己の深層に植えつけていたのだ。名を呼ぶ音に顔を上げる。瞬間、二つの手のひらが視界に迫る。青い瞳を隙間なく塞いだ温かな暗闇。その向こう側から奇妙に明るく聞こえる声がして、男の唇が時間を刻む代わりにイヴ、と動いた。)おい―― (悪い予感が脳裏を過ぎり、宛てがわれた手のひらの内側で眉根を寄せる。咄嗟に彼の手首をとらえようと両の手を持ち上げたが、一歩遅かったか、指先は虚しく空を掴んだ。――闇が晴れる。眩しい光が男の目を焼く。彼の姿はなかった。元々存在などしていなかったかのように、それは忽然と目の前から消失していた。)イヴ。……イヴ?(立ち尽くしたまま、ゆっくりと首を回して周囲を見渡す。声は誰にも拾われない。風が草を揺らし、ザア……と潮騒にも似た音が立つ。そしてまた、静寂が訪れた。――「彼」は、消えたのだ。男自身の意思に反し、男自身の幸福を願って。その事実に実感が追いついた瞬間、一粒の雨が靴先を濡らした。)……アンタの目、綺麗だったよ。嫁にそっくりだった。(無邪気に煌めく翡翠を瞼の裏に描く。かつての最愛を、優しい記憶を思い出させる瞳に、男は最後まで弱かった。その事実を知ったら彼はどんな反応をしただろう。誇らしげに喜んでくれるだろうか。それとも、別の人間の面影を重ねるなんて、とへそを曲げるかもしれない。その答えを知る事も、男にとってはもはや叶わない。)心配するなよ、相棒。アンタはこれからも俺の中で生き続ける。ずっとだ。(何しろ、ふたりは元々一体の存在なのだから。脈打つ胸に手を当てながら、男は静かに目を開く。そうして上体を折ると、これも捨て損ねたボストンバッグを再び肩に提げ立ち上がった。)ごめんな、イヴ。(後悔、未練、愛情。様々な思いが複雑に絡んだこの情を、過去のものとするにはまだ早い。ならば全て背負って持って行こう。踵を返し、踏みしめるような足取りで再び歩き出す。もう後ろは振り向かない。目指すは東のかた、成れの果ての楽園。)
- もう全部なんですけど、これが二人の一番の終着点だったのかなあと思っていて、それを描いてくれたアダムくんにもPL様にも感謝しかないです。超絶大好きです。ありがとうございました…!!
- 他一票
……ワン?(犬みたいと呼ばれたのでとりあえず鳴いてみる。)
- かわいい!?!?!?!?!? Unknownくん飼いたすぎる
他にもか。一番いいのって何だろね。やっぱり人間?
- 「この世で最も価値あるものとは何か」がアダムを動かす上でのテーマのひとつでしたが、序盤でいきなり核心に迫る答えのひとつを提示された気がしてドキッとしました。Unknownくんの台詞は裏表がないからこそ、シンプルに本質を突いてくる印象があります。
失敗しちゃったのかもね。それで僕達が残った。あるいは――……(開かれて並べられる物が何かを知っている。それが後始末忘れのものでない可能性があるのなら、)……アダムが神サマに好かれてたか嫌われてたか、どっちかかも。
- UnknownくんPL様、ひょっとして天才の返ししかしないのでは……?
神サマが公平なら、何で大洪水は起きたのさ。
- PL単位でハッとさせられた瞬間でした。1stイベントを振り返ると、観念的な話題や問いかけが多く、全体的に返しづらいレスを投げてしまった気がして絶賛反省中なのですけれども(すみません・・・)、Unknownくんの切り返しが毎回天才的で、返信を拝読するのがいつも本当に楽しみでした!
(ぐ、ぱ、と掌を開いて閉じて、それから口許に手を寄せてみれば思い切り噛み付いてみたら痛かった。血も出た。それをどうするでもなく垂れ流しにしながら、少し遠くに居たらしい彼に自ら近寄っていく。)
- 夢か現実か確かめようとしたのか単純に興味が湧いたのか。いずれにしても行動がワンチャンのそれで泣いてます。Unknownくんの無防備なクレイジーさが好きです。
(「それ」は本来傷付かない。碌な感覚もない。だからこそもっと知りたがってみせるように、「ねねっ」と彼の耳元近くに唇を寄せては。)もっと噛んでみて欲しい。
- 椅子から転げ落ちました。
乗っ取るんじゃなくてさ、一緒になればいいんだよ。アダムが俺を食べて、アダムはアダムだけど俺になるの。
- ここもハッとさせられました。Unknownくんの言葉は裏表がないからこそ、シンプルに核心を突いてくる瞬間が何度もあって、Unknownくんがペアじゃないとできないやり取りをたくさんさせていただいたように思います。
(秘密という言葉の響きを好いていた。その謎が明かされるまでの間、わくわくとした気持ちでその秘密の中身を考えることが出来るから。――逆に言えば。解けた謎の中身に興味はない。彼がそうであるように、此方もそうだ。)【中略】僕はどこへだって行くよ。アダムが行きたい場所ならどこへでも。アダムの意思があるから僕が在る。(だからそれは、”逆に言えば”。彼の意思次第でどうとでもなると、最初から知っていたこと。)
- ここの「逆に言えば」の反復、シンプルに上手すぎませんか……??Unknownくんのロールはそりゃもうずっと最高でしたけれど、ここで明らかにロールの空気感が変わったのを感じて背筋を正しました。
一緒になんてなりたくなかったよ。(まるで拒絶の言葉だ。彼の問いに正しく答えてすらいないが、嘗て見た夢の中身を覚えているからこそ、吐き出した過去を引っ繰り返すように唇は謳う。平坦だった声が、少しずつ、あの夢に近付いたように温度を持つ。)アダムがアダムで、僕が僕なら良かった。そうしたら僕達、きっと一緒に居られたんだ。
- こんなことをね、今までで(夢を除いて)いちばん一個体の人間に近しい姿で言うんですよ……つらすぎる……。誰だよこんな寂しいことを言わせたやつ アダムだよ(崩れ落ちる)
アダムにも教えてあげるね、僕の秘密。――僕今、どこだって消せちゃえそう。
- Unknownくん;;; 「消えちゃいそう」ではなく「消せちゃいそう」なのがもう……くるしい……
(幻を生み出す人の心というものは、一体どのような構造で出来上がっているのだろう。彼から呼ばれる以外の名を持たない生き物は、彼によって作らされた幻影だ。だから知っている。彼はロマンを愛するがロマンチストではない。故に彼が当初より自分の存在を幻のそれとして理解していたことも、彼一人で退屈な日常の中に話し相手を探していたのだろうことも。彼によって作り出された幻だから、その存在意義なんて彼の意識一つで簡単に塗り替えられる。判断はいつだって彼が主軸で、優先でならなければいけなかった。それが彼から生み出された幻として在るべき形だろうから。)
- (彼はロマンを愛するがロマンチストではない。)←1stイベントのアダムのロールから引用してくださったのだと思うのですけれど、本編が進むにつれて「めちゃくちゃロマンチストでは?」と内心焦っていたところだったので、嬉しさも面映ゆさもありつつ……笑 自分の存在が「幻」であるということをUnknownくん自身がいちばん認識していて、「そうであるべきだ」と自分を納得させようとしているような心情描写が胸に刺さります。
アダム今、悪いなって思ったでしょ。それって僕に?
- 正直に申し上げて、あの選択は本当に悩んだんですよ……。アダムとしては生存者に会うことを選ぶだろうなと思っていたのですけれど、1個前のUnknownくんのレスを読んだらやっぱり消えないでほしいよ〜〜〜と耐えられなくなってしまい、完全にPCとPLが真っ二つになってしまって……。それで結局どっちつかずな返答をしてしまったのですが、それらも全部引っくるめて見抜かれた気がして、敵わないなと実感しました。
アダム。(彼の名を呼んだ幻は、向けられた我儘への返事をしない。その代わり、消えていない両腕を目一杯伸ばして、掌で彼の視界を奪うようにその両目の上を覆ってみせた。「三秒数えてて」と囁く声に、「見られるの恥ずかしいから」が続けば、それらしくも聞こえるだろうか。別に信じられなくたって良いことだけれど、これだって嘘のつもりじゃなかった。いち、にい、さん。彼が数えるか、数えられなくてもたっぷり丁度三秒間。過ぎた後に幻は声を出そう。)
- えぇ〜〜〜〜〜〜〜んかわいい…………つらい……かわいい……かわいい…………かわいい………………つらい…………つらいよぉ……………………(嗚咽)
ありがとう、アダム。(選んでくれて。悩んでくれて。今日この日まで過ごしてくれて。手はまだ彼の視界を剥がれない。)僕ね、アダムと出会えて幸せだったよ。……大好き。(泣き笑うみたいな声になった自覚はあった。漸く掌が消えて彼の開けた視界に、望んだ目の形は疎か、その姿は失せて消え去っていただろう。正確には、そう見えるようにしただけで、此方の意識はまだ彼の傍にあるし、此方からは彼の姿だって見えているのだけれど。――偽ったつもりはないが、彼に告げていなかったことがもう一つある。此方に向かってくる人間が、恐らく女性であろうこと。こんな状況下で生き延びていたのだ、出会えば彼と彼女は互いに支え合える関係にだってなれるだろうし、幻では絶対に果たせてはあげられないことも叶えられるだろう。消え失せた幻が、彼に見えないながらに笑もうとして、それでも上手く出来なくて両掌で自らの視界を覆った。溢れた涙で、彼が幻に気付いてしまわないように。――叶うなら僕だって、君のイヴになりたかった。)
- イヴーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!;;;;;;;;;(雄叫び)もう、こちらが勝手に「イヴ」と呼ばせてもらっているくらいの認識だったので、最後の最後でこう言っていただけると思わなくって……こっちだって、きみがイヴだったらよかった……。
(幾ら開いた距離があっても、言葉を発すればきっと彼にはまだ届いてしまうだろう。届かせてはいけないと思うから、ゆっくりと目から剥がした掌の先、二度と振り返らないのだろうその背を眺める。ごめんじゃなくてありがとうが聞きたかったとか、結局人間には勝てないねとか、そんな思いだって当然のように湧くけれど。でも多分、知っていた。彼が幻の両眼に、何を見出していたかなんて、そんなこと。分かっていたからこそ見せたくない思いだってあったのだと、伝わりもしない幻の感情は、楽園へと至るまでのこの道に置いていく。幻が抱え込むには出過ぎた思いの数々を、彼が捨てられなかったのとは逆に、此処へ全て捨てて行こう。)
- 「ごめんじゃなくてありがとうが聞きたかった」←そっそうだよねぇ〜〜…………。でもUnknownくん、いいえイヴくんが消えたばっかりの時に「ありがとう」の言葉で消化させるのは早い気がしたのですよね……。代わりにPLから伝えさせてください。不甲斐ないアダムと一緒に旅をしてくださり、本当にありがとうございました。
(――アダムはもっと、自分のことだけ考えてていいんだよ。過日に見た夢の終わり、吐き出した言葉をふと思い出す。願わくば彼のこの先の人生が、幸福に満ち溢れたものとなりますように。ああでも、これだけは言っておこうかな。)……アダムのばぁか。(負け惜しみみたいな、喧嘩の後に拗ねた子供みたいな。吹き抜ける風に掻き消されてしまいそうな微かさで、それでも確かに。最後まで優しくて、嘗ての最愛を大事にしていたその人の中に、生き続ける幻があるなら忘れずに覚えていて欲しい。人間が死ぬ前の言葉が印象的に残るように、幻の去り際の言葉だってきっと残るだろうと思うから。君の幻の「それ」は最後まで、君を愛していたよって。)
- ずるい!!!!ずるいよ〜〜〜〜!!!!(号泣)ここへきての伏線回収で情緒にとどめを刺されました。イヴくんってどうしてこんなに……健気なんでしょうか……。アダム本っ当にバカですね!?!?!? よく言い聞かせておきます!!!!!!!!(躁鬱)今もなお感情がジェットコースターなので締まるに締まらないコメントとなってしまいましたが、最後まで傍に寄り添ってくれていた優しい幻は、ずっとアダムの心に生き続けると思います。繰り返しになりますが、本当にありがとうございました。アダムもアダムPLも、当たり前にイヴくんを最後まで愛していました。
- かわいい!?!?!?!?!? Unknownくん飼いたすぎる
他にもか。一番いいのって何だろね。やっぱり人間?
- 「この世で最も価値あるものとは何か」がアダムを動かす上でのテーマのひとつでしたが、序盤でいきなり核心に迫る答えのひとつを提示された気がしてドキッとしました。Unknownくんの台詞は裏表がないからこそ、シンプルに本質を突いてくる印象があります。
失敗しちゃったのかもね。それで僕達が残った。あるいは――……(開かれて並べられる物が何かを知っている。それが後始末忘れのものでない可能性があるのなら、)……アダムが神サマに好かれてたか嫌われてたか、どっちかかも。
- UnknownくんPL様、ひょっとして天才の返ししかしないのでは……?
神サマが公平なら、何で大洪水は起きたのさ。
- PL単位でハッとさせられた瞬間でした。1stイベントを振り返ると、観念的な話題や問いかけが多く、全体的に返しづらいレスを投げてしまった気がして絶賛反省中なのですけれども(すみません・・・)、Unknownくんの切り返しが毎回天才的で、返信を拝読するのがいつも本当に楽しみでした!
(ぐ、ぱ、と掌を開いて閉じて、それから口許に手を寄せてみれば思い切り噛み付いてみたら痛かった。血も出た。それをどうするでもなく垂れ流しにしながら、少し遠くに居たらしい彼に自ら近寄っていく。)
- 夢か現実か確かめようとしたのか単純に興味が湧いたのか。いずれにしても行動がワンチャンのそれで泣いてます。Unknownくんの無防備なクレイジーさが好きです。
(「それ」は本来傷付かない。碌な感覚もない。だからこそもっと知りたがってみせるように、「ねねっ」と彼の耳元近くに唇を寄せては。)もっと噛んでみて欲しい。
- 椅子から転げ落ちました。
乗っ取るんじゃなくてさ、一緒になればいいんだよ。アダムが俺を食べて、アダムはアダムだけど俺になるの。
- ここもハッとさせられました。Unknownくんの言葉は裏表がないからこそ、シンプルに核心を突いてくる瞬間が何度もあって、Unknownくんがペアじゃないとできないやり取りをたくさんさせていただいたように思います。
(秘密という言葉の響きを好いていた。その謎が明かされるまでの間、わくわくとした気持ちでその秘密の中身を考えることが出来るから。――逆に言えば。解けた謎の中身に興味はない。彼がそうであるように、此方もそうだ。)【中略】僕はどこへだって行くよ。アダムが行きたい場所ならどこへでも。アダムの意思があるから僕が在る。(だからそれは、”逆に言えば”。彼の意思次第でどうとでもなると、最初から知っていたこと。)
- ここの「逆に言えば」の反復、シンプルに上手すぎませんか……??Unknownくんのロールはそりゃもうずっと最高でしたけれど、ここで明らかにロールの空気感が変わったのを感じて背筋を正しました。
一緒になんてなりたくなかったよ。(まるで拒絶の言葉だ。彼の問いに正しく答えてすらいないが、嘗て見た夢の中身を覚えているからこそ、吐き出した過去を引っ繰り返すように唇は謳う。平坦だった声が、少しずつ、あの夢に近付いたように温度を持つ。)アダムがアダムで、僕が僕なら良かった。そうしたら僕達、きっと一緒に居られたんだ。
- こんなことをね、今までで(夢を除いて)いちばん一個体の人間に近しい姿で言うんですよ……つらすぎる……。誰だよこんな寂しいことを言わせたやつ アダムだよ(崩れ落ちる)
アダムにも教えてあげるね、僕の秘密。――僕今、どこだって消せちゃえそう。
- Unknownくん;;; 「消えちゃいそう」ではなく「消せちゃいそう」なのがもう……くるしい……
(幻を生み出す人の心というものは、一体どのような構造で出来上がっているのだろう。彼から呼ばれる以外の名を持たない生き物は、彼によって作らされた幻影だ。だから知っている。彼はロマンを愛するがロマンチストではない。故に彼が当初より自分の存在を幻のそれとして理解していたことも、彼一人で退屈な日常の中に話し相手を探していたのだろうことも。彼によって作り出された幻だから、その存在意義なんて彼の意識一つで簡単に塗り替えられる。判断はいつだって彼が主軸で、優先でならなければいけなかった。それが彼から生み出された幻として在るべき形だろうから。)
- (彼はロマンを愛するがロマンチストではない。)←1stイベントのアダムのロールから引用してくださったのだと思うのですけれど、本編が進むにつれて「めちゃくちゃロマンチストでは?」と内心焦っていたところだったので、嬉しさも面映ゆさもありつつ……笑 自分の存在が「幻」であるということをUnknownくん自身がいちばん認識していて、「そうであるべきだ」と自分を納得させようとしているような心情描写が胸に刺さります。
アダム今、悪いなって思ったでしょ。それって僕に?
- 正直に申し上げて、あの選択は本当に悩んだんですよ……。アダムとしては生存者に会うことを選ぶだろうなと思っていたのですけれど、1個前のUnknownくんのレスを読んだらやっぱり消えないでほしいよ〜〜〜と耐えられなくなってしまい、完全にPCとPLが真っ二つになってしまって……。それで結局どっちつかずな返答をしてしまったのですが、それらも全部引っくるめて見抜かれた気がして、敵わないなと実感しました。
アダム。(彼の名を呼んだ幻は、向けられた我儘への返事をしない。その代わり、消えていない両腕を目一杯伸ばして、掌で彼の視界を奪うようにその両目の上を覆ってみせた。「三秒数えてて」と囁く声に、「見られるの恥ずかしいから」が続けば、それらしくも聞こえるだろうか。別に信じられなくたって良いことだけれど、これだって嘘のつもりじゃなかった。いち、にい、さん。彼が数えるか、数えられなくてもたっぷり丁度三秒間。過ぎた後に幻は声を出そう。)
- えぇ〜〜〜〜〜〜〜んかわいい…………つらい……かわいい……かわいい…………かわいい………………つらい…………つらいよぉ……………………(嗚咽)
ありがとう、アダム。(選んでくれて。悩んでくれて。今日この日まで過ごしてくれて。手はまだ彼の視界を剥がれない。)僕ね、アダムと出会えて幸せだったよ。……大好き。(泣き笑うみたいな声になった自覚はあった。漸く掌が消えて彼の開けた視界に、望んだ目の形は疎か、その姿は失せて消え去っていただろう。正確には、そう見えるようにしただけで、此方の意識はまだ彼の傍にあるし、此方からは彼の姿だって見えているのだけれど。――偽ったつもりはないが、彼に告げていなかったことがもう一つある。此方に向かってくる人間が、恐らく女性であろうこと。こんな状況下で生き延びていたのだ、出会えば彼と彼女は互いに支え合える関係にだってなれるだろうし、幻では絶対に果たせてはあげられないことも叶えられるだろう。消え失せた幻が、彼に見えないながらに笑もうとして、それでも上手く出来なくて両掌で自らの視界を覆った。溢れた涙で、彼が幻に気付いてしまわないように。――叶うなら僕だって、君のイヴになりたかった。)
- イヴーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!;;;;;;;;;(雄叫び)もう、こちらが勝手に「イヴ」と呼ばせてもらっているくらいの認識だったので、最後の最後でこう言っていただけると思わなくって……こっちだって、きみがイヴだったらよかった……。
(幾ら開いた距離があっても、言葉を発すればきっと彼にはまだ届いてしまうだろう。届かせてはいけないと思うから、ゆっくりと目から剥がした掌の先、二度と振り返らないのだろうその背を眺める。ごめんじゃなくてありがとうが聞きたかったとか、結局人間には勝てないねとか、そんな思いだって当然のように湧くけれど。でも多分、知っていた。彼が幻の両眼に、何を見出していたかなんて、そんなこと。分かっていたからこそ見せたくない思いだってあったのだと、伝わりもしない幻の感情は、楽園へと至るまでのこの道に置いていく。幻が抱え込むには出過ぎた思いの数々を、彼が捨てられなかったのとは逆に、此処へ全て捨てて行こう。)
- 「ごめんじゃなくてありがとうが聞きたかった」←そっそうだよねぇ〜〜…………。でもUnknownくん、いいえイヴくんが消えたばっかりの時に「ありがとう」の言葉で消化させるのは早い気がしたのですよね……。代わりにPLから伝えさせてください。不甲斐ないアダムと一緒に旅をしてくださり、本当にありがとうございました。
(――アダムはもっと、自分のことだけ考えてていいんだよ。過日に見た夢の終わり、吐き出した言葉をふと思い出す。願わくば彼のこの先の人生が、幸福に満ち溢れたものとなりますように。ああでも、これだけは言っておこうかな。)……アダムのばぁか。(負け惜しみみたいな、喧嘩の後に拗ねた子供みたいな。吹き抜ける風に掻き消されてしまいそうな微かさで、それでも確かに。最後まで優しくて、嘗ての最愛を大事にしていたその人の中に、生き続ける幻があるなら忘れずに覚えていて欲しい。人間が死ぬ前の言葉が印象的に残るように、幻の去り際の言葉だってきっと残るだろうと思うから。君の幻の「それ」は最後まで、君を愛していたよって。)
- ずるい!!!!ずるいよ〜〜〜〜!!!!(号泣)ここへきての伏線回収で情緒にとどめを刺されました。イヴくんってどうしてこんなに……健気なんでしょうか……。アダム本っ当にバカですね!?!?!? よく言い聞かせておきます!!!!!!!!(躁鬱)今もなお感情がジェットコースターなので締まるに締まらないコメントとなってしまいましたが、最後まで傍に寄り添ってくれていた優しい幻は、ずっとアダムの心に生き続けると思います。繰り返しになりますが、本当にありがとうございました。アダムもアダムPLも、当たり前にイヴくんを最後まで愛していました。
男が一人で作り上げた、男だけの街になり、男が治める国である。
餌という分かりやすい飼育の真似事だけはしていても、部屋にあるティッシュや紙切れの小山に何も言わないように、回し車の用意をしないように共存は歪で中途半端だ。統制を求める男には珍しいはずの綻びを残して、彼をそのままにしている。
ステイだ、えんじゅくん。君の遊び場は一旦外の砂場に変えたまえ。
締めくくりはこうまとまった。『来年の夏が楽しみだ』。
指先でその頭をうりうりと撫でてボタンはそのまま取りあげてしまおう。
外に出ないでいた夜長に半月型の籐の籠を麻の紐でくくって、ランニングボールを作ってみたのだが、即席の回し車もどきの使い心地はどうであったかを聞く前にお蔵入りとしてしまった。ころころするのはいいが中に入っている友の姿が見えないことに気づき、残念そうに再検討の烙印を押したのである。
カツンカツンと打ち終えた杭に最後のひと突き。キィンとなる甲高い金属音。男は眉をひそめることもなく、ふうと一息ついて額に浮かぶ汗を拭った。
悲しいな、君はいなくなってしまうんだね。
- クリオフォードさんの台詞、一つ一つに何とも言えない余韻があって好きです。
- 他一票
艶々の背中を撫でてやるのは己の役目で、癖のついた部分が残っていたとしてもお構いなしだ。手の届く範囲だけを整え続ける、程度の弁え方だけはふたりの共通点であるだろうか。
かけがえのない存在である故に、きっと男はこれからも欠けたように感じる穴を無理矢理に埋めることはないだろう。
『私の名前はクリフォード。生憎だが、私は耳が聴こえないんだ。』
- 計二票
餌という分かりやすい飼育の真似事だけはしていても、部屋にあるティッシュや紙切れの小山に何も言わないように、回し車の用意をしないように共存は歪で中途半端だ。統制を求める男には珍しいはずの綻びを残して、彼をそのままにしている。
ステイだ、えんじゅくん。君の遊び場は一旦外の砂場に変えたまえ。
締めくくりはこうまとまった。『来年の夏が楽しみだ』。
指先でその頭をうりうりと撫でてボタンはそのまま取りあげてしまおう。
外に出ないでいた夜長に半月型の籐の籠を麻の紐でくくって、ランニングボールを作ってみたのだが、即席の回し車もどきの使い心地はどうであったかを聞く前にお蔵入りとしてしまった。ころころするのはいいが中に入っている友の姿が見えないことに気づき、残念そうに再検討の烙印を押したのである。
カツンカツンと打ち終えた杭に最後のひと突き。キィンとなる甲高い金属音。男は眉をひそめることもなく、ふうと一息ついて額に浮かぶ汗を拭った。
悲しいな、君はいなくなってしまうんだね。
- クリオフォードさんの台詞、一つ一つに何とも言えない余韻があって好きです。
- 他一票
艶々の背中を撫でてやるのは己の役目で、癖のついた部分が残っていたとしてもお構いなしだ。手の届く範囲だけを整え続ける、程度の弁え方だけはふたりの共通点であるだろうか。
かけがえのない存在である故に、きっと男はこれからも欠けたように感じる穴を無理矢理に埋めることはないだろう。
『私の名前はクリフォード。生憎だが、私は耳が聴こえないんだ。』
- 計二票
(明け方、貴重なティッシュをわさわさ運んで細かく裂いてこしらえた別荘──本宅はない──のひとつ、本棚の一角に潜り込んでいた。この家にはそうしたしっとりしたティッシュの塊が点在している。)
- 一個一個見つけて全部に監視カメラつけたい。
幻なんだから、それぐらいは親身になるべきだと思うんだ(手は下の仕切り板へ伸ばし、足は上の仕切り板。ただぶら下がるばかりでどっちをどうとも出来なくなった毛玉が友の溜息に気づいて淡々とのたまう)
- 友は自分への気遣いより君のにっちもさっちもいかなくなった現状のほうが心配なのであった。かわいいね。
ねえクリフォード、いくらこの世界にいるのが君ただ独りでも、身だしなみを忘れちゃあおしまいだよ
- おしゃれなハムスターだなぁ!大好き
(早速歩き回って瓶の曲面にとんでもなく伸び上がった顔を映したりしながら吟味を始める。)
- 情景が目に浮かんでめちゃめちゃかわいい。写真撮りたい。待ち受けにする。
まあ、環境が人を変えると言うから、もしここが洞窟やジャングルの奥地なら多少野蛮な見た目でも許される気がするけれど、ここはとても綺麗な町だからね
- なんて聡明なハムスターなんだろう。クリフォードを窘める言葉のようでいて、どちらかと言うとクリフォードが作った街を褒める意味合いが強く、ともすれば優秀な巣穴を作る同胞に対してのとびきりの賛辞なのかもしれない。やだ……照れる……。
(友が指摘通りに髪を整える一方、体積に見合わぬアプリコットの長毛は梳くため身を捩る傍から毛並みが波打つものだからいつまでも終わらない。一段落ついたところで、眠るため丸くなる折に律儀に畳む耳の寝癖が取れていない)
- 可愛いね、えんじゅ。長毛めの毛並みをしているから余計に癖が目立ってしまうんだね。クリフォードは必要であれば知らないことを知るための努力はしてしまうので、『ハムスター』を遺物から辞書で引いたときに他のハムスター類に比べて、毛が長くて大変そうだなぁという呑気な感想のせいで、もしかしたらえんじゅの毛並みが癖になりがちという設定になってしまったのかもな……。そして事実見えているものもそうなるので、ますます『寝ぐせがついているだろう』の先入観が強固なものになってしまうんだ……可哀想に……。でもかわいいから永遠に毛繕いして……(狂気)
(固めのパンはネズミの鋭い歯の前にあってはちょうど良い歯ごたえだったから、分け与えられた分を半分はパンくずを撒き散らしながら腹に収め、残りは頬袋に詰め込んだ。)
- ん〜〜〜〜〜!見てくださいこの絵に描いたようなハムスターを。全ハムスターをペアに持つPLはこれを待っているんですね。
(ひまわり解禁の報せに右の頬をパンの形に歪に膨ませながらハッ…と動きを止めてから)! やっとかい、待ち詫びたよ。
- 普段ダウナーなえんじゅなんですけども、これはハッ!(集中線いっぱい)として背中にひまわりを浮かばせているな…!と分かります。可愛いね。
(基本この毛玉は友に何か要求することはなかったが、夏の盛りにやたらとひまわりの成長過程を見に行きたがる事は例外だった。やがて花開いた大輪を油滴の眼差しをきらきら輝かせて見つめ、種の収穫だってバケツを伏せた特設の日陰からきっちり見守った。そこから二ヶ月の乾燥が待っていたのは想定外だったらしく、その日一日ふて寝をしていたけれど。)
- ひまわりに大興奮のえんじゅ描写が好きすぎてたまらん。夏の後の設定にしといて作っといて良かった〜!!!
(蜜に濡れたアーモンドを丹念に赤い舌が舐めて舐めて、手についた蜜も舐めてとその食事はやはりちょこまか忙しない。満を持してアーモンドに齧りつきながら)ビニールハウスは何が採れるんだったかな。さつまいもがあるととても嬉しいんだけれど
- ちっちゃい舌がぺろぺろしてるのとか、ちっちゃい手でこまこました所作とか何もかも可愛い。なんか動物の食事シーンってめっちゃ見ちゃう。えんじゅはほっぺに詰まってたりするからいつも新鮮に驚いてしまう……そんなん入ってたんか…って。
恵まれたと言うよりは最後の慈悲のようにも思えるね。第二波だとかそういったものが来ないといいけれど、君一人を消すためだけなら少しばかり大掛かりな事だと思うよ
- クリフォードは世界が滅んだこととか残った理由とかは死ぬほど考えたけど答えは出なかったし、それ以上に孤独になってしまったからこの台詞については「確かになあ」と思うしかない。流石の片割れなのである。でもおハムを消すために人間が現れるイベント構成は引きちぎれるかと思いましたね心が。
(昼下がりの陽に透けるような細い髭にもまた寝癖が少々残っている)
- まだ残ってる。もうそういう毛並みなんだよ。可愛いね。
量が足りないなら全て食べてしまえばいいじゃないか!保存の必要もなくなるよ。もちろん来年の分は取っておいてね(ことひまわりの種が絡むとどうにも知能が下がるのがこの毛玉だった。ひまわりを植える現場には連れて行かない方が得策かも知れない。恐らく植える種を頬袋にしまってしまう。)
- 聡明なおハムがただのハムスターになるのが可愛くてな。それでもまだ残る知性。貪欲で愛おしいまである。植える種という種を頬にしまってはちきれそうになってるところはちょっと見たい。
(ちなみにトマトは歯を立てる傍からぷしゅっと汁を吹くものだから食卓に上がる度小さな小さな眉間に僅か皺が寄ったのだった)
- ハムスターの可愛いところを切り取る天才。丁寧にふいてやろうな。
(友が仕事に勤しむ間は陽光の当たるそこで麻袋に鼻粒を近付けたり登ってみたり齧ってみたりと気ままなひとり遊びだ)……、(何が齧り心を擽るかは言語化出来ない。いい感じにほつれた袋を見つけてしまえば近づいて、無心で歯を立て、齧る。体勢を低くしたり踏ん張ってみたり引っ張ってみたり、仕舞いは白い腹を晒して視点を変えた齧り遊び──最早仕事と変わらぬ集中力である。袋のほつれの拡張、その先に待っているのは、)──うわっ(トウモロコシの粒によるかろやかな雪崩である。)
- 絶対にあっただろうハプニングをあたかもおハムのせいにする技術が高すぎる。でも実現の可能性があればあるほど、そこにハムスターはいなかった現実が襲い来る。切なすぎる。なのでPLは途中から考えることをやめた。えんじゅはそこにいるのである。
(友が声を掛け、餌置き場に目をやった時そこにはトウモロコシの小山に埋もれたアプリコットがあったはずだ。創造主の研磨忘れの様な短い短いしっぽが生えているから、トウモロコシに埋もれた体勢も何が起きたかも大体察しがつこう)
- どひぇ可愛いね〜〜〜〜!しっぽつまんじゃお!えい!
君の日記を始め各種記録ノートを発見し紐解くのは誰だろうね。また新たに人類に近しいいきものがこの世界に生まれるのはいつのことになるやら……宇宙人がやってくる方が早そうだ。
- この点を構想含めて夢物語として夜の管巻きのおともにしたかったですね。誰が活用してくれるのか、今の動物が進化したり退化したりしてどんないきものになるのかとか。おじじの"教師"としての一面はハイスクールの先生辺りを想定していたのですが、多分理科の先生だったんだろうなあと思いますね。作物を育てたり、実験によるトライアンドエラーが好きだからね。
(都合の悪いことや面倒事を省いた、さながらごっこ遊びめいた存在だれど、街のあちこちに増えていくひまわりを友の足を使って巡回する夏は確かに在った。花の始末なら君の奥方がやっていたように押し花にしたらどうだい?なんて提案が今後何かの折に零れるだろうか。)
- 情緒があり過ぎるハムスターだなあ。こういうところがね大好きなんですね。敢えて詳細を書かないで名前も出さなかったかつての家族のことは、思い出話はしても結局今いる"ふたり"を中心としたいというPLのエゴなんですけども、忘れっぽいハムスターが「奥方の名前は?」と聞かなかったこともすごく雰囲気が良くて……PLは勝手に嬉しくなってましたね……。いやもしかしたら知りたかったかもしれないんですけど。(そしてロールかなんかで言ってるかもしれないんですけどね)(自分のレスをなにも覚えてない)
わぁ、僕のおやつが
- かわいーーーーーー!!!!!(いじわるしてごめんね)
(──友が眠る前の習慣、日記をつける一時は揺らぐ蝋燭の炎で幻想的なものとなった。うっかり近づいて注意ぐらいはされたかもしれない。明かりが変わろうとも語らいの穏やかさは変わることなく、日記の締めくくりの一言を見れば『全くその通りさ』と種を齧りながら幻が頷く。そうして眠りにつく友と散歩に繰り出す毛玉の、中途半端で自由な夜が今日も始まった)
- 日常を切り取るのに解像度が高いところと高くないところのメリハリってすごく大事ですよね。おハムは幻でありながら、クリフォードの生活にちゃんと"居る"んですよ。背の低い蝋燭であれば注意くらいはしますし、冷えかけのろうに触ってパリパリになった毛並みを苦笑いして払ってあげたりなどもしたい。耳が聞こえなくともえんじゅのすべての音は認識できるので、夜寝ているときに起きる巣作りとか大冒険の音は夢の中で見てるかもしれなかったりします。ちなみにティッシュの山は幾つか残して、忘れ去られたなと思われるものから勝手に捨ててる。
僕は幻だから、申し訳ないことに看病ひとつ出来ない訳なんだけれど……もし僕が本物のハムスターだとしたらどうだろう。看病出来ないのは同じ事な上に、自分が飲む水だって用意出来ないからもしかしたら飢えてしまうかも知れない。そうでなくても夜中はきっと騒がしくしているだろうね、要は君の都合なんか考えず生きてるって事さ。
- 「僕は幻だから」の口上は山のように聞いているもののいつもと少し違うアプローチなんだろうなと思うセリフです。えんじゅはこれでとても現実的なので「本物だったら」と仮定と比較することも結構珍しいのではなかろうか。それほどに看病ひとつ出来ないことを気にしてくれているのだと思うと胸がつまりますね。同時に嬉しくもなります。大事にされてしまっている!
(もう片手で包まれるとハムスターの性とでも言うべきか何とも言えない安心感でぺたりと腹を友の掌に付け、撫でられる度にサテンの手触りはとろけるように平らになっていく。)
- とろけるハムスターをこんなにも焦がれるようになってしまうなんて……罪……。気が済むまで触ってたら多分擦り過ぎてペラペラになってしまいます。魔性の毛皮。
ううん、僕を寝かしつけてもいいことはないよ。それに今朝はたっぷり眠ったからまだ眠くないんだ……(寝るか食べるか遊ぶかを永遠に繰り返す毛玉だから、撫でてくれる優しいリズムに油滴の瞳が細くなる。)
- うーんかわいいね。眠くなっちゃうところも抗おうとしているところもかわいい。健気な仕草が非常にツボなPL、にこにこになる。
(油滴の瞳を瞬かせては幻の語りとは、と首を傾けるが、すぐに小さな口は澱みなく滑り出す。もし友がこの毛玉の眠る様子を眺めたことがあるのなら、寝息を立てながらまるで歩いているかのようにもぞもぞ手足を動かしたり口をもぐもぐさせているのを労せず見ることが出来たはず)
- ハムスターは夢を見るか?の問ですが、夢の内容より寝ぼけてぴこぴこ動いている四肢を想像してしまいそっちの方に意識が集中してしまった。絶対にかわいいので絶対に目撃したい。しました。
(いつもより緩慢な手つきで、湯気立つ蜂蜜湯が完成したのをポケットから見上げれば、例によって寝巻きの生地でのクライミングを試み、やがて腰掛けている太ももへ到達すればぽてっと座る)
- ハム仕草の可愛さがとどまるところを知らない。よじよじ登ってきて割と思い切りよく我が物顔でふんぞり返っている(比喩)ような感じがして、えんじゅが案外やんちゃなのでは?と思わせてくれます。ぽてっとした毛玉を太ももに乗せたままだと立ち上がれもしませんので、ついついむにっと摘んでしまいたくなる。そしてその持ち方はすごく嫌だと怒られるまでがワンセットだな。
……ありがとう。ふふ、奥方が見たら何て言うかな(小さなミルクピッチャーに蜂蜜湯を満たす仕草は当然にちまっとしたものだろうから、そんなコメントを添えながらも礼は忘れない。差し出された小さな器に揺蕩う金色の液体にふんふんと鼻を鳴らしては片手を添えて、ちるちると舌先で甜める。)
- 生きてるシルバニアに見えてきた。かわいい。多分クリフォードの奥さんも大歓迎だと思いますね。ほわほわした夫婦がハムに蜂蜜湯をちっちゃいティーセットで出そうとするのもそう遠くない。
(息子と遊んだ思い出だって、妻と語らった事だって聞かせてもらったから。何故か裏声で人形のセリフを言う友の姿を想像してしまったから、少しばかり声が震えるのは許して欲しい)
- おままごとの話をしているところですが、不器用なりに頑張って役作りをしているところが目に浮かびます。でも演説系の劇台本の読み合わせは得意なんだろうな。えんじゅはペットのハムスターに飽き足らず、兄だったり弟だったりの役をこなしたりして多彩な一面が……みられたりはしないですかね?
なるほど、なら僕の素晴らしい眠りっぷりをお目にかけるよ。ここしばらくは見ていないんじゃないかい
- 「君の得意技を見せてくれ」と言った後のお返事ですが、どうどうとしていてとても可愛いですね。ここしばらく〜の間はクリフォードも寝ていて見れなかったわけですが、この後はうとうとするえんじゅを見守って自分も安らかに眠れそうです。
- 一個一個見つけて全部に監視カメラつけたい。
幻なんだから、それぐらいは親身になるべきだと思うんだ(手は下の仕切り板へ伸ばし、足は上の仕切り板。ただぶら下がるばかりでどっちをどうとも出来なくなった毛玉が友の溜息に気づいて淡々とのたまう)
- 友は自分への気遣いより君のにっちもさっちもいかなくなった現状のほうが心配なのであった。かわいいね。
ねえクリフォード、いくらこの世界にいるのが君ただ独りでも、身だしなみを忘れちゃあおしまいだよ
- おしゃれなハムスターだなぁ!大好き
(早速歩き回って瓶の曲面にとんでもなく伸び上がった顔を映したりしながら吟味を始める。)
- 情景が目に浮かんでめちゃめちゃかわいい。写真撮りたい。待ち受けにする。
まあ、環境が人を変えると言うから、もしここが洞窟やジャングルの奥地なら多少野蛮な見た目でも許される気がするけれど、ここはとても綺麗な町だからね
- なんて聡明なハムスターなんだろう。クリフォードを窘める言葉のようでいて、どちらかと言うとクリフォードが作った街を褒める意味合いが強く、ともすれば優秀な巣穴を作る同胞に対してのとびきりの賛辞なのかもしれない。やだ……照れる……。
(友が指摘通りに髪を整える一方、体積に見合わぬアプリコットの長毛は梳くため身を捩る傍から毛並みが波打つものだからいつまでも終わらない。一段落ついたところで、眠るため丸くなる折に律儀に畳む耳の寝癖が取れていない)
- 可愛いね、えんじゅ。長毛めの毛並みをしているから余計に癖が目立ってしまうんだね。クリフォードは必要であれば知らないことを知るための努力はしてしまうので、『ハムスター』を遺物から辞書で引いたときに他のハムスター類に比べて、毛が長くて大変そうだなぁという呑気な感想のせいで、もしかしたらえんじゅの毛並みが癖になりがちという設定になってしまったのかもな……。そして事実見えているものもそうなるので、ますます『寝ぐせがついているだろう』の先入観が強固なものになってしまうんだ……可哀想に……。でもかわいいから永遠に毛繕いして……(狂気)
(固めのパンはネズミの鋭い歯の前にあってはちょうど良い歯ごたえだったから、分け与えられた分を半分はパンくずを撒き散らしながら腹に収め、残りは頬袋に詰め込んだ。)
- ん〜〜〜〜〜!見てくださいこの絵に描いたようなハムスターを。全ハムスターをペアに持つPLはこれを待っているんですね。
(ひまわり解禁の報せに右の頬をパンの形に歪に膨ませながらハッ…と動きを止めてから)! やっとかい、待ち詫びたよ。
- 普段ダウナーなえんじゅなんですけども、これはハッ!(集中線いっぱい)として背中にひまわりを浮かばせているな…!と分かります。可愛いね。
(基本この毛玉は友に何か要求することはなかったが、夏の盛りにやたらとひまわりの成長過程を見に行きたがる事は例外だった。やがて花開いた大輪を油滴の眼差しをきらきら輝かせて見つめ、種の収穫だってバケツを伏せた特設の日陰からきっちり見守った。そこから二ヶ月の乾燥が待っていたのは想定外だったらしく、その日一日ふて寝をしていたけれど。)
- ひまわりに大興奮のえんじゅ描写が好きすぎてたまらん。夏の後の設定にしといて作っといて良かった〜!!!
(蜜に濡れたアーモンドを丹念に赤い舌が舐めて舐めて、手についた蜜も舐めてとその食事はやはりちょこまか忙しない。満を持してアーモンドに齧りつきながら)ビニールハウスは何が採れるんだったかな。さつまいもがあるととても嬉しいんだけれど
- ちっちゃい舌がぺろぺろしてるのとか、ちっちゃい手でこまこました所作とか何もかも可愛い。なんか動物の食事シーンってめっちゃ見ちゃう。えんじゅはほっぺに詰まってたりするからいつも新鮮に驚いてしまう……そんなん入ってたんか…って。
恵まれたと言うよりは最後の慈悲のようにも思えるね。第二波だとかそういったものが来ないといいけれど、君一人を消すためだけなら少しばかり大掛かりな事だと思うよ
- クリフォードは世界が滅んだこととか残った理由とかは死ぬほど考えたけど答えは出なかったし、それ以上に孤独になってしまったからこの台詞については「確かになあ」と思うしかない。流石の片割れなのである。でもおハムを消すために人間が現れるイベント構成は引きちぎれるかと思いましたね心が。
(昼下がりの陽に透けるような細い髭にもまた寝癖が少々残っている)
- まだ残ってる。もうそういう毛並みなんだよ。可愛いね。
量が足りないなら全て食べてしまえばいいじゃないか!保存の必要もなくなるよ。もちろん来年の分は取っておいてね(ことひまわりの種が絡むとどうにも知能が下がるのがこの毛玉だった。ひまわりを植える現場には連れて行かない方が得策かも知れない。恐らく植える種を頬袋にしまってしまう。)
- 聡明なおハムがただのハムスターになるのが可愛くてな。それでもまだ残る知性。貪欲で愛おしいまである。植える種という種を頬にしまってはちきれそうになってるところはちょっと見たい。
(ちなみにトマトは歯を立てる傍からぷしゅっと汁を吹くものだから食卓に上がる度小さな小さな眉間に僅か皺が寄ったのだった)
- ハムスターの可愛いところを切り取る天才。丁寧にふいてやろうな。
(友が仕事に勤しむ間は陽光の当たるそこで麻袋に鼻粒を近付けたり登ってみたり齧ってみたりと気ままなひとり遊びだ)……、(何が齧り心を擽るかは言語化出来ない。いい感じにほつれた袋を見つけてしまえば近づいて、無心で歯を立て、齧る。体勢を低くしたり踏ん張ってみたり引っ張ってみたり、仕舞いは白い腹を晒して視点を変えた齧り遊び──最早仕事と変わらぬ集中力である。袋のほつれの拡張、その先に待っているのは、)──うわっ(トウモロコシの粒によるかろやかな雪崩である。)
- 絶対にあっただろうハプニングをあたかもおハムのせいにする技術が高すぎる。でも実現の可能性があればあるほど、そこにハムスターはいなかった現実が襲い来る。切なすぎる。なのでPLは途中から考えることをやめた。えんじゅはそこにいるのである。
(友が声を掛け、餌置き場に目をやった時そこにはトウモロコシの小山に埋もれたアプリコットがあったはずだ。創造主の研磨忘れの様な短い短いしっぽが生えているから、トウモロコシに埋もれた体勢も何が起きたかも大体察しがつこう)
- どひぇ可愛いね〜〜〜〜!しっぽつまんじゃお!えい!
君の日記を始め各種記録ノートを発見し紐解くのは誰だろうね。また新たに人類に近しいいきものがこの世界に生まれるのはいつのことになるやら……宇宙人がやってくる方が早そうだ。
- この点を構想含めて夢物語として夜の管巻きのおともにしたかったですね。誰が活用してくれるのか、今の動物が進化したり退化したりしてどんないきものになるのかとか。おじじの"教師"としての一面はハイスクールの先生辺りを想定していたのですが、多分理科の先生だったんだろうなあと思いますね。作物を育てたり、実験によるトライアンドエラーが好きだからね。
(都合の悪いことや面倒事を省いた、さながらごっこ遊びめいた存在だれど、街のあちこちに増えていくひまわりを友の足を使って巡回する夏は確かに在った。花の始末なら君の奥方がやっていたように押し花にしたらどうだい?なんて提案が今後何かの折に零れるだろうか。)
- 情緒があり過ぎるハムスターだなあ。こういうところがね大好きなんですね。敢えて詳細を書かないで名前も出さなかったかつての家族のことは、思い出話はしても結局今いる"ふたり"を中心としたいというPLのエゴなんですけども、忘れっぽいハムスターが「奥方の名前は?」と聞かなかったこともすごく雰囲気が良くて……PLは勝手に嬉しくなってましたね……。いやもしかしたら知りたかったかもしれないんですけど。(そしてロールかなんかで言ってるかもしれないんですけどね)(自分のレスをなにも覚えてない)
わぁ、僕のおやつが
- かわいーーーーーー!!!!!(いじわるしてごめんね)
(──友が眠る前の習慣、日記をつける一時は揺らぐ蝋燭の炎で幻想的なものとなった。うっかり近づいて注意ぐらいはされたかもしれない。明かりが変わろうとも語らいの穏やかさは変わることなく、日記の締めくくりの一言を見れば『全くその通りさ』と種を齧りながら幻が頷く。そうして眠りにつく友と散歩に繰り出す毛玉の、中途半端で自由な夜が今日も始まった)
- 日常を切り取るのに解像度が高いところと高くないところのメリハリってすごく大事ですよね。おハムは幻でありながら、クリフォードの生活にちゃんと"居る"んですよ。背の低い蝋燭であれば注意くらいはしますし、冷えかけのろうに触ってパリパリになった毛並みを苦笑いして払ってあげたりなどもしたい。耳が聞こえなくともえんじゅのすべての音は認識できるので、夜寝ているときに起きる巣作りとか大冒険の音は夢の中で見てるかもしれなかったりします。ちなみにティッシュの山は幾つか残して、忘れ去られたなと思われるものから勝手に捨ててる。
僕は幻だから、申し訳ないことに看病ひとつ出来ない訳なんだけれど……もし僕が本物のハムスターだとしたらどうだろう。看病出来ないのは同じ事な上に、自分が飲む水だって用意出来ないからもしかしたら飢えてしまうかも知れない。そうでなくても夜中はきっと騒がしくしているだろうね、要は君の都合なんか考えず生きてるって事さ。
- 「僕は幻だから」の口上は山のように聞いているもののいつもと少し違うアプローチなんだろうなと思うセリフです。えんじゅはこれでとても現実的なので「本物だったら」と仮定と比較することも結構珍しいのではなかろうか。それほどに看病ひとつ出来ないことを気にしてくれているのだと思うと胸がつまりますね。同時に嬉しくもなります。大事にされてしまっている!
(もう片手で包まれるとハムスターの性とでも言うべきか何とも言えない安心感でぺたりと腹を友の掌に付け、撫でられる度にサテンの手触りはとろけるように平らになっていく。)
- とろけるハムスターをこんなにも焦がれるようになってしまうなんて……罪……。気が済むまで触ってたら多分擦り過ぎてペラペラになってしまいます。魔性の毛皮。
ううん、僕を寝かしつけてもいいことはないよ。それに今朝はたっぷり眠ったからまだ眠くないんだ……(寝るか食べるか遊ぶかを永遠に繰り返す毛玉だから、撫でてくれる優しいリズムに油滴の瞳が細くなる。)
- うーんかわいいね。眠くなっちゃうところも抗おうとしているところもかわいい。健気な仕草が非常にツボなPL、にこにこになる。
(油滴の瞳を瞬かせては幻の語りとは、と首を傾けるが、すぐに小さな口は澱みなく滑り出す。もし友がこの毛玉の眠る様子を眺めたことがあるのなら、寝息を立てながらまるで歩いているかのようにもぞもぞ手足を動かしたり口をもぐもぐさせているのを労せず見ることが出来たはず)
- ハムスターは夢を見るか?の問ですが、夢の内容より寝ぼけてぴこぴこ動いている四肢を想像してしまいそっちの方に意識が集中してしまった。絶対にかわいいので絶対に目撃したい。しました。
(いつもより緩慢な手つきで、湯気立つ蜂蜜湯が完成したのをポケットから見上げれば、例によって寝巻きの生地でのクライミングを試み、やがて腰掛けている太ももへ到達すればぽてっと座る)
- ハム仕草の可愛さがとどまるところを知らない。よじよじ登ってきて割と思い切りよく我が物顔でふんぞり返っている(比喩)ような感じがして、えんじゅが案外やんちゃなのでは?と思わせてくれます。ぽてっとした毛玉を太ももに乗せたままだと立ち上がれもしませんので、ついついむにっと摘んでしまいたくなる。そしてその持ち方はすごく嫌だと怒られるまでがワンセットだな。
……ありがとう。ふふ、奥方が見たら何て言うかな(小さなミルクピッチャーに蜂蜜湯を満たす仕草は当然にちまっとしたものだろうから、そんなコメントを添えながらも礼は忘れない。差し出された小さな器に揺蕩う金色の液体にふんふんと鼻を鳴らしては片手を添えて、ちるちると舌先で甜める。)
- 生きてるシルバニアに見えてきた。かわいい。多分クリフォードの奥さんも大歓迎だと思いますね。ほわほわした夫婦がハムに蜂蜜湯をちっちゃいティーセットで出そうとするのもそう遠くない。
(息子と遊んだ思い出だって、妻と語らった事だって聞かせてもらったから。何故か裏声で人形のセリフを言う友の姿を想像してしまったから、少しばかり声が震えるのは許して欲しい)
- おままごとの話をしているところですが、不器用なりに頑張って役作りをしているところが目に浮かびます。でも演説系の劇台本の読み合わせは得意なんだろうな。えんじゅはペットのハムスターに飽き足らず、兄だったり弟だったりの役をこなしたりして多彩な一面が……みられたりはしないですかね?
なるほど、なら僕の素晴らしい眠りっぷりをお目にかけるよ。ここしばらくは見ていないんじゃないかい
- 「君の得意技を見せてくれ」と言った後のお返事ですが、どうどうとしていてとても可愛いですね。ここしばらく〜の間はクリフォードも寝ていて見れなかったわけですが、この後はうとうとするえんじゅを見守って自分も安らかに眠れそうです。
(carpe diem)
- “メメント・モリ”から“カルペ・ディウム”へ繋げて下さったこのスレッドタイトル、本当〜に好きです。「明日のことはできるだけ信用せず、その日の花を摘め」のワード、終末世界×イマジナリーフレンドの世界観にピッタリすぎませんか?;;
主を失って枯れた田畑や家屋はただしく目に映るのに、路端に転がるひとであったものはエヴァンジェルの見る世界には存在しない。
- ここに限らずなんですけどしっかりしてそうに見えて見たくないものから目を逸らすっていう選択肢を取るのがすごく12歳で・・・もう・・・12歳なんだよね・・・っていう庇護欲がかきたてられて止まりませんでした。
微笑みから一転、つつかれた回数に応じて頬がむっと膨らんでゆく。表面を撫ぜるようなやわい煙を吹き消すように、ふん、と鼻を鳴らして。ツンと尖らせたくちびるは、けれどすぐに迫り上がる空咳を吐き出した。むすくれた頬がまた、コンコン、と咳を吐き出すことでしぼんでゆく。
- 拗ねるエヴァンジェル、本当に可愛いです。本当に。
適当な家をブランチ会場に決めたなら幾度とそうしてきたように、ドアノブを壊してしまおう。
- これ初めて見た時声あげて笑っちゃったんですけどそうだよね壊さないと入れないよね…って妙に納得しました。とはいえあの儚げな外見でドアノブ壊してるのシュールすぎてめちゃくちゃ可愛いです。
ほら! ちゃんとまあるくなった!
- きっと滅亡前の世界では料理をする必要がなくって、あったとしてもきっと両親の手厚い介助のもとだったんだろうなと思うと、この世界でどんどんできることが増えていくエヴァンジェル、強く生きていて本当にえらい;;でもラストのロールでこのときのパンケーキも本当は丸くなかったのかな…と考え始めると切ないね…。
メメント、お皿を寄せてっ。(片手にフライパン、片手にフライ返し。ぷるぷる震えた腕で、助けを呼んだ。)
- イマジナリーフレンドなので助けてあげられなかったんですけどイマジナリーフレンドじゃなくても意地悪したくなる可愛さ…
……一度くらいあこがれるでしょう、世界征服。
- これすっっっっっっごい好きです。あ、憧れるの…!?ていう驚きと年相応の無鉄砲さが共存してるのが良!世界統べて下さい。
――空になった二枚の皿。しかし、一枚には重なるパンケーキが残されていた真実は、誰の目に触れることもなく塵となろう。
- エヴァンジェルがこの事実に気づかなくて本当によかった;;でも敏い子なのできっとどこかでは気が付いていて、防衛本能として蓋をしてるのかなと思うとやるせなさすぎて皿ごとひっくり返したくなりました(?)
氷のまくらでたくさんねむったら、ベン&ジェリーズのコットンキャンディアイスをたべるんだ。
- コットンキャンディっていう選択肢がもうとにかく可愛くて泣きました
……パンケーキはわるくないよ。あんなに楽しかったんだから。(理論的な否定というよりは、どちらかといえば思い出にケチをつけるのを嫌って。
- エヴァンジェル、基本的にはいい家庭に生まれてこういう綺麗な考え方をできる子なんだなあ〜〜と実感したシーンです…。
まやかしの愉楽が虚しいとは思わない。
- 文章が丁寧で美しいんですよね・・・
褪せて寂れて、けれどモノクロームにはならない。あるべきものをただしく捉えられるようになっただけのこと。
- 〆のレス、全体的に子どもから大人への羽化というのが描かれていてめちゃくちゃ美しいんですけど、それゆえにこれからに寄り添えないことが切なくて泣きました;;綺麗な言葉を選ぶエヴァンジェルが旅した世界の手記が読みたいです。
……やっぱり神さまはぼくらの味方じゃあなかったね、メメント。
- ああ……美しい……。
すっかり風邪は治ったはずなのに、きゅっと締まった喉がイガイガと違和を残して掠れた音が声として吐き出される。喉につかえる声はボーイソプラノと呼ぶには掠れたガサつきを伴って変声期の訪れを表していた。
- 中性的な雰囲気で、かつ性別が明記されていなかったのでずっと彼とも彼女とも呼称しなかったんですが、最後の最後で明記されてウワーーーー;;;;;ってなりました。この羽化の瞬間………………。10年後のエヴァンジェルも20年後のエヴァンジェルも見せてほしいよ……。
- 最後を「変声期」で飾るこのセンス、煎じて30杯飲みたいです。文章自体もとびきり美しくて何度でも読み返してしまいます。
- “メメント・モリ”から“カルペ・ディウム”へ繋げて下さったこのスレッドタイトル、本当〜に好きです。「明日のことはできるだけ信用せず、その日の花を摘め」のワード、終末世界×イマジナリーフレンドの世界観にピッタリすぎませんか?;;
主を失って枯れた田畑や家屋はただしく目に映るのに、路端に転がるひとであったものはエヴァンジェルの見る世界には存在しない。
- ここに限らずなんですけどしっかりしてそうに見えて見たくないものから目を逸らすっていう選択肢を取るのがすごく12歳で・・・もう・・・12歳なんだよね・・・っていう庇護欲がかきたてられて止まりませんでした。
微笑みから一転、つつかれた回数に応じて頬がむっと膨らんでゆく。表面を撫ぜるようなやわい煙を吹き消すように、ふん、と鼻を鳴らして。ツンと尖らせたくちびるは、けれどすぐに迫り上がる空咳を吐き出した。むすくれた頬がまた、コンコン、と咳を吐き出すことでしぼんでゆく。
- 拗ねるエヴァンジェル、本当に可愛いです。本当に。
適当な家をブランチ会場に決めたなら幾度とそうしてきたように、ドアノブを壊してしまおう。
- これ初めて見た時声あげて笑っちゃったんですけどそうだよね壊さないと入れないよね…って妙に納得しました。とはいえあの儚げな外見でドアノブ壊してるのシュールすぎてめちゃくちゃ可愛いです。
ほら! ちゃんとまあるくなった!
- きっと滅亡前の世界では料理をする必要がなくって、あったとしてもきっと両親の手厚い介助のもとだったんだろうなと思うと、この世界でどんどんできることが増えていくエヴァンジェル、強く生きていて本当にえらい;;でもラストのロールでこのときのパンケーキも本当は丸くなかったのかな…と考え始めると切ないね…。
メメント、お皿を寄せてっ。(片手にフライパン、片手にフライ返し。ぷるぷる震えた腕で、助けを呼んだ。)
- イマジナリーフレンドなので助けてあげられなかったんですけどイマジナリーフレンドじゃなくても意地悪したくなる可愛さ…
……一度くらいあこがれるでしょう、世界征服。
- これすっっっっっっごい好きです。あ、憧れるの…!?ていう驚きと年相応の無鉄砲さが共存してるのが良!世界統べて下さい。
――空になった二枚の皿。しかし、一枚には重なるパンケーキが残されていた真実は、誰の目に触れることもなく塵となろう。
- エヴァンジェルがこの事実に気づかなくて本当によかった;;でも敏い子なのできっとどこかでは気が付いていて、防衛本能として蓋をしてるのかなと思うとやるせなさすぎて皿ごとひっくり返したくなりました(?)
氷のまくらでたくさんねむったら、ベン&ジェリーズのコットンキャンディアイスをたべるんだ。
- コットンキャンディっていう選択肢がもうとにかく可愛くて泣きました
……パンケーキはわるくないよ。あんなに楽しかったんだから。(理論的な否定というよりは、どちらかといえば思い出にケチをつけるのを嫌って。
- エヴァンジェル、基本的にはいい家庭に生まれてこういう綺麗な考え方をできる子なんだなあ〜〜と実感したシーンです…。
まやかしの愉楽が虚しいとは思わない。
- 文章が丁寧で美しいんですよね・・・
褪せて寂れて、けれどモノクロームにはならない。あるべきものをただしく捉えられるようになっただけのこと。
- 〆のレス、全体的に子どもから大人への羽化というのが描かれていてめちゃくちゃ美しいんですけど、それゆえにこれからに寄り添えないことが切なくて泣きました;;綺麗な言葉を選ぶエヴァンジェルが旅した世界の手記が読みたいです。
……やっぱり神さまはぼくらの味方じゃあなかったね、メメント。
- ああ……美しい……。
すっかり風邪は治ったはずなのに、きゅっと締まった喉がイガイガと違和を残して掠れた音が声として吐き出される。喉につかえる声はボーイソプラノと呼ぶには掠れたガサつきを伴って変声期の訪れを表していた。
- 中性的な雰囲気で、かつ性別が明記されていなかったのでずっと彼とも彼女とも呼称しなかったんですが、最後の最後で明記されてウワーーーー;;;;;ってなりました。この羽化の瞬間………………。10年後のエヴァンジェルも20年後のエヴァンジェルも見せてほしいよ……。
- 最後を「変声期」で飾るこのセンス、煎じて30杯飲みたいです。文章自体もとびきり美しくて何度でも読み返してしまいます。
(呼吸を忘れた惑星で、黙示録からはみ出したひとりぼっちをからかう様にひとすじの煙がたなびいた。あるべき有象無象を失っても、その煙が機嫌良く太陽の肩を叩くことに躊躇いはない。“ともだち”の孤独の死骸を煙に巻いて、あてどない夜の先を祝福するように光を透かした白煙が視線を裏切ったところで立ち昇る。
(不可視の唇はともすればつり上がって見えたかもしれない。そういうくだらないハテナをぶつけては、ギャラリー不在のインタビュア気分を味わっていた。うっかりと欠けたエヴァンジェルの一部から生まれたくせに、歪を好む友人の厄介なこと。)キミの思うままに。そこのマリア様ももうきっと、ボクたちのことは見飽きただろうしね。(靄がかろうじて人のかたちを成して、ステンドグラスの生み出す影にキスをした。
ねえエヴァンジェル。もう1冊日記帳をつくるのはどう?(退屈な保存食の物色中か、あるいは“だったもの”達へ目をくれている最中か。職務怠慢を誤魔化すように文房具コーナーのノートを1冊指し示した。いつの間にか人の姿の煙。)こっちにはキミのウソを書くんだ。『今日は友だちと蜂蜜をたっぷりかけたパンケーキを食べた。』って。
分からないのに。ならどうして水をあげるの?だってキミがいなくなったら、どうせしんじゃうよ。
あはは!たしかに、キミ、前世でどれだけ神様を怒らせたんだろうね。星でも握りつぶしたの?(神は味方じゃないと断言する鮮やかさに無数の粒子を震わせた。宗教画にでも住まわっていそうな容姿のくせに。
チェシャ猫みたいに笑った煙が白く靡いて、ふくれっ面をくすぐった。
キミが困ってるのが好きなんだ。知ってる?キミは考えると眉間にマリアナ海溝ができてるの。(ともすれば究極の自問自答。どんな胡乱な世界でも、友だちとの他愛のない会話でお手軽な存在証明が出来るんだからイマジナリーだってこんな時には悪くはない。)
キミの腕の見せ所だよ。ボウルはこっち、量は… 分からないから全部入れちゃえば?食べきれなかったら土のご馳走にしよう。(唆すくせ、湯気のフリしてフライパンの上で踊るくらいしか役目はないから口ばかりが労働を背負っている。「もっとよく混ぜて」だとか「ダマができてるよ」だとか。几帳面さは誰譲り?)
そのくせ救急要請にはけらけら笑って、)お皿はもう少し右だよ。そっちそっち。(煙に腕はないですよとしれっと縁を溶かしたが。
お腹を出して寝てたんだろう。ボクは注意したのに。(無神論者――者と数えるにはいささか輪郭が暈けていたが――は、信仰など知ったことかと祭壇で片膝を立てている。子どもをあやすように擽った語尾で、4つ並べたチャーチチェアに横たわらせた友人を見つめていた。背後の十字架の刺すような視線がほんの少し痛むだけ。)
子守唄がいいかな。でもキミ譲りの歌唱力じゃ生憎悪夢を見せてしまうかもしれないから、スモークアートでもお披露目しようか?この前通りがかったシアターにポスターがあったんだ。(そんな筈はないのに、行き場のない無力感が問答の好きな口をよく回らせた。) エヴァンジェル、死んだりしないよね?
じゃあ今夜は寝ないでいいよ。ずぅっと起きていよう。 夜は、目を閉じるから怖いんだ。
- 本当に名言製造機でいらっしゃる。
あははっ、たしかに。今は特にほしいね、暖炉のある家もあまーいビスケットも。ゲームは…キミが夢中になっちゃうと退屈だから、サンタには知らせないでおこう。(ポツポツと湧き出す欲は、ちいさい様でいてこの乏しい世界では果てしない。尊ぶべき当たり前は、今や掌からぽろぽろとこぼれ落ちるばかりだから。落ちかけのまぶたを擽るように手を――手のように見える一筋を伸ばした。)
(風も寝静まった真夜中は、まぶたを降ろさなきゃ永遠だ。目を瞑って見る夢よりも、まやかしだらけの現実が煌めいてみえるなら。きっとゆめなんかいらない。)
几帳面な人なのかな。(バツのついたカレンダー、入り口傍の救急箱。知らない誰かの存在を悟られたくなかったくせに、気が付いたら手つかずの皿の上にポツリと声が落ちていた。)
死体が転がる地獄だって、2人きりなら天国だった。だってボクにはキミしかいないから。でも、(人ならざるものを警戒して、アパートの扉前でためらうように靴音は止まった。おそらくたった一人分の足跡を見付けたのだろう。) ボクたちはひとつに戻った方がいいのかな。 ねえ、エヴァンジェル。
ボクはキミのためだけのまぼろしだから、キミがほしい言葉をあげる。(――ピリオドのかたちがどうであれ、今は1(+1)人、食べて飲もう。Carpe diem quam minimum credula postero. 花を摘み切ったその先に、どんな蕾が芽吹くかなんて今は知る必要もない。)
(1人の生も死も、あるいは77.5億と175万種の命の顛末も。この惑星にとっては些末なことで、運命的にも思えた2人きりは俯瞰してみれば有り体な孤独に対する防御反応の1つにすぎない。ああは言ったくせ、立ち返ったスタート地点に小指の先ほども興味などなかったし、例えばあの夜がなければたったひとつの足音なんか聞こえない振りをして、ゆるやかな終わりを望んだままだったかもしれない。随分と一人前に自我など持ってしまったのが運の尽き。)
さみしくなったら、目をこらして。キミが探すところになら、とくべつに化けて出てあげる。
神様が愛さないのなら、さいごの瞬間までただひとりの友人が寂しくないように、とびきりの愛情を手渡してからかえろう。へたくそな笑顔をからかう様に唇の端っこをつりあげた。)キミの世界の端の景色を、また今度おしえてよ。エヴァンジェル。(錆びついたとびらがキィと鳴き声をあげたのと同時、さらさらと風が忍び込んで、友の背を遠ざけてゆく。縷々と窓の外へ吸い込まれた煙は、闇に紛れ込む。白くもない、砂塵のようなそれは、もうとっくに友だち以外の誰かの目にも触れただろう。目も鼻も口もない、褪せた世界に似合いのありふれた景色として。)
(バロック。あるいは、memento mori. 捩じ曲がった景色が正されたとして、0.0の世界が天国か地獄かは、夢のさなかには分からない。それでも、全てを失った世界がエヴァンジェルにとって、無味なものではないといい。ただひとりの友人を妨げるものすべてとともに世界へ還るから、キミがボクを思い出すその時まで。 幻は、彼の分厚い日記のページを捲って待っている。)
- どこまでも美しく、切なくも清々しい物語をありがとうございました。
(不可視の唇はともすればつり上がって見えたかもしれない。そういうくだらないハテナをぶつけては、ギャラリー不在のインタビュア気分を味わっていた。うっかりと欠けたエヴァンジェルの一部から生まれたくせに、歪を好む友人の厄介なこと。)キミの思うままに。そこのマリア様ももうきっと、ボクたちのことは見飽きただろうしね。(靄がかろうじて人のかたちを成して、ステンドグラスの生み出す影にキスをした。
ねえエヴァンジェル。もう1冊日記帳をつくるのはどう?(退屈な保存食の物色中か、あるいは“だったもの”達へ目をくれている最中か。職務怠慢を誤魔化すように文房具コーナーのノートを1冊指し示した。いつの間にか人の姿の煙。)こっちにはキミのウソを書くんだ。『今日は友だちと蜂蜜をたっぷりかけたパンケーキを食べた。』って。
分からないのに。ならどうして水をあげるの?だってキミがいなくなったら、どうせしんじゃうよ。
あはは!たしかに、キミ、前世でどれだけ神様を怒らせたんだろうね。星でも握りつぶしたの?(神は味方じゃないと断言する鮮やかさに無数の粒子を震わせた。宗教画にでも住まわっていそうな容姿のくせに。
チェシャ猫みたいに笑った煙が白く靡いて、ふくれっ面をくすぐった。
キミが困ってるのが好きなんだ。知ってる?キミは考えると眉間にマリアナ海溝ができてるの。(ともすれば究極の自問自答。どんな胡乱な世界でも、友だちとの他愛のない会話でお手軽な存在証明が出来るんだからイマジナリーだってこんな時には悪くはない。)
キミの腕の見せ所だよ。ボウルはこっち、量は… 分からないから全部入れちゃえば?食べきれなかったら土のご馳走にしよう。(唆すくせ、湯気のフリしてフライパンの上で踊るくらいしか役目はないから口ばかりが労働を背負っている。「もっとよく混ぜて」だとか「ダマができてるよ」だとか。几帳面さは誰譲り?)
そのくせ救急要請にはけらけら笑って、)お皿はもう少し右だよ。そっちそっち。(煙に腕はないですよとしれっと縁を溶かしたが。
お腹を出して寝てたんだろう。ボクは注意したのに。(無神論者――者と数えるにはいささか輪郭が暈けていたが――は、信仰など知ったことかと祭壇で片膝を立てている。子どもをあやすように擽った語尾で、4つ並べたチャーチチェアに横たわらせた友人を見つめていた。背後の十字架の刺すような視線がほんの少し痛むだけ。)
子守唄がいいかな。でもキミ譲りの歌唱力じゃ生憎悪夢を見せてしまうかもしれないから、スモークアートでもお披露目しようか?この前通りがかったシアターにポスターがあったんだ。(そんな筈はないのに、行き場のない無力感が問答の好きな口をよく回らせた。) エヴァンジェル、死んだりしないよね?
じゃあ今夜は寝ないでいいよ。ずぅっと起きていよう。 夜は、目を閉じるから怖いんだ。
- 本当に名言製造機でいらっしゃる。
あははっ、たしかに。今は特にほしいね、暖炉のある家もあまーいビスケットも。ゲームは…キミが夢中になっちゃうと退屈だから、サンタには知らせないでおこう。(ポツポツと湧き出す欲は、ちいさい様でいてこの乏しい世界では果てしない。尊ぶべき当たり前は、今や掌からぽろぽろとこぼれ落ちるばかりだから。落ちかけのまぶたを擽るように手を――手のように見える一筋を伸ばした。)
(風も寝静まった真夜中は、まぶたを降ろさなきゃ永遠だ。目を瞑って見る夢よりも、まやかしだらけの現実が煌めいてみえるなら。きっとゆめなんかいらない。)
几帳面な人なのかな。(バツのついたカレンダー、入り口傍の救急箱。知らない誰かの存在を悟られたくなかったくせに、気が付いたら手つかずの皿の上にポツリと声が落ちていた。)
死体が転がる地獄だって、2人きりなら天国だった。だってボクにはキミしかいないから。でも、(人ならざるものを警戒して、アパートの扉前でためらうように靴音は止まった。おそらくたった一人分の足跡を見付けたのだろう。) ボクたちはひとつに戻った方がいいのかな。 ねえ、エヴァンジェル。
ボクはキミのためだけのまぼろしだから、キミがほしい言葉をあげる。(――ピリオドのかたちがどうであれ、今は1(+1)人、食べて飲もう。Carpe diem quam minimum credula postero. 花を摘み切ったその先に、どんな蕾が芽吹くかなんて今は知る必要もない。)
(1人の生も死も、あるいは77.5億と175万種の命の顛末も。この惑星にとっては些末なことで、運命的にも思えた2人きりは俯瞰してみれば有り体な孤独に対する防御反応の1つにすぎない。ああは言ったくせ、立ち返ったスタート地点に小指の先ほども興味などなかったし、例えばあの夜がなければたったひとつの足音なんか聞こえない振りをして、ゆるやかな終わりを望んだままだったかもしれない。随分と一人前に自我など持ってしまったのが運の尽き。)
さみしくなったら、目をこらして。キミが探すところになら、とくべつに化けて出てあげる。
神様が愛さないのなら、さいごの瞬間までただひとりの友人が寂しくないように、とびきりの愛情を手渡してからかえろう。へたくそな笑顔をからかう様に唇の端っこをつりあげた。)キミの世界の端の景色を、また今度おしえてよ。エヴァンジェル。(錆びついたとびらがキィと鳴き声をあげたのと同時、さらさらと風が忍び込んで、友の背を遠ざけてゆく。縷々と窓の外へ吸い込まれた煙は、闇に紛れ込む。白くもない、砂塵のようなそれは、もうとっくに友だち以外の誰かの目にも触れただろう。目も鼻も口もない、褪せた世界に似合いのありふれた景色として。)
(バロック。あるいは、memento mori. 捩じ曲がった景色が正されたとして、0.0の世界が天国か地獄かは、夢のさなかには分からない。それでも、全てを失った世界がエヴァンジェルにとって、無味なものではないといい。ただひとりの友人を妨げるものすべてとともに世界へ還るから、キミがボクを思い出すその時まで。 幻は、彼の分厚い日記のページを捲って待っている。)
- どこまでも美しく、切なくも清々しい物語をありがとうございました。
(だってね、たとえばいつもベッドがそばにあったら、ずーっと眠っちゃうでしょう? おしゃべりしてくれるふかふかクッションたちと、洗わなくってもにおわないブランケットにつつまれちゃったら。でも、だからって、歩きつづけることもできません。わたしはいつでもとまってやすめるんだって、そういう気持ちが必要でした。それに、ほら。思い出すじゃない。そこに座ってたひとのこと。パパの書斎の、古い革の。お兄ちゃんの部屋の、F1の座席みたいなやつ。猫のハーティーのおきにいりのスツール。おじいちゃんちの玄関にある、ポスト代わりのロッキングチェア。学校の机にくっついてるやつの、濃い青色の背もたれ。スタジアムの平たくて冷たい席。二回目のデートの映画館の席の埃っぽさ。それで、もしわたしを思い出す誰かが、この宇宙のどこかにいたら、そのときはこの友だちのことを、いっしょに思ってくれるんでしょう。)
- マイペアであるジジ様の記念すべき初回投稿、喜びながらこの半分ほどを読み進め、あまりのことに途中で中断し管理人様のDMへ情けなくも悲鳴を上げに行ってしまいました…。自意識過剰かもしれないけれど、私が椅子をやりたかった理由を鋭く見抜かれているようにも思えてしまう描写と、かつそれを飛び越えてジジさんの世界に無理なく組み込んで下さっている…。こんなのペアさんに惚れてしまわざるを得ませんが…。(チョロ椅子)抜き出させて頂いた部分以下も、全部まるっと上げてしまいたいくらい大好きな表現ばかりで。ジジさんと世界がパッと目に浮かぶような描写、それでいてとてもさりげなく個性めいたものが文から伝わってきて、この文章力は天才のそれでは…!?私のペアさん天才だヤッタネ!!と有頂天になると共に、このロールにレスを返すのは自分なのだということに、ちょっぴり震えたりもしました。でもやはり、こんな高カロリー高火力なロールを30日間も浴びれてしまうのか…というよろこびが勝りました。カロリーのあるものは美味しいのだ…。
- ジジさんのココすき!2周目です。イスPLです。はい。椅子というオブジェクトを友だちにさせてしまったことへの気後れが、「こんなに綺麗に自Cの存在をご自身のPCの中に落とし込んで下さる人が!?私のペアさんに!?」という大感謝に変わったのが、このロールを読んだ瞬間の感想でした。思わずガッズポーズしに管理人さんのDMへ駆け込んだのを、昨日のことのように思い出せますね…あれは何年前のことだったか…。何度読んでもこの生まれて初めてジジさんから頂いたロールが一番一番尊い気持ちになって読んでしまうんですよね…だってこれが、自Cのプロフを読んで考えて、導き出してくれたペアさんによる自Cの解釈だと思っているので…。
(それで、もしわたしを思い出す誰かが、この宇宙のどこかにいたら、そのときはこの友だちのことを、いっしょに思ってくれるんでしょう。)
- イスPLですよ!このPLはしつこいぞ!この、こういったお話を綴る上で欠かせないと勝手に思っているバイブルの「星の王子さま」的雰囲気を感じさせるこの。この。
(あれから、季節は三つに分かれた。冬のはじまりと、北欧神話かシベリアの嵐みたいな冬と、あと、冬のおわり。冬がおわってまた冬がはじまるその境目には、ほんの数日だけまぼろしみたいな春と秋がある。太陽がすっかり隠されて、ほとんどいつも夜のような暗さだが、ときどきは日食みたいなぼんやりとした明るさの日もあった。)
- ただ世界の天候を描写しているだけなのに、こんなに詩的な表現になるのもPL様の感性のなせる技…。
- イスPLです。この描写を頂いていたので、ジジさんとのお話の舞台はなんとなく北欧のイメージが強かったです。(後半英語圏であることと、ミシガン湖のほとりであったことがわかったので「そりゃ寒い!」となりましたが)PCさんが生きている世界がどう言うところであるのか、その描写を丁寧にして貰えると嬉しくなってしまいますね…(公式からの供給に喜ぶファンのきもち)
(ひとり生き残った娘は生まれ育った湖のほとりの街を離れずに、およそ三年を生きている。世界全体が冷蔵庫とか冷凍庫になってしまったようだったので、腐らずに残っている食べものを見つけるのはたやすかった。まだ両親のいる病院や図書館、ショッピングモールや教会。形を保っている建物を選び、いくつか拠点をつくってそこを転々としていたが、本当に冬が深まると、りすのようにたっぷりと準備をした上で冬ごもりをする。今年は凍った湖の近くの古いホテルで。)ねえ〜、まだ、いいかなあ。最近、ちょっとお天気おちついてるし……、まだ、外、いけるかな? クリスマスになっちゃう前に……。
- クリスマスという時期に被せてくださったのもあり、スノードームの世界に住んでいるジジさんはいつも心の中にありました…。
(よわい明るさの中、眠ったホテルのラウンジには絶対に溶け込んでしまわない青が見えている。ちいさなころに見た医療ドラマを思い出して、それから実際に自分が座った歯医者の、薬っぽい匂いを記憶の中に嗅いだ。椅子、という約束ごとを守ったあとは自由に姿を変える友だちは、忘れてしまっていたことをときどき思い出させてくれることがある。見たこともない夢のような椅子の姿だってあるけれど。その大人の男性の声は、パパの弟の、ダグおじさんに似ているみたい。でもしゃべりかたはスペイン語のサイムズ先生のように静かだ。そーっと首を傾けて、脳を揺らしてひとつ前の大冬のことを考える。マグを抱えた手の指先をすりすりと合わせながら。その手首には男性用の自動巻きの時計が巻かれている。)
- こちらが描写した事にペアさんが触れてくれるだけで嬉しくなるものですが、こちらが投げたボールが増えて返って来た…だと!?という気持ちになりましたね…。私のペアさんの世界が深い…。この中でも「指先をすりすりと合わせながら」という部分だけで、ジジさんの存在感が際立つのが凄いです…。ロール1行あたりに含まれるカロリーが高すぎるので、本編終了後には正月太り所では済まない気がします。幸福。
- イス側の設定をご自身のPC設定に組み込んでくださる、嬉しい。ところでこのスペイン語の先生が登場した辺りで、米国が舞台なのかなということに思い当たるべきでした…。
(片足をちょこっと引いて、しゃなりと舞踏会みたいな礼をしてから、そのまわりと調和したかたちの椅子に腰かける。背中もお尻も、たしかにクッションのやわらかく反発する感触があるし、マグから離れた片手がアームレストをくすぐって、みがかれた材木をつるんと撫でもした。けれど、これは夢の椅子。それをわかってしまっているのは、おなじようないつかの冬の日だ。外で友だちをたよって休んだあとに、地面に座ったみたいに冷たく汚れたズボンをはいていたので。でも、わたしがいて、彼がいて、それならどれもこれもがほんとうのこと。こればっかりは、宇宙人にだってうそだなんて言えないわたしたちの世界だ。)
- 暗くて寒くて、つらくてすさんだ世界のはずなのに、ジジさんは今日もこんなに可愛い。
- 光景が目に浮かぶようで、そこからお二人の関係性の優しさも伝わってくるような心地よさ。
(りすが地面に冬の巣穴を掘るかわり、そのソファの質のよい織物のささやかな凹凸を、短く切った爪の先でかりりとなぞる。もうずっと夜の中にいるので、きっと目で見るのとおんなじくらい、友だちの姿を肌でたしかめてきた。)
- なんでもない少女の行動表現の中にも、ひとつまみくらいのエロチシズムが含まれている気がして、PLの心の中は大変な事になっていました…。
- (欧米の16歳という体で話しますが…)こんなに無邪気で可愛い、13歳の少女らしい仕草を見せる女の子が、16歳の体なんですよ…。アンバランスかわいい…。
(ちっちゃないたずらは、「ふふふ」と笑い声を頬に含んでおしまいになる。ときどきなにか、どうもむずかしげなことを考えている友だちの気の惹きかたは、たぶん13歳のままだった。友だちがくすぐったいと言ってくれるまで、猫の手みたいにした五指をそろえてさわさわさわとその背もたれをマッサージしたこともある。もっとも、こうやって文句も言わずにお尻の重みを支えてくれる友だちだから、ほんとうにくすぐったかったかどうかはジジは知り得ないのだけど。)
- だからぁ!!!!!!!!!!(何が)
(「種はとっとこうね」だとかつぶやいたのは、これもまた夜が明けたあとの夢物語。いつかふたたび芽吹くものを見届けられたら、という祈りだ。大きな樹の下で、その木漏れ日がちらちらと頬に落ちるのを感じるときには──、友だちにはきっと、背もたれがなだらかな角度をした、揺り椅子の顔をしてもらおう。)
- (涙する椅子の絵文字)
竜巻やハリケーンがなくても、星が落ちてきたりしなくても、ひとがいないと、町、だめになっちゃうのね。ねえ、雪って、溶けてなくなっちゃうのに。ふしぎだね。(人の住まない街は簡単に荒廃してゆく。つけっぱなしだったガスだかなにかが原因だろうか、これまで無人の街で火の手が上がるところも見た。それはちょっとだけ、タイムカプセルのよう。いつか誰かが生きていたよと告げる手紙のようで、生きのこりの心がなぐさめられたなんておかしい話も、友だちには語ったことだろう。さて、ぺろりと下唇をなめたところで朝の一杯はおしまいだ。)
- このレスをいただいた前後あたりで、改めてジジさんは体は16歳だけれども心は13歳の少女のままなんだなあとハッとさせられていたPLです。ここの発言が無垢で泣いてしまいそうだったのですが、ジジさんご自身がタイムカプセルだったんだなあ…眠っている間に贈られたものはたくさんの愛が詰まったプレゼントだけれども、ジジさんが掘り出された世界ではもう誰もいなくて、雪に埋もれて潰れていくものばかりなんだなあ…みたいな。この“かつて誰かがそこにいた記憶”と、“今はいないという事実”の対比表現が、やっぱり世界で人間が一人ぼっちになるところの醍醐味だとも思っていて。改めて、人間の気配だけを漂わせつつ老朽化していくものの一つの形を借りてジジさんのお友達になれて本当によかったなと思ってしまったりしたのでした。
(友だちがつくったいつもの無言に気づいたら、ほっぺたをくっつけるのをやめて頭の後ろをずりずり押し付けた。自分のための軋む音を聞きたがるように。)
- 要所要所で気を引きたがるジジさんがとても可愛かったし、またそういう行動をとって下さるのがありがたくもあり。ふれあいを求めてくる女の子はとても可愛いものですね…。
……ほんとうのことは、こわいもの。ううん、なにがほんとうかは、わからないけど。……みんな、こっちに体をおいてっちゃっただけとかさ。たましいになって、宇宙人の世界で、けっこう自由にしてるとか。“そうだったらいいな”っていうのが、欲しいかもって思ったの。
- 形骸化した信仰も神様もいなくなった世界で願われることの、どんなに単純で純粋なことかと…(泣)
- あまりにも切ない………。ジジさんのまわりの“みんな”の体が、たいてい凍ったままどこかにあるということもあって、尚更の物悲しさが感じられますね…。
(ロビーから区切られたその部屋は、かつてはささやかなラウンジだったのだろう。暗い部屋の真ん中あたりに置かれた鉄のストーブの中では赤々と火が踊っている。そういう揺れる光源のせいで、もう座るものもいなくなったソファやちいさなテーブルが、ときおり体をくねらせているように錯覚した。いつそれらが本当に踊り出してしまってもおかしくはないのだと思う。だって今話しかけている相手も。)
- 本当に、「作家さんかな…?」と思ってしまうくらい表現の豊かさが凄い…。ロール1行1行に含まれる栄養素が豊富…。
- イスPLはもう、ペアさんが家具のお話をしてくださるだけで嬉しくなる体になりましたね…。
(その年の夏にはオリンピックがあって、それからジジのまわりではちょっぴりスケートボードが流行った。ひとの多いスケートパークに行く前に練習しようって、あの日もすこし離れた小さな公園に友だちと集まるはずだったのだ。13歳の子どもは寝坊して気が急いていたから、あの事故は運転手のほうが気の毒だった。)
- 世界が終わる前は(も?)、活発な普通の女の子だったんだなあ…という一面が知れて喜ぶ椅子型のファンより。
(一匹の小りすちゃんのことも、誰が床に横たわっているかも知らないままで身を起こす──と、動体センサーらしいライトがぱっと壁を照らした。誕生日のときみたいな、三角旗の飾りが弧を描いて貼られていて、そのひとつひとつに文字が書かれている。“Just stay alive,Georgia”、そう目が追うころには16歳のクリスマスの夢なんかは、さあっと溶けてしまった。)>
- #2イベントのジジさんのロールを最初から読み進めて、“Just stay alive,Georgia”のところでぶっ倒れてしまったんですよね…この…邪気のない無垢な気持ちでできた地獄…何これ…本当にPL様は何者なのだろうか…。正直、ジジさんにとってはトラウマであるだろう目覚めの光景を狙ってのA選択ではあったのですが、思った以上に強めのパンチが飛んできて、PLは大層笑顔で倒れました。
- #1からのある種ゆるふわとしたジジイスのやりとりで温まって、この“Just stay alive,Georgia”でいきなりひゅっと急降下するような感覚は永遠に語り継いでいきたいジジPLさんの神演出なので、何も知らなかった自分に戻ってもう一度最初からログを読みたい。
(けれどもここにいる13歳は、その友だちとの時間のことをすっかり夢のように心のどこかに置いていて、しかし今目覚めた病室だって、いつかどこかで見た夢みたい。予感よりもはっきりとしたこわさがちくちく肌を刺して、でも、やっぱり悪夢ばっかりっていうんじゃない。だって生きてと言われたのだ。目の前にある山積みの贈りものが、たくさんのひとが自分に置いていってくれたのだとわかってしまう。13歳の胸につめこんでしまえば、簡単にはち切れてしまうような、たくさんの想い。それにひとりさらされて、ママを呼びながらぼうっとしていたのだけれど。びっくりしたような声が思いのほか下の方から響いてきたから、湿ったまつ毛をぱちぱちっと動かした。目をまるくする。シーツの上の小さなりすの、その目のつぶらさにはかなわなくっても。)
- ジジさんのプロフィールを拝見した時から、「たくさんの人の思いを“プレゼント”されて、世界にたった一人残された女の子」というイメージを抱いており…。そこを主軸にしてやりとりをさせて頂けたらいいなあと思っていましたので、やりとりが進む中でああ、やっぱりジジさんは祝福や呪いといったものを感じさせる女の子だなあ…としみじみと噛み締めていたのですが。#2にて夢の外のジジさんの無邪気さの裏にあるものを垣間見させて頂くことができ、椅子の上でふう…とため息をついて目を閉じ、天を仰いだPLでした。
のこぎりとか、そんなのならこのホテルにもあるもんね。おとなしくあるものでDIYしよっ……、
- 13歳らしい無邪気さを見せたかと思えば、年相応もしくはそれ以上の頼もしさを見せつけてくるDIY少女…私のペアさんは可愛さと頼もしさを両立している…!さすが地球にひとり暮らしの経歴は伊達じゃない…。
……、り、りすさん? ……、ハーティーからにげてきたの?(穏やかに混濁する記憶は、そんな場違いな問いかけをつくった。それは見慣れた、庭に遊びにきた生きものの姿をしていて、でももっと親しみがある。懐かしさが。一瞬だけそのちいちゃな手の輪郭が揺らいだように見えたが、そんなことはかまわずに両手を差し出し、水をすくうようにその体を持ち上げよう。森のプリンセスみたいに優しい仕草になるように。13歳の手のひらは、16歳のよりすこしだけやわらかいかもしれない。傷なんかもどこにもなくて。それからおそるおそると手を持ち上げて、おたがいの目の高さを近づけて、ああ、とため息混じりの声が漏れた。)ああ、…わかるよ。……うふ。かわいいね。どうしちゃったの、イス? しっぽがとってもふわふわ。あなた……、こんなだっけ?(両手の台座をたもったままで、親指でその毛むくじゃらの友だちの腹を撫でて探る。なんだかひさしぶりにあたたかいものに触った気がして目を細めて、それからしおれた花びらが導くみたいに落ちた先には画用紙が一枚。)
- ジジさんがただただ可愛い……(T . T) というあまりにもな感想だけですとアレなので、この場を借りてジジさんについて語りたいのですが構いませんねっ!ジジさんは本当に幼さと大人びた面の両方を感じさせるPCさんなんですよね…。中途半端な年齢の少女特有の危うさや無垢さ、そしてそこに勝手にエロスを見出してしまう業みたいなものを…こう…(ろくろ)話は変わりますが、私が大好きな映画の一つに「ローズ・イン・タイドランド」があるのですが、この映画の主人公の少女…というか役者さんにジジさんのお姿をちらつかせがちなPLです。(この映画もイマジナリーフレンドが出てくるお話でしたので、お勧めしたい映画です…)
なんでもいいよ。なんだかねえ、どこへも行けそうね。さむくないもの。
- #2も、看病(できない)イベントか夢の世界かで例のごとくとても迷っていたのですが、雪や寒さのこともあり、あまり遠くに行けないジジさんの行動制限みたいなものを取っ払った時にどうなるのかな、という好奇心から悪夢をぶつけたPLでした。なので、このセリフを頂けた時に勝手に少しだけ報われた気持ちになっていたのでした。
(姿かたちも、ぬくもりさえもあの夢の椅子とちがってしまえば、その内側におさまっているものだって、夢の中の友だちとはことなって見える。大人だって、いつもと勝手がちがうことに戸惑ったりもするのだろうけれど。たぶん、16歳のジジはその友だちの冷静さを、何が起こったってだいたい盤石なものとして頼っていたから、ことさら目の前の小りすちゃんがかわいいものに見えた。きゅっと胸がくすぐったくなる。キャンディを含むみたいにほっぺたがちょっと上がる笑いかたをしながら、友だちのやわらかな毛に指先をうずめるのをそうっとやめて、「やさしくしたでしょ?」と言うのだけれど、その唇はふわふわと揺れるしっぽをまるのみしたい衝動をうずうずと我慢していた。)
- ジジさんの少女性の全てがここに詰まっていると思っています…声に出して読みたい描写。
(しおれた花びらがはらっと髪から落ちて、ベッドのすぐそばまで積まれたプレゼントの包み紙の明るさにまぎれていった。パーティみたいににぎやかな色合いの中で、壁際の一角だけがぽっかりと空いている。そこだけすっかりきれいに片づけられて、浮かんだ風船だって遠慮して寄りつかないみたいだった。あるいは、そこにあるものを見えないように。13歳の心が認識できないように。──きっと友だちがその姿を取ったことのない、薄い黄緑のビニールレザーの二人がけのソファ。そしてその前の床に、寄り添って横たわる両親の体。それはこの世界では隠されてしまっていた。そのなにもない空間をじっと見つめた後には、ふいと友だちのほうに顔を向けて。彼が手のひらに収まるりすの姿から、病院になじむ車椅子の顔に変わっているなら、そこに移動させてもらうことにしよう。足取りはふらつきはしなかったけれど。)
- ヴーッ(胸をおさえる)
ああ、そう。この日を、誕生日にしたってよかったね。一生ぶんのプレゼントを見ちゃったもん。ねえ、イスの誕生日はさ……、王様の椅子になってよ。
- ハッピーバースデー……(´;ω;`)
このホテルで大冬を過ごすと決めた日は“ホテル ジジ&イス フローズンレイクサイド”の開業日だ。神様がいないと知ってしまっても日曜日はお祈りの時間を取ったし、友だちと出会った日はとびきりのお祝いの日のひとつ。とっときの缶詰やかちこちに冷凍焼けして乾いたお肉なんかのごちそうも、結局のところジジひとりのおなかにおさまってしまうのだけれど。
- 本当にさりげない寂しさみたいなものの描写がお上手だなあ…
(なめらかな病院の廊下の上にも、フラワーシャワーがあったようにたくさんの花びらが落ちていた。祝福された新郎新婦が歩いたあとみたいに。「結婚式みたいねえ」とへんにのどかな感想をつぶやきながら、まっすぐに続く廊下のその先は、明るいはずなのに見通すことはむずかしい。その廊下を進む間には、美術館の絵のようにときどき大きなガラス窓があって、そこから娘の語るものを見ることができたろう。自分にたくさんのプレゼントが待っているって知らないまま、ベッドの上で眠りながら冷たくなってゆくひと。ひとり残されるかもしれないことを哀れんだ家族の選択。おわりまで仕事をまっとうした職員たちが倒れこんでいるところ。)……、みんな…、くるしくなかったと、いいね。くたくたであったかい毛布にくるまったときみたいにさ、…そんなふうに終わったんだったら、いいよね。(ささやかな弔いのようにつぶやいて、張りの弱くなった風船のハートの形ををちょっとだけ手で挟んでゆがめる。そうして進むうちに、やがてはガラス窓は病院のものからかたちを変えて、教室の窓や中で猫がくつろぐ家の出窓なんかが出てくるのだろう。そうやって静かにアルバムをめくっての思い出話をするみたいにして、途中ではもちろんさっき告げた兄の話も。兄だけは、いつでも死んじゃってもいいよと書いていて、それを彼らしいなと思ったこと。)
- ジジさんのお話から伺える世界はどこまでもふわっと寂しく暖くて、人々も「いなくなる」もの。そんなふんわりとしたおとぎ話や夢のような世界の中で、ジジさんの口から直接的に“死”を連想させる言葉が出たのは、ここが初めてだったのでは…?と。勝手にたくさんのものをプレゼントして、“いなくなってしまった”のが人々であるのに、やっぱりジジさんの願いは優しいんだなあと思った次第です。
- 不思議の国のジジとイス、みたいなとりとめのない夢にお連れしてしまったのに、こうやって上手にまとめてくださるPL様で本当によかったね。はい…。
(寝ないで年越しパーティしようねなんて言ってオセロやチェスなんかも用意していたのに、クリスマスのあとから体調を崩してしまって、ホテルの一室からまともに出られたのはそれこそ年明けになってからだった。その間は沸かしたお湯をたっぷり飲んで、粉のスープと、あとはキャンディとチョコバーくらいしか食べられていなかったので、まずはインスタントオーツにスキムミルクを混ぜたおかゆから。あのラウンジで友だちに座りながら食べていたのだけれど、今日はその前からずっとそわそわしている。窓は発泡スチロールで覆われていて、明かりはいつものストーブの火。でもその、窓のちょこっとの隙間から、ほそくほそく、外からの光の線が、たしかに中へと射しこんでいるのだ。兄の時計によると今は朝の八時ちょっとすぎ。青空なんかは見えなくっても、痛いくらいにまぶしい輝きでなくっても、ほんとうに久しぶりの朝日がそこにはある。)
- 最終章の幕開け…という贔屓目は抜きにしても、ジジさん(とPL様)の“日常と情景”にまつわる描写が本当に好きで好きで…ジジさんのなんでもない生活模様、永遠に読んでられるので永遠に供給してほしい…。
イス。イスイスイス。イ〜ス〜。ねえ。今日はぜったい、外だよね。日光浴だ。ビスケットとさ、お茶をもって、外でたべようよ。今日の日記は風景の記録ね。
- 元気になったジジさんがイスの名前を連呼する世界…永遠に続けばいいのに…。
(深めのお皿にうつしたそばから冷めていくミルクがゆを、まだ温かいうちにスプーンですくっては口にする。ほんのり甘くて、香ばしくて、もうちょっと脂肪分があったらもっとうれしいけれど、でもあったかくてやさしい味がとろっと口の中に広がるのは安心できた。かつての朝はシリアルだって抜きがちだったくせして懐かしい気持ちになっちゃうのは、友だちのかたちが家のダイニングテーブルに並ぶものとよく似ていたせいかも。)
- 日頃からインスタントオーツを食しているPLですが、最終章でジジさんが食べていらっしゃるのを見てから毎朝同じように食べるようになりました。ペアさんで健康になる!
イス?(途切れた声に友だちの名前を呼びながら、目は窓からの光を見ていた。細い隙間から、薄い板のようなかたちになってラウンジに入る光の中に、こまかなほこりが一瞬ずつきらっと輝いて、そして消えてゆく。)
- たった数行のロールで、時が止まったような気持ちを頂ける…PL様の手腕に栄えあれ…そして、ジジさんの目を通して綺麗な景色をたくさん見せてくださってありがとうございました…。
寝ぐせが直んなかったらぼうしでうまーく隠してさ。また風邪ひいちゃったらたいへんだもん。……イスも心配しちゃうしね?(スプーンをにぎったまま、手首ですりっと肘掛けの木材をなでる。)
- ジジさんによる突然の(イスへの)スキンシップが行われるたびに、PLの心臓は高鳴っていたのをご存じでしょうか…。
(──てっぺんにおおきなポンポンがついたニット帽は耳当てつきで、そこからはみ出したくせ毛は口元までうずめるマフラーの中。上下とも昔のスキーウェアみたいに分厚く着ぶくれしたら、あつあつのレモンティーが入った水筒と、おやつと、ビバーク用のアルミのブランケットやナイフや、そのほかこまごまとした外出セットをザックに入れて。だいたい冬山登山みたいな格好で、ホテルのエントランスから外へと出てゆくことになるだろう。)
- もこもこに着込んだ少女は、かわいい。 なのに携行品はがっちり雪中サバイバルな少女、かわいい。
(実際のところはうすぼんやりとしたあかるさだけれど、いつもよりもずうっと遠くまでしろじろとした冬の街を見渡せる。一度、雪じゃなくって雨が降ったせいかそこまで積雪はなくって、ホテルの入り口の広い階段を下りて、まるでミルクの海みたいな雪の地面を踏むと──、それでも16歳の体重で、さふ、とふくらはぎの半分くらいはうまってしまう。)
- 本当に、何を見て何を感じて何を摂取してきたらこんなロールが書けるのだろうか…。ジジさんのロール全てが本当に素敵で胸におし抱くようにして拝読しながら、自分の力量不足を実感していたPLなのでした…。
イス?(その場で雪を踏み固めながらの呼びかけは、相手がこちらを呼んだのとほとんど同時になった。こっちのはなんとなくの気を惹きたがる一声だったから、呼ばれてそちらに向かおう。雪に埋もれた階段を、スノーブーツのまるっこいつま先で探って一段分。凍りかけのまつ毛をぱたっと動かしながら、その声に耳を傾けた。どうしてだか、いつもよりもそれは静かに聞こえる。)どう……、(どうしたの、とたずねかけて。常の穏やかな大人の顔の声に変わりはないのだけれど、ほんのちょっぴりだけ年が近くなったようにも感じた。友だちはたしかにジジの中から出てきてくれたものなのに、その彼が感じる先触れを、娘はちっとも知り得ない。ただすこしだけ、マフラーと帽子からはみ出た髪の毛先がちりりとさわいだ気がしただけ。)あ。ふうん、…うふふ。もちろんいいよ〜。聞かしてちょうだい。(含むように微笑んだのは、相手の言葉の歯切れの悪さをはずかしがりのものだって勝手に見当をつけたからだ。エントランスから出て数歩のところで早速アルミのシートを取り出して、友だちの隣に座る。インタビュワーの気分だから、その姿がぜんたい目におさまるところに居ようと思った。)やっぱり、できるでしょ? できたでしょ〜。イスはさ、椅子だけど、わたしより物知りで…、わたしとたくさん、お話ししてるもん。
- もうこのラストイベントが始まった時点で、どういうふうにお別れをしようというのは決めていて。そういう気持ちでいたからこそ、ジジさんの言動の一つ一つが、本当に尊く輝いて見えたのですよね。また、そういうふうに表現してくださったPL様の手腕だとも。別れを念頭に置いてペアさんと向き合うと、さみしいけれども不思議と清々しくて、とても正直な気持ちになった椅子がそこにありました。イスが存外に子供っぽい一面を覗かせたのも、大人という人格をそばに置いたジジさんの気持ちの何らかの変化…という風にも取れるなあと、勝手に面白くなっていた次第でした。
(──ひとのぬけがら。そうしてはじまる物語は、今も雪にうもれ、氷の中で、冷えて乾いてゆくひとびとのつめたい景色を思わせるのだけれど。けれど、それが椅子に転じてしまえば、さみしさはそのままに、しかし心の凍るような風景にはならない。まっしろい雪の上に色もかたちもさまざまな椅子たちが、もの言わず点々と並んでいるのは、終わってしまったテーマパークみたいなにおいがする。わたしたちのお話ね、なんて茶々は心の中でだけで、特別な椅子が登場しても、マフラーの下の唇はわらい、まなざしもたのしげだ。自分だけが見えて、しゃべれて、座れる、魔法の椅子。でも世界にはジジひとりだから、この魔法は百年経ったって解けない現実だ。世界があなたの実存を感じている。)
- 文字数がヤバくなってしまう!という焦りと共に滔々と綴ってしまったロールに、こんなレスで素敵にまとめてくださる方が、私のペアさんなのだなあ…へへへへ。(当時のイスPLの心境)
ねえ、……、イスが、返事してくれたら、ね、……たのしいお話、たくさん、…できるようにするよ……。椅子じゃない、イスとも、なかよく、……、…、っ、
- 仲良くするのか……俺以外の椅子と……(茶化さないと泣いてしまうので)
……やだ……。(途中でかぼそくつぶやいたのは、自分にすら聞こえないくらいの音。)…………いまもだよ。どこでも一緒に、行けるじゃない。みんなのこと、お話しだって、できるよ。…イスが、みんなの……たくさん、椅子をさ、覚えてくれてたからじゃない…。(ハグだってできる。腕を伸ばして、友だちの背もたれと座面を抱くようにつかんだ。たしかにそう感じるのだ。背もたれに押しつけた頬は冷たい空気の代わりに、よくやすりがけされて、ニスを塗られた木に触れている。ホテルは湖に向かうように建てられていて、ずっと先までつづく永遠の雪の荒野みたいな湖に背を向けて、友だちにしがみついて目をきつくつむった。ようやく感じ取ったのだ。友だちが感じたものを、たぶん、やっと。友だちが増えるのなら、それは喜ばしいことだけれど。そうじゃないなら。彼の言葉を拒否するみたいにぐいぐいと頭をこすりつける。)イスじゃない。イスは、………イスは、ここにいるもん。ねえ、……やだよ…、ずるいよう、……ぅ゛、…(声は濡れて、ベッドの上に逆戻りしたみたいに鼻を啜る音がする。)み゛んな、…、きゅうに、い、いなくなって、…ふ、…っぐ、…イスまで、きゅうに、おわか、っれ゛、 〜〜やだあ、…っ!(なにもかもが自分のためだ。今もまた、ひとり残される娘の心を案じるような、やさしい物語を聞いた。これを自分をかわいそうがってつくった幻というなら、頭をつららでぶったたいてやる。宇宙人だって。ひろいミシガン湖をわたってきた、ひとりぼっちのだれかだって。ぐずって、だだをこねて、見ないようにして。それでも背中のほうからは、やがては遠く、雪を踏みしめる音も聞こえてくるのだろう。ひとりきり、数年間を生き抜いてきたとわかる慎重な足音が。)う、ううう、……、イス、イス、……イス、(唇を肘掛けにほとんどくっつけながら、そうっと名前を重ねてささやく。ほかのだれにも聞こえないように。見つけないで、見つけないで、といのりながら。)いなくならないよっていって。作り話で、おどかしたって…。そしたら、つづきを…、わたし、考えるから…、イス、……、だいすきよ、…
- お別れだよっていうことを、回りくどく匂わせるようなずるいやりくちをして、もちろん聡いジジさんがそれに気付かないとは思ってはいなかったのだけれども。こんな赤裸々な気持ちの決壊をぶつけてくださるとは思っていなかったおろかなPLでした。ジジさんとの物語はいつだってあったかい綿雪にくるんだような、曇天から降るかすかな陽光のような朧な優しさがあって、だからこのレスをいただいた時にPLは頭をつららでぶったたかれたような心地がしたのでした。ああ素晴らしき私のペアさん…。
(だってどんなにわがままを言っても、今この時が、ふたりっきりの最後だ。そして今年には17歳になるのだから。)
- ジジさんがお誕生日を迎える時に、イスがそばにいれないなんてヤダヤダヤダという気持ちと、何がなんでもジジさんとお別れしなくてはならないというPLの矜持が分裂して、私にもイマジナリーフレンドができないかな、と思いました。
あり、がと、……ッ、ずっと、 〜〜ずっと、ねえ、ともだち、…だから、…ね、っ…。イス、……、…、 ──また、ね…、
- ま”たね”え”ぇ!!!!(号泣)
(あんなにやさしいお話を聞いたのに、やっぱりたった一脚だった友だちと、目の前のひとりをおなじようには思えなくて、けれど、迎えることにしよう。ひとりきり、心をさびしくしてきたひとだから。さふ、と一段、雪に埋もれた階段をおりて、)お、 ……おつかれさま。…とっても、………さむかったでしょう。(ちょっぴり緊張した声でのはじめまして。パパやママやお兄ちゃん、たくさんのひとがくれたもの、友だちが抱えてくれていたものを、わたしはまだ、わけられるだけ持っているよ。だから、そうね、ちょっとでも、ひとりぼっちのそのひとを、あたためられたらいいと思う。)…あたたかいレモンティーは、すき? ねえ、…よかったら、ビスケットもあるのよ。(そうして聞かせて、あなたのこれまでのあしあとのこと。わたしもね、たくさんあるの。さびしくても、ひとりっきりじゃなかった、やさしい日々のお話がね。)
- 緊張してしゃべるジジさんはかわいそうかわいい。持てるものを分け与えられるひとはやさしい。イスにとっての日々がやさしかったのは、ジジさんのおかげ。そしてここで回収されるスレッドタイトル…巧みなPLさんの掌の上で一生懸命駆け回っていた、イスPLでした。ぬくぬく温めてもらったり、つららで頭をぶったかかれるようなセンセーションをもらったり、そんな年末年始をありがとうございました!!
- マイペアであるジジ様の記念すべき初回投稿、喜びながらこの半分ほどを読み進め、あまりのことに途中で中断し管理人様のDMへ情けなくも悲鳴を上げに行ってしまいました…。自意識過剰かもしれないけれど、私が椅子をやりたかった理由を鋭く見抜かれているようにも思えてしまう描写と、かつそれを飛び越えてジジさんの世界に無理なく組み込んで下さっている…。こんなのペアさんに惚れてしまわざるを得ませんが…。(チョロ椅子)抜き出させて頂いた部分以下も、全部まるっと上げてしまいたいくらい大好きな表現ばかりで。ジジさんと世界がパッと目に浮かぶような描写、それでいてとてもさりげなく個性めいたものが文から伝わってきて、この文章力は天才のそれでは…!?私のペアさん天才だヤッタネ!!と有頂天になると共に、このロールにレスを返すのは自分なのだということに、ちょっぴり震えたりもしました。でもやはり、こんな高カロリー高火力なロールを30日間も浴びれてしまうのか…というよろこびが勝りました。カロリーのあるものは美味しいのだ…。
- ジジさんのココすき!2周目です。イスPLです。はい。椅子というオブジェクトを友だちにさせてしまったことへの気後れが、「こんなに綺麗に自Cの存在をご自身のPCの中に落とし込んで下さる人が!?私のペアさんに!?」という大感謝に変わったのが、このロールを読んだ瞬間の感想でした。思わずガッズポーズしに管理人さんのDMへ駆け込んだのを、昨日のことのように思い出せますね…あれは何年前のことだったか…。何度読んでもこの生まれて初めてジジさんから頂いたロールが一番一番尊い気持ちになって読んでしまうんですよね…だってこれが、自Cのプロフを読んで考えて、導き出してくれたペアさんによる自Cの解釈だと思っているので…。
(それで、もしわたしを思い出す誰かが、この宇宙のどこかにいたら、そのときはこの友だちのことを、いっしょに思ってくれるんでしょう。)
- イスPLですよ!このPLはしつこいぞ!この、こういったお話を綴る上で欠かせないと勝手に思っているバイブルの「星の王子さま」的雰囲気を感じさせるこの。この。
(あれから、季節は三つに分かれた。冬のはじまりと、北欧神話かシベリアの嵐みたいな冬と、あと、冬のおわり。冬がおわってまた冬がはじまるその境目には、ほんの数日だけまぼろしみたいな春と秋がある。太陽がすっかり隠されて、ほとんどいつも夜のような暗さだが、ときどきは日食みたいなぼんやりとした明るさの日もあった。)
- ただ世界の天候を描写しているだけなのに、こんなに詩的な表現になるのもPL様の感性のなせる技…。
- イスPLです。この描写を頂いていたので、ジジさんとのお話の舞台はなんとなく北欧のイメージが強かったです。(後半英語圏であることと、ミシガン湖のほとりであったことがわかったので「そりゃ寒い!」となりましたが)PCさんが生きている世界がどう言うところであるのか、その描写を丁寧にして貰えると嬉しくなってしまいますね…(公式からの供給に喜ぶファンのきもち)
(ひとり生き残った娘は生まれ育った湖のほとりの街を離れずに、およそ三年を生きている。世界全体が冷蔵庫とか冷凍庫になってしまったようだったので、腐らずに残っている食べものを見つけるのはたやすかった。まだ両親のいる病院や図書館、ショッピングモールや教会。形を保っている建物を選び、いくつか拠点をつくってそこを転々としていたが、本当に冬が深まると、りすのようにたっぷりと準備をした上で冬ごもりをする。今年は凍った湖の近くの古いホテルで。)ねえ〜、まだ、いいかなあ。最近、ちょっとお天気おちついてるし……、まだ、外、いけるかな? クリスマスになっちゃう前に……。
- クリスマスという時期に被せてくださったのもあり、スノードームの世界に住んでいるジジさんはいつも心の中にありました…。
(よわい明るさの中、眠ったホテルのラウンジには絶対に溶け込んでしまわない青が見えている。ちいさなころに見た医療ドラマを思い出して、それから実際に自分が座った歯医者の、薬っぽい匂いを記憶の中に嗅いだ。椅子、という約束ごとを守ったあとは自由に姿を変える友だちは、忘れてしまっていたことをときどき思い出させてくれることがある。見たこともない夢のような椅子の姿だってあるけれど。その大人の男性の声は、パパの弟の、ダグおじさんに似ているみたい。でもしゃべりかたはスペイン語のサイムズ先生のように静かだ。そーっと首を傾けて、脳を揺らしてひとつ前の大冬のことを考える。マグを抱えた手の指先をすりすりと合わせながら。その手首には男性用の自動巻きの時計が巻かれている。)
- こちらが描写した事にペアさんが触れてくれるだけで嬉しくなるものですが、こちらが投げたボールが増えて返って来た…だと!?という気持ちになりましたね…。私のペアさんの世界が深い…。この中でも「指先をすりすりと合わせながら」という部分だけで、ジジさんの存在感が際立つのが凄いです…。ロール1行あたりに含まれるカロリーが高すぎるので、本編終了後には正月太り所では済まない気がします。幸福。
- イス側の設定をご自身のPC設定に組み込んでくださる、嬉しい。ところでこのスペイン語の先生が登場した辺りで、米国が舞台なのかなということに思い当たるべきでした…。
(片足をちょこっと引いて、しゃなりと舞踏会みたいな礼をしてから、そのまわりと調和したかたちの椅子に腰かける。背中もお尻も、たしかにクッションのやわらかく反発する感触があるし、マグから離れた片手がアームレストをくすぐって、みがかれた材木をつるんと撫でもした。けれど、これは夢の椅子。それをわかってしまっているのは、おなじようないつかの冬の日だ。外で友だちをたよって休んだあとに、地面に座ったみたいに冷たく汚れたズボンをはいていたので。でも、わたしがいて、彼がいて、それならどれもこれもがほんとうのこと。こればっかりは、宇宙人にだってうそだなんて言えないわたしたちの世界だ。)
- 暗くて寒くて、つらくてすさんだ世界のはずなのに、ジジさんは今日もこんなに可愛い。
- 光景が目に浮かぶようで、そこからお二人の関係性の優しさも伝わってくるような心地よさ。
(りすが地面に冬の巣穴を掘るかわり、そのソファの質のよい織物のささやかな凹凸を、短く切った爪の先でかりりとなぞる。もうずっと夜の中にいるので、きっと目で見るのとおんなじくらい、友だちの姿を肌でたしかめてきた。)
- なんでもない少女の行動表現の中にも、ひとつまみくらいのエロチシズムが含まれている気がして、PLの心の中は大変な事になっていました…。
- (欧米の16歳という体で話しますが…)こんなに無邪気で可愛い、13歳の少女らしい仕草を見せる女の子が、16歳の体なんですよ…。アンバランスかわいい…。
(ちっちゃないたずらは、「ふふふ」と笑い声を頬に含んでおしまいになる。ときどきなにか、どうもむずかしげなことを考えている友だちの気の惹きかたは、たぶん13歳のままだった。友だちがくすぐったいと言ってくれるまで、猫の手みたいにした五指をそろえてさわさわさわとその背もたれをマッサージしたこともある。もっとも、こうやって文句も言わずにお尻の重みを支えてくれる友だちだから、ほんとうにくすぐったかったかどうかはジジは知り得ないのだけど。)
- だからぁ!!!!!!!!!!(何が)
(「種はとっとこうね」だとかつぶやいたのは、これもまた夜が明けたあとの夢物語。いつかふたたび芽吹くものを見届けられたら、という祈りだ。大きな樹の下で、その木漏れ日がちらちらと頬に落ちるのを感じるときには──、友だちにはきっと、背もたれがなだらかな角度をした、揺り椅子の顔をしてもらおう。)
- (涙する椅子の絵文字)
竜巻やハリケーンがなくても、星が落ちてきたりしなくても、ひとがいないと、町、だめになっちゃうのね。ねえ、雪って、溶けてなくなっちゃうのに。ふしぎだね。(人の住まない街は簡単に荒廃してゆく。つけっぱなしだったガスだかなにかが原因だろうか、これまで無人の街で火の手が上がるところも見た。それはちょっとだけ、タイムカプセルのよう。いつか誰かが生きていたよと告げる手紙のようで、生きのこりの心がなぐさめられたなんておかしい話も、友だちには語ったことだろう。さて、ぺろりと下唇をなめたところで朝の一杯はおしまいだ。)
- このレスをいただいた前後あたりで、改めてジジさんは体は16歳だけれども心は13歳の少女のままなんだなあとハッとさせられていたPLです。ここの発言が無垢で泣いてしまいそうだったのですが、ジジさんご自身がタイムカプセルだったんだなあ…眠っている間に贈られたものはたくさんの愛が詰まったプレゼントだけれども、ジジさんが掘り出された世界ではもう誰もいなくて、雪に埋もれて潰れていくものばかりなんだなあ…みたいな。この“かつて誰かがそこにいた記憶”と、“今はいないという事実”の対比表現が、やっぱり世界で人間が一人ぼっちになるところの醍醐味だとも思っていて。改めて、人間の気配だけを漂わせつつ老朽化していくものの一つの形を借りてジジさんのお友達になれて本当によかったなと思ってしまったりしたのでした。
(友だちがつくったいつもの無言に気づいたら、ほっぺたをくっつけるのをやめて頭の後ろをずりずり押し付けた。自分のための軋む音を聞きたがるように。)
- 要所要所で気を引きたがるジジさんがとても可愛かったし、またそういう行動をとって下さるのがありがたくもあり。ふれあいを求めてくる女の子はとても可愛いものですね…。
……ほんとうのことは、こわいもの。ううん、なにがほんとうかは、わからないけど。……みんな、こっちに体をおいてっちゃっただけとかさ。たましいになって、宇宙人の世界で、けっこう自由にしてるとか。“そうだったらいいな”っていうのが、欲しいかもって思ったの。
- 形骸化した信仰も神様もいなくなった世界で願われることの、どんなに単純で純粋なことかと…(泣)
- あまりにも切ない………。ジジさんのまわりの“みんな”の体が、たいてい凍ったままどこかにあるということもあって、尚更の物悲しさが感じられますね…。
(ロビーから区切られたその部屋は、かつてはささやかなラウンジだったのだろう。暗い部屋の真ん中あたりに置かれた鉄のストーブの中では赤々と火が踊っている。そういう揺れる光源のせいで、もう座るものもいなくなったソファやちいさなテーブルが、ときおり体をくねらせているように錯覚した。いつそれらが本当に踊り出してしまってもおかしくはないのだと思う。だって今話しかけている相手も。)
- 本当に、「作家さんかな…?」と思ってしまうくらい表現の豊かさが凄い…。ロール1行1行に含まれる栄養素が豊富…。
- イスPLはもう、ペアさんが家具のお話をしてくださるだけで嬉しくなる体になりましたね…。
(その年の夏にはオリンピックがあって、それからジジのまわりではちょっぴりスケートボードが流行った。ひとの多いスケートパークに行く前に練習しようって、あの日もすこし離れた小さな公園に友だちと集まるはずだったのだ。13歳の子どもは寝坊して気が急いていたから、あの事故は運転手のほうが気の毒だった。)
- 世界が終わる前は(も?)、活発な普通の女の子だったんだなあ…という一面が知れて喜ぶ椅子型のファンより。
(一匹の小りすちゃんのことも、誰が床に横たわっているかも知らないままで身を起こす──と、動体センサーらしいライトがぱっと壁を照らした。誕生日のときみたいな、三角旗の飾りが弧を描いて貼られていて、そのひとつひとつに文字が書かれている。“Just stay alive,Georgia”、そう目が追うころには16歳のクリスマスの夢なんかは、さあっと溶けてしまった。)>
- #2イベントのジジさんのロールを最初から読み進めて、“Just stay alive,Georgia”のところでぶっ倒れてしまったんですよね…この…邪気のない無垢な気持ちでできた地獄…何これ…本当にPL様は何者なのだろうか…。正直、ジジさんにとってはトラウマであるだろう目覚めの光景を狙ってのA選択ではあったのですが、思った以上に強めのパンチが飛んできて、PLは大層笑顔で倒れました。
- #1からのある種ゆるふわとしたジジイスのやりとりで温まって、この“Just stay alive,Georgia”でいきなりひゅっと急降下するような感覚は永遠に語り継いでいきたいジジPLさんの神演出なので、何も知らなかった自分に戻ってもう一度最初からログを読みたい。
(けれどもここにいる13歳は、その友だちとの時間のことをすっかり夢のように心のどこかに置いていて、しかし今目覚めた病室だって、いつかどこかで見た夢みたい。予感よりもはっきりとしたこわさがちくちく肌を刺して、でも、やっぱり悪夢ばっかりっていうんじゃない。だって生きてと言われたのだ。目の前にある山積みの贈りものが、たくさんのひとが自分に置いていってくれたのだとわかってしまう。13歳の胸につめこんでしまえば、簡単にはち切れてしまうような、たくさんの想い。それにひとりさらされて、ママを呼びながらぼうっとしていたのだけれど。びっくりしたような声が思いのほか下の方から響いてきたから、湿ったまつ毛をぱちぱちっと動かした。目をまるくする。シーツの上の小さなりすの、その目のつぶらさにはかなわなくっても。)
- ジジさんのプロフィールを拝見した時から、「たくさんの人の思いを“プレゼント”されて、世界にたった一人残された女の子」というイメージを抱いており…。そこを主軸にしてやりとりをさせて頂けたらいいなあと思っていましたので、やりとりが進む中でああ、やっぱりジジさんは祝福や呪いといったものを感じさせる女の子だなあ…としみじみと噛み締めていたのですが。#2にて夢の外のジジさんの無邪気さの裏にあるものを垣間見させて頂くことができ、椅子の上でふう…とため息をついて目を閉じ、天を仰いだPLでした。
のこぎりとか、そんなのならこのホテルにもあるもんね。おとなしくあるものでDIYしよっ……、
- 13歳らしい無邪気さを見せたかと思えば、年相応もしくはそれ以上の頼もしさを見せつけてくるDIY少女…私のペアさんは可愛さと頼もしさを両立している…!さすが地球にひとり暮らしの経歴は伊達じゃない…。
……、り、りすさん? ……、ハーティーからにげてきたの?(穏やかに混濁する記憶は、そんな場違いな問いかけをつくった。それは見慣れた、庭に遊びにきた生きものの姿をしていて、でももっと親しみがある。懐かしさが。一瞬だけそのちいちゃな手の輪郭が揺らいだように見えたが、そんなことはかまわずに両手を差し出し、水をすくうようにその体を持ち上げよう。森のプリンセスみたいに優しい仕草になるように。13歳の手のひらは、16歳のよりすこしだけやわらかいかもしれない。傷なんかもどこにもなくて。それからおそるおそると手を持ち上げて、おたがいの目の高さを近づけて、ああ、とため息混じりの声が漏れた。)ああ、…わかるよ。……うふ。かわいいね。どうしちゃったの、イス? しっぽがとってもふわふわ。あなた……、こんなだっけ?(両手の台座をたもったままで、親指でその毛むくじゃらの友だちの腹を撫でて探る。なんだかひさしぶりにあたたかいものに触った気がして目を細めて、それからしおれた花びらが導くみたいに落ちた先には画用紙が一枚。)
- ジジさんがただただ可愛い……(T . T) というあまりにもな感想だけですとアレなので、この場を借りてジジさんについて語りたいのですが構いませんねっ!ジジさんは本当に幼さと大人びた面の両方を感じさせるPCさんなんですよね…。中途半端な年齢の少女特有の危うさや無垢さ、そしてそこに勝手にエロスを見出してしまう業みたいなものを…こう…(ろくろ)話は変わりますが、私が大好きな映画の一つに「ローズ・イン・タイドランド」があるのですが、この映画の主人公の少女…というか役者さんにジジさんのお姿をちらつかせがちなPLです。(この映画もイマジナリーフレンドが出てくるお話でしたので、お勧めしたい映画です…)
なんでもいいよ。なんだかねえ、どこへも行けそうね。さむくないもの。
- #2も、看病(できない)イベントか夢の世界かで例のごとくとても迷っていたのですが、雪や寒さのこともあり、あまり遠くに行けないジジさんの行動制限みたいなものを取っ払った時にどうなるのかな、という好奇心から悪夢をぶつけたPLでした。なので、このセリフを頂けた時に勝手に少しだけ報われた気持ちになっていたのでした。
(姿かたちも、ぬくもりさえもあの夢の椅子とちがってしまえば、その内側におさまっているものだって、夢の中の友だちとはことなって見える。大人だって、いつもと勝手がちがうことに戸惑ったりもするのだろうけれど。たぶん、16歳のジジはその友だちの冷静さを、何が起こったってだいたい盤石なものとして頼っていたから、ことさら目の前の小りすちゃんがかわいいものに見えた。きゅっと胸がくすぐったくなる。キャンディを含むみたいにほっぺたがちょっと上がる笑いかたをしながら、友だちのやわらかな毛に指先をうずめるのをそうっとやめて、「やさしくしたでしょ?」と言うのだけれど、その唇はふわふわと揺れるしっぽをまるのみしたい衝動をうずうずと我慢していた。)
- ジジさんの少女性の全てがここに詰まっていると思っています…声に出して読みたい描写。
(しおれた花びらがはらっと髪から落ちて、ベッドのすぐそばまで積まれたプレゼントの包み紙の明るさにまぎれていった。パーティみたいににぎやかな色合いの中で、壁際の一角だけがぽっかりと空いている。そこだけすっかりきれいに片づけられて、浮かんだ風船だって遠慮して寄りつかないみたいだった。あるいは、そこにあるものを見えないように。13歳の心が認識できないように。──きっと友だちがその姿を取ったことのない、薄い黄緑のビニールレザーの二人がけのソファ。そしてその前の床に、寄り添って横たわる両親の体。それはこの世界では隠されてしまっていた。そのなにもない空間をじっと見つめた後には、ふいと友だちのほうに顔を向けて。彼が手のひらに収まるりすの姿から、病院になじむ車椅子の顔に変わっているなら、そこに移動させてもらうことにしよう。足取りはふらつきはしなかったけれど。)
- ヴーッ(胸をおさえる)
ああ、そう。この日を、誕生日にしたってよかったね。一生ぶんのプレゼントを見ちゃったもん。ねえ、イスの誕生日はさ……、王様の椅子になってよ。
- ハッピーバースデー……(´;ω;`)
このホテルで大冬を過ごすと決めた日は“ホテル ジジ&イス フローズンレイクサイド”の開業日だ。神様がいないと知ってしまっても日曜日はお祈りの時間を取ったし、友だちと出会った日はとびきりのお祝いの日のひとつ。とっときの缶詰やかちこちに冷凍焼けして乾いたお肉なんかのごちそうも、結局のところジジひとりのおなかにおさまってしまうのだけれど。
- 本当にさりげない寂しさみたいなものの描写がお上手だなあ…
(なめらかな病院の廊下の上にも、フラワーシャワーがあったようにたくさんの花びらが落ちていた。祝福された新郎新婦が歩いたあとみたいに。「結婚式みたいねえ」とへんにのどかな感想をつぶやきながら、まっすぐに続く廊下のその先は、明るいはずなのに見通すことはむずかしい。その廊下を進む間には、美術館の絵のようにときどき大きなガラス窓があって、そこから娘の語るものを見ることができたろう。自分にたくさんのプレゼントが待っているって知らないまま、ベッドの上で眠りながら冷たくなってゆくひと。ひとり残されるかもしれないことを哀れんだ家族の選択。おわりまで仕事をまっとうした職員たちが倒れこんでいるところ。)……、みんな…、くるしくなかったと、いいね。くたくたであったかい毛布にくるまったときみたいにさ、…そんなふうに終わったんだったら、いいよね。(ささやかな弔いのようにつぶやいて、張りの弱くなった風船のハートの形ををちょっとだけ手で挟んでゆがめる。そうして進むうちに、やがてはガラス窓は病院のものからかたちを変えて、教室の窓や中で猫がくつろぐ家の出窓なんかが出てくるのだろう。そうやって静かにアルバムをめくっての思い出話をするみたいにして、途中ではもちろんさっき告げた兄の話も。兄だけは、いつでも死んじゃってもいいよと書いていて、それを彼らしいなと思ったこと。)
- ジジさんのお話から伺える世界はどこまでもふわっと寂しく暖くて、人々も「いなくなる」もの。そんなふんわりとしたおとぎ話や夢のような世界の中で、ジジさんの口から直接的に“死”を連想させる言葉が出たのは、ここが初めてだったのでは…?と。勝手にたくさんのものをプレゼントして、“いなくなってしまった”のが人々であるのに、やっぱりジジさんの願いは優しいんだなあと思った次第です。
- 不思議の国のジジとイス、みたいなとりとめのない夢にお連れしてしまったのに、こうやって上手にまとめてくださるPL様で本当によかったね。はい…。
(寝ないで年越しパーティしようねなんて言ってオセロやチェスなんかも用意していたのに、クリスマスのあとから体調を崩してしまって、ホテルの一室からまともに出られたのはそれこそ年明けになってからだった。その間は沸かしたお湯をたっぷり飲んで、粉のスープと、あとはキャンディとチョコバーくらいしか食べられていなかったので、まずはインスタントオーツにスキムミルクを混ぜたおかゆから。あのラウンジで友だちに座りながら食べていたのだけれど、今日はその前からずっとそわそわしている。窓は発泡スチロールで覆われていて、明かりはいつものストーブの火。でもその、窓のちょこっとの隙間から、ほそくほそく、外からの光の線が、たしかに中へと射しこんでいるのだ。兄の時計によると今は朝の八時ちょっとすぎ。青空なんかは見えなくっても、痛いくらいにまぶしい輝きでなくっても、ほんとうに久しぶりの朝日がそこにはある。)
- 最終章の幕開け…という贔屓目は抜きにしても、ジジさん(とPL様)の“日常と情景”にまつわる描写が本当に好きで好きで…ジジさんのなんでもない生活模様、永遠に読んでられるので永遠に供給してほしい…。
イス。イスイスイス。イ〜ス〜。ねえ。今日はぜったい、外だよね。日光浴だ。ビスケットとさ、お茶をもって、外でたべようよ。今日の日記は風景の記録ね。
- 元気になったジジさんがイスの名前を連呼する世界…永遠に続けばいいのに…。
(深めのお皿にうつしたそばから冷めていくミルクがゆを、まだ温かいうちにスプーンですくっては口にする。ほんのり甘くて、香ばしくて、もうちょっと脂肪分があったらもっとうれしいけれど、でもあったかくてやさしい味がとろっと口の中に広がるのは安心できた。かつての朝はシリアルだって抜きがちだったくせして懐かしい気持ちになっちゃうのは、友だちのかたちが家のダイニングテーブルに並ぶものとよく似ていたせいかも。)
- 日頃からインスタントオーツを食しているPLですが、最終章でジジさんが食べていらっしゃるのを見てから毎朝同じように食べるようになりました。ペアさんで健康になる!
イス?(途切れた声に友だちの名前を呼びながら、目は窓からの光を見ていた。細い隙間から、薄い板のようなかたちになってラウンジに入る光の中に、こまかなほこりが一瞬ずつきらっと輝いて、そして消えてゆく。)
- たった数行のロールで、時が止まったような気持ちを頂ける…PL様の手腕に栄えあれ…そして、ジジさんの目を通して綺麗な景色をたくさん見せてくださってありがとうございました…。
寝ぐせが直んなかったらぼうしでうまーく隠してさ。また風邪ひいちゃったらたいへんだもん。……イスも心配しちゃうしね?(スプーンをにぎったまま、手首ですりっと肘掛けの木材をなでる。)
- ジジさんによる突然の(イスへの)スキンシップが行われるたびに、PLの心臓は高鳴っていたのをご存じでしょうか…。
(──てっぺんにおおきなポンポンがついたニット帽は耳当てつきで、そこからはみ出したくせ毛は口元までうずめるマフラーの中。上下とも昔のスキーウェアみたいに分厚く着ぶくれしたら、あつあつのレモンティーが入った水筒と、おやつと、ビバーク用のアルミのブランケットやナイフや、そのほかこまごまとした外出セットをザックに入れて。だいたい冬山登山みたいな格好で、ホテルのエントランスから外へと出てゆくことになるだろう。)
- もこもこに着込んだ少女は、かわいい。 なのに携行品はがっちり雪中サバイバルな少女、かわいい。
(実際のところはうすぼんやりとしたあかるさだけれど、いつもよりもずうっと遠くまでしろじろとした冬の街を見渡せる。一度、雪じゃなくって雨が降ったせいかそこまで積雪はなくって、ホテルの入り口の広い階段を下りて、まるでミルクの海みたいな雪の地面を踏むと──、それでも16歳の体重で、さふ、とふくらはぎの半分くらいはうまってしまう。)
- 本当に、何を見て何を感じて何を摂取してきたらこんなロールが書けるのだろうか…。ジジさんのロール全てが本当に素敵で胸におし抱くようにして拝読しながら、自分の力量不足を実感していたPLなのでした…。
イス?(その場で雪を踏み固めながらの呼びかけは、相手がこちらを呼んだのとほとんど同時になった。こっちのはなんとなくの気を惹きたがる一声だったから、呼ばれてそちらに向かおう。雪に埋もれた階段を、スノーブーツのまるっこいつま先で探って一段分。凍りかけのまつ毛をぱたっと動かしながら、その声に耳を傾けた。どうしてだか、いつもよりもそれは静かに聞こえる。)どう……、(どうしたの、とたずねかけて。常の穏やかな大人の顔の声に変わりはないのだけれど、ほんのちょっぴりだけ年が近くなったようにも感じた。友だちはたしかにジジの中から出てきてくれたものなのに、その彼が感じる先触れを、娘はちっとも知り得ない。ただすこしだけ、マフラーと帽子からはみ出た髪の毛先がちりりとさわいだ気がしただけ。)あ。ふうん、…うふふ。もちろんいいよ〜。聞かしてちょうだい。(含むように微笑んだのは、相手の言葉の歯切れの悪さをはずかしがりのものだって勝手に見当をつけたからだ。エントランスから出て数歩のところで早速アルミのシートを取り出して、友だちの隣に座る。インタビュワーの気分だから、その姿がぜんたい目におさまるところに居ようと思った。)やっぱり、できるでしょ? できたでしょ〜。イスはさ、椅子だけど、わたしより物知りで…、わたしとたくさん、お話ししてるもん。
- もうこのラストイベントが始まった時点で、どういうふうにお別れをしようというのは決めていて。そういう気持ちでいたからこそ、ジジさんの言動の一つ一つが、本当に尊く輝いて見えたのですよね。また、そういうふうに表現してくださったPL様の手腕だとも。別れを念頭に置いてペアさんと向き合うと、さみしいけれども不思議と清々しくて、とても正直な気持ちになった椅子がそこにありました。イスが存外に子供っぽい一面を覗かせたのも、大人という人格をそばに置いたジジさんの気持ちの何らかの変化…という風にも取れるなあと、勝手に面白くなっていた次第でした。
(──ひとのぬけがら。そうしてはじまる物語は、今も雪にうもれ、氷の中で、冷えて乾いてゆくひとびとのつめたい景色を思わせるのだけれど。けれど、それが椅子に転じてしまえば、さみしさはそのままに、しかし心の凍るような風景にはならない。まっしろい雪の上に色もかたちもさまざまな椅子たちが、もの言わず点々と並んでいるのは、終わってしまったテーマパークみたいなにおいがする。わたしたちのお話ね、なんて茶々は心の中でだけで、特別な椅子が登場しても、マフラーの下の唇はわらい、まなざしもたのしげだ。自分だけが見えて、しゃべれて、座れる、魔法の椅子。でも世界にはジジひとりだから、この魔法は百年経ったって解けない現実だ。世界があなたの実存を感じている。)
- 文字数がヤバくなってしまう!という焦りと共に滔々と綴ってしまったロールに、こんなレスで素敵にまとめてくださる方が、私のペアさんなのだなあ…へへへへ。(当時のイスPLの心境)
ねえ、……、イスが、返事してくれたら、ね、……たのしいお話、たくさん、…できるようにするよ……。椅子じゃない、イスとも、なかよく、……、…、っ、
- 仲良くするのか……俺以外の椅子と……(茶化さないと泣いてしまうので)
……やだ……。(途中でかぼそくつぶやいたのは、自分にすら聞こえないくらいの音。)…………いまもだよ。どこでも一緒に、行けるじゃない。みんなのこと、お話しだって、できるよ。…イスが、みんなの……たくさん、椅子をさ、覚えてくれてたからじゃない…。(ハグだってできる。腕を伸ばして、友だちの背もたれと座面を抱くようにつかんだ。たしかにそう感じるのだ。背もたれに押しつけた頬は冷たい空気の代わりに、よくやすりがけされて、ニスを塗られた木に触れている。ホテルは湖に向かうように建てられていて、ずっと先までつづく永遠の雪の荒野みたいな湖に背を向けて、友だちにしがみついて目をきつくつむった。ようやく感じ取ったのだ。友だちが感じたものを、たぶん、やっと。友だちが増えるのなら、それは喜ばしいことだけれど。そうじゃないなら。彼の言葉を拒否するみたいにぐいぐいと頭をこすりつける。)イスじゃない。イスは、………イスは、ここにいるもん。ねえ、……やだよ…、ずるいよう、……ぅ゛、…(声は濡れて、ベッドの上に逆戻りしたみたいに鼻を啜る音がする。)み゛んな、…、きゅうに、い、いなくなって、…ふ、…っぐ、…イスまで、きゅうに、おわか、っれ゛、 〜〜やだあ、…っ!(なにもかもが自分のためだ。今もまた、ひとり残される娘の心を案じるような、やさしい物語を聞いた。これを自分をかわいそうがってつくった幻というなら、頭をつららでぶったたいてやる。宇宙人だって。ひろいミシガン湖をわたってきた、ひとりぼっちのだれかだって。ぐずって、だだをこねて、見ないようにして。それでも背中のほうからは、やがては遠く、雪を踏みしめる音も聞こえてくるのだろう。ひとりきり、数年間を生き抜いてきたとわかる慎重な足音が。)う、ううう、……、イス、イス、……イス、(唇を肘掛けにほとんどくっつけながら、そうっと名前を重ねてささやく。ほかのだれにも聞こえないように。見つけないで、見つけないで、といのりながら。)いなくならないよっていって。作り話で、おどかしたって…。そしたら、つづきを…、わたし、考えるから…、イス、……、だいすきよ、…
- お別れだよっていうことを、回りくどく匂わせるようなずるいやりくちをして、もちろん聡いジジさんがそれに気付かないとは思ってはいなかったのだけれども。こんな赤裸々な気持ちの決壊をぶつけてくださるとは思っていなかったおろかなPLでした。ジジさんとの物語はいつだってあったかい綿雪にくるんだような、曇天から降るかすかな陽光のような朧な優しさがあって、だからこのレスをいただいた時にPLは頭をつららでぶったたかれたような心地がしたのでした。ああ素晴らしき私のペアさん…。
(だってどんなにわがままを言っても、今この時が、ふたりっきりの最後だ。そして今年には17歳になるのだから。)
- ジジさんがお誕生日を迎える時に、イスがそばにいれないなんてヤダヤダヤダという気持ちと、何がなんでもジジさんとお別れしなくてはならないというPLの矜持が分裂して、私にもイマジナリーフレンドができないかな、と思いました。
あり、がと、……ッ、ずっと、 〜〜ずっと、ねえ、ともだち、…だから、…ね、っ…。イス、……、…、 ──また、ね…、
- ま”たね”え”ぇ!!!!(号泣)
(あんなにやさしいお話を聞いたのに、やっぱりたった一脚だった友だちと、目の前のひとりをおなじようには思えなくて、けれど、迎えることにしよう。ひとりきり、心をさびしくしてきたひとだから。さふ、と一段、雪に埋もれた階段をおりて、)お、 ……おつかれさま。…とっても、………さむかったでしょう。(ちょっぴり緊張した声でのはじめまして。パパやママやお兄ちゃん、たくさんのひとがくれたもの、友だちが抱えてくれていたものを、わたしはまだ、わけられるだけ持っているよ。だから、そうね、ちょっとでも、ひとりぼっちのそのひとを、あたためられたらいいと思う。)…あたたかいレモンティーは、すき? ねえ、…よかったら、ビスケットもあるのよ。(そうして聞かせて、あなたのこれまでのあしあとのこと。わたしもね、たくさんあるの。さびしくても、ひとりっきりじゃなかった、やさしい日々のお話がね。)
- 緊張してしゃべるジジさんはかわいそうかわいい。持てるものを分け与えられるひとはやさしい。イスにとっての日々がやさしかったのは、ジジさんのおかげ。そしてここで回収されるスレッドタイトル…巧みなPLさんの掌の上で一生懸命駆け回っていた、イスPLでした。ぬくぬく温めてもらったり、つららで頭をぶったかかれるようなセンセーションをもらったり、そんな年末年始をありがとうございました!!
世界に唐突の椅子。そういうおざなりなやり方で生まれ出たにも関わらず、自分は全てを知っていた。革張りのアームレストをトントンと叩かれる感触も、少年独特の骨太な躍動感も。愛らしくも鋭い一撃必殺の猫の爪も、老人が口ずさむ何十年も前の流行歌も、座面の裏にガムをくっつけられる屈辱も。大勢の人間の熱狂、或いは怒りと落胆、退屈、安寧、甘酸っぱい恋慕。それは彼女と、彼女につながる誰か、もしくはその誰かに繋がる別のどちら様。そういった人間たちの、記憶と痕跡。いのちのぬけがら。
- いくつかの思い出の椅子を上げたんですけど、初手で椅子側の思い出をぜんぶすくいあげておしえてくださるとおもわないじゃないですか?このPLさまのレシーブ力とひとつひとつの描写力、ジジPLはあっというまに映画の中に入ったみたいな気分でした。
なんだね?ジジ。
- はじめからおわりまでめちゃくちゃスマートな紳士なのは変わらないんですけど、ラストイベントあたりとくらべるとほんのりのおすまし感がむしょうにいとしい・・・
(13年と、1日とんで3年分のメモリー。彼女が折り目正しく綴る日記には、前髪を切りすぎた時、「どうせまた伸びるじゃないか」とデリカシーにやや欠けた言葉を投げた誰かことも、綴ってあるだろうか。)
- 画面の外で描かれるようなちっちゃな思い出を、イスがどう反応したかっていうのがほんとうに・・・たくさん見れてうれしかったのですが、これもそのひとつです。このひとことがキャラクター性をあらわすひとつでもあって、う、う、うまい〜〜〜〜!
…いや、待てよ。リスはもう存在しないのだから、素粒子ではない…ならリスと自分の方が近しいと言えないだろうか。(そんな不快な並列思考は段々と音になり出して、焦ったようにぶつぶつと囁くような声となっていた。それも少女の丸っこい爪で引っ掻かれた感覚でおしまいになるのだけれど。「ちょっと」と、いたずらな指を嗜めるように呟いて、それから彼女と共に記憶のページを辿る作業に戻る。)
- こういう、自分の中で感情や状況を整理するためひとりごと、イスらしいなっておもいます。「ちょっと」がかわいくない?めちゃくちゃかわいい。
宇宙人の船を?(きゃあ、という子供たちの歓声とは裏腹に、げえっというような響きのこもる、やや素っ頓狂な大人の声。
- イス、なんていうか、イスの人格……大人の男…、なんですけども、そういう確立されたイメージがちょっともブレずにいたのは、こういうちょこっとした描写もあってだよね〜と思います。
そうだね。そのうち図書館や市庁舎みたいに石でできた頑丈な建物だって、崩れて無くなってしまうだろうね。……最もそれは、もっとずっとずっと後のことだろうけれど。(その頑丈な建物の一つに、まだ彼女のパパとママも眠っている病院が含まれていることに言ってから気付いて。ずっとずっと先のことだと付け足したのは、椅子なりの配慮だったのかもしれない。
- 言ってからさりげなくフォローをするリカバリー力、これは、大人の男だな…。イスが人間の成人男性だったらどんな仕事についてたのかな?とかふっと気になったことを思い出しました。
…クッキーを焼きなよ。油脂と砂糖を小麦粉を探してさ。いろんな形に型抜きして…それをツリーに飾るんだ。君の食糧にもなるし、ちょうど良いだろう。(まるで、彼女のご機嫌が感染ったみたいに言う。当の椅子は、大真面目だったけれど。)
- ちゃんとジジの好みとか理解度に合わせて提案をしてくれる、ベストイマジナリーフレンド。
…ううん、…ベビーチェア…かな…。(四角い思考回路が導き出した答えがそれだった。キッチンという、およそ人が腰を下ろさない場所に合わせた苦しいTPO。小さな木製のテーブルのついた車輪付きの小さな椅子が、必要な物資を座席に詰めて少女の後ろからコロコロとついて行く午後が、今日はあっただろうか。)
- 教育番組のお料理チャンネルぽさを感じてにこにこしました。グレーテルのかまど。ジジのイス(ジジとイスだけど…)。おなじ。
……なんということだ!(そこに映っているいきものの姿を見て、今度こそ、悲痛な声をあげた。それは立派な尻尾を持つ、一匹のハイイロリスだったからだ。慌てて鏡に駆け寄って、「何?」とか「はて?」とか小さな疑問の声を上げながら、自分の頬に触れたり口の中に醜く並ぶ門歯に度肝を抜かれたりしていたが。)…大変だ、これは悪夢だ。急いでジジを見つけなくては。きっとこの山のどこかに埋まっているにちがいない。(と、自分の身に起きた災難を嘆き、プレゼントの山の上で背伸びして、まだ乾いていないインク染みみたいな目をきょろきょろと働かせる。なんの理由があるかも知れないが、彼女もこの山のどこかに埋まっているに違いないと贈り物の中に潜り込んだ。自らの意思に反して、毛箒のような尾っぽがピンピンと跳ねる。)
- 椅子の描写力があるのだからそりゃリスもそうですよ…という謎の納得がありました。めちゃくちゃかわいかったな、ここ……。イスはわりと感情豊かかと思いますが、ここまで大きく表現するのはリスという体があってこそだったかな〜とも。
君はハイイロリスから生まれたわけ?見てよ!この恐ろしいすがた…ずんぐりむっくりで…毛むくじゃらのボディ!ああ…何だか心なしか知能もリス並みになったみたいだ…。
- かわいい。おなじくらいの男の子みたい。
(布団に包まり火照った頬で、ふうふうと呼吸するかぼそい命。その汗ばんだ額を見守りながら、ない指を折るようにして過ごしたNYEからNY。彼女の母親のように、クリスマスのローストチキンの残りで拵える栄養満点のスープを作ってやることもできないし、オレンジジュースをベッドに運んでやることもできない。彼女が生命を繋ぐため、ただじっとその呼吸の番人になり、眠りの浅い頃合いを見計らって呼び掛けて、水分を摂り、暖炉の火を絶やさないようにすることを促すだけ。結局、イスは椅子でしかないことを痛感して悔しかったので、彼女が少しでも微睡んでいられるように、全くらしくないが、歌を口ずさんだりもした。
- めちゃくちゃ…ママ………とおもってしまいました。#2でリスのイスをママと呼んだのもあながちまちがいじゃなかった。悔しいイス、たいへん貴重で博物館に展示しておきたいです。
ううん…そうだなあ…。そろそろ君に外の新鮮な空気を吸わせてあげたい気持ちもあるけれど…、
- #3のイス、全体的に、父親とか兄とか、そういうちかしい年長の保護者みたいな雰囲気があって………これもまた……たいへんすきで……世界でいちばんやさしい椅子だな……かといってジジをだめにもしない椅子……
…ねえジジ。(椅子は思い出した風に、友達に呼びかける。)…いつだか、僕は君に言ったよね。「僕は椅子だから、お話を考えることはできない」って。覚えてるかい?(少しだけ言葉を切った後、躊躇いがちにまた声を発し。)…あのね。君が寝込んでいる間、色々と考え事をしていたんだよ。その、つまり…お話を作ってみたってこと。……聞いてくれるかい。
- このあとの展開を思って、キュ…と心臓をつかまれた思いでした。お話をつくるっていうのを引っ張ってきてくださったのもめちゃくちゃうれしいーーー!
…これでも、僕なりに幾つも矜持を捨ててだねえ!
- 言葉を失っちゃった。かわいい。
(不承不承の形をとって、言い訳のあとにはじまるお話は。「あるところに」というたくさんの人間の手垢のついた語り出し。)人間のぬけがらが、たくさん落ちている世界がありました。
- ここ#1のいのちのぬけがらと対応しているのわかってヒーーーーて声を上げました。イスの文章、こういうギミックが各所にあるので、どうか、みなさん、よんでください。すごいので…。
人間になった友だちは、残念ながら椅子だった時のことを覚えていない。君の名前も、君の友だちだったことも、全部忘れてしまうんだ。…彼は君に酷いことを言ってしまうかもしれない。君を傷つけるかもしれない。でも、彼を許してあげてほしい。抜け殻を残して外に出ることは、君を抱き返したり、手を繋いだり、どこまでも一緒に歩いて行ける腕と足を得るため。忘れてしまうのは、その代償だ。
- 最後にイベントタイトルをつけたしたのですが、朝のあしあとって、もうひとりの生存者に見つかる前にホテルを出ていったジジのあしあとってことにしようとおもって……。でも……こんな…ずるいでしょうよ……。これは…ねえ…不可避じゃないですか?この切り込み方、ほんとうにPLさまの技量が……すごくて……。むりやりじゃなく、受け入れる流れをつくるの、ほんとうにすごい……。
…ね、ジジ。君の友だちを、許してあげてほしい。
- ずるいんだよなーーーーーーーーー!!!!!!!!!こんなこといわれたら・・・うっ・・・すきだ・・・・・・・・
……ジジ。僕も君が大好きだよ。これまでも、これからも。…さあ立って。10数えて、振り返って。君の友だちに「こんにちは」って言って。僕はきっと、君に「生きてる人間だ!」って返して、君を笑わせるから。その間に、ぬけがらは隠れるとしよう。君と元・イスだけの、1対1のゲームだ。大丈夫、君はできるよ。また会う時まで、どうか元気で。本当にいい天気だな、今日は。さあ、始めよう!いーち、にーい、3──
- おわりまでこう、うつくしい映画をみているような気持ちでもあったわけですが、なんか…ほんとうにイスは寄り添ってくれましたよね、ジジの体と心にね…。最後も、こうやってうながしてくれることでやっと立ち上がれたんじゃないかなあって思います。イスはたぶんそういうのもわかってくれている気がする。本当にいい天気だな、のひとこともすごく心に迫る感じがありました。はあ〜〜〜〜すきです……。
- いくつかの思い出の椅子を上げたんですけど、初手で椅子側の思い出をぜんぶすくいあげておしえてくださるとおもわないじゃないですか?このPLさまのレシーブ力とひとつひとつの描写力、ジジPLはあっというまに映画の中に入ったみたいな気分でした。
なんだね?ジジ。
- はじめからおわりまでめちゃくちゃスマートな紳士なのは変わらないんですけど、ラストイベントあたりとくらべるとほんのりのおすまし感がむしょうにいとしい・・・
(13年と、1日とんで3年分のメモリー。彼女が折り目正しく綴る日記には、前髪を切りすぎた時、「どうせまた伸びるじゃないか」とデリカシーにやや欠けた言葉を投げた誰かことも、綴ってあるだろうか。)
- 画面の外で描かれるようなちっちゃな思い出を、イスがどう反応したかっていうのがほんとうに・・・たくさん見れてうれしかったのですが、これもそのひとつです。このひとことがキャラクター性をあらわすひとつでもあって、う、う、うまい〜〜〜〜!
…いや、待てよ。リスはもう存在しないのだから、素粒子ではない…ならリスと自分の方が近しいと言えないだろうか。(そんな不快な並列思考は段々と音になり出して、焦ったようにぶつぶつと囁くような声となっていた。それも少女の丸っこい爪で引っ掻かれた感覚でおしまいになるのだけれど。「ちょっと」と、いたずらな指を嗜めるように呟いて、それから彼女と共に記憶のページを辿る作業に戻る。)
- こういう、自分の中で感情や状況を整理するためひとりごと、イスらしいなっておもいます。「ちょっと」がかわいくない?めちゃくちゃかわいい。
宇宙人の船を?(きゃあ、という子供たちの歓声とは裏腹に、げえっというような響きのこもる、やや素っ頓狂な大人の声。
- イス、なんていうか、イスの人格……大人の男…、なんですけども、そういう確立されたイメージがちょっともブレずにいたのは、こういうちょこっとした描写もあってだよね〜と思います。
そうだね。そのうち図書館や市庁舎みたいに石でできた頑丈な建物だって、崩れて無くなってしまうだろうね。……最もそれは、もっとずっとずっと後のことだろうけれど。(その頑丈な建物の一つに、まだ彼女のパパとママも眠っている病院が含まれていることに言ってから気付いて。ずっとずっと先のことだと付け足したのは、椅子なりの配慮だったのかもしれない。
- 言ってからさりげなくフォローをするリカバリー力、これは、大人の男だな…。イスが人間の成人男性だったらどんな仕事についてたのかな?とかふっと気になったことを思い出しました。
…クッキーを焼きなよ。油脂と砂糖を小麦粉を探してさ。いろんな形に型抜きして…それをツリーに飾るんだ。君の食糧にもなるし、ちょうど良いだろう。(まるで、彼女のご機嫌が感染ったみたいに言う。当の椅子は、大真面目だったけれど。)
- ちゃんとジジの好みとか理解度に合わせて提案をしてくれる、ベストイマジナリーフレンド。
…ううん、…ベビーチェア…かな…。(四角い思考回路が導き出した答えがそれだった。キッチンという、およそ人が腰を下ろさない場所に合わせた苦しいTPO。小さな木製のテーブルのついた車輪付きの小さな椅子が、必要な物資を座席に詰めて少女の後ろからコロコロとついて行く午後が、今日はあっただろうか。)
- 教育番組のお料理チャンネルぽさを感じてにこにこしました。グレーテルのかまど。ジジのイス(ジジとイスだけど…)。おなじ。
……なんということだ!(そこに映っているいきものの姿を見て、今度こそ、悲痛な声をあげた。それは立派な尻尾を持つ、一匹のハイイロリスだったからだ。慌てて鏡に駆け寄って、「何?」とか「はて?」とか小さな疑問の声を上げながら、自分の頬に触れたり口の中に醜く並ぶ門歯に度肝を抜かれたりしていたが。)…大変だ、これは悪夢だ。急いでジジを見つけなくては。きっとこの山のどこかに埋まっているにちがいない。(と、自分の身に起きた災難を嘆き、プレゼントの山の上で背伸びして、まだ乾いていないインク染みみたいな目をきょろきょろと働かせる。なんの理由があるかも知れないが、彼女もこの山のどこかに埋まっているに違いないと贈り物の中に潜り込んだ。自らの意思に反して、毛箒のような尾っぽがピンピンと跳ねる。)
- 椅子の描写力があるのだからそりゃリスもそうですよ…という謎の納得がありました。めちゃくちゃかわいかったな、ここ……。イスはわりと感情豊かかと思いますが、ここまで大きく表現するのはリスという体があってこそだったかな〜とも。
君はハイイロリスから生まれたわけ?見てよ!この恐ろしいすがた…ずんぐりむっくりで…毛むくじゃらのボディ!ああ…何だか心なしか知能もリス並みになったみたいだ…。
- かわいい。おなじくらいの男の子みたい。
(布団に包まり火照った頬で、ふうふうと呼吸するかぼそい命。その汗ばんだ額を見守りながら、ない指を折るようにして過ごしたNYEからNY。彼女の母親のように、クリスマスのローストチキンの残りで拵える栄養満点のスープを作ってやることもできないし、オレンジジュースをベッドに運んでやることもできない。彼女が生命を繋ぐため、ただじっとその呼吸の番人になり、眠りの浅い頃合いを見計らって呼び掛けて、水分を摂り、暖炉の火を絶やさないようにすることを促すだけ。結局、イスは椅子でしかないことを痛感して悔しかったので、彼女が少しでも微睡んでいられるように、全くらしくないが、歌を口ずさんだりもした。
- めちゃくちゃ…ママ………とおもってしまいました。#2でリスのイスをママと呼んだのもあながちまちがいじゃなかった。悔しいイス、たいへん貴重で博物館に展示しておきたいです。
ううん…そうだなあ…。そろそろ君に外の新鮮な空気を吸わせてあげたい気持ちもあるけれど…、
- #3のイス、全体的に、父親とか兄とか、そういうちかしい年長の保護者みたいな雰囲気があって………これもまた……たいへんすきで……世界でいちばんやさしい椅子だな……かといってジジをだめにもしない椅子……
…ねえジジ。(椅子は思い出した風に、友達に呼びかける。)…いつだか、僕は君に言ったよね。「僕は椅子だから、お話を考えることはできない」って。覚えてるかい?(少しだけ言葉を切った後、躊躇いがちにまた声を発し。)…あのね。君が寝込んでいる間、色々と考え事をしていたんだよ。その、つまり…お話を作ってみたってこと。……聞いてくれるかい。
- このあとの展開を思って、キュ…と心臓をつかまれた思いでした。お話をつくるっていうのを引っ張ってきてくださったのもめちゃくちゃうれしいーーー!
…これでも、僕なりに幾つも矜持を捨ててだねえ!
- 言葉を失っちゃった。かわいい。
(不承不承の形をとって、言い訳のあとにはじまるお話は。「あるところに」というたくさんの人間の手垢のついた語り出し。)人間のぬけがらが、たくさん落ちている世界がありました。
- ここ#1のいのちのぬけがらと対応しているのわかってヒーーーーて声を上げました。イスの文章、こういうギミックが各所にあるので、どうか、みなさん、よんでください。すごいので…。
人間になった友だちは、残念ながら椅子だった時のことを覚えていない。君の名前も、君の友だちだったことも、全部忘れてしまうんだ。…彼は君に酷いことを言ってしまうかもしれない。君を傷つけるかもしれない。でも、彼を許してあげてほしい。抜け殻を残して外に出ることは、君を抱き返したり、手を繋いだり、どこまでも一緒に歩いて行ける腕と足を得るため。忘れてしまうのは、その代償だ。
- 最後にイベントタイトルをつけたしたのですが、朝のあしあとって、もうひとりの生存者に見つかる前にホテルを出ていったジジのあしあとってことにしようとおもって……。でも……こんな…ずるいでしょうよ……。これは…ねえ…不可避じゃないですか?この切り込み方、ほんとうにPLさまの技量が……すごくて……。むりやりじゃなく、受け入れる流れをつくるの、ほんとうにすごい……。
…ね、ジジ。君の友だちを、許してあげてほしい。
- ずるいんだよなーーーーーーーーー!!!!!!!!!こんなこといわれたら・・・うっ・・・すきだ・・・・・・・・
……ジジ。僕も君が大好きだよ。これまでも、これからも。…さあ立って。10数えて、振り返って。君の友だちに「こんにちは」って言って。僕はきっと、君に「生きてる人間だ!」って返して、君を笑わせるから。その間に、ぬけがらは隠れるとしよう。君と元・イスだけの、1対1のゲームだ。大丈夫、君はできるよ。また会う時まで、どうか元気で。本当にいい天気だな、今日は。さあ、始めよう!いーち、にーい、3──
- おわりまでこう、うつくしい映画をみているような気持ちでもあったわけですが、なんか…ほんとうにイスは寄り添ってくれましたよね、ジジの体と心にね…。最後も、こうやってうながしてくれることでやっと立ち上がれたんじゃないかなあって思います。イスはたぶんそういうのもわかってくれている気がする。本当にいい天気だな、のひとこともすごく心に迫る感じがありました。はあ〜〜〜〜すきです……。
月に影、それからおまえ。
俺が歩けばぞろぞろ後からついてくる。
毎日パレード気分だぜ。
- この一言のファンです。こんなオシャレで格好よくてカワイイの三点セット、言わせてみたい……思いついてみたい……すごい……あまりにも良すぎて溜息が出ます。壁打ちもしてしまったのですが、「月に叢雲、花に風」みたいな語感、とても美しくて口が気持ち良いといいますか……声に出して読みたい美しい日本語みたいな……。詠み人知らずで教科書にのっていそう……。恐ろしいのはこの一言だけではなくて、性格備考欄も全部すばらしく美しいということです。読み物として完成している……愛した……。
ぃ っきし。…………ぁー。
- この色気のないくしゃみが逆に色気を感じるのですが、この「ぁー」がいいのかな「ぁー」が。気づいたらんっふふふカワイイと素で声に出してニヤついていました。
(それこそ缶詰の側面の成分表だとか、もはや何の用も足さなくなった道端の案内板みたいなものですら有難がって目が追う活字中毒者には、全くもって稀有な拾いものだった。本の形をしたものに乱暴を働くことは人にするより罪深いので、踏みつけにしたことはおろか放り投げたこともない。ドッグイヤーと読みかけを開いたまま伏せて置くのは辞さない派にせよ、だからざぶざぶ洗うのも論外だ。)
- めちゃくちゃ愛されているし愛してもらえるんだなと確信がじんわり胸に染みました。「本の形をしたものに乱暴を働くことは人にするより罪深い」のあたり特に、死刑囚にまでなっている静くんが言うとオオ……となりますし、本に生まれてきてよかった〜!となります。「ドッグイヤーと読みかけを開いたまま伏せて置くのは辞さない派」なんかもう心の底から同感オブザイヤー2021年度最優秀賞受賞。
(賞味期限の印字は掠れて読めない豆の水煮缶を開けて上に直置き。貴重な甜麺醤をせせこましくほんのちょっぴり乗せてふつふつ言い出すのを待つ。火さえ通せばだいたい何でも安心だし、味さえすればだいたい何でもうまい。)
- これは静くんがカワイイのもありますがPLさまの辞書がすきだなというところもあります。「せせこましく」すごいすきだな……「せせこましく」……「火さえ通せばだいたい何でも安心(たぶん安心じゃない)だし、味さえすればだいたい何でもうまい(これはそうかもしれない)」……そうして体調を崩すのだな〜と微笑ましい気持ちになりました。甜麺醤なのもひそかにツボです。つけてみそかけてみそと甜麺醤は残飯さえおいしくする奇跡の調味料ですからね……。
手の潤いが死んだ。自動で捲れてくれ。(主体性の強い一冊における愛すべき機能のひとつだ。本来ページを捲るという行為自体を愛しているが、気候や洗濯のせい以上におそらく加齢のせいで指先が乾いて乾いて。いちいち唾をなすりつけられるのは友も望むところではないだろうし、しなしなのポテトチップが纏う青海苔込みの油ならますます。ちり紙もないのでいい歳して鼻を啜ってばかりいる。豆を煮る火の暖で少しは治まるといいのだが。)
- 「本来ページを捲るという行為自体を愛している」のあたり、本当に書籍の類を愛しているんだな〜〜こんな世界でなければあったかいテラスかどこかで陽の光を浴びつのんびり読書していてほしかったな、とても絵になるな、と思わずにはいられませんでした。これだけ本を愛してくださっているならちり紙代わりに使われる心配も(そして手にべっとりする心配も)ありませんね。ちなみに電子書籍は断固反対派ですか?それとも上手に使い分けますか?
(残念ながら水しか入っていないスキットルと、何を食うにも使っている先割れスプーンを荷物のポケットから取り出しながら)おまえ、名前なんかほしいのか。そのうち目鼻がついて手足が生えてきそうだな。
- これは何時いかなるときもしみじみ感じていることなのですが、静くんPLさまの言葉のリズム感……語感……がとても心地よくてだいすきでして、このロールで言えば「何を食うにも使っている先割れスプーン」がかなりキました。口に出して読みたい「何を食うにも使っている先割れスプーン」……先が割れているだけのくせに……終末世界におけるこの先割れの万能感……。
(行ったって戻ったっていい。それこそが本当の自由というものだろうが、未踏の土ばかりおよそ限りなくあって、それを踏み得るのが自分だけとなれば、引き返すのはどうも貧乏性が許さなかった。)
- 絶望的な語彙力のためになんと言えばいいのか分からないのですが、このロール、とても、こう、とても、イイ……。あるわきゃないのにこういう終末世界がありそうと思わせる力、そんなの知らないのにいるいるこういう人!と思わせる力のようなものをとてもリアルに感じまして、何度も読み返したお気に入りのロールです。
何だそりゃ、からかってるつもり? でもそうだな、言葉ってのは本当にややこしい。Quiet Pleaseを言いたくて、静静請看って訳した国もあるらしいぜ。
- シズカちゃん……ドラえもん……フフ。と安易な発想しかなかったわたしとても恥ずかし〜〜!と転げまわったのがこちらの台詞でした。静くんとお話していると知らなかったことを沢山教えていただけてとても楽しいですし、たぶんPLさまの引き出し薬棚くらいある。
読み替えただけで名付け親面かい。本より誠実なもんはないと思って生きてきたのに、何だっておまえときたらそんなに胡散臭ぇんだろう。愛されたいってか。いじらしいね。(ようやく間違いなく真ん中までぐつぐつ言い出した缶の中身をかき混ぜ、ふーふーとやらずにいきなり口へ運んで「熱」と舌を出すところまでお決まりの流れだ。しばらくは豆が暖房がわりになるので火を消してケチる。そんないじましい貧乏人でも幸い懐に愛情はあった。)
- 静くんの台詞、全部、好き……と毎度大の字になるのですが、「何だっておまえときたらそんなに胡散臭ぇんだろう」と「愛されたいってか。いじらしいね」のダブルパンチで瀕死の重体に陥りました。ロール内で「いじましい」ぶつけてくるあたりもとても好きです。愛情しかねぇ……。
……どうせだからありものじゃないタイトルをやるよ。世界に物語は五百億とあるし、そりゃあどっかじゃ既出だろうが。…………憂炎……紙に火は縁起が悪いか。雲嵐……雨は雨でなあ。(どれだけ物語を愛せど、自らこねて丸めて世に送り出すことは終ぞなかった頭である。ゲン担ぎという極めて凡庸な消去法で、浮かんだ名前をぶつぶつ引っ込めるのを繰り返した後)…………宇航か、睿。 どっちがいい?広い宇宙に漕ぎ出したいか、物事の本質を見つめたいかだ。(響きとしてはユーハンかルイ。どちらも彼の気に入るとは限らないが、選ばせる程度に自分では甲乙つけがたい。)
- こんなしっっっかり考えてくださるなんて誰が思った〜〜〜っ?!?!!ぶっちゃけここで「ゾッキ」の名前をいただくくらいに考えていたので、出先でレスを確認してヒイッてなりました。「憂炎」も「雲嵐」もめちゃくちゃ“良”なのですが、なのですが!このめちゃくちゃ良い名前を(このあとに提示するめちゃくちゃ優良ネームのために)サラッと使い捨ててしまうあたりコワ……狂気……ですし、この感動と感謝の気持ちを伝えるにはあまりにもこの世に語彙が足りていない……。「宇航」か「睿」のあまりの甲乙つけがたさに書き上げたレスを一日寝かせてしまったほどなのですが、頭をクリアにしてみてもやっぱり甲乙つけがたくて……。決め手はペア名にしたときの宇静(ユウジン/友人)か静睿(ジンルイ/人類)か……だったのですが、宇静もよかったよね……と未だに悩んでいます。ペアさんに名前をつけてもらうだなんて、とても贅沢なことをしていただいてしまいました。ほんとうにありがとうございました。
似た者だとはこれっぽっちも思わねぇけど、おまえが友だち想いなのはそうだろうよ。(そりゃあそうだ、己の渇望に応えて姿を現したものを自分想いでなくて何と言おう。友だち甲斐の塊である。)
- これより以前にいただいていた「無限暇つぶし要員」という表現もたいへん好きだったのですが、「友だち甲斐の塊」という表現もいいな〜〜とありがたく噛み締めました。
……ああ、ロビンソンが泣いてひれ伏す領土が俺たちのもんだ。おまえの中には「無人星」って章を作ろうぜ。……っくしゅ、(残念ながら今のところ見渡す限り不毛の地ではあるけれど、広さだけならマス・ア・ティエラ島など目ではない。偉そうに名前をくれてやってからというもの、折に触れかれをどんな物語にするかという話をしている。
- 静さんの台詞のこのセンスよ…!ファンです!
……ああ、やっと小指の先に感覚が戻ってきた。ちょっと登ってみるか、なあ睿。ジェンガの後半戦みたいな有様だが、今さらひと一人分の重心移動くらいで崩れたりしないだろ。
- 廃墟を「ジェンガの後半戦」なんて例え、何を食べたら思いつくのでしょうか?ジェンガ?こんな粋な例えを思いついた日にゃわたしなんかは高笑いしてしまいますし、下手に強調した台詞にしてしまいそうなものですが、こんななんでもある単語をなんでもない風にしてしまうのが静くんPLさまのすごいところだと思います。こちとら伝説のポケモン揃い踏みで四天王に挑んでいるのにその隣で1ばんどうろでつかまえたポッポとコラッタ従えてばっさばっさなぎ倒しているトレーナーがいるぞ……みたいな感覚なのですが、これどうやったら伝えられますか?一度皆さんにもゾッキPLになってみてほしいです。
どうも役所っぽい間取りだけど。一部屋一部屋が広くて……(もちろん至るところに風穴が開いてはいるが、無事たどり着いた4階は下よりも幾分昔の名残をのこしている。なんだかんだ造りがしっかりしているのか、国や自治体が建てた箱は大禍の後にも持ち堪えがちだとはこれまでの経験則でわかっている。)
- 「国や自治体が建てた箱は大禍の後にも持ち堪えがち」に、な、なるほどー!?と唸ってしまったのですが、これはホントですか?妙〜〜にリアルに感じましたのと、お陰で静睿終末世界の解像度がギュンッと上がりました。いずれにしても静くんPLさまの描く世界観がわたしにはとてもキラキラしてみえたので(大気中にも舞っている灰らしきものが原因ではないです)もっとみせて!もっときかせて!な受け身になってしまったのは反省点であります……。
おう睿、ちょっとマシな缶詰が手に入るかもな。備蓄はこういうとこにこそ貯め込まれてるって相場が決まってら。(些か人の悪い笑みを浮かべて口にするのは希望的観測。探索のしがいが出てきたと進む先で出遭えるのがうぞうぞと黒光りする虫の親子ばかりとはまだ知らぬまま。)
- この台詞の直前にみつけた拳銃を平気で拾い上げたりする描写から、「些か人の悪い笑み」に繋がるのが、ア〜〜〜好き〜〜〜!でした。拳銃の使い方ご存知なのかな……死刑囚になってしまった過程にちょっとでも引っ掛かっていたりするのかな……と妄想力たくましいので色々考えてハア……好き……に落ち着いています。ハァ〜〜好き。
(相棒が元気に喋るたび、耳の奥がわんわんとハウリングする。着られるだけのものを着込んで瓦礫に背中を預けてからもう随分経った気がするが、実際はいいとこまだ2,3時間だと見当がついている。そう、今に始まったこっちゃない。健康を心がけようにも絶えず栄養は不足気味だし、すきま風の入り込まない寝床はないし、何よりそれらを抜本的に解決しようと頑張るには性根が不真面目だった。慢性的な不具合を見て見ぬふり、騙し騙し好きにほっつき歩いては、時折こうして電池切れのようにだめになる。)
- 新たな静くんをひとつ知るたびに知らない静くんをひとつ忘れてしまう、嬉しさと悲しさで情緒グラッグラの不安定になります。「性根が不真面目」で「慢性的な不具合を見て見ぬふり」して「騙し騙し好きにほっつき歩いて」それで「電池切れのようにだめになる」人が、書籍に関してだけは慎重過ぎるくらい丁寧に大事にしてくれる意味がわかりたいですし、お伝えしたいのはこのはちきれんばかりのBIG BIG LOVEただそれだけ。
なん、だよおまえ…………元気なときより絡んでくるんじゃないよ…………(さすがに言わないが街灯に集まる蛾を思わすパタつきぶりに、掠れた声で不平を述べる。)
- 死にかかっている色男が三度の飯よりも好き侍なので、ッカーーーうめえーーー酒が進むぜ〜〜〜!と心のジョッキをテーブルにッダーン!しました。あと静くんの口調がほんとうに好きで……荒々しくもなく柔らかくもなくとげとげもしていないけどすべすべでもないみたいな……ちょっと冷めかけのおもちみたいな……例えるの下手くそ過ぎるのですが愛だけはどうか伝われと願ってやみません(念)
どうだったかな……しばらく食わねぇとあれの味はこうって忘れるんだよ。蟹の身を食わされて「これは海老だよ」って言われたら、今なら信じる自信があるね。ただいつもと違う味はした。いつもと違う味ってのはいいもんだ。(海鮮なんて刑務所でもまず出なかったから、最後に食べたのは一体何年前か。今となってはこの身の自由を得てすぐに、腐りやすそうなものはなんでも食べてしまうべきだったと後悔するがあとの祭りだ。
- そういえばこの台詞をいただいて、前回イベントで遭遇したGの悪魔と海老の殻は同じ成分が……みたいな話をしようかと思い、調べ、気持ち悪くなってやめたという裏話があるのですが、静くんはやむにやまれぬ状況になったら昆虫食とかもしてくれそうですよね。と広げんでもよい夢が広がる。それはそうとサプリメントや何が入っているのかよくわからないエネルギーバーみたいなディストピア飯もめちゃくちゃ似合いそうでどきどきします。
(時にまあまあ危なっかしい冗談だか何だかを放ってくれる友に、おまえ俺以外の死刑囚にそれ言ったら真ん中から縦裂きにされるか便所に沈められてるぞと軽口叩き返したこともあるが、今日はそれはしなかった。)
- こちらに限らず、過去に俺たちこういうことしましたよね〜こういう話をしましたよね〜ロールをふんだんに混ぜ込んでくださるので、おかげさまで静睿の理解がたいへん深まりました。と同時にやっぱり静くんのお言葉がいちいち面白くて可愛らしいので突っ伏してしまいます。
過剰な弱音も吐きたかねえけど長生きできる要素がねえよ。……いやあったわ、「他人に殺されない」。(ははと笑う声の力なさはひとえに体調に起因している。)
- 静くんのブラックジョーク、とてもすきです!「他人に殺されない」は額面通り自分一人になってしまったから殺すものがいないという意味のほかに、他人を殺したので死刑囚でしたよ、あるいは他人に殺されるくらいの恨みを買うことをしましたよ、みたいな意味も込められているのかしらと深読みだいすきPLは考えたりもしたのですが、んなこたどうでもよいくらい、すき、ですね。すき。
読んでもらえないのが本の死か。……そうかな?俺はそうは思わねえけど……おまえに関しちゃそうかもな。どうだろう。悪いね。(かれというものがありながら、荷物の底には行く先々で拾った本物の本たちが数冊大事にしまい込まれている。いくら貴重と言えどさすがに見つけた端から持ち歩いては肩やら腰やら壊れてしまうので、新入りと古参とを比べて無念の取捨択一を行うときにだけ、あたかも長年の恋情を断ち切るような切ない表情を見せるのがこの男だ。この友だちがもしあれら、真実紙束であるところの本ならば、人ごときの目が失われたところで心配することはないのだけれど。)
- サラッという「悪いね」の破壊力と、「かれというものがありながら、荷物の底には行く先々で拾った本物の本たちが数冊大事にしまい込まれている」のいけずさ、つれなさ、加えて「無念の取捨択一を行うときにだけ、あたかも長年の恋情を断ち切るような切ない表情を見せる」絵になる男こと静、世界にたったひとりでさえなければ飴玉に群がる蟻くらい女が寄ってきたでしょ?檻ん中ぶち込まれてさえなければ、両手両足に花だったでしょ?と信じて疑いません。ちょっとしんじられないくらい好みだったので、うっかりゾッキに女の顔させてしまいそうになりました。本さえも(本だからこそでしょうか……)誑しこむ魔性の男です。おそろしいですね……その指その声その唇で何冊の本を泣かせてきたんでしょうね……。
(熱に浮かされる視界。文字が絶えず大きくなったり小さくなったり、ぼやけたり霞んだりするようで酔っぱらいそうになりながら。焦点を合わせようと人相悪く目を細め、ゆっくり本文を読み上げる。今にも死にそうに細い声で読むのが妙にしっくりくる物語だ。感情移入して読むような本でもないと思っていたが、こうして当たるとどうも身に沁みる。)
- 「今にも死にそうに細い声で読むのが妙にしっくりくる物語」を今にも死にそうに細い声で読む静くんがめちゃめちゃリアルに想像できてお腹が痛くなりました。過去のロールからも静くんPLさまはわたしが挙げる作品に目を通してくださっているんだろうなあと伝わってまいりましたので、ここは(前イベントのエドガー・アラン・ポーから江戸川乱歩という流れも意識しつつ)青空文庫にあるものから「人でなしの恋」にしたのですが、静くんとこの世界になかなかマッチしていたのではないかなあ、なかなか良い選択だったのではないかなあと思わせてくれた、大変ありがたいシーンでもあります。
(読んでも読んでも擦り切れやしないくせにと不粋なことを言うのは、仕返しのつもりもないがブラックジョークである。無論それはかれの美点だ。読んでも読んでも擦り切れないし、たとえば甜麺醤のシミをつけても、うっかり水に沈めてしまっても綺麗に戻ってこられるんだろう。よくよく気をつけているから今のところ前科はないが、こんなに心強いことはない。しかし何でか天地のマーキングは消えないんだよなと頭の赤線を人差し指の腹でさする。自分の深層心理の何がこうしたのかを考えるとき、いかにも陳腐な説明付けしかできずにうんざりする。つまり己に瑕疵を認めているためだとかそういう。)
- なんとなく感じてはいたはずなのに、あ、自己肯定感の低い人間なんだ、ということを改めて感じたロールでした。低いといっても人並みになのかもしれないですが、なにか悪いことをした、みたいな当たり前の感覚はあるんだなと……。飄々としてみえる静くんの脆い部分というか、新たな一面が垣間見えてドキッとしました。でもこういう弱さも全部まるっと含めて、いかにも“文系”というかんじ。
知ってる定型に当てはめてしか物語の意味を考えられないとき、俺に本を読む資格があるだろうかと思う。物語に意味を求めること自体が馬鹿げてるとも、同じくらいに。そこにあるだけでいいんだ、本は。……睿、ひとは本を読むために本を読むのかな、本を読んで何かを考えるために読むのかな。おまえは難解なのとやさしいのとどっちが好み?
- 普段はきっと口にしないであろう(弱音まじりの)哲学みたいなこと言いだすあたり、書籍への愛情がひしひし伝わってまいりましたし、弱っているときだから聞ける本音みたいなものにじーんときました。じーんはダジャレじゃないですよ。
もうひとつあったな……長生きの薬。死ぬなとうるせぇやつがいる。
- とてもとても愛されている……っと承認欲求が満たされまくりました。静くん、ゾッキのことだいすきですよね……自惚れじゃないですよね……。
(遊び心を発揮したくなった夜には、かれ自身今自分が何者になっているのかわからなくなるくらい目にも止まらぬ速度で違う本になり変わってもらい、ストップの一言でルーレットのように読む本を選んだりもした。下手な人間よりお喋りな声を持っているくせに、突然本棚の縦読みならぬ横読みを仕掛けてくる相棒に感化されたのかもしれない。寝起きのフラッシュクイズは難易度が高かった。なんにも気づかず朝っぱらからどうした落ち着けと嗜めて、三日後くらいにふと脈絡もなく「静おはよう?」と天啓を口にしたのも思い出話。)
- 静睿なかよしロール……てぇてぇよお……(顔覆)一人と一冊の解像度めちゃ高まりましたし、ふと思いついたのを「天啓」と表すPLさまの感性(ピシャーンとハマる言葉を見つけることのお上手さ)もまとめてだいすきです。
そんなら俺は優良な読者だ。学生のころから借金と積読だけはしない主義だった。(本を拾うことがイコールその日はそこで寝泊まりに繋がるくらいには、かれの言う礼儀を弁えた読み手である。友の変身がずいぶん自由自在なのを知るまでは、読み終えるまでに他の本になってしまったらどうしようかと無駄な夜更かしもしたものだ。)
- 積読常習犯の耳(目)はたいへん痛みましたが、読書という行為に対してとても前のめりな姿勢が心から愛おしいです。こんな姿を見せられた日にはゾッキじゃなくても「たあーんとお読み……」となってしまいますでしょうし、そっとお傍に温かな飲み物でも差し入れたいですし、それに気付かず読み耽って折角のホットを冷えっ冷えのアイスにしてほしいなと思います。
(いつまでも触っていたいものというのは人それぞれあって、世の中にはバスタオルの端っこの分厚いところの触感が一番好きという人間もいたし、洗濯ラベルのポリエステルサテンこそ至高という人間もいたが、自分にとってはこの滑らかな紙質のページこそがそれだった。目を閉じてからもすりすりと緩やかに撫で続ける。さながらライナスの毛布のようだ。)
- こういうロール思いつく感性にとても嫉妬してしまうのですが……「バスタオルの端っこの分厚いところ」ですとか「洗濯ラベルのポリエステルサテン」ですとか、わたしでは絶対思いつけないけれど、そう言われると妙にリアルで、わかる……!となってしまうの、何を食べたらこのようなロールを書けるようになるのですか……?ピーナッツバター?静くんにはぜひお気に入りの一枚がみつかりますように、紙の見本帳を差し入れしたいです。
(人生山あり谷ありとはよく言ったものだ。最低よりかは少しマシな寝床で、一滴ずつしたたる水をバケツに溜めるようにみみっちい体力回復を図り、ようやっと再開できた旅はここ半月ほど順風満帆だ。少し前に通過していた地帯と比べ破壊の程度が控えめであり、割れていない酒瓶や少し傷ついただけの缶詰にいくらでもお目にかかれた。いくらでもというのはあくまで一人で消費するならという前提に基づいているが、今さら補足するほどのことでもないだろう。とりわけ逞しく実をつけていた柑橘類は慢性的なビタミン不足の身体に大いに沁みた。口内炎だらけの口にも沁みたがそれすら有難いような気がしたものだ。)
- このロールはいくつかに刻んでスキをお伝えしようかとも悩んだのですが、まとめてまるっとスキ!を叫ばせてください。まずこの「一滴ずつしたたる水をバケツに溜めるようにみみっちい体力回復を図り」から唸ってしまったのですが「一滴ずつしたたる水をバケツに溜めるように」……最高に好きですね……。この好きはここになくてもあっちとそっちと向こうに置いてあるタイプの好きです。静くんPLさまの“例え”はいわゆる“高見え”なのではないかなと思うのが、「バケツ」とか「みみっちい」とか、後半にある「口内炎」とか、言ってしまったらとてもじゃないけどお耽美には程遠い単語をつかっていながら、暴力的なまでの“説得力”と“表現力”を有しているところ……。どうやってこの凄さ/素晴らしさをお伝えしたらよいのか、どれだけわたしとゾッキが静くんPLさまと静くんを愛してやまないか、みなさまにご理解いただくにはどうすればよいのか、分からないのがつらいです。みんなもわたしになったらよいのに……。
その言い方は破壊神。
- シンプルに面白いしん。
ああ、頼んだ、鵜呑みにする前にカバー袖の著者略歴と奥付の監修確認な。文学部卒が一人で書いたファンタジー医療小説はマズい。(ただ読む分には面白ければそれで良しとする方だから、かれのデータベースになんちゃってお医者さんものが記憶されていてもなんらおかしくはなかった。人生の参考文献にするならある程度話は別だ。相棒がそれらしい本を呼び出そうとしてくれている間、なんとかぷろふぇん、なんとかぷろふぇんとひとりごちつつ、これでもないあれでもないと錠剤のシートを物色し続ける。)
- 「文学部卒が一人で書いたファンタジー医療小説はマズい」の、めちゃくちゃわかる〜〜!とおさるのシンバルくんくらい手を叩いてよろこんでしまいました。目は真っ赤。「読む分には面白ければそれで良しとする」のもわかりますし、面白ければOKという小説に対する判定のガバっぷりも愛おしいです。
病院のシーンがあるんだっけ?そもそも読んだ覚えがねえな……ふは。1日500ページで3日弱か。(それこそ興味本位で一番分厚い文庫本を調べるか何かしたときに行き当たったのだろう、手をつけた記憶のない書名。どこか心躍る面持ちでページ数を確かめ、そのまま吐息で笑った。移動してから読んだって大した差にはなるまいが、この世には今読みたい本を今読むという快楽がある。手の潤いを増補するため、効能もわからない軟膏のチューブを手に取って、部屋の隅っこへどっかり座り込む。隙間風が遠いというだけで抜群に集中できそうだった。)
- 全体的に好きがとまらないのですが、とくに「この世には今読みたい本を今読むという快楽がある」のパンチラインにめっぽうくらいました。他の誰でもない静くんがおっしゃっていることに輝きを感じます。1日に500ページも読む気なんだなというあたりもくすぐられますよね……短編集なら二冊分くらいでしょうか、揺らぎねえ男です……。
なんかあっちこっちしてんなあ。いよいよ同時に多重本格が出てくるようになったか?(かれの性格や声色がくるくると様子を変えるのはいつものことだが、いつもよりぎこちないその前触れだろうかとのん気に冷やかす。そのうち書籍のタイトルまで入り乱れてきて、『吾輩は三四郎である』なんかを読めるのかもしれないと思えば愉快だ。)
- これはあまりの衝撃に壁打ちもしてしまったのですが、「『吾輩は三四郎である』」のセンス天元突破も甚だしくないですか??鳴り止まない歓声、止まらないスタンディングオベーション、そして止めどきを奪われた感謝の正拳突き……。本当に愉快でした。
研究室にも張ってたな……本の塔どころじゃない、積本の壁が何重にもできてて、奥の方のを取ろうとするとそりゃあもう採掘ってな具合だ。それこそジェンガみたいに下のほうからそうっと欲しい資料を抜こうとして大雪崩起こすやつが半年にひとりはいた。そうなるとみんな埃と蜘蛛の巣まみれだ。俺は紙魚のほうが怖いけど、おまえは蜘蛛のほうが嫌?
- 静くんの過去のエピソードトーク、本邦初公開じゃないですか??!ここにきてのこの供給がにわかに信じられず、誰の……話……?とすっ呆けそうになったことをおぼえています。学生時代のまだ罪を犯していない静くん……尊…………。大学の仕組みわからないマンなので、逞しい妄想力で大学生(院生?)の静くんを思い浮かべましたが、その日布団の上で大の字に寝転がり仰ぎ見た室内灯はいつもより眩しかったです。
(日ごろ調子のいい相棒が、今日はどこか幼げな話し方をするので多少甘やかすような声音になる。)
- イベント毎になんとなく文体とゾッキのキャラクターを変えるようにしていて、物語の要となるラストイベントはなるたけ静くんありきにしたいな〜と考えていました。なのでこちらのロールをいただいたときはもうニッコリ……静くんには幼女が似合うにちがいないと思ったんです……。
……ビッグフットだろうがシェヘラザードだろうが関係ねぇよ。顔合わす前に追っ払って終いだ。
- このあとのレスにも怒涛の勢いで静くんのとびきり男前な口説き文句の数々が登場するのですけれども、その第一弾であるこちらの台詞、なかでも「シェヘラザードだろうが関係ねぇよ」はのちに神セブンと呼ばれることになるのですよね……。シェヘラザードを存じ上げなかったのでWikipedia先生に教えてもらって頭を抱えましたし、静くんPLさまの引き出しの数とその収納量には日々圧倒されまくりでした。
そうか。そんなら俺は生まれ変わったら紙魚になろう。奴ら何にも食わなくても一年以上生きるらしいよ。本に齧りついて暮らして、最後は本に挟まれて死のう。
- 絶対絶対なんらかのパワーを得ていつかいつか増殖して埋めて殺してやろうと思いました。プロフィール段階から明示されていた「書籍の遺物には喜びを示しがち」という書籍への愛が本当に揺るぎなくて、筋が通り過ぎているくらいに通っていて、人として男として本当に格好良いんです……わたしはこの辺りからカワイイを凌駕する圧倒的カッコイイによって息の根を止められています……。
……おまえがいりゃいいよ。睿、おまえがいりゃあいい。 誰の目から見て俺がどんなに孤独で気のおかしくなった偏屈野郎でも、俺たちがふたりでいる限りそんなこたぁ何の意味もねえんだ。そうだろ?(なあとあやすように挟まれた指の爪の先でつんつんと軽い表紙を跳ねる。ちょっかいをかけるとも言うだろう。)
- この台詞の攻撃力の高さ、言わずもがな…………(頭を抱える絵文字)(病院の絵文字)(墓石の絵文字)なのですが、このロールにこそ、静くんの、なんだ……その……この……あれが……あれが……だって指先……ほんともう……はあ…………(頭を抱える絵文字)(病院の絵文字)(墓石の絵文字)
(それは絶望の光景だった。足の踏み場もないほどの瓦礫の海よりも、折り重なる屍の山よりも。本のページが抜け落ちていく。見開いた目の奥が深い動揺に昏く染まるのに、それ以上に慌てる相棒が気づかなかったなら幸いだ。ほとんど反射で落ちたページに手を伸ばし、ちり紙みたいに容赦なく丸まった痛ましいものを、淡々とていねいに広げてのばす。かれ本体は膝に乗せて。粉々に吹き飛んだのでもなし、ノンブルをたしかめて元の位置に挟んでやればいいだけだ。その作業がとてもじゃないが追いつかないほど、ばらばら、ばらばらと次から次へ。)睿、睿。 悪かったよ。大丈夫だ、落ち着け。ストップ、ステイ。いいな、…………大丈夫だから。(小さな小さな異音が聞こえたのはこの大混乱の最中だった。ここにはただひとり物語の残骸を未練がましく懐かしむ男だけがいることを、裏切り者の耳は知っていたのかもしれない。意識をわずかにそちらへ傾ける間ののち、あくまでも相棒へ言い聞かせ、立ち上がっては痩せ細ったその身体を恭しく作業台の上へ置く。床に積もって埃にまみれたページもかき集め同様に。)
- 切りどころがわからなくてほぼまるっと抜き出してしまったのですが、ゾッキの慌てんぼうぶりに隠れているだけで、静くんも相当慌てているんじゃ……というのが伝わってきて本当にBIGBIGLOVEでした。
(──どうして、と考えるのを後回しに、荷物から件の拾得品を引っ張り出す。まだ足音は少し遠いのを確認してから、鶴の折り方でも思い出そうとするように発砲の手順を振り返り、構えて音のよく通る廊下へ出た。パン、と乾いた音。崩れかけの壁に無駄な弾丸がめり込む。)銃がある。近づくな。(久しぶりに大きく声を張った。格好のつかない咳払いはなるべく押し殺して。)傷つけることは目的じゃない。物資も要るだけ持って行けばいい。ここを寝床にしたいなら今日中にはこっちが出て行くよ。ただ、俺に近づかないでくれ。それだけだ。(怯んだような気配があった。沈黙。困惑を乗せた声が、どうして、と言ったような気もするが、何年ぶりの肉声に背筋が震えて喜ぶようなこともなかった。無言だけを返す。相手は、どうして、ともう一度。それでもだんまりを貫けば、長い長い躊躇いのあと、足音は遠ざかって行くようだった。張り詰めさせていた息を吐く。)………………落ち着いたかよ、慌てんぼう。(置かれた場所で待っている必要もなければ、その保証もない相棒だ。すがたを確かめに元の部屋へ戻ることのほうが、出て行くときよりも緊張した。)
- 切りどころがわからなくてほぼまるっと抜き出してしまったパート2なのですが、「鶴の折り方でも思い出そうとするように発砲の手順を振り返り」って……たいへん良いと思いませんか?この絶妙な塩梅のたとえがどうして思いつくのでしょう……。さすがわたしのイマジナリーペアさん……どこもかしこも好き……。わたしの早合点でラストイベントはBサイドが消えなきゃいけないように思い違っていて、これまでのおまえさえいればいいよ的有難い発言全部その布石だとばかり思っていたのですが、「何年ぶりの肉声に背筋が震えて喜ぶようなこともなかった」というロールをいただいたことにより(あ、ガチのやつだったんだ……)となりましたし、過去いちばん愛しました。消えなくていいんだ……すご……。
おーいおい……自分の涙に溺れんなよ。誰がここまで水濡れ厳禁火気厳禁でお姫さま扱いしてきてやったと思ってんだ。(とられちゃうと思った、の言葉に目を丸く。これで涙も鼻水も存在していないというのが不思議なくらい水っぽい音が聞こえてくるので危ぶんでしまう。くちゃくちゃの紙ボールがいくらぶつかっても、胸こそ痛めど体はちっとも傷つかない。片手には銃を携えたまま、最後に残った焼き魚の骨みたいな痩せっぽちを、そうっと優しく手に取って。)深呼吸しな。すう、はあ、だ。ゆっくり。
- いい加減過供給で息切れするが???くらい嬉しい言葉を次々にくださるので、ゾッキPLも深呼吸必至でした。人を疑うところからはじまるタイプのPLなので「片手には銃を携えたまま」に、もしかしてこのまま自害してしまわれるんじゃないかと気が気でなりませんでしたが、とびきりの杞憂でしたね……。
俺の心を奪いたくないんなら絶世の美女か、せめて犬猫にでも化けて出てくるんだったな。……もう遅いよ、睿。いいか、本よりも人間のほうが大事だなんてことはな、宇宙開闢以来一度もねえんだ。一度もだよ。
- これはプロポーズを通り越して…………通り越した先になにがあるのかちょっと分からないのですが、まず確かなことはこの台詞があるということです。100字にも満たない台詞ひとつでこんなに喜ばせてくださるんですから、静くんが死刑囚になった原因、もう生きているだけでテロ行為とかそんななんじゃないの?そこにいるだけで性犯罪にされちゃったんじゃないの?
(書を読みて羊を亡うという言葉がある。愚か者のたとえだが、かつて知ったとき、そんな生き方がしてみたいと憧れたものだった。)
- 「(亡羊のデマゴーグ。)」というタイトルロールを拝見したとき、羊飼いのことを侮蔑を込めてそう例えているのかな〜神さま(キリスト)は善き羊飼いですから、さしずめ悪い羊飼いという意味かな〜転じて神さまのクソッタレ的な感じかな〜とぼんやりぼんやり思っていたのですが(このときはゾッキが消えると思い込んでいたので)、このロールをいただいたときの衝撃といったら、地球滅亡した瞬間にもうひとつあたらしい地球が生まれたくらいのものでした。ずっとずっとわたしが勘違いをしていただけで、タイトルロールから既にハッピーエンドは確約されていたんですね。このデマゴーグが静くんであるとしたら、一言の「月に影、それからおまえ。俺が歩けばぞろぞろ後からついてくる。毎日パレード気分だぜ。」ともどこかリンクしているように感じられまして、素晴らしくラストに相応しいタイトルロール、素晴らしいタイミングでのネタあかしだったなあと感じ入るばかりです。
そんなに重たく考えんなって。1匹見かけたら30匹いると思えって言うだろ。……たぶんしねえと思うけど、いいんだ、別にいつか後悔したって。今日の俺が今おまえといたいってだけで、いつかどんなツケを払ったっていい。
- 人間とGを同列に並べたおくちでこんなことおっしゃるんですから男前すぎて言葉を失いました。
睿。今日は俺が読み聞かせをしてやるよ。ポール・オースターだ。(万にひとつがないように、愚か者らしく目を瞑って歩き出す。銃を腰に差し込んで自由な指で壁をなぞり、出入り口に行き当たれば廊下に出、その廊下の壁をまたなぞってゆっくり歩く。読まんとする一節をかれがその身に引っぱり出せたかは定かでない。『オーギー・レンのクリスマス・ストーリー』。唱える呪文はふたりきりの星へ帰るため。ここには気のいい友がいる。)?誰か一人でも信じる人間がいるかぎり、本当でない物語などありはしないのだ。?
- 静くんから読み聞かせてくれるという行為そのものが尊いのはもちろんのこと、「万にひとつがないように、愚か者らしく目を瞑って歩き出す」のも情景がとても思い浮かべられてじんわりとくるのですが、なによりも、この最後の台詞があまりにも……あまりにも我々への救済で…………。
俺が歩けばぞろぞろ後からついてくる。
毎日パレード気分だぜ。
- この一言のファンです。こんなオシャレで格好よくてカワイイの三点セット、言わせてみたい……思いついてみたい……すごい……あまりにも良すぎて溜息が出ます。壁打ちもしてしまったのですが、「月に叢雲、花に風」みたいな語感、とても美しくて口が気持ち良いといいますか……声に出して読みたい美しい日本語みたいな……。詠み人知らずで教科書にのっていそう……。恐ろしいのはこの一言だけではなくて、性格備考欄も全部すばらしく美しいということです。読み物として完成している……愛した……。
ぃ っきし。…………ぁー。
- この色気のないくしゃみが逆に色気を感じるのですが、この「ぁー」がいいのかな「ぁー」が。気づいたらんっふふふカワイイと素で声に出してニヤついていました。
(それこそ缶詰の側面の成分表だとか、もはや何の用も足さなくなった道端の案内板みたいなものですら有難がって目が追う活字中毒者には、全くもって稀有な拾いものだった。本の形をしたものに乱暴を働くことは人にするより罪深いので、踏みつけにしたことはおろか放り投げたこともない。ドッグイヤーと読みかけを開いたまま伏せて置くのは辞さない派にせよ、だからざぶざぶ洗うのも論外だ。)
- めちゃくちゃ愛されているし愛してもらえるんだなと確信がじんわり胸に染みました。「本の形をしたものに乱暴を働くことは人にするより罪深い」のあたり特に、死刑囚にまでなっている静くんが言うとオオ……となりますし、本に生まれてきてよかった〜!となります。「ドッグイヤーと読みかけを開いたまま伏せて置くのは辞さない派」なんかもう心の底から同感オブザイヤー2021年度最優秀賞受賞。
(賞味期限の印字は掠れて読めない豆の水煮缶を開けて上に直置き。貴重な甜麺醤をせせこましくほんのちょっぴり乗せてふつふつ言い出すのを待つ。火さえ通せばだいたい何でも安心だし、味さえすればだいたい何でもうまい。)
- これは静くんがカワイイのもありますがPLさまの辞書がすきだなというところもあります。「せせこましく」すごいすきだな……「せせこましく」……「火さえ通せばだいたい何でも安心(たぶん安心じゃない)だし、味さえすればだいたい何でもうまい(これはそうかもしれない)」……そうして体調を崩すのだな〜と微笑ましい気持ちになりました。甜麺醤なのもひそかにツボです。つけてみそかけてみそと甜麺醤は残飯さえおいしくする奇跡の調味料ですからね……。
手の潤いが死んだ。自動で捲れてくれ。(主体性の強い一冊における愛すべき機能のひとつだ。本来ページを捲るという行為自体を愛しているが、気候や洗濯のせい以上におそらく加齢のせいで指先が乾いて乾いて。いちいち唾をなすりつけられるのは友も望むところではないだろうし、しなしなのポテトチップが纏う青海苔込みの油ならますます。ちり紙もないのでいい歳して鼻を啜ってばかりいる。豆を煮る火の暖で少しは治まるといいのだが。)
- 「本来ページを捲るという行為自体を愛している」のあたり、本当に書籍の類を愛しているんだな〜〜こんな世界でなければあったかいテラスかどこかで陽の光を浴びつのんびり読書していてほしかったな、とても絵になるな、と思わずにはいられませんでした。これだけ本を愛してくださっているならちり紙代わりに使われる心配も(そして手にべっとりする心配も)ありませんね。ちなみに電子書籍は断固反対派ですか?それとも上手に使い分けますか?
(残念ながら水しか入っていないスキットルと、何を食うにも使っている先割れスプーンを荷物のポケットから取り出しながら)おまえ、名前なんかほしいのか。そのうち目鼻がついて手足が生えてきそうだな。
- これは何時いかなるときもしみじみ感じていることなのですが、静くんPLさまの言葉のリズム感……語感……がとても心地よくてだいすきでして、このロールで言えば「何を食うにも使っている先割れスプーン」がかなりキました。口に出して読みたい「何を食うにも使っている先割れスプーン」……先が割れているだけのくせに……終末世界におけるこの先割れの万能感……。
(行ったって戻ったっていい。それこそが本当の自由というものだろうが、未踏の土ばかりおよそ限りなくあって、それを踏み得るのが自分だけとなれば、引き返すのはどうも貧乏性が許さなかった。)
- 絶望的な語彙力のためになんと言えばいいのか分からないのですが、このロール、とても、こう、とても、イイ……。あるわきゃないのにこういう終末世界がありそうと思わせる力、そんなの知らないのにいるいるこういう人!と思わせる力のようなものをとてもリアルに感じまして、何度も読み返したお気に入りのロールです。
何だそりゃ、からかってるつもり? でもそうだな、言葉ってのは本当にややこしい。Quiet Pleaseを言いたくて、静静請看って訳した国もあるらしいぜ。
- シズカちゃん……ドラえもん……フフ。と安易な発想しかなかったわたしとても恥ずかし〜〜!と転げまわったのがこちらの台詞でした。静くんとお話していると知らなかったことを沢山教えていただけてとても楽しいですし、たぶんPLさまの引き出し薬棚くらいある。
読み替えただけで名付け親面かい。本より誠実なもんはないと思って生きてきたのに、何だっておまえときたらそんなに胡散臭ぇんだろう。愛されたいってか。いじらしいね。(ようやく間違いなく真ん中までぐつぐつ言い出した缶の中身をかき混ぜ、ふーふーとやらずにいきなり口へ運んで「熱」と舌を出すところまでお決まりの流れだ。しばらくは豆が暖房がわりになるので火を消してケチる。そんないじましい貧乏人でも幸い懐に愛情はあった。)
- 静くんの台詞、全部、好き……と毎度大の字になるのですが、「何だっておまえときたらそんなに胡散臭ぇんだろう」と「愛されたいってか。いじらしいね」のダブルパンチで瀕死の重体に陥りました。ロール内で「いじましい」ぶつけてくるあたりもとても好きです。愛情しかねぇ……。
……どうせだからありものじゃないタイトルをやるよ。世界に物語は五百億とあるし、そりゃあどっかじゃ既出だろうが。…………憂炎……紙に火は縁起が悪いか。雲嵐……雨は雨でなあ。(どれだけ物語を愛せど、自らこねて丸めて世に送り出すことは終ぞなかった頭である。ゲン担ぎという極めて凡庸な消去法で、浮かんだ名前をぶつぶつ引っ込めるのを繰り返した後)…………宇航か、睿。 どっちがいい?広い宇宙に漕ぎ出したいか、物事の本質を見つめたいかだ。(響きとしてはユーハンかルイ。どちらも彼の気に入るとは限らないが、選ばせる程度に自分では甲乙つけがたい。)
- こんなしっっっかり考えてくださるなんて誰が思った〜〜〜っ?!?!!ぶっちゃけここで「ゾッキ」の名前をいただくくらいに考えていたので、出先でレスを確認してヒイッてなりました。「憂炎」も「雲嵐」もめちゃくちゃ“良”なのですが、なのですが!このめちゃくちゃ良い名前を(このあとに提示するめちゃくちゃ優良ネームのために)サラッと使い捨ててしまうあたりコワ……狂気……ですし、この感動と感謝の気持ちを伝えるにはあまりにもこの世に語彙が足りていない……。「宇航」か「睿」のあまりの甲乙つけがたさに書き上げたレスを一日寝かせてしまったほどなのですが、頭をクリアにしてみてもやっぱり甲乙つけがたくて……。決め手はペア名にしたときの宇静(ユウジン/友人)か静睿(ジンルイ/人類)か……だったのですが、宇静もよかったよね……と未だに悩んでいます。ペアさんに名前をつけてもらうだなんて、とても贅沢なことをしていただいてしまいました。ほんとうにありがとうございました。
似た者だとはこれっぽっちも思わねぇけど、おまえが友だち想いなのはそうだろうよ。(そりゃあそうだ、己の渇望に応えて姿を現したものを自分想いでなくて何と言おう。友だち甲斐の塊である。)
- これより以前にいただいていた「無限暇つぶし要員」という表現もたいへん好きだったのですが、「友だち甲斐の塊」という表現もいいな〜〜とありがたく噛み締めました。
……ああ、ロビンソンが泣いてひれ伏す領土が俺たちのもんだ。おまえの中には「無人星」って章を作ろうぜ。……っくしゅ、(残念ながら今のところ見渡す限り不毛の地ではあるけれど、広さだけならマス・ア・ティエラ島など目ではない。偉そうに名前をくれてやってからというもの、折に触れかれをどんな物語にするかという話をしている。
- 静さんの台詞のこのセンスよ…!ファンです!
……ああ、やっと小指の先に感覚が戻ってきた。ちょっと登ってみるか、なあ睿。ジェンガの後半戦みたいな有様だが、今さらひと一人分の重心移動くらいで崩れたりしないだろ。
- 廃墟を「ジェンガの後半戦」なんて例え、何を食べたら思いつくのでしょうか?ジェンガ?こんな粋な例えを思いついた日にゃわたしなんかは高笑いしてしまいますし、下手に強調した台詞にしてしまいそうなものですが、こんななんでもある単語をなんでもない風にしてしまうのが静くんPLさまのすごいところだと思います。こちとら伝説のポケモン揃い踏みで四天王に挑んでいるのにその隣で1ばんどうろでつかまえたポッポとコラッタ従えてばっさばっさなぎ倒しているトレーナーがいるぞ……みたいな感覚なのですが、これどうやったら伝えられますか?一度皆さんにもゾッキPLになってみてほしいです。
どうも役所っぽい間取りだけど。一部屋一部屋が広くて……(もちろん至るところに風穴が開いてはいるが、無事たどり着いた4階は下よりも幾分昔の名残をのこしている。なんだかんだ造りがしっかりしているのか、国や自治体が建てた箱は大禍の後にも持ち堪えがちだとはこれまでの経験則でわかっている。)
- 「国や自治体が建てた箱は大禍の後にも持ち堪えがち」に、な、なるほどー!?と唸ってしまったのですが、これはホントですか?妙〜〜にリアルに感じましたのと、お陰で静睿終末世界の解像度がギュンッと上がりました。いずれにしても静くんPLさまの描く世界観がわたしにはとてもキラキラしてみえたので(大気中にも舞っている灰らしきものが原因ではないです)もっとみせて!もっときかせて!な受け身になってしまったのは反省点であります……。
おう睿、ちょっとマシな缶詰が手に入るかもな。備蓄はこういうとこにこそ貯め込まれてるって相場が決まってら。(些か人の悪い笑みを浮かべて口にするのは希望的観測。探索のしがいが出てきたと進む先で出遭えるのがうぞうぞと黒光りする虫の親子ばかりとはまだ知らぬまま。)
- この台詞の直前にみつけた拳銃を平気で拾い上げたりする描写から、「些か人の悪い笑み」に繋がるのが、ア〜〜〜好き〜〜〜!でした。拳銃の使い方ご存知なのかな……死刑囚になってしまった過程にちょっとでも引っ掛かっていたりするのかな……と妄想力たくましいので色々考えてハア……好き……に落ち着いています。ハァ〜〜好き。
(相棒が元気に喋るたび、耳の奥がわんわんとハウリングする。着られるだけのものを着込んで瓦礫に背中を預けてからもう随分経った気がするが、実際はいいとこまだ2,3時間だと見当がついている。そう、今に始まったこっちゃない。健康を心がけようにも絶えず栄養は不足気味だし、すきま風の入り込まない寝床はないし、何よりそれらを抜本的に解決しようと頑張るには性根が不真面目だった。慢性的な不具合を見て見ぬふり、騙し騙し好きにほっつき歩いては、時折こうして電池切れのようにだめになる。)
- 新たな静くんをひとつ知るたびに知らない静くんをひとつ忘れてしまう、嬉しさと悲しさで情緒グラッグラの不安定になります。「性根が不真面目」で「慢性的な不具合を見て見ぬふり」して「騙し騙し好きにほっつき歩いて」それで「電池切れのようにだめになる」人が、書籍に関してだけは慎重過ぎるくらい丁寧に大事にしてくれる意味がわかりたいですし、お伝えしたいのはこのはちきれんばかりのBIG BIG LOVEただそれだけ。
なん、だよおまえ…………元気なときより絡んでくるんじゃないよ…………(さすがに言わないが街灯に集まる蛾を思わすパタつきぶりに、掠れた声で不平を述べる。)
- 死にかかっている色男が三度の飯よりも好き侍なので、ッカーーーうめえーーー酒が進むぜ〜〜〜!と心のジョッキをテーブルにッダーン!しました。あと静くんの口調がほんとうに好きで……荒々しくもなく柔らかくもなくとげとげもしていないけどすべすべでもないみたいな……ちょっと冷めかけのおもちみたいな……例えるの下手くそ過ぎるのですが愛だけはどうか伝われと願ってやみません(念)
どうだったかな……しばらく食わねぇとあれの味はこうって忘れるんだよ。蟹の身を食わされて「これは海老だよ」って言われたら、今なら信じる自信があるね。ただいつもと違う味はした。いつもと違う味ってのはいいもんだ。(海鮮なんて刑務所でもまず出なかったから、最後に食べたのは一体何年前か。今となってはこの身の自由を得てすぐに、腐りやすそうなものはなんでも食べてしまうべきだったと後悔するがあとの祭りだ。
- そういえばこの台詞をいただいて、前回イベントで遭遇したGの悪魔と海老の殻は同じ成分が……みたいな話をしようかと思い、調べ、気持ち悪くなってやめたという裏話があるのですが、静くんはやむにやまれぬ状況になったら昆虫食とかもしてくれそうですよね。と広げんでもよい夢が広がる。それはそうとサプリメントや何が入っているのかよくわからないエネルギーバーみたいなディストピア飯もめちゃくちゃ似合いそうでどきどきします。
(時にまあまあ危なっかしい冗談だか何だかを放ってくれる友に、おまえ俺以外の死刑囚にそれ言ったら真ん中から縦裂きにされるか便所に沈められてるぞと軽口叩き返したこともあるが、今日はそれはしなかった。)
- こちらに限らず、過去に俺たちこういうことしましたよね〜こういう話をしましたよね〜ロールをふんだんに混ぜ込んでくださるので、おかげさまで静睿の理解がたいへん深まりました。と同時にやっぱり静くんのお言葉がいちいち面白くて可愛らしいので突っ伏してしまいます。
過剰な弱音も吐きたかねえけど長生きできる要素がねえよ。……いやあったわ、「他人に殺されない」。(ははと笑う声の力なさはひとえに体調に起因している。)
- 静くんのブラックジョーク、とてもすきです!「他人に殺されない」は額面通り自分一人になってしまったから殺すものがいないという意味のほかに、他人を殺したので死刑囚でしたよ、あるいは他人に殺されるくらいの恨みを買うことをしましたよ、みたいな意味も込められているのかしらと深読みだいすきPLは考えたりもしたのですが、んなこたどうでもよいくらい、すき、ですね。すき。
読んでもらえないのが本の死か。……そうかな?俺はそうは思わねえけど……おまえに関しちゃそうかもな。どうだろう。悪いね。(かれというものがありながら、荷物の底には行く先々で拾った本物の本たちが数冊大事にしまい込まれている。いくら貴重と言えどさすがに見つけた端から持ち歩いては肩やら腰やら壊れてしまうので、新入りと古参とを比べて無念の取捨択一を行うときにだけ、あたかも長年の恋情を断ち切るような切ない表情を見せるのがこの男だ。この友だちがもしあれら、真実紙束であるところの本ならば、人ごときの目が失われたところで心配することはないのだけれど。)
- サラッという「悪いね」の破壊力と、「かれというものがありながら、荷物の底には行く先々で拾った本物の本たちが数冊大事にしまい込まれている」のいけずさ、つれなさ、加えて「無念の取捨択一を行うときにだけ、あたかも長年の恋情を断ち切るような切ない表情を見せる」絵になる男こと静、世界にたったひとりでさえなければ飴玉に群がる蟻くらい女が寄ってきたでしょ?檻ん中ぶち込まれてさえなければ、両手両足に花だったでしょ?と信じて疑いません。ちょっとしんじられないくらい好みだったので、うっかりゾッキに女の顔させてしまいそうになりました。本さえも(本だからこそでしょうか……)誑しこむ魔性の男です。おそろしいですね……その指その声その唇で何冊の本を泣かせてきたんでしょうね……。
(熱に浮かされる視界。文字が絶えず大きくなったり小さくなったり、ぼやけたり霞んだりするようで酔っぱらいそうになりながら。焦点を合わせようと人相悪く目を細め、ゆっくり本文を読み上げる。今にも死にそうに細い声で読むのが妙にしっくりくる物語だ。感情移入して読むような本でもないと思っていたが、こうして当たるとどうも身に沁みる。)
- 「今にも死にそうに細い声で読むのが妙にしっくりくる物語」を今にも死にそうに細い声で読む静くんがめちゃめちゃリアルに想像できてお腹が痛くなりました。過去のロールからも静くんPLさまはわたしが挙げる作品に目を通してくださっているんだろうなあと伝わってまいりましたので、ここは(前イベントのエドガー・アラン・ポーから江戸川乱歩という流れも意識しつつ)青空文庫にあるものから「人でなしの恋」にしたのですが、静くんとこの世界になかなかマッチしていたのではないかなあ、なかなか良い選択だったのではないかなあと思わせてくれた、大変ありがたいシーンでもあります。
(読んでも読んでも擦り切れやしないくせにと不粋なことを言うのは、仕返しのつもりもないがブラックジョークである。無論それはかれの美点だ。読んでも読んでも擦り切れないし、たとえば甜麺醤のシミをつけても、うっかり水に沈めてしまっても綺麗に戻ってこられるんだろう。よくよく気をつけているから今のところ前科はないが、こんなに心強いことはない。しかし何でか天地のマーキングは消えないんだよなと頭の赤線を人差し指の腹でさする。自分の深層心理の何がこうしたのかを考えるとき、いかにも陳腐な説明付けしかできずにうんざりする。つまり己に瑕疵を認めているためだとかそういう。)
- なんとなく感じてはいたはずなのに、あ、自己肯定感の低い人間なんだ、ということを改めて感じたロールでした。低いといっても人並みになのかもしれないですが、なにか悪いことをした、みたいな当たり前の感覚はあるんだなと……。飄々としてみえる静くんの脆い部分というか、新たな一面が垣間見えてドキッとしました。でもこういう弱さも全部まるっと含めて、いかにも“文系”というかんじ。
知ってる定型に当てはめてしか物語の意味を考えられないとき、俺に本を読む資格があるだろうかと思う。物語に意味を求めること自体が馬鹿げてるとも、同じくらいに。そこにあるだけでいいんだ、本は。……睿、ひとは本を読むために本を読むのかな、本を読んで何かを考えるために読むのかな。おまえは難解なのとやさしいのとどっちが好み?
- 普段はきっと口にしないであろう(弱音まじりの)哲学みたいなこと言いだすあたり、書籍への愛情がひしひし伝わってまいりましたし、弱っているときだから聞ける本音みたいなものにじーんときました。じーんはダジャレじゃないですよ。
もうひとつあったな……長生きの薬。死ぬなとうるせぇやつがいる。
- とてもとても愛されている……っと承認欲求が満たされまくりました。静くん、ゾッキのことだいすきですよね……自惚れじゃないですよね……。
(遊び心を発揮したくなった夜には、かれ自身今自分が何者になっているのかわからなくなるくらい目にも止まらぬ速度で違う本になり変わってもらい、ストップの一言でルーレットのように読む本を選んだりもした。下手な人間よりお喋りな声を持っているくせに、突然本棚の縦読みならぬ横読みを仕掛けてくる相棒に感化されたのかもしれない。寝起きのフラッシュクイズは難易度が高かった。なんにも気づかず朝っぱらからどうした落ち着けと嗜めて、三日後くらいにふと脈絡もなく「静おはよう?」と天啓を口にしたのも思い出話。)
- 静睿なかよしロール……てぇてぇよお……(顔覆)一人と一冊の解像度めちゃ高まりましたし、ふと思いついたのを「天啓」と表すPLさまの感性(ピシャーンとハマる言葉を見つけることのお上手さ)もまとめてだいすきです。
そんなら俺は優良な読者だ。学生のころから借金と積読だけはしない主義だった。(本を拾うことがイコールその日はそこで寝泊まりに繋がるくらいには、かれの言う礼儀を弁えた読み手である。友の変身がずいぶん自由自在なのを知るまでは、読み終えるまでに他の本になってしまったらどうしようかと無駄な夜更かしもしたものだ。)
- 積読常習犯の耳(目)はたいへん痛みましたが、読書という行為に対してとても前のめりな姿勢が心から愛おしいです。こんな姿を見せられた日にはゾッキじゃなくても「たあーんとお読み……」となってしまいますでしょうし、そっとお傍に温かな飲み物でも差し入れたいですし、それに気付かず読み耽って折角のホットを冷えっ冷えのアイスにしてほしいなと思います。
(いつまでも触っていたいものというのは人それぞれあって、世の中にはバスタオルの端っこの分厚いところの触感が一番好きという人間もいたし、洗濯ラベルのポリエステルサテンこそ至高という人間もいたが、自分にとってはこの滑らかな紙質のページこそがそれだった。目を閉じてからもすりすりと緩やかに撫で続ける。さながらライナスの毛布のようだ。)
- こういうロール思いつく感性にとても嫉妬してしまうのですが……「バスタオルの端っこの分厚いところ」ですとか「洗濯ラベルのポリエステルサテン」ですとか、わたしでは絶対思いつけないけれど、そう言われると妙にリアルで、わかる……!となってしまうの、何を食べたらこのようなロールを書けるようになるのですか……?ピーナッツバター?静くんにはぜひお気に入りの一枚がみつかりますように、紙の見本帳を差し入れしたいです。
(人生山あり谷ありとはよく言ったものだ。最低よりかは少しマシな寝床で、一滴ずつしたたる水をバケツに溜めるようにみみっちい体力回復を図り、ようやっと再開できた旅はここ半月ほど順風満帆だ。少し前に通過していた地帯と比べ破壊の程度が控えめであり、割れていない酒瓶や少し傷ついただけの缶詰にいくらでもお目にかかれた。いくらでもというのはあくまで一人で消費するならという前提に基づいているが、今さら補足するほどのことでもないだろう。とりわけ逞しく実をつけていた柑橘類は慢性的なビタミン不足の身体に大いに沁みた。口内炎だらけの口にも沁みたがそれすら有難いような気がしたものだ。)
- このロールはいくつかに刻んでスキをお伝えしようかとも悩んだのですが、まとめてまるっとスキ!を叫ばせてください。まずこの「一滴ずつしたたる水をバケツに溜めるようにみみっちい体力回復を図り」から唸ってしまったのですが「一滴ずつしたたる水をバケツに溜めるように」……最高に好きですね……。この好きはここになくてもあっちとそっちと向こうに置いてあるタイプの好きです。静くんPLさまの“例え”はいわゆる“高見え”なのではないかなと思うのが、「バケツ」とか「みみっちい」とか、後半にある「口内炎」とか、言ってしまったらとてもじゃないけどお耽美には程遠い単語をつかっていながら、暴力的なまでの“説得力”と“表現力”を有しているところ……。どうやってこの凄さ/素晴らしさをお伝えしたらよいのか、どれだけわたしとゾッキが静くんPLさまと静くんを愛してやまないか、みなさまにご理解いただくにはどうすればよいのか、分からないのがつらいです。みんなもわたしになったらよいのに……。
その言い方は破壊神。
- シンプルに面白いしん。
ああ、頼んだ、鵜呑みにする前にカバー袖の著者略歴と奥付の監修確認な。文学部卒が一人で書いたファンタジー医療小説はマズい。(ただ読む分には面白ければそれで良しとする方だから、かれのデータベースになんちゃってお医者さんものが記憶されていてもなんらおかしくはなかった。人生の参考文献にするならある程度話は別だ。相棒がそれらしい本を呼び出そうとしてくれている間、なんとかぷろふぇん、なんとかぷろふぇんとひとりごちつつ、これでもないあれでもないと錠剤のシートを物色し続ける。)
- 「文学部卒が一人で書いたファンタジー医療小説はマズい」の、めちゃくちゃわかる〜〜!とおさるのシンバルくんくらい手を叩いてよろこんでしまいました。目は真っ赤。「読む分には面白ければそれで良しとする」のもわかりますし、面白ければOKという小説に対する判定のガバっぷりも愛おしいです。
病院のシーンがあるんだっけ?そもそも読んだ覚えがねえな……ふは。1日500ページで3日弱か。(それこそ興味本位で一番分厚い文庫本を調べるか何かしたときに行き当たったのだろう、手をつけた記憶のない書名。どこか心躍る面持ちでページ数を確かめ、そのまま吐息で笑った。移動してから読んだって大した差にはなるまいが、この世には今読みたい本を今読むという快楽がある。手の潤いを増補するため、効能もわからない軟膏のチューブを手に取って、部屋の隅っこへどっかり座り込む。隙間風が遠いというだけで抜群に集中できそうだった。)
- 全体的に好きがとまらないのですが、とくに「この世には今読みたい本を今読むという快楽がある」のパンチラインにめっぽうくらいました。他の誰でもない静くんがおっしゃっていることに輝きを感じます。1日に500ページも読む気なんだなというあたりもくすぐられますよね……短編集なら二冊分くらいでしょうか、揺らぎねえ男です……。
なんかあっちこっちしてんなあ。いよいよ同時に多重本格が出てくるようになったか?(かれの性格や声色がくるくると様子を変えるのはいつものことだが、いつもよりぎこちないその前触れだろうかとのん気に冷やかす。そのうち書籍のタイトルまで入り乱れてきて、『吾輩は三四郎である』なんかを読めるのかもしれないと思えば愉快だ。)
- これはあまりの衝撃に壁打ちもしてしまったのですが、「『吾輩は三四郎である』」のセンス天元突破も甚だしくないですか??鳴り止まない歓声、止まらないスタンディングオベーション、そして止めどきを奪われた感謝の正拳突き……。本当に愉快でした。
研究室にも張ってたな……本の塔どころじゃない、積本の壁が何重にもできてて、奥の方のを取ろうとするとそりゃあもう採掘ってな具合だ。それこそジェンガみたいに下のほうからそうっと欲しい資料を抜こうとして大雪崩起こすやつが半年にひとりはいた。そうなるとみんな埃と蜘蛛の巣まみれだ。俺は紙魚のほうが怖いけど、おまえは蜘蛛のほうが嫌?
- 静くんの過去のエピソードトーク、本邦初公開じゃないですか??!ここにきてのこの供給がにわかに信じられず、誰の……話……?とすっ呆けそうになったことをおぼえています。学生時代のまだ罪を犯していない静くん……尊…………。大学の仕組みわからないマンなので、逞しい妄想力で大学生(院生?)の静くんを思い浮かべましたが、その日布団の上で大の字に寝転がり仰ぎ見た室内灯はいつもより眩しかったです。
(日ごろ調子のいい相棒が、今日はどこか幼げな話し方をするので多少甘やかすような声音になる。)
- イベント毎になんとなく文体とゾッキのキャラクターを変えるようにしていて、物語の要となるラストイベントはなるたけ静くんありきにしたいな〜と考えていました。なのでこちらのロールをいただいたときはもうニッコリ……静くんには幼女が似合うにちがいないと思ったんです……。
……ビッグフットだろうがシェヘラザードだろうが関係ねぇよ。顔合わす前に追っ払って終いだ。
- このあとのレスにも怒涛の勢いで静くんのとびきり男前な口説き文句の数々が登場するのですけれども、その第一弾であるこちらの台詞、なかでも「シェヘラザードだろうが関係ねぇよ」はのちに神セブンと呼ばれることになるのですよね……。シェヘラザードを存じ上げなかったのでWikipedia先生に教えてもらって頭を抱えましたし、静くんPLさまの引き出しの数とその収納量には日々圧倒されまくりでした。
そうか。そんなら俺は生まれ変わったら紙魚になろう。奴ら何にも食わなくても一年以上生きるらしいよ。本に齧りついて暮らして、最後は本に挟まれて死のう。
- 絶対絶対なんらかのパワーを得ていつかいつか増殖して埋めて殺してやろうと思いました。プロフィール段階から明示されていた「書籍の遺物には喜びを示しがち」という書籍への愛が本当に揺るぎなくて、筋が通り過ぎているくらいに通っていて、人として男として本当に格好良いんです……わたしはこの辺りからカワイイを凌駕する圧倒的カッコイイによって息の根を止められています……。
……おまえがいりゃいいよ。睿、おまえがいりゃあいい。 誰の目から見て俺がどんなに孤独で気のおかしくなった偏屈野郎でも、俺たちがふたりでいる限りそんなこたぁ何の意味もねえんだ。そうだろ?(なあとあやすように挟まれた指の爪の先でつんつんと軽い表紙を跳ねる。ちょっかいをかけるとも言うだろう。)
- この台詞の攻撃力の高さ、言わずもがな…………(頭を抱える絵文字)(病院の絵文字)(墓石の絵文字)なのですが、このロールにこそ、静くんの、なんだ……その……この……あれが……あれが……だって指先……ほんともう……はあ…………(頭を抱える絵文字)(病院の絵文字)(墓石の絵文字)
(それは絶望の光景だった。足の踏み場もないほどの瓦礫の海よりも、折り重なる屍の山よりも。本のページが抜け落ちていく。見開いた目の奥が深い動揺に昏く染まるのに、それ以上に慌てる相棒が気づかなかったなら幸いだ。ほとんど反射で落ちたページに手を伸ばし、ちり紙みたいに容赦なく丸まった痛ましいものを、淡々とていねいに広げてのばす。かれ本体は膝に乗せて。粉々に吹き飛んだのでもなし、ノンブルをたしかめて元の位置に挟んでやればいいだけだ。その作業がとてもじゃないが追いつかないほど、ばらばら、ばらばらと次から次へ。)睿、睿。 悪かったよ。大丈夫だ、落ち着け。ストップ、ステイ。いいな、…………大丈夫だから。(小さな小さな異音が聞こえたのはこの大混乱の最中だった。ここにはただひとり物語の残骸を未練がましく懐かしむ男だけがいることを、裏切り者の耳は知っていたのかもしれない。意識をわずかにそちらへ傾ける間ののち、あくまでも相棒へ言い聞かせ、立ち上がっては痩せ細ったその身体を恭しく作業台の上へ置く。床に積もって埃にまみれたページもかき集め同様に。)
- 切りどころがわからなくてほぼまるっと抜き出してしまったのですが、ゾッキの慌てんぼうぶりに隠れているだけで、静くんも相当慌てているんじゃ……というのが伝わってきて本当にBIGBIGLOVEでした。
(──どうして、と考えるのを後回しに、荷物から件の拾得品を引っ張り出す。まだ足音は少し遠いのを確認してから、鶴の折り方でも思い出そうとするように発砲の手順を振り返り、構えて音のよく通る廊下へ出た。パン、と乾いた音。崩れかけの壁に無駄な弾丸がめり込む。)銃がある。近づくな。(久しぶりに大きく声を張った。格好のつかない咳払いはなるべく押し殺して。)傷つけることは目的じゃない。物資も要るだけ持って行けばいい。ここを寝床にしたいなら今日中にはこっちが出て行くよ。ただ、俺に近づかないでくれ。それだけだ。(怯んだような気配があった。沈黙。困惑を乗せた声が、どうして、と言ったような気もするが、何年ぶりの肉声に背筋が震えて喜ぶようなこともなかった。無言だけを返す。相手は、どうして、ともう一度。それでもだんまりを貫けば、長い長い躊躇いのあと、足音は遠ざかって行くようだった。張り詰めさせていた息を吐く。)………………落ち着いたかよ、慌てんぼう。(置かれた場所で待っている必要もなければ、その保証もない相棒だ。すがたを確かめに元の部屋へ戻ることのほうが、出て行くときよりも緊張した。)
- 切りどころがわからなくてほぼまるっと抜き出してしまったパート2なのですが、「鶴の折り方でも思い出そうとするように発砲の手順を振り返り」って……たいへん良いと思いませんか?この絶妙な塩梅のたとえがどうして思いつくのでしょう……。さすがわたしのイマジナリーペアさん……どこもかしこも好き……。わたしの早合点でラストイベントはBサイドが消えなきゃいけないように思い違っていて、これまでのおまえさえいればいいよ的有難い発言全部その布石だとばかり思っていたのですが、「何年ぶりの肉声に背筋が震えて喜ぶようなこともなかった」というロールをいただいたことにより(あ、ガチのやつだったんだ……)となりましたし、過去いちばん愛しました。消えなくていいんだ……すご……。
おーいおい……自分の涙に溺れんなよ。誰がここまで水濡れ厳禁火気厳禁でお姫さま扱いしてきてやったと思ってんだ。(とられちゃうと思った、の言葉に目を丸く。これで涙も鼻水も存在していないというのが不思議なくらい水っぽい音が聞こえてくるので危ぶんでしまう。くちゃくちゃの紙ボールがいくらぶつかっても、胸こそ痛めど体はちっとも傷つかない。片手には銃を携えたまま、最後に残った焼き魚の骨みたいな痩せっぽちを、そうっと優しく手に取って。)深呼吸しな。すう、はあ、だ。ゆっくり。
- いい加減過供給で息切れするが???くらい嬉しい言葉を次々にくださるので、ゾッキPLも深呼吸必至でした。人を疑うところからはじまるタイプのPLなので「片手には銃を携えたまま」に、もしかしてこのまま自害してしまわれるんじゃないかと気が気でなりませんでしたが、とびきりの杞憂でしたね……。
俺の心を奪いたくないんなら絶世の美女か、せめて犬猫にでも化けて出てくるんだったな。……もう遅いよ、睿。いいか、本よりも人間のほうが大事だなんてことはな、宇宙開闢以来一度もねえんだ。一度もだよ。
- これはプロポーズを通り越して…………通り越した先になにがあるのかちょっと分からないのですが、まず確かなことはこの台詞があるということです。100字にも満たない台詞ひとつでこんなに喜ばせてくださるんですから、静くんが死刑囚になった原因、もう生きているだけでテロ行為とかそんななんじゃないの?そこにいるだけで性犯罪にされちゃったんじゃないの?
(書を読みて羊を亡うという言葉がある。愚か者のたとえだが、かつて知ったとき、そんな生き方がしてみたいと憧れたものだった。)
- 「(亡羊のデマゴーグ。)」というタイトルロールを拝見したとき、羊飼いのことを侮蔑を込めてそう例えているのかな〜神さま(キリスト)は善き羊飼いですから、さしずめ悪い羊飼いという意味かな〜転じて神さまのクソッタレ的な感じかな〜とぼんやりぼんやり思っていたのですが(このときはゾッキが消えると思い込んでいたので)、このロールをいただいたときの衝撃といったら、地球滅亡した瞬間にもうひとつあたらしい地球が生まれたくらいのものでした。ずっとずっとわたしが勘違いをしていただけで、タイトルロールから既にハッピーエンドは確約されていたんですね。このデマゴーグが静くんであるとしたら、一言の「月に影、それからおまえ。俺が歩けばぞろぞろ後からついてくる。毎日パレード気分だぜ。」ともどこかリンクしているように感じられまして、素晴らしくラストに相応しいタイトルロール、素晴らしいタイミングでのネタあかしだったなあと感じ入るばかりです。
そんなに重たく考えんなって。1匹見かけたら30匹いると思えって言うだろ。……たぶんしねえと思うけど、いいんだ、別にいつか後悔したって。今日の俺が今おまえといたいってだけで、いつかどんなツケを払ったっていい。
- 人間とGを同列に並べたおくちでこんなことおっしゃるんですから男前すぎて言葉を失いました。
睿。今日は俺が読み聞かせをしてやるよ。ポール・オースターだ。(万にひとつがないように、愚か者らしく目を瞑って歩き出す。銃を腰に差し込んで自由な指で壁をなぞり、出入り口に行き当たれば廊下に出、その廊下の壁をまたなぞってゆっくり歩く。読まんとする一節をかれがその身に引っぱり出せたかは定かでない。『オーギー・レンのクリスマス・ストーリー』。唱える呪文はふたりきりの星へ帰るため。ここには気のいい友がいる。)?誰か一人でも信じる人間がいるかぎり、本当でない物語などありはしないのだ。?
- 静くんから読み聞かせてくれるという行為そのものが尊いのはもちろんのこと、「万にひとつがないように、愚か者らしく目を瞑って歩き出す」のも情景がとても思い浮かべられてじんわりとくるのですが、なによりも、この最後の台詞があまりにも……あまりにも我々への救済で…………。
希望を語るも絶望を語るも正しく赤子の手をひねるように、生を生きるも死を死ぬも意のまま。刮目せよ。事実は小説よりも奇であるが、いまやこのA6サイズの世界こそが、事実であり小説であり奇なのである。
- 普通に性格備考そのまま丸ごと貼り付けたいのですが、どこが特にかと言われれば特にここ! かっこよすぎませんか?音読しちゃう。
(私を深い深い眠りの縁からムンズと引きずりあげたのは、……シイィ──ン……といった、物寂しい音であった。凝然としたままの、私の、所謂耳にあたるであろう器官が捉えたその……シイィ──ン……という音は、草臥れた空気の、干からびた地面の、花咲かぬ草木の、凍える音だった。動じぬ眼をかっぴらき辺りを見渡した私の前に、ニョキッと顔を覗かせた彼はその直前、瓦礫を掻き分けていたのではなかったか……あれは確か、この姿を見るや否や、ほんのりとうれしそうな面持ちを浮かべたのではなかったか……そして私が第一声に張り上げた「よう、ともだち」は、なんとも場違いに響いたのではなかったか……。二年の歳月は彼ばかりを死に近づけ、私は日毎表情を変えながら、あるでもない生を賜り続けた。)
- あっ……すげえペアさんをもらってしまった…………という静PLの身の引き締まる思いとそれを上回る期待感を皆さまにお察しいただけることと思います。1stのスレ立てでお相手さんが描かれた自Cの描写がこんなにしっくり来ることあるんだ。「二年の歳月は彼ばかりを死に近づけ、私は日毎表情を変えながら、あるでもない生を賜り続けた。」が、端的かつ詩的に最後の人間とイマジナリーフレンドの対比を書き切っていて大好きです。
いくら少ないといえ幾日もすれば汗をかき、皮脂を浮かせ、ただ寝転んでいるだけでも薄汚れてゆく人間の、なんと面倒なこと……彼は辛うじて生きた水脈を探し出しつつ、汚れた衣服をコスリコスリ慰めつつ、人間としての最低限の生活を維持すべく奔走しているのである。
- 本当に人間って大変だな……。ペアさんに「薄汚れていく」って描写されるの興奮しますね。雰囲気で文体オマージュなのはわかっても、具体的な言い回しがどこまで久作トレースでどこからPL様オリジナルなのかはわかっていないのですが、「汚れた衣服をコスリコスリ慰めつつ」すごくいい。オリジナルならバカすごいのはもちろんのこと、引用だとしてもしっくりくるのを引っ張ってくる力がすごいなと思います。
私はかつてこの辺りにも生息していたとされる蛙みたように、ゲエッと声に出し、それから定位置たる『最低限ノ生活維持用品』らの上で……カタカタカタ……と水を恐れ震え、意を決し、出来得る限りの諧謔を弄して「やさァしく洗っておくれよ」としな垂れかかる女みた声を絞り絞りあげた。それも、ペラリとカバー袖を片側めくりあげて……。
- うざい。好き。
(少なくともここ数ヶ月のところ、彼がマトモな食事にありつく姿を見た記憶がなかった。変色した豆の缶詰……マシなところで言えば乾パンに角砂糖……私の存在しない鼻をもヒン曲げるような発酵食品……。湿気りに湿気りを重ねたポテトチップスのりしおを見つけたのは、何時ゾヤのことであったか……断固として、この身に触れさせなかった過去を思い出し思い出し、ふん、ふん、と頷くかわりに、表紙をパタパタ揺らした。)
- このディテール、堪りませんね。ゾッキさんの本仕草、一生かわいい。
(物語というものは数多星の数ほど存在するが、私はその全てにネットワークを張り巡らし、密接に関係しているのではない。ドウモ彼の生涯に──いまや星の屑と朽ち果てた累々の人人と同じく、十月十日我が物顔で陣取った、母親の腹からオギャアと生まれたに違いない彼が、人並みか否か小中高大と学を修め、どのようにかしてこの天変地妖より先に、強固な牢へとブチ込まれる迄の生涯に──例えば国語の教科書に載っており……書店に平積みされており……ドラマ化され映画化されアニメ化されており……電車の宙吊り広告、街頭掲示板、そのような一見して何んでもないような引っ掛かりが、記憶として蓄積され、私に反映されいる様なのだ……。
- イマジナリーフレンドの立場を踏まえ、読んだことある本ない本のところはどうなるのかなーと思っていたのですが、この上手い処理ー!と膝を打ちました。
他でもない彼の虚妄のカタマリである私に、声がある理由……目や耳や鼻と遜色なく働く五感がある理由……そこまでのことが許されながら、ヒトでなかったことに、何か理由はあるのかしらん……などと思い思い、彼がこよなく愛する『文字』を、ブルブルブルウッと震えながら、この身に浮かべて言った。)ムフフ。いいとも。勝手に捲れるのはスキさ。
- ヒトでなかったことの理由、ふたりで過ごした時間の中で無事に補完できたかなと思い、今読み返すと感慨深いです。勝手に捲れるのスキなのいい子だねえ。ムフフ笑いかわいくなくてかわいいねえ。
現代……彼以外の人間も生息していた最新の時代にしてみれば、幾らも古めかしかった青年の声は、物語を語り聞かせる数秒だけスゥ……と壮年風の声色へ、然るにマメ知識の披露には元通りと相成った。
- 声色使い分け描写大好き!きゃっきゃっ!
消費者一人の世界とはいえ、生産者の居ぬ世界だ。いずれ万事枯渇するのは目に見えていよう……。
- 終末世界をあの手この手で言い替えるのが本当にお上手。
屋根があり、雨風を凌げ、暖を取れる屋内はそれだけで三ツ星ホテルである。それも鉄筋混凝土造でさえ粉塵を立てて崩壊し、瓦礫が大半を占めるこの殺風景な地球上に、酒蔵だのワイナリーだのが、ソックリそのまま現存しているなど泡のような夢に違いない。
- あっけらかんとドラマチックで軽妙洒脱。いつまでも読んでいたいロールですね。
ふうむ……国が違えば、ともだち、君はシズカちゃんだったわけだ……アハアハアハ。(もしも人型を保っていれば、人差し指と親指とで腮先をコスリコスリしていたのではあるまいか……と思わせる、そんな声色で言った。
- 1stのゾッキさん一生胡散臭くて好き。
何の気なしにパタンッと表紙を閉じ……かと思えばツイ今しがた開いていたページをパサッと広げ……私なりの照れ隠しは、生娘みたようにモジモジと身体を捩り、二往復と半繰り返された。)
- どつき回したいと愛でたいが両立することあるんだ。
エエッ。失敬な! 私ほどともだち想いな存在もあるまいよ。ホレ、似た者同士集まると言うだろう。
- これはどつき回したい寄り。
──ヨシ決まったぞ。睿だ。睿睿請看だ。どうだい、いい名前だろう……名付けで魂が宿るとはよく言ったものだよ、力が漲ってくるようだ。フフフフ……ここに新生、睿さまア──のォ、おなあア──りィ──とな。(歌うようにご機嫌でパタパタパタと表紙を跳ねさせた拍子に、ベロンとカバー袖が外れ、嬉恥ずかしと小さな咳嗽をした。今なら空だって飛べそうである。)
- これは愛でたい寄り。
そのつもりになれば、彼が私から目を離し、アチラへ視線をやったその瞬間に、私もアチラに現れる……みたような、所謂瞬間移動の如き神業をご覧じることも出来るのだが、亦そのようにすれば彼の補助なしに移動出来るのだが、私は私で甘んじて揺さぶられつつ、どの様な状態でも話し相手になりつつ……。
- イマジナリーフレンドさんが物理移動に甘んじている姿は何度噛んでもいい。神業という語彙がキャラクターにピッタリでその辞書いいですねえ!とPL様の脳みそを取り出したくなります。
可憐なシズカちゃんの、チョット可憐とは言い難い胸に抱かれる私の耳……という器官が一体どこについているのか、というのは難解を極めた謎であるが、キット小口がそれにあたるのではあるまいか……食パンの耳と同様に……とウスボンヤリ物思いに耽るその小口に、トクットクッ……と聴こえてくるのが、私にはない、彼のみが生きている証である。
- 本の耳は小口にある、これ豆な。
良くも悪くも、固定観念に生かされた『文庫本』のカタチは、彼が純然たる心で『文庫本は空を飛ぶ生き物』と信じて疑わぬ限りは、中空からあわやでっけえ水たまりにポチャン……する末路である。
- それはそう。 エンディング後の静は狂人度が少しレベルアップしたので、いざという時は心から信じてみせます。
紙幣ならまだ火を熾せるが、金塊だったときの徒労感といったらなア……分かり易く銀行なら態々開けたりしなかったものを。
- 本来紙幣よりよっぽど信じられたはずの金塊の価値の暴落、終末感マシマシでときめきます。
ア──ッア──ッ私は打撃に適していないッ! 私は打撃に適していないッ! ア──ッ無駄打ちをするな!
- 美しいオチの回収、手を叩いて喜びました。キャラレスがへたくそなのでプロフィールに書いていた足癖の悪さを全然本編で回収できなかったのですが、ペアさんが綺麗に回収してくださって下げた頭が上がりません。
どうも彼の想像しうる《無限暇つぶし要員》が《本》であるところの《文字》なのは、雨水で溶けたうえに泥や粉塵でカピカピに縮れ草臥れた女性誌にさえ、草むらでエロ本を見つけた小学生男子のごとく目を輝かせたことからも容易に推察できたし、ほとんどホラーのごとき赤茶けた涙を流す民宿の看板や、いつ作られたかも定かじゃないチルド食品の成分表を嬉々として見つめる横顔からも、それは分かりすぎるくらいに分かった。
- 使用する語彙が1stからガラッと変わってるの、引き出しの多さに嫉妬してしまいます。
成長することを諦めた地球上の、生物のなかで唯一加齢してゆく彼のサバイバル術ったら大したもので
- ゾッキさんPLさまによる「世界」と「最後の人間」、「最後の人間」と「その友達」の表現集、まとめたいです。
(僕は彼の瞬きのたんびに、視界の端から端をうろちょろしたり、時には真ん中でページを割り広げて顔にべったり張り付くといったちょっかいをかけてみる。というのは書籍に優しい彼が、万が一にも僕をはたき落とすような真似をしないことを知っての狼藉なのだが、もしかするともしかすることもあるかも……という微妙なドキドキの塩梅をこよなく楽しんだ。
- うざかわいいし本当に本仕草が豊かでかわいいし、スリルを楽しむタイプという性格も見えてこれがまた良……。ゾッキさんの性格は日ごとに移ろっていくようでもありつつ、どんなタイトルを背負っていても根っこには通じるものがあるようにも思えて、考察が捗る一方、人間ごときがどんなにああだこうだ論じてみても尻尾を掴ませてくれない変幻自在ぶりが堪りません。
おいしくてつよくなるはどうにも怪しいもんだぜ。缶詰のグリーンカレー、あれもにおう。それか単純に気温の高低差にやられたかだな、ヤワだし。
- グリコさんも滅亡後の世界での風評被害は想定していなかったことでしょう。2ndのゾッキさんのちょっと毒舌気味なとこ大好き!
(彼が体調を崩したりせき込んだりなんかするたびに僕は「だらしねー」とか「病は気からだぞー」とかだから「気合で治せー」とかやんややんや騒ぎ立てるのだが、
- 静の性格上、病気のときはこういう対応が一番心にいい気がします。さすがイマジナリーフレンド、わかっている。
シュパパサーンとおおよそ真ん中で割り開いて顔の上に跨ったものの新本特有のノリっぽさから大股開きには程遠かったらしくて、数秒もしないうちに彼の鼻先をサワーっと撫でて僕は地面にぽてんと落っこちてしまう。
- 本仕草の中でも五本の指に入る好きさです。えっ……?かわ…… えっ…………?かわいい…………。少し時間を置いてログを読み返すたびに三度見してしまいます。
元気って総量が決まってるのかもな。静の使い切れてない有り余った元気が僕にまわってきてるんじゃないかな。体調治したら返してやるからまあ安心しとけって。な。その代わり僕が寝込んでるときには元気よく音読してくれよ。
- 寝込んでる本に読み聞かせする人間の図、絵本にしたいですね。
彼という灯りに吸い寄せられた蛾もとい僕は諦めが悪くてもう一度シュパパサーン試みるけれどやっぱりサワーして終わる。だけどサワーの途中で感じたぬくもりの昨日とは違うことからも、彼がどんなに高熱を発しているか僕はなんとなく察するのだった。
- かわいいの駄目押し。
なんとかしてやりたい気持ちはあるのだが《本》はどこまでいっても《本》以外の何ものでもないし、まかり間違って《黄帝内経素問》になれたとしても、今彼を救えるのは医学書じゃないのだ。今彼を救えるのは氷嚢や解熱剤、それに煮沸消毒された綺麗な水なのだ。
- もどかしさの表現が豊かでありながらセンチメンタルすぎないところが好きです。
(けれどそんな豊かな土地があるものだろうか……という気持ちを誤魔化して昇華するために、彼の顔の横っちょで僕はレインボースプリングみたいに右から左へ左から右へページ移動を行うのだが、そうするとページの捲れるシュワワワンシュワワワワンとちょっと無視できない音が鳴って幻覚のそよ風が彼の頬を撫でる。)
- これも五指に入っちゃうな……困ったな……。レインボースプリングに例えるのわかりやすくて最高です。
時間なら無限にあるものな。憎まれっ子世に憚るとかいうし……死刑囚になるくらい憎まれてたんだもんな……。(だとかなんとか軽口を叩きつつ、それでもやっぱり心配が勝ってしまうことを彼に見抜かれているっぽいことに僕は赤面する。もとい背表紙がピンク色になる。)
- デリカシーなくてわろたと思ったら照れ方めちゃくちゃわかりやすくてわろた!(撫でくり回しながら)
あーそういう順番もあるのかーと彼に言われてから僕は「むふう」と唸るが、それよりもその声の弱弱しさというか煮崩れっぽさみたいなものに僕の心臓はドキドキハラハラしっぱなしになる。《本》の心臓がどこにあたるのかはしらないけど、これが失われたら死んでしまうっていう《核》みたいなものだとしたら、それは物語で言えば起承転結の《転》なんじゃないだろうか。
- 声を表すのに「煮崩れっぽさ」という言葉を選べるのがすごいー。これ舞城節ですか?本の心臓=《転》説を議題にじんるいで夜通し討論してもらいたいです。
彼を救う煮沸消毒された綺麗な水さえ脅威になり得るものだから、空っぽのスキットルにカバー袖を伸ばすことが出来ずにいる。もっと頑張れよー頑張って水汲んで来いよーと自分を奮い立たせるが、いっけねそもそも無理なんだったっていうチェッみたいな気持ちがシュワワワンシュワワワワンの中にもちょっとだけ含まれていて、それに気付いた途端つま先で石ころを蹴り飛ばす音みたいに聞こえ始めたので、彼のくしゃみを最後にぴたんと停止。
- 本だから無理、と本じゃなくても無理、の二重苦。コミカルかわいそかわいい。
世界遺産、見てみたかったけど遺ってないだろうなあ、もう。
- 見てみたかったなら万一の無事に賭けていつか行ってやろうなと静は思いました。遺産というだけあって元から廃墟みたいなのも少なからずありますしね。見に行こうや。
この旅がどこから始まっていて東西南北のどちらに進んでいるかによっては一カ国で終わってしまうことに愕然とする。
- 中国広ーい!!
彼が僕ではない実体を有したそれらを手に取るとき、「右」とか「それは睡眠導入剤だな」とか「セクシーなのキュートなの」とか口を挟むこともあるが、基本的に僕はそっと彼の視界から消える。それが僕の意思なのか、彼の意識なのかはわからない。ただ消える。消えて、消えている間、読みたきゃいつだっておんなじものを読ませてやるのになーと思うが、彼の求めているものはたぶんそういうのじゃないんだろうなとは漠然と理解していて、思うだけで言わない。
- めちゃくちゃめちゃくちゃかわいくてにこにこにこにこしました。舞城ゾッキじゃないときはまた別の言葉をかけてくれることもありそうだなと思いつつ、基本消えるのは同じっぽい気がして……はあ……好き……。
ぺらりと次のページに進めば丁度真ん中あたり、ひも状の栞がぷらんと彼の顔にかかる。で、その唇が青いことにビクッとする。青すぎる。「って、おーい死ぬなギリギリ生きろ──!」心配になった僕は今度はこの栞で唇をサワーっと撫でながら、そういえば青ざめた医師にルージュを塗る小説もあったなあと思い出すが、それどころじゃない。寿命の近いレギュレーターストーブ?くたくたのブルゾン?彼を暖められるのはどっちだろう?
- こちら人間より感情表現豊かなうちの自慢の無機物です。栞で唇を撫でられるの羨ましい、それをルージュを塗る行為になぞられる発想、鮮やかすぎてわたしも欲しい。
僕は《本》だけど俗に言われるところの《本》じゃない。どれだけ無下に扱おうと、無体を働こうと、必要とされるうちは何度だって彼の前に現れることができる、とっておきの《本》なのだ。だけど、そんなだから適当にされるのかって、それは違う。彼は僕のことも正真正銘の《本》と同等か、それ以上の扱いをしてくれるし、たぶんそんな彼だから僕を見つけることができたのだ。瓦礫を掻き分けた手でカバーの汚れを払い、僕を持ち上げることができたのだ。それから先の僕はといえば、常にぴかぴかの新品同様だった。意図的につけられた瑕疵を除けば、乱丁だってありえない。彼が指を挟み込むたびにあたらしい紙とインクの香りを届けた。
- よくわかってくださっているのが伝わってきてありがたい気持ちになりました。「乱丁だってありえない」がフラグなの罪深いですね……。
時には彼の目覚めに合わせて《静かな雨》、《オリエント急行の殺人》、《ハックルベリー・フィンの冒険》、《よだかの星》、《うつせみ》、と瞬きのタイミングでタイトルを変えるお茶目さを披露したこともあっただろう。五回点滅。静オハようのサイン。
- おっしゃれー!!
難解なのとやさしいのとなら読んで貰えるほうが好きだなあ。
- なんて明快な本目線。
三日後になって答え合わせをされた時には流石に僕もなんのことだかさっぱり忘れていて、えっなになにどうしたのーもうおはようって時間じゃないよーていうか誰に言ってんの?怖、って気持ちをぎゅぎゅっと押し込んで「うん〜」と和やかな受け答えをしたのだったが、やっぱりこれも数日経ってから突然ハッとして叫び声をあげる。僕としたことが……と気持ちがちょっと項垂れる。だがそんなことでは僕の、そしておそらくは彼の、遊び心はへこたれなかった。
- 自ペアのアンジャッシュがこんなにかわいい。飽くなき強靭な遊び心を愛している。こんなに飽きない本、一生ふたりっきりでいいに決まってますね。
優良読者に拾われて僕は幸せ者だなあ。あいや幸せ本か? 出逢った頃の静、思い出すだけで笑えるぜ。ぶふふふ。(よっぽど活字に飢えているんだなあこんな世界だものなあと大人しくしていた期間は長かった。ついに僕が暇になって、彼のページをめくるたびにあっちの物語へこっちの物語へと行き来してみせたあたりで、やっと認識の齟齬が発覚したのだ。)
- 自ペアの畳みかけるアンジャッシュがこんなにかわいい。
ラーメンが食べてみたいなあ、うっかり汁が飛ぶといけないからってふつうは近付けないものだ。読まれる以外の幸せなんて考えたことなかったけど……お、そうだ、枕になってみたい。(枕の下に何かものを入れておくと夢に見れるらしいが、入れておくのが枕そのものならきっともっとはっきりとした夢に違いないのだ。
- なんて盲点な本目線。ラーメンの夢に続けてあんまりにもいじらしいことを言うの、ずるくないですか?PCは髪ベッタベタなんすけど……と思いましたがPLは泣きました。相手が自分=本を愛していることを確実に踏まえた上で、いい夢を見せてやろうという甲斐甲斐しさ……。2ndで選ばなかった方のシチュエーションも取りこぼさない巧みさ……。
そうやって聞くということは叶えてくれるということなのだろう、さあどうぞ叶えてくださいと言わんばかりに僕は身を捩って、ページを右上からぺろんと垂らし、親指の第一関節を紙の角でこすろうとするのだがうまく届かなくて、右下からべろんと持ち上げる方向にシフトチェンジ。撫でられるのも好きだがこうして撫でることも好きなのだ僕は。
- こちとら人体の動きですらちっとも満足に描けないのにどうして本の体をこんなに自在に使いこなせる???と首を捻り続けた本編期間でした。
そんなに読みたい本ならいくらだって読ませてやるよ。静オハようの後でな。(大多数の人間はこんな世界で近づく死には救いを感じたりしそうなものだ。というのは僕の勝手なイメージだし、分母が1になってしまった世界で大多数を語るなんて変な感じで笑ってしまう。一秒後にも意識を手放しそうな彼の頭の下に滑り込めていたら、とびっきり優しい夢が見られるように、とびっきり優しい《本》になろうと思う。《図書館戦争》とか《華氏451度》のほうが《本》を感じて貰えそうなものだけれど、そういうんじゃなく《西の魔女が死んだ》みたいな、とびっきりの優しい《本》に。)
- おっっっっしゃれ。
眠ってもいないのに、目覚めというのはすこし変な気がする。だけど事実わたしは彼の脳波にあわせて呼吸をしていて、おなじ息遣いで言葉を重ねている。彼が眠れば程なくしてわたしの存在は掻き消えるが、彼が目覚めれば、あたかもずっとそこにいたかのように振る舞う。
- 一心同体であることの心強さと儚さが同時に描かれていて栄養が豊富……。
わはっ。これでたくさんこわせるね静〜。癒しはあおかなー。みどりかなー。んっとね、たしかね、解熱鎮痛剤はなんとかぷろふぇん……医療小説みてしらべるう? この手のはなしって、なんでミステリが多いんだろうねー?
- ラストイベントにこのコミカルなキャラクターを持ってきたセンス、未来永劫讃えたい。
……くらかったねー。今なんじかな? 今日はここに泊まるのー?(外に、生き物の気配を感じていた。鼠とか蛙とかそんなんじゃない、二本足で立って歩く人間の気配を。旧森林公園を抜ける足音。細い呼吸音。少女というには、すこし、大人びている。けれど女性というには、すこし、華奢に思えた。
- 静用の「もうひとり」に少女以上女性未満の存在を持ってきてくださったセンスも抜群で讃えたいけど情け容赦なく追っ払うぜ!!残念だったな!!
わたしは医療小説を投げ捨てて、ずっしり1400ページの厚みを誇る『絡新婦の理』へと姿を転じる。これ以上の厚みをしらなかった。もしかしたらほんの少し、もう少し、ここに足止めをしてやりたいなんて思ったのかもしれない。)
- とは言えゾッキさんの出方次第ではもちろんそれを酌み得るつもりでもあったのですが、このいじらしさがあまりにささやかで大胆でけなげだったのでもうほとんど心は決まっていました。
夕方にならないくらい……じゃあまだ外みえるね。うごくのー? 移動する? 明るいうちはゆっくりしようよー。本だよ〜。
- 犬をごはんで釣るみたいな言い方の「本だよ〜」好きです。一本釣りに決まってらあ。
蜘蛛こわいー……睿たちが放置されるとき、たいていちかくにあるのが蜘蛛の巣……。『蜘蛛の巣を払う女』はゆうきがでるタイトルだよねー。(つかず離れずの距離を保つ気配に頭の大半を占拠されながら、地面に彼を縫い付けたことに安堵する。わたしをめくるとき、どんなに乾燥でかさついていても指を唾液で湿らせることを良しとしない彼の指が、こんなにもしっとりと触れるのははじめての感触だった。彼の読んだことのない本になるとき、内容の精度については考えないようにしている。もしかすると完全に再現できているのかもしれないし、もしかすると、彼の想像によって構築されたまったく別物になっている可能性も捨てきれない。
- 蜘蛛こわいのお。かわいいねえ。蜘蛛の巣払ってあげようねえ。タイトルだけ知ってる人間が頭の中で無意識に構築した全く別の本、めちゃくちゃ読んでみたいですよね。
そんなんじゃないけど〜……どきどきするー。そわそわ? 睿もかぜひいた。わは。
- ちょっとだいぶ心ここにあらずみたいな乾いた感じが発語だけからも伝わってきて、上手いなー!と唸ります。
それは本たるわたしの身にしてみればおそろしい光景でもあるが、積み上げられるだけの、崩せるだけの本があるのは、いまじゃ楽園だ。彼のまわりだけは綺麗に整えられていただろうか、それとも大雪崩の巻き添えをくらうこともあっただろうか、わたしの想像はなんとも温かな光景をつくりあげていた。
- 持ち主の過去を想像してくれるイマジナリーフレンド、なんて愛に満ちた存在。
紙魚はねー、おしゃべりなともだち。ちょっとくすぐったいけど。蜘蛛よりやさしいよー。
- すべての本にとってそうというわけでもないのでしょうが、なるほどねー!?と腑に落ちて目から鱗だった言葉でした。静にとっても。
千の物語を読み聞かせるくらいならわたしだってできますけどー、という敵対心が、むくむく膨らんでは急速にしぼんでゆく。おそらく彼と出会ってもう少しで三年になるし、千日だってもうすぐそこに違いないけれど、彼の頭のどこかにひっかかっている物語、それ以外、わたしにはなにも生み出すことができないのだ。
- 何一つ不甲斐なく思うようなことはないのにもう一人の人間が近づいてきて肩身狭くなってるこの感じ、一刻も早く解消してあげたさと愛おしさで心がぐちゃぐちゃになります。
「ほんのむし〜!」と喉から飛び跳ねるような声が出た。どこまでいっても本の虫な彼への揶揄いが大半と、どうしてか気恥ずかしさみたいなものも含まれていた。それならわたしは生まれ変わっても本が良い。装丁には和紙をつかって、紙でも糊でもたらふく食べさせてあげたい。蜘蛛の巣でもなんでも我慢できる。人間の手から守って、きちんと本のなかで彼を眠らせてあげたい
- これは途方もない愛の物語です。
ひとがつくったものだもの。物語の登場人物に美男美女がおおいのは、きれいなもの、みんなすきだからでしょ〜。傷はないほうがいいよねー。
- そんなこと言う瑕疵持ちはめっ!だ。
だけどただの本なら、存在するわけがない脳でものを考えたり、あるわけのない口で彼とおしゃべりをすることだってないのだし、彼の台詞に、その言葉だけで十分だよって、目次をくちゃっと丸められたような気持ちになるわけがないのだ。表紙を跳ねさせながらたかいたかいに笑う子どものように声を立てて、)じ〜ん〜! かぜひいたら缶詰のモモさがしてくれるう? きいろいやつがいいー! さむい〜っ(身震いをした途端に、手首に負荷をかけるほどの厚みから、ぱらりと一枚抜け落ちる。落丁が起きたのははじめてだった。たっぷり数秒をかけて右へ左へ、木の葉のように揺れながら落ちてゆく。それまでわたしはきゃらきゃらと笑っていたのに、あまりの出来事にしんと言葉を失った。すすす……とページが地面すれすれを滑走して、彼のつま先の傍を通り、入り口へ数センチ近づいてとまる。「ひっ」と息をのんだのは、直後に足音がひとつ聞こえた気がしたからだ。おそらくは一階のほう。こつんと鳴った高い音は、彼の耳にも届いたかもしれないし、まだ少し遠かったかも。彼の手の上で盛大にバタついたわたしの身体からは、ソリティアの最終局面みたいにばらばらとページが抜け落ちてゆく。)やっ……やだーー! じんん〜〜っ! ストップしてええっ、とめてええぇ〜〜〜やだあああ(混乱がルーレットをまわして、カバーも表紙も本文もくちゃくちゃに入れ替わる。抜け落ちたページは地面に落ちるそばから、まるで見えない手のひらに握りしめられたように、ぐちゃっと丸め込まれた。)
- 【全部読んで欲しいけどこのくだりだけはどうか読んでください】この崩壊の描写、あくまで読みやすく、かつ凄まじくて、何度読んでも一緒になって取り乱してしまいそうになります。いやだあ〜!ヤダヤダヤダ〜!!【そしたらきっとゾッキに興味を持って全部読まざるを得なくなるので】
(すくってもすくっても指の隙間からこぼれ落ちていく砂粒のように、わたしの身体からは十枚二十枚では足りないクリームキンマリが立て続けに抜け落ちた。みるみると重厚感が薄れ、ブロックメモのラストスパートか雑誌のおまけでついてくるような冊子の姿を目前に、読み物としての尊厳が失われてゆく恐怖感を覚え、彼の膝の上でかくかくとふるえる。嗚咽を何度落としただろうか。過呼吸発作の前触れも幾度か飲み込んだ。)じん。じん〜……どこいくのー、あぶないよー……うううぅ……。ひとがいる……じんん〜……っ。(運ばれた作業台の上でよたよたと立ち上がれば、すかすかになったカバーの内側からタイトル枠が印刷された色上質紙がすとんと抜け落ちて、わたしはわたしの本体がカバーと表紙のどちらにあるのか分からないままに二分割されてしまう。ストップとステイに合わせてしゃくりあげながら停止した表紙は“我が家の問題”で、カバーは“不思議の国のアリス”だった。一度まっさらに消えて、もう一度現れれば元通りなんじゃないかと思うのに、そのもう一度が永遠に来なかったら?廊下へと出てゆく彼の背中が最後の光景だったら?惨めな姿のまま竦み上がって動けない。
- ああ……かわいい…………いろんな感情でぐちゃぐちゃになってるのかわいい。よぼよぼに怯えきっててかわいい。本の構造を理解しすぎ。
くしゃくしゃに丸められた紙の山、ゴミ箱をひっくり返したようなその中に身を埋めて、えぐえぐとすすり泣く。振り向いた彼の目にも、「ごめんなさい」わたしがひくっとしゃくりあげるたびに、丸まった紙がぴょんと跳ねるのが見えただろう。)静がとられちゃうとおもったああーーんわああん〜〜っ。とっ とられると思っ けっどおー……睿がうばってるんだぁあ〜っごめんなさいーー……! せ、せっかくひとがいたのに追っ払っちゃった、お、追っ払ら、静のばか〜っ! いますぐおいかけろ〜〜!(癇癪にまかせて小高い山をつくるくしゃくしゃの紙を手当たり次第にぽこぽこ投げ飛ばしてゆけば、当然ながら最後に残るのは惨めな姿だけ。涙声の「おぢづいだ」は決して落ち着いちゃなかった。)
- 自責と他責でぐちゃぐちゃでかわいい。ちゃんと喋れてないのに全部伝わってきてかわいい。たぶん自責のほうが強いのになけなしの攻撃してくるのかわいい。
満身創痍という単語が登場する小説は数多くあるけれども、それを体現する本などわたしくらいではあるまいか。かろうじて残された紙の束をこれ以上奪われまいとして抱きかかえ、表紙とカバーとを不格好に重ね合わせた。あるはずのない耳の奥で、彼が威嚇に放った銃弾の、その残響がこだましている。この世界には似合いの、乾いた、さみしい音だった。
- 本当にこんなのはきみだけだよねえ。こちらの拙い描写をいつだって次のレスに取り入れて良いもののようにしてくださる手腕に一から十まで救われていました。
どれだけ涙を流し洟を啜っても、ページのすそがわななくばかりで一向に水分の滲まぬわたしの身体である。お姫様には到底似つかわしくない、やつれたわたしであった。分不相応なくらいの優しい手がそんな身体を持ち上げるのに、うう、とちいさく唸る。言われるがままに、「ずっ」と息を吸えばぺこぺこになったカバーが弓なりに撓り、カバーに描かれた少女の横顔を引き延ばし、「ぶあっ」と吐けば少女がぺこりとお辞儀をしただろう。
- 名本仕草百景。
…………積読はしない主義だーって、静、いったよね。でもね睿はね、べつにしてもいいんじゃないかなーっておもうよ。後回しにされるのはさみしいけどー……手に取らなかったこと、後悔したときには、もうそこにはない……。(何事も出会いは一期一会なのだ。顔を俯かせた少女が隙間を埋めるようにもぞもぞと身を捩りながら面をあげたとき、その姿は“想像ラジオ”に変わっている。ぬくもりを味わうように擦り寄ろうとするのは犬猫のそれに近かった。)だからあ〜……、こ 後悔じないい〜……っ? やっぱりあのとき、追っ払わなければって、おいかけとけばって、じんに後悔されたくないよおおーーっ(おおん、おん、と男泣きに近いわたしの声は、姿は、なるほど絶世の美女には程遠かろう。
- 途中まで一生懸命筋道立てて話そうとしてるのに最終的に幼女に転がり落ちてくの、わかるわかるでかわいげMAXで抱きしめるしかない。
嗚咽を飲み込んで、つい先ほど促されたように「ずっ」と「ぶあ」をもう一度。
- きちゃなくてかわいい。
頭の中にあるうちはねー、なんだって傑作なんだって。だから睿が、あんまり傑作で、つい静のこころをうばっちゃったのも、頷けるよね……。
- めちゃくちゃ上手いこと言うなあの感動と、でもそれだけじゃないよのはざま。
(子守唄より落ちつく彼の穏やかな声に寄りかかる。それは粉塵と石ころを踏むじゃりじゃりとした音よりも余程耳に届いた。染み入るように。とくとく動く心臓の音は彼のものだろうか。それとも、わたしの転が飛び跳ねているのだろうか。)
- ここに転を持ってくるのー!ねー!「わたしの転が飛び跳ねているのだろうか。」、半紙に筆ペンで書いて壁に貼りたい。
あのねー、じんー…………ありがとね。うれしい。ありがと。ありがとー……。(他の誰でもない彼が、そうしてわたしを本物たらしめた。いまはまだ薄暗い空が次第に更けりひかりが届かなくなったら、なんだか物惜しい気持ちになりながら、わたしは彼が瞼を落とすのを待つ。これまでの三ツ星ホテルなど比べ物にならない超高級リゾートばりの老人ホームの、その床につくまでは、抜け落ちたページをノンブル通りに揃えて挟んだだけの、自炊に失敗したような哀れな姿を逆手にとって彼の腕の中を占拠した。
- ありがとうというシンプルな言葉を重ねて、こんなに繊細にありがとうを表現できるんだなあと感嘆のため息が出ます。一生一緒にいてくれや。
- 普通に性格備考そのまま丸ごと貼り付けたいのですが、どこが特にかと言われれば特にここ! かっこよすぎませんか?音読しちゃう。
(私を深い深い眠りの縁からムンズと引きずりあげたのは、……シイィ──ン……といった、物寂しい音であった。凝然としたままの、私の、所謂耳にあたるであろう器官が捉えたその……シイィ──ン……という音は、草臥れた空気の、干からびた地面の、花咲かぬ草木の、凍える音だった。動じぬ眼をかっぴらき辺りを見渡した私の前に、ニョキッと顔を覗かせた彼はその直前、瓦礫を掻き分けていたのではなかったか……あれは確か、この姿を見るや否や、ほんのりとうれしそうな面持ちを浮かべたのではなかったか……そして私が第一声に張り上げた「よう、ともだち」は、なんとも場違いに響いたのではなかったか……。二年の歳月は彼ばかりを死に近づけ、私は日毎表情を変えながら、あるでもない生を賜り続けた。)
- あっ……すげえペアさんをもらってしまった…………という静PLの身の引き締まる思いとそれを上回る期待感を皆さまにお察しいただけることと思います。1stのスレ立てでお相手さんが描かれた自Cの描写がこんなにしっくり来ることあるんだ。「二年の歳月は彼ばかりを死に近づけ、私は日毎表情を変えながら、あるでもない生を賜り続けた。」が、端的かつ詩的に最後の人間とイマジナリーフレンドの対比を書き切っていて大好きです。
いくら少ないといえ幾日もすれば汗をかき、皮脂を浮かせ、ただ寝転んでいるだけでも薄汚れてゆく人間の、なんと面倒なこと……彼は辛うじて生きた水脈を探し出しつつ、汚れた衣服をコスリコスリ慰めつつ、人間としての最低限の生活を維持すべく奔走しているのである。
- 本当に人間って大変だな……。ペアさんに「薄汚れていく」って描写されるの興奮しますね。雰囲気で文体オマージュなのはわかっても、具体的な言い回しがどこまで久作トレースでどこからPL様オリジナルなのかはわかっていないのですが、「汚れた衣服をコスリコスリ慰めつつ」すごくいい。オリジナルならバカすごいのはもちろんのこと、引用だとしてもしっくりくるのを引っ張ってくる力がすごいなと思います。
私はかつてこの辺りにも生息していたとされる蛙みたように、ゲエッと声に出し、それから定位置たる『最低限ノ生活維持用品』らの上で……カタカタカタ……と水を恐れ震え、意を決し、出来得る限りの諧謔を弄して「やさァしく洗っておくれよ」としな垂れかかる女みた声を絞り絞りあげた。それも、ペラリとカバー袖を片側めくりあげて……。
- うざい。好き。
(少なくともここ数ヶ月のところ、彼がマトモな食事にありつく姿を見た記憶がなかった。変色した豆の缶詰……マシなところで言えば乾パンに角砂糖……私の存在しない鼻をもヒン曲げるような発酵食品……。湿気りに湿気りを重ねたポテトチップスのりしおを見つけたのは、何時ゾヤのことであったか……断固として、この身に触れさせなかった過去を思い出し思い出し、ふん、ふん、と頷くかわりに、表紙をパタパタ揺らした。)
- このディテール、堪りませんね。ゾッキさんの本仕草、一生かわいい。
(物語というものは数多星の数ほど存在するが、私はその全てにネットワークを張り巡らし、密接に関係しているのではない。ドウモ彼の生涯に──いまや星の屑と朽ち果てた累々の人人と同じく、十月十日我が物顔で陣取った、母親の腹からオギャアと生まれたに違いない彼が、人並みか否か小中高大と学を修め、どのようにかしてこの天変地妖より先に、強固な牢へとブチ込まれる迄の生涯に──例えば国語の教科書に載っており……書店に平積みされており……ドラマ化され映画化されアニメ化されており……電車の宙吊り広告、街頭掲示板、そのような一見して何んでもないような引っ掛かりが、記憶として蓄積され、私に反映されいる様なのだ……。
- イマジナリーフレンドの立場を踏まえ、読んだことある本ない本のところはどうなるのかなーと思っていたのですが、この上手い処理ー!と膝を打ちました。
他でもない彼の虚妄のカタマリである私に、声がある理由……目や耳や鼻と遜色なく働く五感がある理由……そこまでのことが許されながら、ヒトでなかったことに、何か理由はあるのかしらん……などと思い思い、彼がこよなく愛する『文字』を、ブルブルブルウッと震えながら、この身に浮かべて言った。)ムフフ。いいとも。勝手に捲れるのはスキさ。
- ヒトでなかったことの理由、ふたりで過ごした時間の中で無事に補完できたかなと思い、今読み返すと感慨深いです。勝手に捲れるのスキなのいい子だねえ。ムフフ笑いかわいくなくてかわいいねえ。
現代……彼以外の人間も生息していた最新の時代にしてみれば、幾らも古めかしかった青年の声は、物語を語り聞かせる数秒だけスゥ……と壮年風の声色へ、然るにマメ知識の披露には元通りと相成った。
- 声色使い分け描写大好き!きゃっきゃっ!
消費者一人の世界とはいえ、生産者の居ぬ世界だ。いずれ万事枯渇するのは目に見えていよう……。
- 終末世界をあの手この手で言い替えるのが本当にお上手。
屋根があり、雨風を凌げ、暖を取れる屋内はそれだけで三ツ星ホテルである。それも鉄筋混凝土造でさえ粉塵を立てて崩壊し、瓦礫が大半を占めるこの殺風景な地球上に、酒蔵だのワイナリーだのが、ソックリそのまま現存しているなど泡のような夢に違いない。
- あっけらかんとドラマチックで軽妙洒脱。いつまでも読んでいたいロールですね。
ふうむ……国が違えば、ともだち、君はシズカちゃんだったわけだ……アハアハアハ。(もしも人型を保っていれば、人差し指と親指とで腮先をコスリコスリしていたのではあるまいか……と思わせる、そんな声色で言った。
- 1stのゾッキさん一生胡散臭くて好き。
何の気なしにパタンッと表紙を閉じ……かと思えばツイ今しがた開いていたページをパサッと広げ……私なりの照れ隠しは、生娘みたようにモジモジと身体を捩り、二往復と半繰り返された。)
- どつき回したいと愛でたいが両立することあるんだ。
エエッ。失敬な! 私ほどともだち想いな存在もあるまいよ。ホレ、似た者同士集まると言うだろう。
- これはどつき回したい寄り。
──ヨシ決まったぞ。睿だ。睿睿請看だ。どうだい、いい名前だろう……名付けで魂が宿るとはよく言ったものだよ、力が漲ってくるようだ。フフフフ……ここに新生、睿さまア──のォ、おなあア──りィ──とな。(歌うようにご機嫌でパタパタパタと表紙を跳ねさせた拍子に、ベロンとカバー袖が外れ、嬉恥ずかしと小さな咳嗽をした。今なら空だって飛べそうである。)
- これは愛でたい寄り。
そのつもりになれば、彼が私から目を離し、アチラへ視線をやったその瞬間に、私もアチラに現れる……みたような、所謂瞬間移動の如き神業をご覧じることも出来るのだが、亦そのようにすれば彼の補助なしに移動出来るのだが、私は私で甘んじて揺さぶられつつ、どの様な状態でも話し相手になりつつ……。
- イマジナリーフレンドさんが物理移動に甘んじている姿は何度噛んでもいい。神業という語彙がキャラクターにピッタリでその辞書いいですねえ!とPL様の脳みそを取り出したくなります。
可憐なシズカちゃんの、チョット可憐とは言い難い胸に抱かれる私の耳……という器官が一体どこについているのか、というのは難解を極めた謎であるが、キット小口がそれにあたるのではあるまいか……食パンの耳と同様に……とウスボンヤリ物思いに耽るその小口に、トクットクッ……と聴こえてくるのが、私にはない、彼のみが生きている証である。
- 本の耳は小口にある、これ豆な。
良くも悪くも、固定観念に生かされた『文庫本』のカタチは、彼が純然たる心で『文庫本は空を飛ぶ生き物』と信じて疑わぬ限りは、中空からあわやでっけえ水たまりにポチャン……する末路である。
- それはそう。 エンディング後の静は狂人度が少しレベルアップしたので、いざという時は心から信じてみせます。
紙幣ならまだ火を熾せるが、金塊だったときの徒労感といったらなア……分かり易く銀行なら態々開けたりしなかったものを。
- 本来紙幣よりよっぽど信じられたはずの金塊の価値の暴落、終末感マシマシでときめきます。
ア──ッア──ッ私は打撃に適していないッ! 私は打撃に適していないッ! ア──ッ無駄打ちをするな!
- 美しいオチの回収、手を叩いて喜びました。キャラレスがへたくそなのでプロフィールに書いていた足癖の悪さを全然本編で回収できなかったのですが、ペアさんが綺麗に回収してくださって下げた頭が上がりません。
どうも彼の想像しうる《無限暇つぶし要員》が《本》であるところの《文字》なのは、雨水で溶けたうえに泥や粉塵でカピカピに縮れ草臥れた女性誌にさえ、草むらでエロ本を見つけた小学生男子のごとく目を輝かせたことからも容易に推察できたし、ほとんどホラーのごとき赤茶けた涙を流す民宿の看板や、いつ作られたかも定かじゃないチルド食品の成分表を嬉々として見つめる横顔からも、それは分かりすぎるくらいに分かった。
- 使用する語彙が1stからガラッと変わってるの、引き出しの多さに嫉妬してしまいます。
成長することを諦めた地球上の、生物のなかで唯一加齢してゆく彼のサバイバル術ったら大したもので
- ゾッキさんPLさまによる「世界」と「最後の人間」、「最後の人間」と「その友達」の表現集、まとめたいです。
(僕は彼の瞬きのたんびに、視界の端から端をうろちょろしたり、時には真ん中でページを割り広げて顔にべったり張り付くといったちょっかいをかけてみる。というのは書籍に優しい彼が、万が一にも僕をはたき落とすような真似をしないことを知っての狼藉なのだが、もしかするともしかすることもあるかも……という微妙なドキドキの塩梅をこよなく楽しんだ。
- うざかわいいし本当に本仕草が豊かでかわいいし、スリルを楽しむタイプという性格も見えてこれがまた良……。ゾッキさんの性格は日ごとに移ろっていくようでもありつつ、どんなタイトルを背負っていても根っこには通じるものがあるようにも思えて、考察が捗る一方、人間ごときがどんなにああだこうだ論じてみても尻尾を掴ませてくれない変幻自在ぶりが堪りません。
おいしくてつよくなるはどうにも怪しいもんだぜ。缶詰のグリーンカレー、あれもにおう。それか単純に気温の高低差にやられたかだな、ヤワだし。
- グリコさんも滅亡後の世界での風評被害は想定していなかったことでしょう。2ndのゾッキさんのちょっと毒舌気味なとこ大好き!
(彼が体調を崩したりせき込んだりなんかするたびに僕は「だらしねー」とか「病は気からだぞー」とかだから「気合で治せー」とかやんややんや騒ぎ立てるのだが、
- 静の性格上、病気のときはこういう対応が一番心にいい気がします。さすがイマジナリーフレンド、わかっている。
シュパパサーンとおおよそ真ん中で割り開いて顔の上に跨ったものの新本特有のノリっぽさから大股開きには程遠かったらしくて、数秒もしないうちに彼の鼻先をサワーっと撫でて僕は地面にぽてんと落っこちてしまう。
- 本仕草の中でも五本の指に入る好きさです。えっ……?かわ…… えっ…………?かわいい…………。少し時間を置いてログを読み返すたびに三度見してしまいます。
元気って総量が決まってるのかもな。静の使い切れてない有り余った元気が僕にまわってきてるんじゃないかな。体調治したら返してやるからまあ安心しとけって。な。その代わり僕が寝込んでるときには元気よく音読してくれよ。
- 寝込んでる本に読み聞かせする人間の図、絵本にしたいですね。
彼という灯りに吸い寄せられた蛾もとい僕は諦めが悪くてもう一度シュパパサーン試みるけれどやっぱりサワーして終わる。だけどサワーの途中で感じたぬくもりの昨日とは違うことからも、彼がどんなに高熱を発しているか僕はなんとなく察するのだった。
- かわいいの駄目押し。
なんとかしてやりたい気持ちはあるのだが《本》はどこまでいっても《本》以外の何ものでもないし、まかり間違って《黄帝内経素問》になれたとしても、今彼を救えるのは医学書じゃないのだ。今彼を救えるのは氷嚢や解熱剤、それに煮沸消毒された綺麗な水なのだ。
- もどかしさの表現が豊かでありながらセンチメンタルすぎないところが好きです。
(けれどそんな豊かな土地があるものだろうか……という気持ちを誤魔化して昇華するために、彼の顔の横っちょで僕はレインボースプリングみたいに右から左へ左から右へページ移動を行うのだが、そうするとページの捲れるシュワワワンシュワワワワンとちょっと無視できない音が鳴って幻覚のそよ風が彼の頬を撫でる。)
- これも五指に入っちゃうな……困ったな……。レインボースプリングに例えるのわかりやすくて最高です。
時間なら無限にあるものな。憎まれっ子世に憚るとかいうし……死刑囚になるくらい憎まれてたんだもんな……。(だとかなんとか軽口を叩きつつ、それでもやっぱり心配が勝ってしまうことを彼に見抜かれているっぽいことに僕は赤面する。もとい背表紙がピンク色になる。)
- デリカシーなくてわろたと思ったら照れ方めちゃくちゃわかりやすくてわろた!(撫でくり回しながら)
あーそういう順番もあるのかーと彼に言われてから僕は「むふう」と唸るが、それよりもその声の弱弱しさというか煮崩れっぽさみたいなものに僕の心臓はドキドキハラハラしっぱなしになる。《本》の心臓がどこにあたるのかはしらないけど、これが失われたら死んでしまうっていう《核》みたいなものだとしたら、それは物語で言えば起承転結の《転》なんじゃないだろうか。
- 声を表すのに「煮崩れっぽさ」という言葉を選べるのがすごいー。これ舞城節ですか?本の心臓=《転》説を議題にじんるいで夜通し討論してもらいたいです。
彼を救う煮沸消毒された綺麗な水さえ脅威になり得るものだから、空っぽのスキットルにカバー袖を伸ばすことが出来ずにいる。もっと頑張れよー頑張って水汲んで来いよーと自分を奮い立たせるが、いっけねそもそも無理なんだったっていうチェッみたいな気持ちがシュワワワンシュワワワワンの中にもちょっとだけ含まれていて、それに気付いた途端つま先で石ころを蹴り飛ばす音みたいに聞こえ始めたので、彼のくしゃみを最後にぴたんと停止。
- 本だから無理、と本じゃなくても無理、の二重苦。コミカルかわいそかわいい。
世界遺産、見てみたかったけど遺ってないだろうなあ、もう。
- 見てみたかったなら万一の無事に賭けていつか行ってやろうなと静は思いました。遺産というだけあって元から廃墟みたいなのも少なからずありますしね。見に行こうや。
この旅がどこから始まっていて東西南北のどちらに進んでいるかによっては一カ国で終わってしまうことに愕然とする。
- 中国広ーい!!
彼が僕ではない実体を有したそれらを手に取るとき、「右」とか「それは睡眠導入剤だな」とか「セクシーなのキュートなの」とか口を挟むこともあるが、基本的に僕はそっと彼の視界から消える。それが僕の意思なのか、彼の意識なのかはわからない。ただ消える。消えて、消えている間、読みたきゃいつだっておんなじものを読ませてやるのになーと思うが、彼の求めているものはたぶんそういうのじゃないんだろうなとは漠然と理解していて、思うだけで言わない。
- めちゃくちゃめちゃくちゃかわいくてにこにこにこにこしました。舞城ゾッキじゃないときはまた別の言葉をかけてくれることもありそうだなと思いつつ、基本消えるのは同じっぽい気がして……はあ……好き……。
ぺらりと次のページに進めば丁度真ん中あたり、ひも状の栞がぷらんと彼の顔にかかる。で、その唇が青いことにビクッとする。青すぎる。「って、おーい死ぬなギリギリ生きろ──!」心配になった僕は今度はこの栞で唇をサワーっと撫でながら、そういえば青ざめた医師にルージュを塗る小説もあったなあと思い出すが、それどころじゃない。寿命の近いレギュレーターストーブ?くたくたのブルゾン?彼を暖められるのはどっちだろう?
- こちら人間より感情表現豊かなうちの自慢の無機物です。栞で唇を撫でられるの羨ましい、それをルージュを塗る行為になぞられる発想、鮮やかすぎてわたしも欲しい。
僕は《本》だけど俗に言われるところの《本》じゃない。どれだけ無下に扱おうと、無体を働こうと、必要とされるうちは何度だって彼の前に現れることができる、とっておきの《本》なのだ。だけど、そんなだから適当にされるのかって、それは違う。彼は僕のことも正真正銘の《本》と同等か、それ以上の扱いをしてくれるし、たぶんそんな彼だから僕を見つけることができたのだ。瓦礫を掻き分けた手でカバーの汚れを払い、僕を持ち上げることができたのだ。それから先の僕はといえば、常にぴかぴかの新品同様だった。意図的につけられた瑕疵を除けば、乱丁だってありえない。彼が指を挟み込むたびにあたらしい紙とインクの香りを届けた。
- よくわかってくださっているのが伝わってきてありがたい気持ちになりました。「乱丁だってありえない」がフラグなの罪深いですね……。
時には彼の目覚めに合わせて《静かな雨》、《オリエント急行の殺人》、《ハックルベリー・フィンの冒険》、《よだかの星》、《うつせみ》、と瞬きのタイミングでタイトルを変えるお茶目さを披露したこともあっただろう。五回点滅。静オハようのサイン。
- おっしゃれー!!
難解なのとやさしいのとなら読んで貰えるほうが好きだなあ。
- なんて明快な本目線。
三日後になって答え合わせをされた時には流石に僕もなんのことだかさっぱり忘れていて、えっなになにどうしたのーもうおはようって時間じゃないよーていうか誰に言ってんの?怖、って気持ちをぎゅぎゅっと押し込んで「うん〜」と和やかな受け答えをしたのだったが、やっぱりこれも数日経ってから突然ハッとして叫び声をあげる。僕としたことが……と気持ちがちょっと項垂れる。だがそんなことでは僕の、そしておそらくは彼の、遊び心はへこたれなかった。
- 自ペアのアンジャッシュがこんなにかわいい。飽くなき強靭な遊び心を愛している。こんなに飽きない本、一生ふたりっきりでいいに決まってますね。
優良読者に拾われて僕は幸せ者だなあ。あいや幸せ本か? 出逢った頃の静、思い出すだけで笑えるぜ。ぶふふふ。(よっぽど活字に飢えているんだなあこんな世界だものなあと大人しくしていた期間は長かった。ついに僕が暇になって、彼のページをめくるたびにあっちの物語へこっちの物語へと行き来してみせたあたりで、やっと認識の齟齬が発覚したのだ。)
- 自ペアの畳みかけるアンジャッシュがこんなにかわいい。
ラーメンが食べてみたいなあ、うっかり汁が飛ぶといけないからってふつうは近付けないものだ。読まれる以外の幸せなんて考えたことなかったけど……お、そうだ、枕になってみたい。(枕の下に何かものを入れておくと夢に見れるらしいが、入れておくのが枕そのものならきっともっとはっきりとした夢に違いないのだ。
- なんて盲点な本目線。ラーメンの夢に続けてあんまりにもいじらしいことを言うの、ずるくないですか?PCは髪ベッタベタなんすけど……と思いましたがPLは泣きました。相手が自分=本を愛していることを確実に踏まえた上で、いい夢を見せてやろうという甲斐甲斐しさ……。2ndで選ばなかった方のシチュエーションも取りこぼさない巧みさ……。
そうやって聞くということは叶えてくれるということなのだろう、さあどうぞ叶えてくださいと言わんばかりに僕は身を捩って、ページを右上からぺろんと垂らし、親指の第一関節を紙の角でこすろうとするのだがうまく届かなくて、右下からべろんと持ち上げる方向にシフトチェンジ。撫でられるのも好きだがこうして撫でることも好きなのだ僕は。
- こちとら人体の動きですらちっとも満足に描けないのにどうして本の体をこんなに自在に使いこなせる???と首を捻り続けた本編期間でした。
そんなに読みたい本ならいくらだって読ませてやるよ。静オハようの後でな。(大多数の人間はこんな世界で近づく死には救いを感じたりしそうなものだ。というのは僕の勝手なイメージだし、分母が1になってしまった世界で大多数を語るなんて変な感じで笑ってしまう。一秒後にも意識を手放しそうな彼の頭の下に滑り込めていたら、とびっきり優しい夢が見られるように、とびっきり優しい《本》になろうと思う。《図書館戦争》とか《華氏451度》のほうが《本》を感じて貰えそうなものだけれど、そういうんじゃなく《西の魔女が死んだ》みたいな、とびっきりの優しい《本》に。)
- おっっっっしゃれ。
眠ってもいないのに、目覚めというのはすこし変な気がする。だけど事実わたしは彼の脳波にあわせて呼吸をしていて、おなじ息遣いで言葉を重ねている。彼が眠れば程なくしてわたしの存在は掻き消えるが、彼が目覚めれば、あたかもずっとそこにいたかのように振る舞う。
- 一心同体であることの心強さと儚さが同時に描かれていて栄養が豊富……。
わはっ。これでたくさんこわせるね静〜。癒しはあおかなー。みどりかなー。んっとね、たしかね、解熱鎮痛剤はなんとかぷろふぇん……医療小説みてしらべるう? この手のはなしって、なんでミステリが多いんだろうねー?
- ラストイベントにこのコミカルなキャラクターを持ってきたセンス、未来永劫讃えたい。
……くらかったねー。今なんじかな? 今日はここに泊まるのー?(外に、生き物の気配を感じていた。鼠とか蛙とかそんなんじゃない、二本足で立って歩く人間の気配を。旧森林公園を抜ける足音。細い呼吸音。少女というには、すこし、大人びている。けれど女性というには、すこし、華奢に思えた。
- 静用の「もうひとり」に少女以上女性未満の存在を持ってきてくださったセンスも抜群で讃えたいけど情け容赦なく追っ払うぜ!!残念だったな!!
わたしは医療小説を投げ捨てて、ずっしり1400ページの厚みを誇る『絡新婦の理』へと姿を転じる。これ以上の厚みをしらなかった。もしかしたらほんの少し、もう少し、ここに足止めをしてやりたいなんて思ったのかもしれない。)
- とは言えゾッキさんの出方次第ではもちろんそれを酌み得るつもりでもあったのですが、このいじらしさがあまりにささやかで大胆でけなげだったのでもうほとんど心は決まっていました。
夕方にならないくらい……じゃあまだ外みえるね。うごくのー? 移動する? 明るいうちはゆっくりしようよー。本だよ〜。
- 犬をごはんで釣るみたいな言い方の「本だよ〜」好きです。一本釣りに決まってらあ。
蜘蛛こわいー……睿たちが放置されるとき、たいていちかくにあるのが蜘蛛の巣……。『蜘蛛の巣を払う女』はゆうきがでるタイトルだよねー。(つかず離れずの距離を保つ気配に頭の大半を占拠されながら、地面に彼を縫い付けたことに安堵する。わたしをめくるとき、どんなに乾燥でかさついていても指を唾液で湿らせることを良しとしない彼の指が、こんなにもしっとりと触れるのははじめての感触だった。彼の読んだことのない本になるとき、内容の精度については考えないようにしている。もしかすると完全に再現できているのかもしれないし、もしかすると、彼の想像によって構築されたまったく別物になっている可能性も捨てきれない。
- 蜘蛛こわいのお。かわいいねえ。蜘蛛の巣払ってあげようねえ。タイトルだけ知ってる人間が頭の中で無意識に構築した全く別の本、めちゃくちゃ読んでみたいですよね。
そんなんじゃないけど〜……どきどきするー。そわそわ? 睿もかぜひいた。わは。
- ちょっとだいぶ心ここにあらずみたいな乾いた感じが発語だけからも伝わってきて、上手いなー!と唸ります。
それは本たるわたしの身にしてみればおそろしい光景でもあるが、積み上げられるだけの、崩せるだけの本があるのは、いまじゃ楽園だ。彼のまわりだけは綺麗に整えられていただろうか、それとも大雪崩の巻き添えをくらうこともあっただろうか、わたしの想像はなんとも温かな光景をつくりあげていた。
- 持ち主の過去を想像してくれるイマジナリーフレンド、なんて愛に満ちた存在。
紙魚はねー、おしゃべりなともだち。ちょっとくすぐったいけど。蜘蛛よりやさしいよー。
- すべての本にとってそうというわけでもないのでしょうが、なるほどねー!?と腑に落ちて目から鱗だった言葉でした。静にとっても。
千の物語を読み聞かせるくらいならわたしだってできますけどー、という敵対心が、むくむく膨らんでは急速にしぼんでゆく。おそらく彼と出会ってもう少しで三年になるし、千日だってもうすぐそこに違いないけれど、彼の頭のどこかにひっかかっている物語、それ以外、わたしにはなにも生み出すことができないのだ。
- 何一つ不甲斐なく思うようなことはないのにもう一人の人間が近づいてきて肩身狭くなってるこの感じ、一刻も早く解消してあげたさと愛おしさで心がぐちゃぐちゃになります。
「ほんのむし〜!」と喉から飛び跳ねるような声が出た。どこまでいっても本の虫な彼への揶揄いが大半と、どうしてか気恥ずかしさみたいなものも含まれていた。それならわたしは生まれ変わっても本が良い。装丁には和紙をつかって、紙でも糊でもたらふく食べさせてあげたい。蜘蛛の巣でもなんでも我慢できる。人間の手から守って、きちんと本のなかで彼を眠らせてあげたい
- これは途方もない愛の物語です。
ひとがつくったものだもの。物語の登場人物に美男美女がおおいのは、きれいなもの、みんなすきだからでしょ〜。傷はないほうがいいよねー。
- そんなこと言う瑕疵持ちはめっ!だ。
だけどただの本なら、存在するわけがない脳でものを考えたり、あるわけのない口で彼とおしゃべりをすることだってないのだし、彼の台詞に、その言葉だけで十分だよって、目次をくちゃっと丸められたような気持ちになるわけがないのだ。表紙を跳ねさせながらたかいたかいに笑う子どものように声を立てて、)じ〜ん〜! かぜひいたら缶詰のモモさがしてくれるう? きいろいやつがいいー! さむい〜っ(身震いをした途端に、手首に負荷をかけるほどの厚みから、ぱらりと一枚抜け落ちる。落丁が起きたのははじめてだった。たっぷり数秒をかけて右へ左へ、木の葉のように揺れながら落ちてゆく。それまでわたしはきゃらきゃらと笑っていたのに、あまりの出来事にしんと言葉を失った。すすす……とページが地面すれすれを滑走して、彼のつま先の傍を通り、入り口へ数センチ近づいてとまる。「ひっ」と息をのんだのは、直後に足音がひとつ聞こえた気がしたからだ。おそらくは一階のほう。こつんと鳴った高い音は、彼の耳にも届いたかもしれないし、まだ少し遠かったかも。彼の手の上で盛大にバタついたわたしの身体からは、ソリティアの最終局面みたいにばらばらとページが抜け落ちてゆく。)やっ……やだーー! じんん〜〜っ! ストップしてええっ、とめてええぇ〜〜〜やだあああ(混乱がルーレットをまわして、カバーも表紙も本文もくちゃくちゃに入れ替わる。抜け落ちたページは地面に落ちるそばから、まるで見えない手のひらに握りしめられたように、ぐちゃっと丸め込まれた。)
- 【全部読んで欲しいけどこのくだりだけはどうか読んでください】この崩壊の描写、あくまで読みやすく、かつ凄まじくて、何度読んでも一緒になって取り乱してしまいそうになります。いやだあ〜!ヤダヤダヤダ〜!!【そしたらきっとゾッキに興味を持って全部読まざるを得なくなるので】
(すくってもすくっても指の隙間からこぼれ落ちていく砂粒のように、わたしの身体からは十枚二十枚では足りないクリームキンマリが立て続けに抜け落ちた。みるみると重厚感が薄れ、ブロックメモのラストスパートか雑誌のおまけでついてくるような冊子の姿を目前に、読み物としての尊厳が失われてゆく恐怖感を覚え、彼の膝の上でかくかくとふるえる。嗚咽を何度落としただろうか。過呼吸発作の前触れも幾度か飲み込んだ。)じん。じん〜……どこいくのー、あぶないよー……うううぅ……。ひとがいる……じんん〜……っ。(運ばれた作業台の上でよたよたと立ち上がれば、すかすかになったカバーの内側からタイトル枠が印刷された色上質紙がすとんと抜け落ちて、わたしはわたしの本体がカバーと表紙のどちらにあるのか分からないままに二分割されてしまう。ストップとステイに合わせてしゃくりあげながら停止した表紙は“我が家の問題”で、カバーは“不思議の国のアリス”だった。一度まっさらに消えて、もう一度現れれば元通りなんじゃないかと思うのに、そのもう一度が永遠に来なかったら?廊下へと出てゆく彼の背中が最後の光景だったら?惨めな姿のまま竦み上がって動けない。
- ああ……かわいい…………いろんな感情でぐちゃぐちゃになってるのかわいい。よぼよぼに怯えきっててかわいい。本の構造を理解しすぎ。
くしゃくしゃに丸められた紙の山、ゴミ箱をひっくり返したようなその中に身を埋めて、えぐえぐとすすり泣く。振り向いた彼の目にも、「ごめんなさい」わたしがひくっとしゃくりあげるたびに、丸まった紙がぴょんと跳ねるのが見えただろう。)静がとられちゃうとおもったああーーんわああん〜〜っ。とっ とられると思っ けっどおー……睿がうばってるんだぁあ〜っごめんなさいーー……! せ、せっかくひとがいたのに追っ払っちゃった、お、追っ払ら、静のばか〜っ! いますぐおいかけろ〜〜!(癇癪にまかせて小高い山をつくるくしゃくしゃの紙を手当たり次第にぽこぽこ投げ飛ばしてゆけば、当然ながら最後に残るのは惨めな姿だけ。涙声の「おぢづいだ」は決して落ち着いちゃなかった。)
- 自責と他責でぐちゃぐちゃでかわいい。ちゃんと喋れてないのに全部伝わってきてかわいい。たぶん自責のほうが強いのになけなしの攻撃してくるのかわいい。
満身創痍という単語が登場する小説は数多くあるけれども、それを体現する本などわたしくらいではあるまいか。かろうじて残された紙の束をこれ以上奪われまいとして抱きかかえ、表紙とカバーとを不格好に重ね合わせた。あるはずのない耳の奥で、彼が威嚇に放った銃弾の、その残響がこだましている。この世界には似合いの、乾いた、さみしい音だった。
- 本当にこんなのはきみだけだよねえ。こちらの拙い描写をいつだって次のレスに取り入れて良いもののようにしてくださる手腕に一から十まで救われていました。
どれだけ涙を流し洟を啜っても、ページのすそがわななくばかりで一向に水分の滲まぬわたしの身体である。お姫様には到底似つかわしくない、やつれたわたしであった。分不相応なくらいの優しい手がそんな身体を持ち上げるのに、うう、とちいさく唸る。言われるがままに、「ずっ」と息を吸えばぺこぺこになったカバーが弓なりに撓り、カバーに描かれた少女の横顔を引き延ばし、「ぶあっ」と吐けば少女がぺこりとお辞儀をしただろう。
- 名本仕草百景。
…………積読はしない主義だーって、静、いったよね。でもね睿はね、べつにしてもいいんじゃないかなーっておもうよ。後回しにされるのはさみしいけどー……手に取らなかったこと、後悔したときには、もうそこにはない……。(何事も出会いは一期一会なのだ。顔を俯かせた少女が隙間を埋めるようにもぞもぞと身を捩りながら面をあげたとき、その姿は“想像ラジオ”に変わっている。ぬくもりを味わうように擦り寄ろうとするのは犬猫のそれに近かった。)だからあ〜……、こ 後悔じないい〜……っ? やっぱりあのとき、追っ払わなければって、おいかけとけばって、じんに後悔されたくないよおおーーっ(おおん、おん、と男泣きに近いわたしの声は、姿は、なるほど絶世の美女には程遠かろう。
- 途中まで一生懸命筋道立てて話そうとしてるのに最終的に幼女に転がり落ちてくの、わかるわかるでかわいげMAXで抱きしめるしかない。
嗚咽を飲み込んで、つい先ほど促されたように「ずっ」と「ぶあ」をもう一度。
- きちゃなくてかわいい。
頭の中にあるうちはねー、なんだって傑作なんだって。だから睿が、あんまり傑作で、つい静のこころをうばっちゃったのも、頷けるよね……。
- めちゃくちゃ上手いこと言うなあの感動と、でもそれだけじゃないよのはざま。
(子守唄より落ちつく彼の穏やかな声に寄りかかる。それは粉塵と石ころを踏むじゃりじゃりとした音よりも余程耳に届いた。染み入るように。とくとく動く心臓の音は彼のものだろうか。それとも、わたしの転が飛び跳ねているのだろうか。)
- ここに転を持ってくるのー!ねー!「わたしの転が飛び跳ねているのだろうか。」、半紙に筆ペンで書いて壁に貼りたい。
あのねー、じんー…………ありがとね。うれしい。ありがと。ありがとー……。(他の誰でもない彼が、そうしてわたしを本物たらしめた。いまはまだ薄暗い空が次第に更けりひかりが届かなくなったら、なんだか物惜しい気持ちになりながら、わたしは彼が瞼を落とすのを待つ。これまでの三ツ星ホテルなど比べ物にならない超高級リゾートばりの老人ホームの、その床につくまでは、抜け落ちたページをノンブル通りに揃えて挟んだだけの、自炊に失敗したような哀れな姿を逆手にとって彼の腕の中を占拠した。
- ありがとうというシンプルな言葉を重ねて、こんなに繊細にありがとうを表現できるんだなあと感嘆のため息が出ます。一生一緒にいてくれや。
周囲のことしか気にかけず狭い世界で生きようとすれば、無駄な冒険をすることもない。それにもう、わかりたくなかった。
- 純〜〜!!(涙)1stイベントの1レス目から物語の要部分がちらりしてたんだな……。
あ゛ー腰いった…。
- 第一声が情緒も何も無くて逆に良い。飾り気がないのが純ちゃんらしい。埋葬中だけど今後畑作業でも同じこと言ってそう(笑)彼女にとっては滅亡した世界は2年経ってもう日常のようなものだしね、麻痺してこのくらい調子にもなるよねっ。
サスペンスで死体埋めるシーンあるけどこれ重労働すぎない? 絶対汗かくしそこからDNA取られてバレるわ。
- 死体を埋葬しながらはこういう発想に辿り着くの笑ってしまう……。常に純ちゃんのクールツッコミ推して参ってる。とはいえまだ平穏だった世界が心に残ってるんだなあとしみじみともしてしまうね……。
ショベルカーになって一瞬で終わらせてくれりゃいいのに…。
- ぶつぶつ文句言ってるのかなと思うとかわいい。ショベルカーになっても現実に何の作用もできないって分かってるだろうに言わずにはいられないのかわいいよ。
フロントガラスに映し出されるものを見て「その顔文字腹立つわ〜…」と呟いたのは何度目か。多分2桁にはなっている。
- めちゃくちゃ言われてるの想像できるし、タクシーも絶対に懲りないからこの遣り取りずっとやっててほしいところある。その内進化してアスキーアートやって、やっぱり腹立つわ〜…って言っててほしい!純ちゃんにいっぱい文句言われてたいね。純ちゃんの歯に衣着せないの自分の分身相手だからって感じがしていいよいいよ〜〜。
テテテテ、テテ、テーテー。きみ共犯者ね。
- 共犯者みたいなワードチョイスに弱い……。運命共同体にされると喜んじゃう。
軽口を返していたが、想定していなかったヤキモチっぷりに「こわ〜」と声を上げて笑った。実際に起きても同じように笑っているだろう。
- 普段クールビューティーしてるから、声を上げて笑ってたりするとすごく安心する〜!ツンとしていることが多いから喜怒哀楽に感情が振れると心がぴょんぴょん踊っちゃう〜!(×)まあクールなところも大好きなんですけどね…!!そしてこわ〜と言いながら受け入れちゃってるの100000000点です。ヤキモチ焼きだから許して。そういえば読み直してたらタクシーも、こわ〜って言ってたから割と似た者同士なところあった!
私が死ぬ時は君も死ぬんだよ。私の中でしか生きられないんだから。
- 最高〜!こっちの生殺与奪の権利を永遠に握り締めてるの知ってて欲しい〜!どんなにタクシーが自由にしててもあくまで自分の幻だって貫いてる芯のある姿勢が好きだし、それなのにどんどん見る幻の範囲が広がってくのもじわじわ侵食していくみたいで好き…。
悲哀は長く続かないし、この車の前で吐いたのは初めてじゃない。あと初対面に意地でもドアを開けようとして無理だったことは覚えている。家族の顔は忘れかけてるくせに。
- 記憶や思考は上書きされてもあの頃からの感情が心に残存し続けてるアンバランスさが純ちゃんなんだけど、ハラハラしちゃうな……。少しでも平穏な気持ちが長く長く続くといい。
車的に外車ってイケメンなの? いいよね左ハンドル。
- ばかーーー!!!(笑)イマジナリーフレンド泣かせだ!(笑)こういうドストレートにパンチを繰り広げてくるの好きだよ。
……最初から、この世はちょっと地獄だったよ。でも、そうだな。君みたいなのがいるからどうにかやってけるのかも。
- たまのデレが万病に効く。純ちゃんがいるならそこは桃源郷。
天国が見たくなったら君と空でも走ろうか。
- 相手が幻だと分かってて、その上でこういう台詞を言っていると思うとなんか……なんかくる…!これは最高にエモいシチュエーションですね。2ndは空を走るのもよかったけど気付けば真逆に海の底…(笑)
ベッドに上がり込んだ昨日より体は痛めた気がするけど、寝心地は今日の方がよかった。
- 純ちゃん口には出すことは少ないけど、心の中でこういうこと考えててくれるから尊い存在。次はベッドの上でもタクシーの助手席だと錯覚できるようにイマジナリーレベルアップしていきたいね。
なんか…ベランダで家庭菜園する夢…。(ぼやぼやと寝起き特有の輪郭のない声で紡ぐ。
- 普段言葉がしっかりしてる分寝起きでぼやぼやしてるギャップがかわいいし、家庭菜園したことないのに夢に見ちゃうの面白いからどんな風に家庭菜園してたか知りたかった……。バジル育ててる純ちゃんはなんか想像できる。
はっや!! あはっ、くそスピード違反…。
- たまあにお口が乱暴になるとこ美しいお顔との対比で最高〜!!驚くと反応が大きくなるからいっぱい驚かせたい気持ちもあるうずうず。
できんの?って疑問を眼差しに乗せた後、体を隣に向ける。)……はみ出したりしないでね。
- なんかちょっと雰囲気がえっち。。。これが人妻のちから。。。
……ひとりとひとつでもいいよ。持ち運びに楽だしね。(体温も鼓動もなくても、それはそれで良さを導き出せる気がした。
- にんげん二人の夢の中は同じことが当たり前のように出来て、運転もしてもらえて、ずっとずっと楽だろうに嬉しいこと言ってくれるよ〜。この言葉もラストイベントの選択に繋がってきたな〜。尊い〜拝む〜。純ちゃんの信者みたいな気分してた。
指輪は…あるからネックレスでも盗もうか。(どんな時でも左手の薬指にはダイヤの埋め込まれたプラチナの指輪があった。「君もおしゃれしたら?」と運転手の袖をつまむ。
- これは…モチを焼く…!!からの袖摘む仕草あまりにかわいいかーーー!?!?感情が振り回される。
「運転手と騎士、私が見たい方に早着替えしてね」
- 無茶振りする女王様の構図があまりに様になりすぎる…。臣下も執事も信者の立場もください。早着替えするので。顎で使ってください。
(言葉を失い目を丸くし、ごくりと唾を鳴らす。徐々に潤んでいく双眸だったが、涙はこぼれず口角が上がる。)うそだぁ…。(乾いた否定を呟いて、足元を見ればいつの間にかヒールは脱げている。私は。私なんか、)あえないよ。(──後ろへ下がり、仰向きのまま身を投げ出した。ぱしゃんと海が音を立てるより先に、この夢は終わるだろう。)
- うわーーーー!!純〜〜〜!!!人魚姫のように泡になっちゃいそうな不安定さがある……。イマジナリーフレンドよりよっぽどある日いきなり消えてしまいそうでかなしみ。迷子の子どものような口振りもあって純ちゃんが小さく見えてくるしね……。傍を離れたくないと思わされる〜〜!!(涙)そしてここは夢の中とはいえ心中みたいだね……。純ちゃんがタクシーを助けることは出来ても、タクシーが純ちゃんを助けられずに一緒に沈むしかないのもまたかなしみ。次は空行こ……。
聞こえた発言と見た顔文字には「気持ち悪…」と忖度のない言葉と共に顔を顰めた。
- にっこにこ!
だからもう、誰かに会いたいって思えない。嫌いな人を増やしたくないし、好きな人だってもう欲しくない。
- どんな理由であれ、いつだって自分の意思をしっかり持ってる彼女が好きだよ。ここでイマジナリーフレンドと離れたくないっていう理由だったら、今後もし急にイマジナリーフレンドが消えたとして人恋しさににんげんと会わなかったことを後悔するかもしれないから、にんげんと会うことを勧めた可能性もあるけど、純ちゃんが未来を作らないっていう選択をするならそれもいいんじゃないかなって思っちゃうね。一人きりじゃなくて一人と一台だし、ちょうどいい温度でこの先も過ごせる気がしてる。
……タクシー。(追求に数秒むず痒そうな顔で言い淀んだが、結局力無く笑って車種を紡ぐ。一生この幻を抱えて生きていくくらいがちょうどいい。
- 君呼びがとーーーっても好きだけど、正直私もむずむずしちゃった……。照れちゃった…。
ふうん? 随分と便利なもので。私が心変わりしそうになってもさ、引き止めてね。
- 一番好きな台詞を選ぶとしたらここかもしれない…!!うわーーー心臓に刺さる。ぶっ刺される。引き止めてね。って言われたらそれはもうずっとずっと引き止めちゃうよ。
その後にドレスも見繕ってよ。女王みたいなやつ。(完璧なまともじゃないから、どうかしてるを甘受しよう。ふたりきりは絶滅に向かって、まだまだ続いていく。)
- この独特のコンビ感、最高です!
- 純〜〜!!(涙)1stイベントの1レス目から物語の要部分がちらりしてたんだな……。
あ゛ー腰いった…。
- 第一声が情緒も何も無くて逆に良い。飾り気がないのが純ちゃんらしい。埋葬中だけど今後畑作業でも同じこと言ってそう(笑)彼女にとっては滅亡した世界は2年経ってもう日常のようなものだしね、麻痺してこのくらい調子にもなるよねっ。
サスペンスで死体埋めるシーンあるけどこれ重労働すぎない? 絶対汗かくしそこからDNA取られてバレるわ。
- 死体を埋葬しながらはこういう発想に辿り着くの笑ってしまう……。常に純ちゃんのクールツッコミ推して参ってる。とはいえまだ平穏だった世界が心に残ってるんだなあとしみじみともしてしまうね……。
ショベルカーになって一瞬で終わらせてくれりゃいいのに…。
- ぶつぶつ文句言ってるのかなと思うとかわいい。ショベルカーになっても現実に何の作用もできないって分かってるだろうに言わずにはいられないのかわいいよ。
フロントガラスに映し出されるものを見て「その顔文字腹立つわ〜…」と呟いたのは何度目か。多分2桁にはなっている。
- めちゃくちゃ言われてるの想像できるし、タクシーも絶対に懲りないからこの遣り取りずっとやっててほしいところある。その内進化してアスキーアートやって、やっぱり腹立つわ〜…って言っててほしい!純ちゃんにいっぱい文句言われてたいね。純ちゃんの歯に衣着せないの自分の分身相手だからって感じがしていいよいいよ〜〜。
テテテテ、テテ、テーテー。きみ共犯者ね。
- 共犯者みたいなワードチョイスに弱い……。運命共同体にされると喜んじゃう。
軽口を返していたが、想定していなかったヤキモチっぷりに「こわ〜」と声を上げて笑った。実際に起きても同じように笑っているだろう。
- 普段クールビューティーしてるから、声を上げて笑ってたりするとすごく安心する〜!ツンとしていることが多いから喜怒哀楽に感情が振れると心がぴょんぴょん踊っちゃう〜!(×)まあクールなところも大好きなんですけどね…!!そしてこわ〜と言いながら受け入れちゃってるの100000000点です。ヤキモチ焼きだから許して。そういえば読み直してたらタクシーも、こわ〜って言ってたから割と似た者同士なところあった!
私が死ぬ時は君も死ぬんだよ。私の中でしか生きられないんだから。
- 最高〜!こっちの生殺与奪の権利を永遠に握り締めてるの知ってて欲しい〜!どんなにタクシーが自由にしててもあくまで自分の幻だって貫いてる芯のある姿勢が好きだし、それなのにどんどん見る幻の範囲が広がってくのもじわじわ侵食していくみたいで好き…。
悲哀は長く続かないし、この車の前で吐いたのは初めてじゃない。あと初対面に意地でもドアを開けようとして無理だったことは覚えている。家族の顔は忘れかけてるくせに。
- 記憶や思考は上書きされてもあの頃からの感情が心に残存し続けてるアンバランスさが純ちゃんなんだけど、ハラハラしちゃうな……。少しでも平穏な気持ちが長く長く続くといい。
車的に外車ってイケメンなの? いいよね左ハンドル。
- ばかーーー!!!(笑)イマジナリーフレンド泣かせだ!(笑)こういうドストレートにパンチを繰り広げてくるの好きだよ。
……最初から、この世はちょっと地獄だったよ。でも、そうだな。君みたいなのがいるからどうにかやってけるのかも。
- たまのデレが万病に効く。純ちゃんがいるならそこは桃源郷。
天国が見たくなったら君と空でも走ろうか。
- 相手が幻だと分かってて、その上でこういう台詞を言っていると思うとなんか……なんかくる…!これは最高にエモいシチュエーションですね。2ndは空を走るのもよかったけど気付けば真逆に海の底…(笑)
ベッドに上がり込んだ昨日より体は痛めた気がするけど、寝心地は今日の方がよかった。
- 純ちゃん口には出すことは少ないけど、心の中でこういうこと考えててくれるから尊い存在。次はベッドの上でもタクシーの助手席だと錯覚できるようにイマジナリーレベルアップしていきたいね。
なんか…ベランダで家庭菜園する夢…。(ぼやぼやと寝起き特有の輪郭のない声で紡ぐ。
- 普段言葉がしっかりしてる分寝起きでぼやぼやしてるギャップがかわいいし、家庭菜園したことないのに夢に見ちゃうの面白いからどんな風に家庭菜園してたか知りたかった……。バジル育ててる純ちゃんはなんか想像できる。
はっや!! あはっ、くそスピード違反…。
- たまあにお口が乱暴になるとこ美しいお顔との対比で最高〜!!驚くと反応が大きくなるからいっぱい驚かせたい気持ちもあるうずうず。
できんの?って疑問を眼差しに乗せた後、体を隣に向ける。)……はみ出したりしないでね。
- なんかちょっと雰囲気がえっち。。。これが人妻のちから。。。
……ひとりとひとつでもいいよ。持ち運びに楽だしね。(体温も鼓動もなくても、それはそれで良さを導き出せる気がした。
- にんげん二人の夢の中は同じことが当たり前のように出来て、運転もしてもらえて、ずっとずっと楽だろうに嬉しいこと言ってくれるよ〜。この言葉もラストイベントの選択に繋がってきたな〜。尊い〜拝む〜。純ちゃんの信者みたいな気分してた。
指輪は…あるからネックレスでも盗もうか。(どんな時でも左手の薬指にはダイヤの埋め込まれたプラチナの指輪があった。「君もおしゃれしたら?」と運転手の袖をつまむ。
- これは…モチを焼く…!!からの袖摘む仕草あまりにかわいいかーーー!?!?感情が振り回される。
「運転手と騎士、私が見たい方に早着替えしてね」
- 無茶振りする女王様の構図があまりに様になりすぎる…。臣下も執事も信者の立場もください。早着替えするので。顎で使ってください。
(言葉を失い目を丸くし、ごくりと唾を鳴らす。徐々に潤んでいく双眸だったが、涙はこぼれず口角が上がる。)うそだぁ…。(乾いた否定を呟いて、足元を見ればいつの間にかヒールは脱げている。私は。私なんか、)あえないよ。(──後ろへ下がり、仰向きのまま身を投げ出した。ぱしゃんと海が音を立てるより先に、この夢は終わるだろう。)
- うわーーーー!!純〜〜〜!!!人魚姫のように泡になっちゃいそうな不安定さがある……。イマジナリーフレンドよりよっぽどある日いきなり消えてしまいそうでかなしみ。迷子の子どものような口振りもあって純ちゃんが小さく見えてくるしね……。傍を離れたくないと思わされる〜〜!!(涙)そしてここは夢の中とはいえ心中みたいだね……。純ちゃんがタクシーを助けることは出来ても、タクシーが純ちゃんを助けられずに一緒に沈むしかないのもまたかなしみ。次は空行こ……。
聞こえた発言と見た顔文字には「気持ち悪…」と忖度のない言葉と共に顔を顰めた。
- にっこにこ!
だからもう、誰かに会いたいって思えない。嫌いな人を増やしたくないし、好きな人だってもう欲しくない。
- どんな理由であれ、いつだって自分の意思をしっかり持ってる彼女が好きだよ。ここでイマジナリーフレンドと離れたくないっていう理由だったら、今後もし急にイマジナリーフレンドが消えたとして人恋しさににんげんと会わなかったことを後悔するかもしれないから、にんげんと会うことを勧めた可能性もあるけど、純ちゃんが未来を作らないっていう選択をするならそれもいいんじゃないかなって思っちゃうね。一人きりじゃなくて一人と一台だし、ちょうどいい温度でこの先も過ごせる気がしてる。
……タクシー。(追求に数秒むず痒そうな顔で言い淀んだが、結局力無く笑って車種を紡ぐ。一生この幻を抱えて生きていくくらいがちょうどいい。
- 君呼びがとーーーっても好きだけど、正直私もむずむずしちゃった……。照れちゃった…。
ふうん? 随分と便利なもので。私が心変わりしそうになってもさ、引き止めてね。
- 一番好きな台詞を選ぶとしたらここかもしれない…!!うわーーー心臓に刺さる。ぶっ刺される。引き止めてね。って言われたらそれはもうずっとずっと引き止めちゃうよ。
その後にドレスも見繕ってよ。女王みたいなやつ。(完璧なまともじゃないから、どうかしてるを甘受しよう。ふたりきりは絶滅に向かって、まだまだ続いていく。)
- この独特のコンビ感、最高です!
死体が見つかりさえしなきゃ発覚しない…。(おどろおどろしい声を発して、ガガッと引っ掛かりながら僅かに窓を開ければ彼女の記憶に残るサスペンスのテーマ曲でも再生しよう。完全に死体を埋めるシーンであり事実も一切異なることはない。都合よく刑事も登場しない。
はっはっは。面白いジョーダンだ相棒。あんなデカブツゴツゴツの愛嬌ゼロになって欲しいって? シャベルカーでじゅーーーぶん。(口早に言い包めるフロントガラスには『 (#)`ω´(#) 』と怒ったような拗ねたような顔文字が表示されて「純がショベルカーを連れてきたらこの穴にそれを落っことすよ。DNAは出ないね。」と物騒に妬くたった一台滅亡から生き残ったタクシーだ。向かい合う形で停車したならそもそもと声が発せられる。)だれ?これ。いや、なに?これ。今までこんな作業してなかったじゃん。埋めなくても見つかりっこないない。純以外には。(犯罪を犯した訳でもないのだから埋める必要性を感じられなかった車は『 ( '-' )σ " 』とまるで死体をつっついている顔文字を映し出す。車だから道徳心や倫理観や人間としての常識に疎いらしい。)
応援の顔文字やクラクションはお気に召さなかったようだから、サスペンスのテーマからロッキーのテーマへと曲を入れ替えてやる気を引き出してみた。
この様子だと既に世界全土が墓場になってるからな〜。どうせいつかはみんな仲良く土に還るよ。それでもそれが愛なら、100年後相棒のことは自分が埋めてあげようか。(自己満足の下地に愛に似た形があるのならと『 d=(´▽`)=b 』存在しない親指見せ付けたまま躊躇いもなく約束を紡ぐ。
ふう〜ん、ベンツ様がいいってことか〜。ふううーん。(イケメンを外車に繋げては地面にのの字でも書き始めそうな不貞腐れた台詞を吐き出した。トマトを育てる彼女の姿は妙に微笑ましいし既にハードルを高く見積もっているから『 _/\○ノ″www 』分かりやすく反応を示すだろう。)
実は裸ん坊になっても大丈夫。銃を撃っても咎められない。もちろん道路で限界までスピードも出せちゃう。……自由へ狂っちゃってもいいんだよ。過去はまだ過積載みたい。
自分を失って、その夜明け色の目から涙を流すのは見たかったな。綺麗だろうし。他の奴に泣かされてたら轢くけど! いいだろ!?
純。湯浴みしなよ。臭 なんか……あらゆるにおいが混じってる……気がする……。鼻ないけど……いや目も口もないんだけど……。後ろ向いててあげるから。
つまらなそうな彼女の様子に『 ⊂゜U┬────┬~ 』せめて報いろうと努める健気なフレンドタックスフンド。
…………え? 壊そうとしてたの? いくら野生に放たれたからって、野生の本能まで呼び起こさなくていいんだよ……。パトカーも呼べないこんな世界じゃ……。
ぷはッ……はぁ…あはっ、……はははは! げほ。純、メイクよれてるよ。折角お姫様みたいだったのに、早めに傅いておくんだった。
失敗したら明日も挑戦させて。綺麗に塗れるまで。(適当な言葉を繋げながら道のど真ん中で急に停車したって怒られない。上半身のみを助手席へと捻ったまま片手で華奢な顎を持ち上げると、もう片方の手でその唇を染めていく。まるで慣れた指先は上手に色を形作ることに成功するから満足げに口角を上げるものの、存在を忘れるとの発言に一変むっと唇を尖らせる。きゅきゅきゅ〜と自身の唇にも同色の口紅を塗れば、むちゅ!と彼女の白い頬にスタンプよろしく押し付けてやった。)少なくとも今日は忘れらんないだろ。ざんねん、純。
うにぃ? トゲトゲは苦手だ……パンクする……。あわびにしよ……。
はあ〜?ロマンがないなあ〜せめて魔法使いって言ってくれる〜? はい、ホーカス・ポーカス!(まだ世界が平和だった頃、彼女の聴覚の片隅に挟んだことのある呪文を唱えるとフロントガラスで『 ┏( .-. ┏ ) ┓ 』パッとブリッジをしてみせる。
白いドレスは着たことあるんだろ? んー。じゃあさ、真っ赤でわっさわっさしたドレス着てよ。ダイヤがいっぱい付いたネックレスにティアラ、鮮やかな口紅も塗ってさ、その御前に跪かせて。車だから膝ないけど。(滅びいく孤独の街の往来を、ヒールをかつんと高らかに鳴らす彼女はさぞ貫禄がありそうだ。口答えをしたら首を刎ねられてしまいそうなくらいに。車だから首もないけど。美人は雰囲気も強い。そうして無音ばかりが広がるこの世であっても、ただの幻だとしても『 .+゜ヽ(o`・ω・´)ノ.+゜ 』分かりやすく期待に心を躍らせる。折角だから可愛らしく『 (◯´∀`人´∀`◯) 』仲良しにもしておく。怒られるだろうか、それすらもきゃらきゃらと笑って甘受したい。果てのないドライブ。)
- 本当っに、このコンビは最高です!
はっはっは。面白いジョーダンだ相棒。あんなデカブツゴツゴツの愛嬌ゼロになって欲しいって? シャベルカーでじゅーーーぶん。(口早に言い包めるフロントガラスには『 (#)`ω´(#) 』と怒ったような拗ねたような顔文字が表示されて「純がショベルカーを連れてきたらこの穴にそれを落っことすよ。DNAは出ないね。」と物騒に妬くたった一台滅亡から生き残ったタクシーだ。向かい合う形で停車したならそもそもと声が発せられる。)だれ?これ。いや、なに?これ。今までこんな作業してなかったじゃん。埋めなくても見つかりっこないない。純以外には。(犯罪を犯した訳でもないのだから埋める必要性を感じられなかった車は『 ( '-' )σ " 』とまるで死体をつっついている顔文字を映し出す。車だから道徳心や倫理観や人間としての常識に疎いらしい。)
応援の顔文字やクラクションはお気に召さなかったようだから、サスペンスのテーマからロッキーのテーマへと曲を入れ替えてやる気を引き出してみた。
この様子だと既に世界全土が墓場になってるからな〜。どうせいつかはみんな仲良く土に還るよ。それでもそれが愛なら、100年後相棒のことは自分が埋めてあげようか。(自己満足の下地に愛に似た形があるのならと『 d=(´▽`)=b 』存在しない親指見せ付けたまま躊躇いもなく約束を紡ぐ。
ふう〜ん、ベンツ様がいいってことか〜。ふううーん。(イケメンを外車に繋げては地面にのの字でも書き始めそうな不貞腐れた台詞を吐き出した。トマトを育てる彼女の姿は妙に微笑ましいし既にハードルを高く見積もっているから『 _/\○ノ″www 』分かりやすく反応を示すだろう。)
実は裸ん坊になっても大丈夫。銃を撃っても咎められない。もちろん道路で限界までスピードも出せちゃう。……自由へ狂っちゃってもいいんだよ。過去はまだ過積載みたい。
自分を失って、その夜明け色の目から涙を流すのは見たかったな。綺麗だろうし。他の奴に泣かされてたら轢くけど! いいだろ!?
純。湯浴みしなよ。臭 なんか……あらゆるにおいが混じってる……気がする……。鼻ないけど……いや目も口もないんだけど……。後ろ向いててあげるから。
つまらなそうな彼女の様子に『 ⊂゜U┬────┬~ 』せめて報いろうと努める健気なフレンドタックスフンド。
…………え? 壊そうとしてたの? いくら野生に放たれたからって、野生の本能まで呼び起こさなくていいんだよ……。パトカーも呼べないこんな世界じゃ……。
ぷはッ……はぁ…あはっ、……はははは! げほ。純、メイクよれてるよ。折角お姫様みたいだったのに、早めに傅いておくんだった。
失敗したら明日も挑戦させて。綺麗に塗れるまで。(適当な言葉を繋げながら道のど真ん中で急に停車したって怒られない。上半身のみを助手席へと捻ったまま片手で華奢な顎を持ち上げると、もう片方の手でその唇を染めていく。まるで慣れた指先は上手に色を形作ることに成功するから満足げに口角を上げるものの、存在を忘れるとの発言に一変むっと唇を尖らせる。きゅきゅきゅ〜と自身の唇にも同色の口紅を塗れば、むちゅ!と彼女の白い頬にスタンプよろしく押し付けてやった。)少なくとも今日は忘れらんないだろ。ざんねん、純。
うにぃ? トゲトゲは苦手だ……パンクする……。あわびにしよ……。
はあ〜?ロマンがないなあ〜せめて魔法使いって言ってくれる〜? はい、ホーカス・ポーカス!(まだ世界が平和だった頃、彼女の聴覚の片隅に挟んだことのある呪文を唱えるとフロントガラスで『 ┏( .-. ┏ ) ┓ 』パッとブリッジをしてみせる。
白いドレスは着たことあるんだろ? んー。じゃあさ、真っ赤でわっさわっさしたドレス着てよ。ダイヤがいっぱい付いたネックレスにティアラ、鮮やかな口紅も塗ってさ、その御前に跪かせて。車だから膝ないけど。(滅びいく孤独の街の往来を、ヒールをかつんと高らかに鳴らす彼女はさぞ貫禄がありそうだ。口答えをしたら首を刎ねられてしまいそうなくらいに。車だから首もないけど。美人は雰囲気も強い。そうして無音ばかりが広がるこの世であっても、ただの幻だとしても『 .+゜ヽ(o`・ω・´)ノ.+゜ 』分かりやすく期待に心を躍らせる。折角だから可愛らしく『 (◯´∀`人´∀`◯) 』仲良しにもしておく。怒られるだろうか、それすらもきゃらきゃらと笑って甘受したい。果てのないドライブ。)
- 本当っに、このコンビは最高です!
(スーパーの端っこで売られていた野菜の種も、毎日水をやっていれば多少の愛着が湧いてくる。すり、と丸みを帯びた表面を親指の腹で撫でた。)トマ子、トマ太郎、俺がおいしく食べてやるからな。(この町から人々が消えて、三度目の夏。初めて成功した家庭菜園に、自然と声が弾んだ。朝顔を枯らした小学生時代からの進歩を感じつつ、その実を摘もうと指先に力を入れる。)
(輪切りにして煮込まれた大根ひとつひとつから無邪気にはしゃぐ声が聞こえる様を想像して、思わず呻き声をあげた。イマジネーションの方向性も、足取りの軽やかさも、笑い声の高さも。何もかもが正反対の人間とまんどらごらであったが、喜びの表現がやけに大袈裟なところだけはよく似ている。)
(世界が滅ぶ前と今とで行動範囲が変わらないのは、保護者なしに学区外に出てはいけないという決まりを馬鹿正直に守り続けているからだ。そもそも、自分ひとりだけで遠くに行くという発想も持っていない。)
(わーん、と泣き出しそうな声に大きな口を開けて笑うと、その隣を同じペースで走り出した。大股で歩いたという方が正しいかもしれない。)大根のサーカスになんか興味ねーもん。(素っ気ない言葉の割につかず離れずの距離を保って、なかよく同時にゴールイン――するつもりだったのだけれど。下駄箱で忙しなく靴を履き替えている間に離れていくそいつの影に、余裕ぶっていた表情が一変する。「オイ!」と叫びながらスニーカーに両足を突っ込んで、かかとを踏んだまま校舎を飛び出す。必死に地面を蹴る足が先を走るいきものを追い抜いたのは、自転車に辿り着く直前のことだった。)……っはあ、クソ、そんくらい自分でのぼれや……。(肩で息をしながら、青い葉を伸ばすまんどらごらに悪態を吐く。そうは言っても彼ひとりでこの自転車をのぼるのは至難の業だろうから、諦めてその白いからだを抱き上げて。そのまま、網目の大きな自転車の前かごへとおろした。)あぶねえから足はバッグに入れとけよ。……とりあえず、一番近いスーパーから見てくか。時期的に花火は置いてなかったかもしんねえけど。(ファスナーを開けたスクールバッグを先客のいるかごへと載せて、空いた片手で施錠を解く。限界まで上げたサドルに跨って、伸びた前髪が落ちてこないよう耳にかけると、ゆっくりとペダルを漕ぎだした。)
(そうして背中に愉快ないきものを乗せて、少年は再びペダルを漕ぎだした。行先は町の端っこにある小さな河原。これだけ晴れているなら、夕方までには洗濯物も乾くだろう。行きに披露してもらったオリジナルソングへのアンサーとして奏でる鼻歌は、それこそ聞いた人間を死に至らしめてもおかしくない代物だ。呪いの歌声リサイタルは、自転車が目的地に到着するまで続く。)
(ぴょんぴょん跳ねるおしゃれな白うさぎと、白うさぎのランチに選ばれたまんどらごら。追いかけっこをする彼らは、すぐ目の前まで迫っていた。)こっ、コラーーーッ! にんじんをいじめるなぁ〜〜〜〜!!!(飛び込んできたにんじんを木陰に座ったまま受け止めて、正面から突っ込んでくるうさぎに向かって説教をする。が、腕の中のそいつと同じようにぴょーんと大きく跳ねたうさぎは、少年の顔面を容赦なく蹴り飛ばし、空中に飛び出した。)〜〜〜っ、はなっ、鼻つぶれたっ! くそーっ、絶対ゆるさねえ! 待てー!
(針の穴ほどの大きさになった地上の光を眺めながら、同じ速度で落下しているまんどらごらに手を伸ばした。ぎゅ、と葉の根元を掴んで引き寄せる。先程そうしたように、両腕でしっかと抱き締めて、)大丈夫、お前は絶対に死なない。今度こそ、俺がお前を守ってや…………、……あ、あり……?(迫真の台詞を言い終える前に、落下速度が徐々に遅くなっていることに気が付いて目を瞬かせる。)
(長い廊下の突き当たり。膝の高さに貼り付けられた時間割を発見して、その場にしゃがみ込む。上辺だけが画鋲で止められた紙の向こうには、廊下の扉をそのまま縮小したような小型の引き戸があり――どうやら、まんどらごら一体くらいなら問題なく通れるようだった。)……あける? すすむ? 隊員。(聞いたばかりの台詞を真似て、赤いボディを指でちょこちょこくすぐる。もちろん、探せば他にも出口や、扉の向こうに行くための手立てはあるやもしれないが。)
(警戒心をむき出しにした獣のようにまっすぐ前を睨みつけたまま、じりじりと来た道を引き返していく。やがて一番近くの扉に辿り着いたなら、中の様子を探るように耳を当てて――物音が聞こえていてもいなくても、スパン、と力任せに引き戸を引いた。友が振り絞った小さな勇気が、自分の中にもあると信じて。)かっ、かっ、…………かかってこいや〜〜! おらおらおらおら〜〜〜〜!(扉の向こうが危険だとは限らないけれど、用心するに越したことはない。両目をぎゅっと瞑ったまま、がむしゃらに両手を振り回す。途中、扉の縁に右手を強打したが、そんなことを言っている場合ではない。「わー!」「負けねえ!」「雑魚がよ〜!」ぎゃあぎゃあ叫びながら暴れる両手に手応えがないと感じたところで、ようやく片目を薄く開けて周囲を確認するに至っただろう。)
(真っ白な光はやがて居間全体を包み込み――あまりの眩しさに瞑った目を開いた時、少年はいつものように保健室のベッドに横たわっていた。窓の外ではツクツクボウシが鳴いている。)…………大根、どこ……?(寝起きの目を擦りながら、少年はゆっくりと身を起こし、辺りを見渡す。いつもなら"今日こそ居なくなっていてくれ"と願ってやまないはずなのに、今朝はあの真っ白でもちもちとしたボディが妙に恋しい。それもこれも、おかしな夢のせいだ。そうに決まっている。)
(常日頃から愛嬌とは無縁の少年だけれど、その寝起きの悪さは筆舌に尽くしがたい。朝の挨拶を無視するなんていうのはまだ良い方で、ふさふさの葉っぱを掴んであっちに行けと放り投げたり、彼のからだとほとんど変わらぬ大きさの枕で殴打したり――とにかく、怪獣のように暴れるところから一日が始まるのだ。)
- 3rdイベントはどうがんばっても上手に抜き出せませんでした……。1st、2ndのイベントを積み重ねたうえでの要くんのセリフもロールもぜんぶすきなのでぜんぶ読んでほしいですよろしくおねがいします!!!
(輪切りにして煮込まれた大根ひとつひとつから無邪気にはしゃぐ声が聞こえる様を想像して、思わず呻き声をあげた。イマジネーションの方向性も、足取りの軽やかさも、笑い声の高さも。何もかもが正反対の人間とまんどらごらであったが、喜びの表現がやけに大袈裟なところだけはよく似ている。)
(世界が滅ぶ前と今とで行動範囲が変わらないのは、保護者なしに学区外に出てはいけないという決まりを馬鹿正直に守り続けているからだ。そもそも、自分ひとりだけで遠くに行くという発想も持っていない。)
(わーん、と泣き出しそうな声に大きな口を開けて笑うと、その隣を同じペースで走り出した。大股で歩いたという方が正しいかもしれない。)大根のサーカスになんか興味ねーもん。(素っ気ない言葉の割につかず離れずの距離を保って、なかよく同時にゴールイン――するつもりだったのだけれど。下駄箱で忙しなく靴を履き替えている間に離れていくそいつの影に、余裕ぶっていた表情が一変する。「オイ!」と叫びながらスニーカーに両足を突っ込んで、かかとを踏んだまま校舎を飛び出す。必死に地面を蹴る足が先を走るいきものを追い抜いたのは、自転車に辿り着く直前のことだった。)……っはあ、クソ、そんくらい自分でのぼれや……。(肩で息をしながら、青い葉を伸ばすまんどらごらに悪態を吐く。そうは言っても彼ひとりでこの自転車をのぼるのは至難の業だろうから、諦めてその白いからだを抱き上げて。そのまま、網目の大きな自転車の前かごへとおろした。)あぶねえから足はバッグに入れとけよ。……とりあえず、一番近いスーパーから見てくか。時期的に花火は置いてなかったかもしんねえけど。(ファスナーを開けたスクールバッグを先客のいるかごへと載せて、空いた片手で施錠を解く。限界まで上げたサドルに跨って、伸びた前髪が落ちてこないよう耳にかけると、ゆっくりとペダルを漕ぎだした。)
(そうして背中に愉快ないきものを乗せて、少年は再びペダルを漕ぎだした。行先は町の端っこにある小さな河原。これだけ晴れているなら、夕方までには洗濯物も乾くだろう。行きに披露してもらったオリジナルソングへのアンサーとして奏でる鼻歌は、それこそ聞いた人間を死に至らしめてもおかしくない代物だ。呪いの歌声リサイタルは、自転車が目的地に到着するまで続く。)
(ぴょんぴょん跳ねるおしゃれな白うさぎと、白うさぎのランチに選ばれたまんどらごら。追いかけっこをする彼らは、すぐ目の前まで迫っていた。)こっ、コラーーーッ! にんじんをいじめるなぁ〜〜〜〜!!!(飛び込んできたにんじんを木陰に座ったまま受け止めて、正面から突っ込んでくるうさぎに向かって説教をする。が、腕の中のそいつと同じようにぴょーんと大きく跳ねたうさぎは、少年の顔面を容赦なく蹴り飛ばし、空中に飛び出した。)〜〜〜っ、はなっ、鼻つぶれたっ! くそーっ、絶対ゆるさねえ! 待てー!
(針の穴ほどの大きさになった地上の光を眺めながら、同じ速度で落下しているまんどらごらに手を伸ばした。ぎゅ、と葉の根元を掴んで引き寄せる。先程そうしたように、両腕でしっかと抱き締めて、)大丈夫、お前は絶対に死なない。今度こそ、俺がお前を守ってや…………、……あ、あり……?(迫真の台詞を言い終える前に、落下速度が徐々に遅くなっていることに気が付いて目を瞬かせる。)
(長い廊下の突き当たり。膝の高さに貼り付けられた時間割を発見して、その場にしゃがみ込む。上辺だけが画鋲で止められた紙の向こうには、廊下の扉をそのまま縮小したような小型の引き戸があり――どうやら、まんどらごら一体くらいなら問題なく通れるようだった。)……あける? すすむ? 隊員。(聞いたばかりの台詞を真似て、赤いボディを指でちょこちょこくすぐる。もちろん、探せば他にも出口や、扉の向こうに行くための手立てはあるやもしれないが。)
(警戒心をむき出しにした獣のようにまっすぐ前を睨みつけたまま、じりじりと来た道を引き返していく。やがて一番近くの扉に辿り着いたなら、中の様子を探るように耳を当てて――物音が聞こえていてもいなくても、スパン、と力任せに引き戸を引いた。友が振り絞った小さな勇気が、自分の中にもあると信じて。)かっ、かっ、…………かかってこいや〜〜! おらおらおらおら〜〜〜〜!(扉の向こうが危険だとは限らないけれど、用心するに越したことはない。両目をぎゅっと瞑ったまま、がむしゃらに両手を振り回す。途中、扉の縁に右手を強打したが、そんなことを言っている場合ではない。「わー!」「負けねえ!」「雑魚がよ〜!」ぎゃあぎゃあ叫びながら暴れる両手に手応えがないと感じたところで、ようやく片目を薄く開けて周囲を確認するに至っただろう。)
(真っ白な光はやがて居間全体を包み込み――あまりの眩しさに瞑った目を開いた時、少年はいつものように保健室のベッドに横たわっていた。窓の外ではツクツクボウシが鳴いている。)…………大根、どこ……?(寝起きの目を擦りながら、少年はゆっくりと身を起こし、辺りを見渡す。いつもなら"今日こそ居なくなっていてくれ"と願ってやまないはずなのに、今朝はあの真っ白でもちもちとしたボディが妙に恋しい。それもこれも、おかしな夢のせいだ。そうに決まっている。)
(常日頃から愛嬌とは無縁の少年だけれど、その寝起きの悪さは筆舌に尽くしがたい。朝の挨拶を無視するなんていうのはまだ良い方で、ふさふさの葉っぱを掴んであっちに行けと放り投げたり、彼のからだとほとんど変わらぬ大きさの枕で殴打したり――とにかく、怪獣のように暴れるところから一日が始まるのだ。)
- 3rdイベントはどうがんばっても上手に抜き出せませんでした……。1st、2ndのイベントを積み重ねたうえでの要くんのセリフもロールもぜんぶすきなのでぜんぶ読んでほしいですよろしくおねがいします!!!
……ねえ はやく ひかげにはいったほうが いいんじゃない? あつくて こわれたの?
- ルウトくん自身にその気はないのでしょうが、初っ端から煽られてて思わず笑ってしまいました。もうずっと前から壊れてしまっている状態なのが、また何とも味わい深い(?)ですね……。
かごに のる! ちゃり!
- この一言だけで嬉しくてたまらない様子が目に浮かぶようで、とってもかわいいです。
わーん たすけてえ…… (情けない声を上げて、その場でじたばたとする。両腕が存在しないから、いくらその葉が器用でも、転んでしまえば起き上がるのも一苦労なのだ。)
- 可哀想はかわいいんだ。
(つん、と突かれるたびに、「ふゅ」だの「きゅ」だのという言葉にならぬ音を発して、白いからだが海老反りに跳ねる。)ぴゃっ たす たすけてえ っきゃははははははははははは(奇声が、彼の指先が肌を擽るのに合わせて悲鳴じみた高い笑い声に変わる。全身をよじって笑い転げるさまは、期せずしてまんどらごらであると称するに、いちばんそれらしい奇声であったかもしれない。)
- 床に落ちてからくすぐり攻撃を受けてぐったりするまでの一連の流れが全部だいすきなのですが、つつかれた時の「ふゅ」が本当にかわいくてかわいくて……こんなに愛らしいいきものが存在していていいのか? いいよ。
とってもやさしーい ありがとう うれしい でもぼくまんどらごら……
- 可哀想はかわいいんだ(二回目)。
(彼の行動範囲は、そのまま、このまんどらごらの行動範囲でもある。行きたい場所は、いつでも彼といっしょだ。彼のいる場所にいることが、すべてだ。彼が本を読むときには傍にいて一緒に覗き込んだり、近くに開いてもらった画集や絵本の同じページを飽きず眺めていたりもした。彼が運動をするときは、隣で腹筋じみた動きをしようとしてすぐにへにゃりと横たわる姿も見られるだろう。遊びがしりとりや、歌ならば得意だ。)
- こんな風にずっとそばに居てくれたんだなあと胸があたたかくなったシーンです。腹筋ができないルウトくんはとてもかわいいのですが、恐らく要はいつものように指をさして笑っています……。
はなび ばけつのおみずで けす!(尋ねられるまま彼の方を向いて、弾むような声でごくごくピンポイントな知識を披露し、得意げにざわりと葉を揺らす。)
- 本当にピンポイントすぎる知識なのが面白くてだいすきです。
(彼が学校の外に出る合図の、その鍵の音が好きだ。自転車に鍵なんてかけなくたって、もうきっと、盗んでいくひとなんていないのだとしても。)
- ルウトくんのレスを読んで自転車に鍵をかける必要がないことに気が付いたのですが、鍵の音がお出かけの合図という表現がすごく素敵で……鍵の描写を入れてよかった〜!と思いました。
……──かれいにちゃくちしたのに なんで みててくれないのー!
- 宇宙で一番かわいいです。
かご! ちゃり! かご!
- 早く早くと急かされているみたいで本当にかわいいです。要が自転車を「チャリ」と呼ぶからか、ルウトくんも自転車のことを「ちゃり」と呼んでいるのがたまらなく好きですね。
(彼が何かをして勝つことができるのは今のところ、このまんどらごらにだけなので、彼が勝ってくれるのは、それもまた嬉しいのだった。)
- ちょっぴり切なさも感じられて、だいすきなロールです。
(嬉々として宣ったそれは、彼のペダルを漕ぐリズムに合わせて歌いだす。レパートリーは彼に聞き覚えがあるだろう程度のかつてのヒットソングと、作詞作曲まんどらごらの曲とがばらばらにある。たったひとりの観客のために、それは楽しげにからだを揺らして彼の視界の端の邪魔をしつつ、伸びやかな歌声を響かせるのだった。)
- 作詞作曲ルウトくんのお歌、とっても気になります……! どんな歌詞で、どんな曲調なんでしょう。
まってえ……(半べそでぐずぐず言いながら、横になったまま床をなんとか葉で押して、ころころと転がる。その速度は当然の如く二足歩行時よりも遅く、上りの階段やスロープがあれば完全に詰んで、彼へと情けなく助けを求めることになっただろう。常日頃には転ぶこともそう多くはないから、今日はきっと、そんな日だった。)
- なんて可哀想でかわいいんでしょう。
ちょこ! ふつうより ふつうじゃないほうが うまいとおもう!
- 言葉遣いがうつってるのがかわいいんですよ。
はなび うれしいな すげー!
- 真似っこしてる……かわいい……かわいい……(号泣)。
きゃああああああああああたーーーすーーーけーーーてーーーーー!!!
- ものすごい勢いで走ってくる様子が想像できてだいすきです。必死に逃げるルウトくんかわいい。かわいすぎてこのままではルウ虐のおたくになってしまう……(?)。
(わーんと騒がしく泣きながら走るそれを見れば、“夢の外”との違いが明白になるだろうか。その違いが当然のことと受け入れられるかどうかは、彼の認識次第だろう。ともあれ、白いうさぎに執拗に追いかけられているまんどらごらは、フォルムこそ常のとおり。だがしかし、その色と葉はどこからどう見ても、うさぎの好物として名高いあれ──二足歩行の人参となっているのだった。)
- アリスパロだ!と思っていたところにいきなりの人参化で笑ってしまいました。PLさまのセンスがだいすきです。
(その腕に収まるつもりの跳躍は、果たして目論見通りに受け止められた。夢の中でさえも、彼の傍が──贅沢を言うならばその腕の中が、最も落ち着く居場所であることに疑いがない。幼子が母の胸に額を擦りつけて甘えるが如く、飛び込んだ彼の未だ真新しい制服の胸元へぐりぐりと身を寄せる。)
- 母性が目覚めに目覚めまくってしまう…………。
(混乱の悲鳴は、彼の手に引き寄せられてぴたりと止まった。彼の傍にいられれば、それで恐ろしいことなどなにもないと思ったからだ。しっかりと抱きしめられて、大切にされていると感じられることの幸福。)
- きっと要にとっても、ルウトくんは傍にいてくれるだけで無敵になれる存在だったと思っています。
たいちょー だいじょうぶか たいちょー
- まず最初に隊長の心配をしてくれるにんじん隊員の優しさがだいすきです。この後の「ぼく だいじょうぶじゃないから たすけてえ」まで含めて、ルウトくんの良さがぎゅっと詰まった台詞なんですよね。
あけて もいいよ たいちょー でも すす すすむぅ……?(急速にしぼんでいくような語尾は、少しだけ疑問形に上がった。行かなくていいなら行きたくない、気の進まなさが前面に押し出された声音である。引き開けた戸は、鍵もかかっていないらしい。彼の周りをてちてちと歩き、伺うように彼を見上げてから、開いた隙間からちらちらと中を覗いてみても、外から見る限りでは、なんだかぼんやりとして中の様子は分からなかった。俯き気味の逡巡は、彼の前を3往復するほどのあいだ続いて。それから、ぴんと葉を伸ばした。)たいちょー ぼくはいくぞ! とつげきー!(ありったけの勇気をかき集めて、それは叫んだ。そのまま、開いた戸の中へと真っ直ぐに駆け込んで赤い後ろ姿が消え──30秒ほどの無音の後。不意に、一番近くの扉の鍵が、がちゃりと音をたてて開いた。)
- 抜き出しが長くてすみません! この場面、先に何があるかわからない不安というよりは、要と離れること、もしくは要を置いていくことに対する躊躇なのかな……と勝手に解釈しているのですが、最後は勇気を振り絞って扉の向こうに進んでいく様子がラストイベントでのルウトくんと重なって、思わずうるっとしてしまいます。本当に格好よくて勇敢なんですよね、ルウトくんは。
(カードの文字を目にするのと同時に、鍋の蓋の中から声がする。蓋のせいかくぐもってはいるが、彼にとって聞き慣れた声が。彼が土鍋の蓋を開けてくれたなら、或いは開けずにその場を離れようとすればぽーんと蓋が吹き飛ぶように開いて、中には輪切りになった大根サイズの人参が出汁のなかでくつくつと煮込まれている。)
- 1stイベントで要が想像してしまった悪夢が再現されていて、手を叩いて喜んでしまいました。ラストイベントで要は成長して巨大大根になるルウトくんを想像しているのですが、これもいつか夢に登場するかもしれませんね……きっとガリバー旅行記風の夢だと思います。
たいちょーのために けつろをひらくぞ! そういん あとにつづけー!
- この台詞、前のレスで要が言った台詞のオマージュになっていて嬉しいです! あくまでもこれは夢の中の出来事ですし、夢でも現実でもルウトくんに命という概念はないのですけれど、「隊長のために」の一言で命を賭してしまえる危うさを感じたといいますか……"そういう存在"なんだなと知らしめられたような、そんな気がしました。本編を終えてから見直すと、コミカルだったはずの2ndイベントもどこか切なさを含んでいるように思えますね……。
(生きていなくちゃ、死ぬこともできない。それは確かに此処にいるが、生きてなどいなかった。幻だから。)
- この一文で情緒がめちゃくちゃなまま三が日を過ごすことになってしまいました。ど……どうしてくれるんですか……??
(──夢とは、睡眠中にもつ幻覚である、という解釈がある。ならば、目覚めてみるこの幻覚は、何と呼ぶべきなのだろう。それは彼の傍に寄り添って、ただ楽しげに笑うのだった。)
- スレ立て時のロール冒頭がだいすきだったので、ここでもう一度同じ文面が出てきて大興奮してしまいました。おたくはみんなオマージュが好き(偏見)。
(彼と過ごす毎日は、とかく幸福に満ちている。季節の移り変わりのひとつひとつを大切にするように、道端の草花や虫の声へ駆け寄っては愛でた。朝夕ごとに冷たくなってゆく空気に葉を震わせても、彼の傍にいればそれだけで、あたたかかった。)
- 本編後も、このロールを読み返すたびに「こんな穏やかな毎日がずっと続けばいいのに」と願ってしまいそうになります。ルウトくんと一緒に見つけた小さな幸せを、季節が変わるたびに、空の色が変わるたびに思い出して生きていくんだろうなあと思います。
っ かなめ(彼の名を呼んだ。常ならば「ねえ」なんてただ彼の気を引く言葉に置き換えることで、呼んだこともない彼の名が零れた。今にも泣き出しそうな声になってしまったのは本意ではなかったから、一瞬ぐっと言葉を詰まらせる。彼にぴたりと身を寄せたがって、)あのね あのね だいすき!(次に発した声は、いつも通りの明るい響きになっただろう。必死さが滲んだのは、きっと、仕方のないことだった。)
- 今まで呼ばれなかった名前を呼ばれたことで、ああこれからお別れをするつもりなんだ……と悟ってしまって、PLは早くも大号泣でした。どれだけ時間が残されているかわからない状況で、最初に伝えるのが「だいすき」なのも……もうね……もう……(泣)。
かなめは おさかな つかまえられるし やいて たべられるし いっぱいかいだん のぼれるし とっても はやく はしれるし
- お魚をつかまえる時も、つかまえたお魚を焼く時も、神社に続く階段をのぼる時も、学校の廊下でかけっこをする時も、いつもルウトくんが一緒にいて……要はひとりぼっちなんかじゃなかったんだなあ、と。
(いつからか、彼の態度がまろく変わっていったのはわかっている。全身全霊の好意を向けられて、それがいくら幻のまがい物だとしても、突っぱね続けられるような冷たいひとではなかった。暴言が飛んでくることがあったとして、それは、そんな言葉を受け止めることさえ喜びだった。ここにいる、その存在を彼が認めてくれている証左であるから。)
- 当初はペアさんに対してもっと冷たく乱暴に当たるようなイメージでキャラメイクをしていたので、全身全霊の好意を向けられて突っぱね続けられるひとでないというのは、まさにその通りだなと面映ゆいような気持ちです。この滅びた世界をルウトくんと一緒に生きることが出来て、本当に幸せでした。
あのね しってるかい まんどらごらは せいちょうすると ひとりで たびにでるんだ
- 最後まで要が悲しい気持ちにならないように、前に進めるように、一番優しい言葉を選んでくれるルウトくんがだいすきです。
(彼の涙を拭ってあげることができなくても、永遠に彼の傍にいられなくても、ここに居るのはきっと、本当だ。)
- あ〜〜〜〜〜〜(泣)
だからね ぼくのたびのはじまりは きょうだよ かなめ(彼の名前を呼んだ直後に、彼の背後、階段のほうから複数の足音が聞こえる。それは初めから、知っていた。彼が独りでいる限りは、傍にいられると。言葉にして確認したことなどなかったが、きっと彼も同じだと何故だか、わかっている。)だから かなめも あたらしいともだち いーっぱい つくってね
- 自分はこのまま消えてしまうとわかっているのに、希望に満ちた言葉で背中を押してくれるペアさんは世界一やさしくてかっこいい自慢のまんどらごらです。
るうと ぼくは るうと
- 何回読んでもめちゃくちゃに泣いてしまうんですが……最後にルウトくんの名前を呼ぶことができてよかったです。
でもまあ さつまいもとか なすとか とまととか がんばる……
- かわいい。かわいくて、いつも通りのやり取りがちょっぴりおかしくて、それと同じくらいさみしい気持ちになります。要がイマジナリーフレンドに頼らなければならない日は二度と訪れないのでしょうけれど、いつかまたふしぎな夢で会えた時にはおともだちを紹介してくれたらいいなと思います。要より先にかわいいガールフレンドを見つけるのは無しですよ。抜け駆けは厳禁ですからね。
ありがとう だいすきだよ さようなら かなめ
- あああああ……(泣)
またね (嘘としてではなく明るく笑って告げてから、それは彼から離れるように駆け出した。一度も振り返らずに、近くの、背の高い草むらへとまっすぐに迷いなく飛び込む。自分の姿を彼から、隠すように。なにかを叫び出したい気持ちが湧き上がってくるようだったが、声が途切れたらさいごの瞬間が彼に伝わってしまうだろうから、ぐっとこらえてただ走る。彼の幼馴染みたいに自分も彼を置いていくけれど、だからこそ彼に、彼のくれたこのいのちが消える瞬間を見せるのだけはいやだった。そのまままっすぐ、まっすぐ、止まることなく一生懸命走っていく。すり抜けていくから立ち塞がる草にも地面の小石にも邪魔されぬとはいえ、実際に、残された時間で小さなからだがどれほどの距離を進めたかは定かでない。しかし、この別れが旅立ちだと彼に言ったのはそれ自身だったから、ふつりと存在が途切れる瞬間まで、それは確かに走り続けた。そのいのちのはじめからさいごまでただまっすぐに、彼のしあわせだけを願ったいきものだった。)
- 最後の最後の最後まで、ルウトくんは最高のともだちでした。ルウトくんと過ごした日々の記憶は、きっと時間の経過とともに薄れていってしまうでしょう。ルウトくんの笑い声やもちもちの肌触りも、いつか思い出せなくなるかもしれません。それでも、弱虫な人間を支えてくれた勇敢で優しいまんどらごらが居たことは、一生忘れないだろうと思います。ルウトくんのペアになることができて幸せでした。本当にありがとうございました!
- ルウトくん自身にその気はないのでしょうが、初っ端から煽られてて思わず笑ってしまいました。もうずっと前から壊れてしまっている状態なのが、また何とも味わい深い(?)ですね……。
かごに のる! ちゃり!
- この一言だけで嬉しくてたまらない様子が目に浮かぶようで、とってもかわいいです。
わーん たすけてえ…… (情けない声を上げて、その場でじたばたとする。両腕が存在しないから、いくらその葉が器用でも、転んでしまえば起き上がるのも一苦労なのだ。)
- 可哀想はかわいいんだ。
(つん、と突かれるたびに、「ふゅ」だの「きゅ」だのという言葉にならぬ音を発して、白いからだが海老反りに跳ねる。)ぴゃっ たす たすけてえ っきゃははははははははははは(奇声が、彼の指先が肌を擽るのに合わせて悲鳴じみた高い笑い声に変わる。全身をよじって笑い転げるさまは、期せずしてまんどらごらであると称するに、いちばんそれらしい奇声であったかもしれない。)
- 床に落ちてからくすぐり攻撃を受けてぐったりするまでの一連の流れが全部だいすきなのですが、つつかれた時の「ふゅ」が本当にかわいくてかわいくて……こんなに愛らしいいきものが存在していていいのか? いいよ。
とってもやさしーい ありがとう うれしい でもぼくまんどらごら……
- 可哀想はかわいいんだ(二回目)。
(彼の行動範囲は、そのまま、このまんどらごらの行動範囲でもある。行きたい場所は、いつでも彼といっしょだ。彼のいる場所にいることが、すべてだ。彼が本を読むときには傍にいて一緒に覗き込んだり、近くに開いてもらった画集や絵本の同じページを飽きず眺めていたりもした。彼が運動をするときは、隣で腹筋じみた動きをしようとしてすぐにへにゃりと横たわる姿も見られるだろう。遊びがしりとりや、歌ならば得意だ。)
- こんな風にずっとそばに居てくれたんだなあと胸があたたかくなったシーンです。腹筋ができないルウトくんはとてもかわいいのですが、恐らく要はいつものように指をさして笑っています……。
はなび ばけつのおみずで けす!(尋ねられるまま彼の方を向いて、弾むような声でごくごくピンポイントな知識を披露し、得意げにざわりと葉を揺らす。)
- 本当にピンポイントすぎる知識なのが面白くてだいすきです。
(彼が学校の外に出る合図の、その鍵の音が好きだ。自転車に鍵なんてかけなくたって、もうきっと、盗んでいくひとなんていないのだとしても。)
- ルウトくんのレスを読んで自転車に鍵をかける必要がないことに気が付いたのですが、鍵の音がお出かけの合図という表現がすごく素敵で……鍵の描写を入れてよかった〜!と思いました。
……──かれいにちゃくちしたのに なんで みててくれないのー!
- 宇宙で一番かわいいです。
かご! ちゃり! かご!
- 早く早くと急かされているみたいで本当にかわいいです。要が自転車を「チャリ」と呼ぶからか、ルウトくんも自転車のことを「ちゃり」と呼んでいるのがたまらなく好きですね。
(彼が何かをして勝つことができるのは今のところ、このまんどらごらにだけなので、彼が勝ってくれるのは、それもまた嬉しいのだった。)
- ちょっぴり切なさも感じられて、だいすきなロールです。
(嬉々として宣ったそれは、彼のペダルを漕ぐリズムに合わせて歌いだす。レパートリーは彼に聞き覚えがあるだろう程度のかつてのヒットソングと、作詞作曲まんどらごらの曲とがばらばらにある。たったひとりの観客のために、それは楽しげにからだを揺らして彼の視界の端の邪魔をしつつ、伸びやかな歌声を響かせるのだった。)
- 作詞作曲ルウトくんのお歌、とっても気になります……! どんな歌詞で、どんな曲調なんでしょう。
まってえ……(半べそでぐずぐず言いながら、横になったまま床をなんとか葉で押して、ころころと転がる。その速度は当然の如く二足歩行時よりも遅く、上りの階段やスロープがあれば完全に詰んで、彼へと情けなく助けを求めることになっただろう。常日頃には転ぶこともそう多くはないから、今日はきっと、そんな日だった。)
- なんて可哀想でかわいいんでしょう。
ちょこ! ふつうより ふつうじゃないほうが うまいとおもう!
- 言葉遣いがうつってるのがかわいいんですよ。
はなび うれしいな すげー!
- 真似っこしてる……かわいい……かわいい……(号泣)。
きゃああああああああああたーーーすーーーけーーーてーーーーー!!!
- ものすごい勢いで走ってくる様子が想像できてだいすきです。必死に逃げるルウトくんかわいい。かわいすぎてこのままではルウ虐のおたくになってしまう……(?)。
(わーんと騒がしく泣きながら走るそれを見れば、“夢の外”との違いが明白になるだろうか。その違いが当然のことと受け入れられるかどうかは、彼の認識次第だろう。ともあれ、白いうさぎに執拗に追いかけられているまんどらごらは、フォルムこそ常のとおり。だがしかし、その色と葉はどこからどう見ても、うさぎの好物として名高いあれ──二足歩行の人参となっているのだった。)
- アリスパロだ!と思っていたところにいきなりの人参化で笑ってしまいました。PLさまのセンスがだいすきです。
(その腕に収まるつもりの跳躍は、果たして目論見通りに受け止められた。夢の中でさえも、彼の傍が──贅沢を言うならばその腕の中が、最も落ち着く居場所であることに疑いがない。幼子が母の胸に額を擦りつけて甘えるが如く、飛び込んだ彼の未だ真新しい制服の胸元へぐりぐりと身を寄せる。)
- 母性が目覚めに目覚めまくってしまう…………。
(混乱の悲鳴は、彼の手に引き寄せられてぴたりと止まった。彼の傍にいられれば、それで恐ろしいことなどなにもないと思ったからだ。しっかりと抱きしめられて、大切にされていると感じられることの幸福。)
- きっと要にとっても、ルウトくんは傍にいてくれるだけで無敵になれる存在だったと思っています。
たいちょー だいじょうぶか たいちょー
- まず最初に隊長の心配をしてくれるにんじん隊員の優しさがだいすきです。この後の「ぼく だいじょうぶじゃないから たすけてえ」まで含めて、ルウトくんの良さがぎゅっと詰まった台詞なんですよね。
あけて もいいよ たいちょー でも すす すすむぅ……?(急速にしぼんでいくような語尾は、少しだけ疑問形に上がった。行かなくていいなら行きたくない、気の進まなさが前面に押し出された声音である。引き開けた戸は、鍵もかかっていないらしい。彼の周りをてちてちと歩き、伺うように彼を見上げてから、開いた隙間からちらちらと中を覗いてみても、外から見る限りでは、なんだかぼんやりとして中の様子は分からなかった。俯き気味の逡巡は、彼の前を3往復するほどのあいだ続いて。それから、ぴんと葉を伸ばした。)たいちょー ぼくはいくぞ! とつげきー!(ありったけの勇気をかき集めて、それは叫んだ。そのまま、開いた戸の中へと真っ直ぐに駆け込んで赤い後ろ姿が消え──30秒ほどの無音の後。不意に、一番近くの扉の鍵が、がちゃりと音をたてて開いた。)
- 抜き出しが長くてすみません! この場面、先に何があるかわからない不安というよりは、要と離れること、もしくは要を置いていくことに対する躊躇なのかな……と勝手に解釈しているのですが、最後は勇気を振り絞って扉の向こうに進んでいく様子がラストイベントでのルウトくんと重なって、思わずうるっとしてしまいます。本当に格好よくて勇敢なんですよね、ルウトくんは。
(カードの文字を目にするのと同時に、鍋の蓋の中から声がする。蓋のせいかくぐもってはいるが、彼にとって聞き慣れた声が。彼が土鍋の蓋を開けてくれたなら、或いは開けずにその場を離れようとすればぽーんと蓋が吹き飛ぶように開いて、中には輪切りになった大根サイズの人参が出汁のなかでくつくつと煮込まれている。)
- 1stイベントで要が想像してしまった悪夢が再現されていて、手を叩いて喜んでしまいました。ラストイベントで要は成長して巨大大根になるルウトくんを想像しているのですが、これもいつか夢に登場するかもしれませんね……きっとガリバー旅行記風の夢だと思います。
たいちょーのために けつろをひらくぞ! そういん あとにつづけー!
- この台詞、前のレスで要が言った台詞のオマージュになっていて嬉しいです! あくまでもこれは夢の中の出来事ですし、夢でも現実でもルウトくんに命という概念はないのですけれど、「隊長のために」の一言で命を賭してしまえる危うさを感じたといいますか……"そういう存在"なんだなと知らしめられたような、そんな気がしました。本編を終えてから見直すと、コミカルだったはずの2ndイベントもどこか切なさを含んでいるように思えますね……。
(生きていなくちゃ、死ぬこともできない。それは確かに此処にいるが、生きてなどいなかった。幻だから。)
- この一文で情緒がめちゃくちゃなまま三が日を過ごすことになってしまいました。ど……どうしてくれるんですか……??
(──夢とは、睡眠中にもつ幻覚である、という解釈がある。ならば、目覚めてみるこの幻覚は、何と呼ぶべきなのだろう。それは彼の傍に寄り添って、ただ楽しげに笑うのだった。)
- スレ立て時のロール冒頭がだいすきだったので、ここでもう一度同じ文面が出てきて大興奮してしまいました。おたくはみんなオマージュが好き(偏見)。
(彼と過ごす毎日は、とかく幸福に満ちている。季節の移り変わりのひとつひとつを大切にするように、道端の草花や虫の声へ駆け寄っては愛でた。朝夕ごとに冷たくなってゆく空気に葉を震わせても、彼の傍にいればそれだけで、あたたかかった。)
- 本編後も、このロールを読み返すたびに「こんな穏やかな毎日がずっと続けばいいのに」と願ってしまいそうになります。ルウトくんと一緒に見つけた小さな幸せを、季節が変わるたびに、空の色が変わるたびに思い出して生きていくんだろうなあと思います。
っ かなめ(彼の名を呼んだ。常ならば「ねえ」なんてただ彼の気を引く言葉に置き換えることで、呼んだこともない彼の名が零れた。今にも泣き出しそうな声になってしまったのは本意ではなかったから、一瞬ぐっと言葉を詰まらせる。彼にぴたりと身を寄せたがって、)あのね あのね だいすき!(次に発した声は、いつも通りの明るい響きになっただろう。必死さが滲んだのは、きっと、仕方のないことだった。)
- 今まで呼ばれなかった名前を呼ばれたことで、ああこれからお別れをするつもりなんだ……と悟ってしまって、PLは早くも大号泣でした。どれだけ時間が残されているかわからない状況で、最初に伝えるのが「だいすき」なのも……もうね……もう……(泣)。
かなめは おさかな つかまえられるし やいて たべられるし いっぱいかいだん のぼれるし とっても はやく はしれるし
- お魚をつかまえる時も、つかまえたお魚を焼く時も、神社に続く階段をのぼる時も、学校の廊下でかけっこをする時も、いつもルウトくんが一緒にいて……要はひとりぼっちなんかじゃなかったんだなあ、と。
(いつからか、彼の態度がまろく変わっていったのはわかっている。全身全霊の好意を向けられて、それがいくら幻のまがい物だとしても、突っぱね続けられるような冷たいひとではなかった。暴言が飛んでくることがあったとして、それは、そんな言葉を受け止めることさえ喜びだった。ここにいる、その存在を彼が認めてくれている証左であるから。)
- 当初はペアさんに対してもっと冷たく乱暴に当たるようなイメージでキャラメイクをしていたので、全身全霊の好意を向けられて突っぱね続けられるひとでないというのは、まさにその通りだなと面映ゆいような気持ちです。この滅びた世界をルウトくんと一緒に生きることが出来て、本当に幸せでした。
あのね しってるかい まんどらごらは せいちょうすると ひとりで たびにでるんだ
- 最後まで要が悲しい気持ちにならないように、前に進めるように、一番優しい言葉を選んでくれるルウトくんがだいすきです。
(彼の涙を拭ってあげることができなくても、永遠に彼の傍にいられなくても、ここに居るのはきっと、本当だ。)
- あ〜〜〜〜〜〜(泣)
だからね ぼくのたびのはじまりは きょうだよ かなめ(彼の名前を呼んだ直後に、彼の背後、階段のほうから複数の足音が聞こえる。それは初めから、知っていた。彼が独りでいる限りは、傍にいられると。言葉にして確認したことなどなかったが、きっと彼も同じだと何故だか、わかっている。)だから かなめも あたらしいともだち いーっぱい つくってね
- 自分はこのまま消えてしまうとわかっているのに、希望に満ちた言葉で背中を押してくれるペアさんは世界一やさしくてかっこいい自慢のまんどらごらです。
るうと ぼくは るうと
- 何回読んでもめちゃくちゃに泣いてしまうんですが……最後にルウトくんの名前を呼ぶことができてよかったです。
でもまあ さつまいもとか なすとか とまととか がんばる……
- かわいい。かわいくて、いつも通りのやり取りがちょっぴりおかしくて、それと同じくらいさみしい気持ちになります。要がイマジナリーフレンドに頼らなければならない日は二度と訪れないのでしょうけれど、いつかまたふしぎな夢で会えた時にはおともだちを紹介してくれたらいいなと思います。要より先にかわいいガールフレンドを見つけるのは無しですよ。抜け駆けは厳禁ですからね。
ありがとう だいすきだよ さようなら かなめ
- あああああ……(泣)
またね (嘘としてではなく明るく笑って告げてから、それは彼から離れるように駆け出した。一度も振り返らずに、近くの、背の高い草むらへとまっすぐに迷いなく飛び込む。自分の姿を彼から、隠すように。なにかを叫び出したい気持ちが湧き上がってくるようだったが、声が途切れたらさいごの瞬間が彼に伝わってしまうだろうから、ぐっとこらえてただ走る。彼の幼馴染みたいに自分も彼を置いていくけれど、だからこそ彼に、彼のくれたこのいのちが消える瞬間を見せるのだけはいやだった。そのまままっすぐ、まっすぐ、止まることなく一生懸命走っていく。すり抜けていくから立ち塞がる草にも地面の小石にも邪魔されぬとはいえ、実際に、残された時間で小さなからだがどれほどの距離を進めたかは定かでない。しかし、この別れが旅立ちだと彼に言ったのはそれ自身だったから、ふつりと存在が途切れる瞬間まで、それは確かに走り続けた。そのいのちのはじめからさいごまでただまっすぐに、彼のしあわせだけを願ったいきものだった。)
- 最後の最後の最後まで、ルウトくんは最高のともだちでした。ルウトくんと過ごした日々の記憶は、きっと時間の経過とともに薄れていってしまうでしょう。ルウトくんの笑い声やもちもちの肌触りも、いつか思い出せなくなるかもしれません。それでも、弱虫な人間を支えてくれた勇敢で優しいまんどらごらが居たことは、一生忘れないだろうと思います。ルウトくんのペアになることができて幸せでした。本当にありがとうございました!
世界が滅んでせいせいした、と言ったら、軽蔑する?
- はじめにキョウさんに惚れこむきっかけともなったプロフィールの一言から抜粋を失礼いたします。自分以外の近しい間柄の人々が失われた世界での言葉に引き込まれないはずもなく……もっと知りたい、ひらけた世界で生きるキョウさんを見たい!と思わせられる、好きな科白のひとつです。
(少女の四肢の嫋かかつ余分な肉は削げ、肌は日焼けした。大きなリュックサックを背負っての長距離の移動もいつのまにか慣れた。)
- 年頃の、それも監禁されていたといってもいい少女の一人旅に付きまとったであろう苦労の鱗片がうかがえるロール、もれなくすべてが好きなんですよね…。したたかに生きるキョウさんは格好いい……。
(地図の見方にまだ不慣れで、近くの剥がれかけの街区表示と何度も見比べる。それでもまだ、少し自信をもてない。確証なしの行動は好みじゃない。眉と口許が硬くなる。)……ねえ、(顔の硬さもそのまま、ちらっと振り返った。友達の姿は、視界に引っかかったか。滅びの前から孤独が当たり前だった。滅びの後に誰かに会いたいと思ったためしもないけれど、無愛想ながら話しかける回数は何故か着実に増えている。)商業区への道は、こっちで合ってる……?
- キョウさんのロールは本当にキョウさんらしくて、理路整然としつつも年頃らしさも覗く絶妙なバランスだと思わされています……。そしてこのちょっと自信が持てずにフレンドを頼ってくれるところ、年頃らしい可愛らしさ全開でどうしようかと思ってしまいました。かわいい……道を考えるたびにこういうやり取りを重ねていたのかな〜と思うとさらに可愛いです。
(「クロウ、うるさい」 道中もにぎやかな相手へ、足を動かしつつやはり不機嫌そうに淡々と放つ。しかしながら、話を止めろとの要請はしない。)
- キョウさんとの貴重なご縁を頂戴するにあたって、「キョウさんに怒られたい!!!!」という邪な思いを抱えていたPL、初っ端からのお叱りにニコニコしてしまっていました。何度だってうるさいって言われたい。
休息よりも先に、やらなきゃいけないことを終わらせるべきでしょう。(きっぱりと告げる。物資の調達は必要とはいえ、この優先順位はそれよりも性分ゆえ。ただし。えっと、と言い淀み、)……クロウが疲れたなら、休んでもいいですけど?(緊張のせいか、若干、語尾が揺れてしまう。時たま敬語が飛び出すのは、以前の生活の名残だった。)
- かわいい〜〜〜;;;クロウを案じてくれるところも、ちょろっと敬語が混ざるところもあまりにも可愛すぎませんか……?私の主がいちばんかわいい……。
もうっ、おばか、間抜け。小石にぶつけられるなんて、器用の域じゃないの。
- ここの冒頭を録音して何回でも聴きたい。
えっと、ともかく、そんなに舌が高速回転する、喧しいヒロインは願い下げですっ。
- 度々突拍子もない事を言い出してご迷惑もお掛けしてしまったかと思うのですが、その都度律儀に返してくださるキョウさんが本当に大好きでした。ここの切り替えし最高じゃないですか??ふくれっ面で言ってくださるなんてご褒美では??かわいい……(噛み締め)
(夢のなかでは何だって叶う。二階建ての一軒家、住み心地の良い我が家。優しい父母。下校途中の、友達との寄り道。足繁く通う、大きな図書館。そうした光景に自分が混ざっている。廃墟の中の書籍等で見かけた、ごく普通の学生の日常。)
- 2ndイベント、本当に内容を悩みまして……看病イベントも美味しい……夢でデートもしたい……昔の記憶を掘り下げたい……全く異なる世界を演じるのもいい……看病も捨てがたい……等々、ぐるぐる迷った末のif世界での恋愛劇を選ばせていただいた次第でしたが、キョウさんが『ごく普通の学生の日常』と描写されたことに序盤ながらもしんみりと噛み締めておりました。本来であれば、キョウさんのお年頃なら十分あり得ただろう日常なのですよね……キョウさん……。
で、でデート……デートね。えぇっと、陽キャイベント?そういう浮ついたやつは好みから外れるけど、たまには…たまにはいいんじゃない? ……それで、どこへ行くの?(逢瀬の経験など皆無ゆえに、恋人ごっこもぎこちない。そのくせ見栄ばかりは一人前で、頷きに鷹揚を乗せたがるのだった。内心では、これまでにない新鮮なシチュエーション、未知の体験に好奇心と期待が膨らみ、そわそわとした眼差しが赤く輝く恋人の二つの宝石に引き寄せられる。
- どもるキョウさんも、見栄張られるのも好奇心が勝るお姿も全部かわいい〜〜〜;;;ずっと恋愛劇していろんなお顔が見たくなってしまう…。
(「はい、出発」両腕を彼の腰に伸ばし、はじめはおずおずと、徐々にぎゅっと掴む。しがみつくというほうが正しいかもしれない。)
- この「はい、出発」の科白と、そのあとのしがみつき姿勢が好きなんですよね……慣れている風の掛け声なのに慣れていないしがみつきかた……ギャップがたいへん美味しい……。
え、ちょ、ちょっと、待、―――うひゃぁっ!!(その挙動は予想外で、心の準備はできていなかったから。本能的に情けない悲鳴を上げ、目を閉じ、前の背中に頬を押し付け抱きついた。‖……、と、飛んでる。飛んでる。すごい……クロウ、すごいよ!(上体を跳ね起こし、加速する興奮のままに叫んでいた。)
- このレスをいただいたことで、この場面を選ばせていただいて本当に良かった……!と感無量でした。いつも大人っぽくて理路整然としたキョウさんの新鮮な驚きと喜びを描いていただいて、CL共にとてもうれしかったです。
(「そうでしょう、錆も無くて良いでしょう」「これがあれば、暗い状況で便利だもの」拾得物については無愛想ながらも律儀に会話を返し、「旅のお供なら、喧しいの一人でもう充分だから」と答える際にはさらに不器用に眉を顰めた無愛想を増してずんずんと前に進んだ。)
- クロウのやかましさに毎回お付き合いくださるキョウさんも好きなら、この一人で充分というお言葉にまたときめいてしまうところでした。一生ついていきたいお背中……(しかしイベントはお別れのサードイベント……;;)
(何やら喜ばれてしまったのは想定外で。「は――はぁぁ!??ちょっと……」喜ばせたかったわけではないので言い返したいのだが、適切な切り返し方が見つからず、無意味に口をぱくぱくとさせる無音ばかりに終始し、ついっとそっぽを向いて悔しそうに唇を噛む顛末に落ち着くのだった。)
- キョウさんの驚きをいただくシーン、どれもが可愛らしくて全部大切にアルバムにしまっておきたいです。
(それどころか、知恵も体力も経験もまだまだ足りない少女の身であれば、旅の途中、迂闊に進退極まった際には便所に溜まった水を啜って乾きを凌いだ類の記憶もある。)
- ロールでも描写したのですが、凄惨ながらもキョウさんの生を強く感じられるロールの力強さに見惚れたシーンであり、猶更他の生存者と生に向かって生きてほしいと思ってしまうシーンでもありました。
綺麗でも、重かったり壊れやすかったりするお皿なら要らない。私が持ち運べるものには限りがあるもの。……でもそのお皿をクロウが覚えていて、いつもみたいにぺらぺら語ってくれるなら思い出せるし。所持しているのと同じくらい、その、良いでしょう?(最低限以外の何かを持てるほどの余裕もないけれども、常に付き従う従者のなかに仕舞っておけるならば価値は同じになる。「だから君はいつまでも覚えていて?」と、上層の存在など全く察知できないまま相変わらずの仏頂面で命令したがった。)
- と思わせられてからのこのシーン……別離を意識するほど、ここの無垢な描写が刺さりに刺さったのをよく覚えています……。
どうして。私、私は……、クロウが居なくなることを望んでなんかいないのに。どうして、主人に寄り沿ってくれないの。従者のくせに!(どんどん角度がきつくなる眉も、荒くなる声も、赤くなる顔も抑えきれなかった。)……、皆滅んでしまって、きっと、私、自分が思っているよりも寂しかった。たった一人だけで主役を張って生きてゆける自信なんてなかった。だから、君が来てくれたんじゃないの……?それなのに……、
- キョウさんの心境にぎゅっと締め付けられる気持ちにさせられるところです……キョウさん……;;また、お気持ちをぶつけながらも主人と従者、主役と、今までクロウが紡いできた関係性や言葉を選んでくださっているところがまた好きで、離れていきたくない…とも思わされるシーンでした……。
(その温もりが、キョウの名を呼びかけた声の響きが、口元にあてがわれた感触が、身の内に広がるにつれて体の力が抜けていく。腕の力も例に漏れず、拘束を脱したシチュー皿が落下し、床で砕けた。硬質で澄んだ音があたりに響き渡る。)
- こわごわと拝見したレスのこの描写ふたりで食べる約束をしていた夕食用の皿が割れることで、ああ、クロウの我儘を受け入れてくださるんだなあと実感させてくださるんだなあと……語彙力が足らないのが悔やまれるのですが、本当に心に沁みるロールで印象深く残っています。
今まで二人だけでも、なんとかやってこれたじゃない。楽しかったじゃない。これからもそうすればって、そう思うけど、でも…、(ふんっと鼻を鳴らし、今度はむくれた子供そのものの表情になって、往生際悪く言葉を連ね、)
- さいごにこんなにうれしい事を言って下さるキョウさん……キョウさん…;;;;
――二人で一つなら。クロウの願いは、私の願いでもあるんだね。(掠れた声がひとりごちた。)
- キョウさんの屈指の名科白だと思っております……。願いを受け入れてくださって、ありがとうございます……。
気に入らないお祝いだったら、君を連れてここからトンズラしてやるからね。
- 好き〜〜〜!!!;;;キョウさんはずっとクロウにとっての主演でヒーローでヒロインです……。
(少女は最後まで、片割れに対して別れも感謝も口にしなかった。ただひたすら、後押ししてもらった第三幕の開幕に向かって進む。)……全ての終幕の時には、クロウを思い出してあげてもいいですけど。(幕の降りるその時の、大仰な歓声と労いを期待している。)
- お別れも感謝もないことも、最後まで強がりを敬語で紡いでくださるところも、キョウさんらしさをぎゅっとつめたロールで送り出してくださって本当に光栄でした。キョウさんの今後が良きものとなりますように! お声が聞こえなくてもきっと、ずっとお傍で応援しています。
- はじめにキョウさんに惚れこむきっかけともなったプロフィールの一言から抜粋を失礼いたします。自分以外の近しい間柄の人々が失われた世界での言葉に引き込まれないはずもなく……もっと知りたい、ひらけた世界で生きるキョウさんを見たい!と思わせられる、好きな科白のひとつです。
(少女の四肢の嫋かかつ余分な肉は削げ、肌は日焼けした。大きなリュックサックを背負っての長距離の移動もいつのまにか慣れた。)
- 年頃の、それも監禁されていたといってもいい少女の一人旅に付きまとったであろう苦労の鱗片がうかがえるロール、もれなくすべてが好きなんですよね…。したたかに生きるキョウさんは格好いい……。
(地図の見方にまだ不慣れで、近くの剥がれかけの街区表示と何度も見比べる。それでもまだ、少し自信をもてない。確証なしの行動は好みじゃない。眉と口許が硬くなる。)……ねえ、(顔の硬さもそのまま、ちらっと振り返った。友達の姿は、視界に引っかかったか。滅びの前から孤独が当たり前だった。滅びの後に誰かに会いたいと思ったためしもないけれど、無愛想ながら話しかける回数は何故か着実に増えている。)商業区への道は、こっちで合ってる……?
- キョウさんのロールは本当にキョウさんらしくて、理路整然としつつも年頃らしさも覗く絶妙なバランスだと思わされています……。そしてこのちょっと自信が持てずにフレンドを頼ってくれるところ、年頃らしい可愛らしさ全開でどうしようかと思ってしまいました。かわいい……道を考えるたびにこういうやり取りを重ねていたのかな〜と思うとさらに可愛いです。
(「クロウ、うるさい」 道中もにぎやかな相手へ、足を動かしつつやはり不機嫌そうに淡々と放つ。しかしながら、話を止めろとの要請はしない。)
- キョウさんとの貴重なご縁を頂戴するにあたって、「キョウさんに怒られたい!!!!」という邪な思いを抱えていたPL、初っ端からのお叱りにニコニコしてしまっていました。何度だってうるさいって言われたい。
休息よりも先に、やらなきゃいけないことを終わらせるべきでしょう。(きっぱりと告げる。物資の調達は必要とはいえ、この優先順位はそれよりも性分ゆえ。ただし。えっと、と言い淀み、)……クロウが疲れたなら、休んでもいいですけど?(緊張のせいか、若干、語尾が揺れてしまう。時たま敬語が飛び出すのは、以前の生活の名残だった。)
- かわいい〜〜〜;;;クロウを案じてくれるところも、ちょろっと敬語が混ざるところもあまりにも可愛すぎませんか……?私の主がいちばんかわいい……。
もうっ、おばか、間抜け。小石にぶつけられるなんて、器用の域じゃないの。
- ここの冒頭を録音して何回でも聴きたい。
えっと、ともかく、そんなに舌が高速回転する、喧しいヒロインは願い下げですっ。
- 度々突拍子もない事を言い出してご迷惑もお掛けしてしまったかと思うのですが、その都度律儀に返してくださるキョウさんが本当に大好きでした。ここの切り替えし最高じゃないですか??ふくれっ面で言ってくださるなんてご褒美では??かわいい……(噛み締め)
(夢のなかでは何だって叶う。二階建ての一軒家、住み心地の良い我が家。優しい父母。下校途中の、友達との寄り道。足繁く通う、大きな図書館。そうした光景に自分が混ざっている。廃墟の中の書籍等で見かけた、ごく普通の学生の日常。)
- 2ndイベント、本当に内容を悩みまして……看病イベントも美味しい……夢でデートもしたい……昔の記憶を掘り下げたい……全く異なる世界を演じるのもいい……看病も捨てがたい……等々、ぐるぐる迷った末のif世界での恋愛劇を選ばせていただいた次第でしたが、キョウさんが『ごく普通の学生の日常』と描写されたことに序盤ながらもしんみりと噛み締めておりました。本来であれば、キョウさんのお年頃なら十分あり得ただろう日常なのですよね……キョウさん……。
で、でデート……デートね。えぇっと、陽キャイベント?そういう浮ついたやつは好みから外れるけど、たまには…たまにはいいんじゃない? ……それで、どこへ行くの?(逢瀬の経験など皆無ゆえに、恋人ごっこもぎこちない。そのくせ見栄ばかりは一人前で、頷きに鷹揚を乗せたがるのだった。内心では、これまでにない新鮮なシチュエーション、未知の体験に好奇心と期待が膨らみ、そわそわとした眼差しが赤く輝く恋人の二つの宝石に引き寄せられる。
- どもるキョウさんも、見栄張られるのも好奇心が勝るお姿も全部かわいい〜〜〜;;;ずっと恋愛劇していろんなお顔が見たくなってしまう…。
(「はい、出発」両腕を彼の腰に伸ばし、はじめはおずおずと、徐々にぎゅっと掴む。しがみつくというほうが正しいかもしれない。)
- この「はい、出発」の科白と、そのあとのしがみつき姿勢が好きなんですよね……慣れている風の掛け声なのに慣れていないしがみつきかた……ギャップがたいへん美味しい……。
え、ちょ、ちょっと、待、―――うひゃぁっ!!(その挙動は予想外で、心の準備はできていなかったから。本能的に情けない悲鳴を上げ、目を閉じ、前の背中に頬を押し付け抱きついた。‖……、と、飛んでる。飛んでる。すごい……クロウ、すごいよ!(上体を跳ね起こし、加速する興奮のままに叫んでいた。)
- このレスをいただいたことで、この場面を選ばせていただいて本当に良かった……!と感無量でした。いつも大人っぽくて理路整然としたキョウさんの新鮮な驚きと喜びを描いていただいて、CL共にとてもうれしかったです。
(「そうでしょう、錆も無くて良いでしょう」「これがあれば、暗い状況で便利だもの」拾得物については無愛想ながらも律儀に会話を返し、「旅のお供なら、喧しいの一人でもう充分だから」と答える際にはさらに不器用に眉を顰めた無愛想を増してずんずんと前に進んだ。)
- クロウのやかましさに毎回お付き合いくださるキョウさんも好きなら、この一人で充分というお言葉にまたときめいてしまうところでした。一生ついていきたいお背中……(しかしイベントはお別れのサードイベント……;;)
(何やら喜ばれてしまったのは想定外で。「は――はぁぁ!??ちょっと……」喜ばせたかったわけではないので言い返したいのだが、適切な切り返し方が見つからず、無意味に口をぱくぱくとさせる無音ばかりに終始し、ついっとそっぽを向いて悔しそうに唇を噛む顛末に落ち着くのだった。)
- キョウさんの驚きをいただくシーン、どれもが可愛らしくて全部大切にアルバムにしまっておきたいです。
(それどころか、知恵も体力も経験もまだまだ足りない少女の身であれば、旅の途中、迂闊に進退極まった際には便所に溜まった水を啜って乾きを凌いだ類の記憶もある。)
- ロールでも描写したのですが、凄惨ながらもキョウさんの生を強く感じられるロールの力強さに見惚れたシーンであり、猶更他の生存者と生に向かって生きてほしいと思ってしまうシーンでもありました。
綺麗でも、重かったり壊れやすかったりするお皿なら要らない。私が持ち運べるものには限りがあるもの。……でもそのお皿をクロウが覚えていて、いつもみたいにぺらぺら語ってくれるなら思い出せるし。所持しているのと同じくらい、その、良いでしょう?(最低限以外の何かを持てるほどの余裕もないけれども、常に付き従う従者のなかに仕舞っておけるならば価値は同じになる。「だから君はいつまでも覚えていて?」と、上層の存在など全く察知できないまま相変わらずの仏頂面で命令したがった。)
- と思わせられてからのこのシーン……別離を意識するほど、ここの無垢な描写が刺さりに刺さったのをよく覚えています……。
どうして。私、私は……、クロウが居なくなることを望んでなんかいないのに。どうして、主人に寄り沿ってくれないの。従者のくせに!(どんどん角度がきつくなる眉も、荒くなる声も、赤くなる顔も抑えきれなかった。)……、皆滅んでしまって、きっと、私、自分が思っているよりも寂しかった。たった一人だけで主役を張って生きてゆける自信なんてなかった。だから、君が来てくれたんじゃないの……?それなのに……、
- キョウさんの心境にぎゅっと締め付けられる気持ちにさせられるところです……キョウさん……;;また、お気持ちをぶつけながらも主人と従者、主役と、今までクロウが紡いできた関係性や言葉を選んでくださっているところがまた好きで、離れていきたくない…とも思わされるシーンでした……。
(その温もりが、キョウの名を呼びかけた声の響きが、口元にあてがわれた感触が、身の内に広がるにつれて体の力が抜けていく。腕の力も例に漏れず、拘束を脱したシチュー皿が落下し、床で砕けた。硬質で澄んだ音があたりに響き渡る。)
- こわごわと拝見したレスのこの描写ふたりで食べる約束をしていた夕食用の皿が割れることで、ああ、クロウの我儘を受け入れてくださるんだなあと実感させてくださるんだなあと……語彙力が足らないのが悔やまれるのですが、本当に心に沁みるロールで印象深く残っています。
今まで二人だけでも、なんとかやってこれたじゃない。楽しかったじゃない。これからもそうすればって、そう思うけど、でも…、(ふんっと鼻を鳴らし、今度はむくれた子供そのものの表情になって、往生際悪く言葉を連ね、)
- さいごにこんなにうれしい事を言って下さるキョウさん……キョウさん…;;;;
――二人で一つなら。クロウの願いは、私の願いでもあるんだね。(掠れた声がひとりごちた。)
- キョウさんの屈指の名科白だと思っております……。願いを受け入れてくださって、ありがとうございます……。
気に入らないお祝いだったら、君を連れてここからトンズラしてやるからね。
- 好き〜〜〜!!!;;;キョウさんはずっとクロウにとっての主演でヒーローでヒロインです……。
(少女は最後まで、片割れに対して別れも感謝も口にしなかった。ただひたすら、後押ししてもらった第三幕の開幕に向かって進む。)……全ての終幕の時には、クロウを思い出してあげてもいいですけど。(幕の降りるその時の、大仰な歓声と労いを期待している。)
- お別れも感謝もないことも、最後まで強がりを敬語で紡いでくださるところも、キョウさんらしさをぎゅっとつめたロールで送り出してくださって本当に光栄でした。キョウさんの今後が良きものとなりますように! お声が聞こえなくてもきっと、ずっとお傍で応援しています。
影法師に言わせれば、ここは終幕ではなくまだほんの序章、ちょっと大げさに世界がひっかき回され幕を閉じた第一幕に過ぎなかった。第二幕。──演者の片割れはその時、地図と世界とをにらめっこする彼女の傍らで、いつもよりも少し力の籠っているパーツを好ましげに眺めていた。
──ええ、ええ! もちろん。私もそう思いますよ。この辺りに人が住んでいた痕跡はありますしね。この先に商業地区を造ろうとする発想は、立地としても理に適っているかと!(覗き込んでいた姿勢から胸を張り、全く迷いもしない声で彼女の後押しをする。ろくに地図も見ていなかったが、相手が欲しがったものは正確な答えではなく、自分の中にある答えを一歩押す声だと思ったが故に。もし違っていたとしても、「ま、こんな事もあるでしょう!」そうあっけらかんとお道化て引き返せば良いだけの事なのだ。
おっと手強い…──いえ、凛々しく聡明な貴女らしい返答ですね。(作戦失敗。とばかりに、一時肩を落とした。自分が知る過去の姿よりも逞しく見えるとはいえ、荷物のひとつも肩代わりはできない身にとって、出来る事といえばやはり、小まめに口を挟んで彼女に無理をさせない事くらいなのだ。またあとでせっつくとするかな。具体的には5分後くらいに。
……ああ主、温かなお気遣いに感謝します! 実は、ちょ〜〜〜っとばかり前から、小石をぶつけた小趾が痛むなあ、少し休みたいなあ……なあんて図々しく思っていたところです!
「灰色はナンセンスだと思いませんか?」「子どもが子どもらしく過ごせないのは頂けませんね」
この弾む音なんて、ちょっと怒りんぼうみたいでしょう。ああ、それにほら、音が跳ねた。元気ですね。
海です! 星のめぐみ、地との狭間。あの水平線の輝きを見に行きましょう。本には書いていない、新たな発見があるとは思いませんか?(そうして、彼女が内にはぐくむ好奇心を少し煽るような言葉を選んで。パチン!と、よく鳴る指を一たびしならせれば途端、己の隣にはまるで今ひょこりと生えてきたような、大型のバイクが出現する。折角なら空でも飛べればよかったのだけれど、辿り着く前に目的地が見えたらちょっと勿体ない。
何を仰います、キョウが楽しめればそれがデートでしょう!
4が合わさるしあわせの日ですねえ! 縁起がいい。
……キョウ、(夢で演じる束の間の御伽噺ではない、この世界ではじめてあなたの名前を呼んだ。控える距離から一歩を近づいて。厭われぬなら、伸ばした右手が熱を宿したように赤らんだ頬を手の甲に撫でるよう宙を動く。)勿論ですよ。貴女が歩む第二の人生の晴れ舞台に、貴女をひとりにさせたくはなかったからこそ来ました。……けれども、私はあくまでも影法師、人の真似事をする代打に過ぎません。貴女と同じ──生きる人間こそが演じ手を担い、その手を引くには相応しいでしょう。(触れる手は短く、それから人差し指を立てる形で彼女の口元に無音を示すよう一度宛がった。静寂が敷かれるならば、彼女の耳にも届くだろうか。このショッピングモール内に動く、別の音があること。此方から近寄っていけばきっと、そう遠くはない距離で出会えるだろう事も。)第二幕は、ここまで。キョウの第三幕はここから始まるのです!
キョウのこれまでの人生に盛大な祝福と感謝を! ──そして、これからの人生はより、あなたを魅力的な主演たらしめるものでありますよう! ……──私はずっと、見守っております。(片手を掴まえて、もう片方は彼女の腰を支えた姿勢。その時間は長いようで、きっとそう時間は掛からなかっただろう。自分は彼女に形あるものは何も残せないけれど、どうか。そんな言葉が彼女の胸に、欠片でも残ってくれるならいいと。そうして空に星が灯るころ、背後に彼女のものではない足音を聞いた。)
(そうして第二幕の帳は降りる。明転、彼女の言葉にこれから先、大袈裟なまでに騒ぐ声はきっと聴こえないだろうけれど。きっとその場に姦しい影がいたならば、きっと大きく笑ってこう言っただろう。──”ああ、なんと幸せな事でしょう! その時はきっと、百本の薔薇と共にお迎えに参りますね。”)
──ええ、ええ! もちろん。私もそう思いますよ。この辺りに人が住んでいた痕跡はありますしね。この先に商業地区を造ろうとする発想は、立地としても理に適っているかと!(覗き込んでいた姿勢から胸を張り、全く迷いもしない声で彼女の後押しをする。ろくに地図も見ていなかったが、相手が欲しがったものは正確な答えではなく、自分の中にある答えを一歩押す声だと思ったが故に。もし違っていたとしても、「ま、こんな事もあるでしょう!」そうあっけらかんとお道化て引き返せば良いだけの事なのだ。
おっと手強い…──いえ、凛々しく聡明な貴女らしい返答ですね。(作戦失敗。とばかりに、一時肩を落とした。自分が知る過去の姿よりも逞しく見えるとはいえ、荷物のひとつも肩代わりはできない身にとって、出来る事といえばやはり、小まめに口を挟んで彼女に無理をさせない事くらいなのだ。またあとでせっつくとするかな。具体的には5分後くらいに。
……ああ主、温かなお気遣いに感謝します! 実は、ちょ〜〜〜っとばかり前から、小石をぶつけた小趾が痛むなあ、少し休みたいなあ……なあんて図々しく思っていたところです!
「灰色はナンセンスだと思いませんか?」「子どもが子どもらしく過ごせないのは頂けませんね」
この弾む音なんて、ちょっと怒りんぼうみたいでしょう。ああ、それにほら、音が跳ねた。元気ですね。
海です! 星のめぐみ、地との狭間。あの水平線の輝きを見に行きましょう。本には書いていない、新たな発見があるとは思いませんか?(そうして、彼女が内にはぐくむ好奇心を少し煽るような言葉を選んで。パチン!と、よく鳴る指を一たびしならせれば途端、己の隣にはまるで今ひょこりと生えてきたような、大型のバイクが出現する。折角なら空でも飛べればよかったのだけれど、辿り着く前に目的地が見えたらちょっと勿体ない。
何を仰います、キョウが楽しめればそれがデートでしょう!
4が合わさるしあわせの日ですねえ! 縁起がいい。
……キョウ、(夢で演じる束の間の御伽噺ではない、この世界ではじめてあなたの名前を呼んだ。控える距離から一歩を近づいて。厭われぬなら、伸ばした右手が熱を宿したように赤らんだ頬を手の甲に撫でるよう宙を動く。)勿論ですよ。貴女が歩む第二の人生の晴れ舞台に、貴女をひとりにさせたくはなかったからこそ来ました。……けれども、私はあくまでも影法師、人の真似事をする代打に過ぎません。貴女と同じ──生きる人間こそが演じ手を担い、その手を引くには相応しいでしょう。(触れる手は短く、それから人差し指を立てる形で彼女の口元に無音を示すよう一度宛がった。静寂が敷かれるならば、彼女の耳にも届くだろうか。このショッピングモール内に動く、別の音があること。此方から近寄っていけばきっと、そう遠くはない距離で出会えるだろう事も。)第二幕は、ここまで。キョウの第三幕はここから始まるのです!
キョウのこれまでの人生に盛大な祝福と感謝を! ──そして、これからの人生はより、あなたを魅力的な主演たらしめるものでありますよう! ……──私はずっと、見守っております。(片手を掴まえて、もう片方は彼女の腰を支えた姿勢。その時間は長いようで、きっとそう時間は掛からなかっただろう。自分は彼女に形あるものは何も残せないけれど、どうか。そんな言葉が彼女の胸に、欠片でも残ってくれるならいいと。そうして空に星が灯るころ、背後に彼女のものではない足音を聞いた。)
(そうして第二幕の帳は降りる。明転、彼女の言葉にこれから先、大袈裟なまでに騒ぐ声はきっと聴こえないだろうけれど。きっとその場に姦しい影がいたならば、きっと大きく笑ってこう言っただろう。──”ああ、なんと幸せな事でしょう! その時はきっと、百本の薔薇と共にお迎えに参りますね。”)
飲み物は大体ペットボトルに入っているものを消費期限をよく見ていただく。
- ちゃんと消費期限見る真志、えらい。
キャンプがしてみたくってテントや寝袋を用意したこともあったけど
- チャレンジング精神に溢れてる真志、可愛い。断念してるところまで含めて愛した。
きょろ、と度々あたりを見渡しながら食料確保の為の店探しをする。この3年間ほぼ毎日やってるルーチンワークに似た作業。生きてく上で欠かせぬ大事な仕事だ。
- 真志は本当にこの世界でひとりぼっちながらも生きることにとても真摯で、それは真志が確かに愛されて育ったからなんだろうなあと感じることが何度もありました。ここはそのはじまり。
生存者がいることを前提に滅亡以前のルールと常識に従って行動しがちだった。
- えらいぞ、真志。この後窓ガラスかち割るところまで含めて好き。
いつかの平穏と幸福。干したてのシーツで覆ったベッドに飛び込んで肺いっぱいに嗅いだお日様のにおいと、そんな自分の姿を見てくすくす笑うお母さんの優しい笑顔。段々と俯きがちになって、歩く速度が落ちてったのは多分必然だった。
- 愛されて育った真志の端っこに触れる度にニコニコしていました。はじめは全然そんなつもりなかったのですが、Iが段々と《真志の中にある愛された記憶が姿を持ったもの》みたいな解釈として行動しだしたのは、こうした真志の愛された姿を沢山見せてもらったからかなあと思いました。
時々こんなふうに古ぼけた記憶が蘇って、さみしさと恋しさに胸がギュッとした。
- はわわ……。まだ15歳の男の子だもんな……。
キミこそ、どうするのさ?女の子の部屋で寝るってなったら。…………ドキドキ、しない?(まぼろしに何を聞いてんだ、僕は。
- 即時ツッコミに大笑いした記憶があります。何を聞いてんだ……可愛い。
『あっ!おはよ、爆睡だったな〜。』って笑ったので「起こしてよ!先生に呼び出しくらったらお前の所為だからな!」『居眠りした自分の責任だろ?』
- 自分でシチュエーション指定しておいてなんですが、普通に学生をしている真志が見たすぎて泣きました。どうして世界滅んでしまったん。
嘘吐き、(絞まって苦しい筈の喉からはっきりと。唾を吐くように、そう言葉を浴びせた。)一緒なんて、嘘! …独りだよ。僕は、独りだ。そうだろ、──アイ《僕》。独りなんだから、一緒、じゃない。
- 真志くんの本音は、普段それなりに前向きで頑張るぞって生きてる真志くんだからこそ心抉られました…。つら……ごめんね……生身の友だちに生まれ変わりたい……。
彼のかんばせに浮かぶ寂しさはきっと自分の感情だった。ひとりぽっちの旅路に寂しさを抱かぬなど、土台無理な話なんだから。いつもは口にせず飲み込み続けているだけで。
- 口にせず飲み込み続けている真志くん、ひとりなのに常にそうすることを心掛けているの、だからそういうところが健気で頑張り屋さんで愛されてるのだなあと思って……ぐう
──ねー、アイ。僕、そろそろ終わりにしなきゃいけないなって思うんだ。 この旅を。
僕は、みんなのとこに、いきたい。──アイ。もうひとりの僕。……僕の気持ちを代弁するキミ。次の夜、僕をみんなのとこに連れてってくれる?
- ラスイベ新規、泣きました。こんなキャラメイクしておいてなんなんですが、ペアさんが死を選ぶ瞬間を見るの、しんどすぎる……。特に真志くんの緩やかな絶望と呆気ないおしまいの選び方……好き……だけどしんどい……。
キミを失うのも、怖いよ。キミがいなきゃ僕はきっと死ねない。……キミを失った僕はもう、何があっても生きるしかなくなっちゃう。そんなのは……。
- イマジナリーフレンド冥利に尽きるとはこのことよ!!と思いました。真志くん生きて絶対に生きて。
この旅路に終止符を打つ筈だった手のひらが首筋じゃなくて身体の方をぎゅっとしめたとき、びっくりしてぱちぱちと目を瞬かせた。それからおずおずと抱きしめ返した
- 真志くんからの(エア)ハグーーー!ってわきました。時々現実視点のロールはいるところも含めて好きです。イマジナリーが浮き彫りになる。
ばか。今すっごくシリアスでさみしい場面だったろ。冗談言っちゃうと場がちょっと明るくなっちゃうし
- シリアスでさみしい別れよりちょっと明るい別れが良かったので……(さみしんぼ)真志くん、時折のツッコミがつねにさえていたのでもっとボケたかったな。常識人ツッコミ枠として活躍して欲しい。
……ありがとう、アイ。僕、めちゃくちゃ頑張ってた!
- 真志くんがひとりになってからどのくらい頑張っていたのか、15歳の少年がひとりで、イマジナリーフレンドを生み出してまで生き延びることが、どれだけ頑張り屋さんなことなのか、本当にもっと真志くんには褒められて欲しい。すごくすごい、とてもえらい。
少年は神妙な面持ちで自分とそっくり同じ顔の"ともだち"を見詰めていた。鏡の前に立ってももう二度と会うことのないその顔を。彼の言葉に力強く頷けば、)ん。約束。約束だよ、アイ。もうひとりの僕。この世界でたったひとりの"ともだち"。
- 鏡の中にもいなくなるアイ、真志くんが自分ではなくて《それ》を《アイ》なのだと認識してくれている感じが強く出ている一文で嬉しかったです。いつでも君の中にいて、それこそ鏡を見れば当時と同じように同じ顔と向き合うことになるけど、それは自分であってアイではないみたいな感覚になってくださるのかなあと……う〜ん、小躍り。
──少年が振り返ることはない。だってそのうしろにあるのはただの道で、めぼしいものは何ひとつないから
- アイのことを振り返る真志と、振り返ることのない真志の対比が好きすぎる。君にとってのめぼしいものだったことを忘れずに生きていきたい。
独りじゃなくなったことを確かめた刹那、どうしてだか、ぬるい雫が頬を濡らした。誰かが死んでしまった時に流れ落ちてゆく星のようにひと筋ばかり。
- 世界一綺麗な涙。僕の愛。
- ちゃんと消費期限見る真志、えらい。
キャンプがしてみたくってテントや寝袋を用意したこともあったけど
- チャレンジング精神に溢れてる真志、可愛い。断念してるところまで含めて愛した。
きょろ、と度々あたりを見渡しながら食料確保の為の店探しをする。この3年間ほぼ毎日やってるルーチンワークに似た作業。生きてく上で欠かせぬ大事な仕事だ。
- 真志は本当にこの世界でひとりぼっちながらも生きることにとても真摯で、それは真志が確かに愛されて育ったからなんだろうなあと感じることが何度もありました。ここはそのはじまり。
生存者がいることを前提に滅亡以前のルールと常識に従って行動しがちだった。
- えらいぞ、真志。この後窓ガラスかち割るところまで含めて好き。
いつかの平穏と幸福。干したてのシーツで覆ったベッドに飛び込んで肺いっぱいに嗅いだお日様のにおいと、そんな自分の姿を見てくすくす笑うお母さんの優しい笑顔。段々と俯きがちになって、歩く速度が落ちてったのは多分必然だった。
- 愛されて育った真志の端っこに触れる度にニコニコしていました。はじめは全然そんなつもりなかったのですが、Iが段々と《真志の中にある愛された記憶が姿を持ったもの》みたいな解釈として行動しだしたのは、こうした真志の愛された姿を沢山見せてもらったからかなあと思いました。
時々こんなふうに古ぼけた記憶が蘇って、さみしさと恋しさに胸がギュッとした。
- はわわ……。まだ15歳の男の子だもんな……。
キミこそ、どうするのさ?女の子の部屋で寝るってなったら。…………ドキドキ、しない?(まぼろしに何を聞いてんだ、僕は。
- 即時ツッコミに大笑いした記憶があります。何を聞いてんだ……可愛い。
『あっ!おはよ、爆睡だったな〜。』って笑ったので「起こしてよ!先生に呼び出しくらったらお前の所為だからな!」『居眠りした自分の責任だろ?』
- 自分でシチュエーション指定しておいてなんですが、普通に学生をしている真志が見たすぎて泣きました。どうして世界滅んでしまったん。
嘘吐き、(絞まって苦しい筈の喉からはっきりと。唾を吐くように、そう言葉を浴びせた。)一緒なんて、嘘! …独りだよ。僕は、独りだ。そうだろ、──アイ《僕》。独りなんだから、一緒、じゃない。
- 真志くんの本音は、普段それなりに前向きで頑張るぞって生きてる真志くんだからこそ心抉られました…。つら……ごめんね……生身の友だちに生まれ変わりたい……。
彼のかんばせに浮かぶ寂しさはきっと自分の感情だった。ひとりぽっちの旅路に寂しさを抱かぬなど、土台無理な話なんだから。いつもは口にせず飲み込み続けているだけで。
- 口にせず飲み込み続けている真志くん、ひとりなのに常にそうすることを心掛けているの、だからそういうところが健気で頑張り屋さんで愛されてるのだなあと思って……ぐう
──ねー、アイ。僕、そろそろ終わりにしなきゃいけないなって思うんだ。 この旅を。
僕は、みんなのとこに、いきたい。──アイ。もうひとりの僕。……僕の気持ちを代弁するキミ。次の夜、僕をみんなのとこに連れてってくれる?
- ラスイベ新規、泣きました。こんなキャラメイクしておいてなんなんですが、ペアさんが死を選ぶ瞬間を見るの、しんどすぎる……。特に真志くんの緩やかな絶望と呆気ないおしまいの選び方……好き……だけどしんどい……。
キミを失うのも、怖いよ。キミがいなきゃ僕はきっと死ねない。……キミを失った僕はもう、何があっても生きるしかなくなっちゃう。そんなのは……。
- イマジナリーフレンド冥利に尽きるとはこのことよ!!と思いました。真志くん生きて絶対に生きて。
この旅路に終止符を打つ筈だった手のひらが首筋じゃなくて身体の方をぎゅっとしめたとき、びっくりしてぱちぱちと目を瞬かせた。それからおずおずと抱きしめ返した
- 真志くんからの(エア)ハグーーー!ってわきました。時々現実視点のロールはいるところも含めて好きです。イマジナリーが浮き彫りになる。
ばか。今すっごくシリアスでさみしい場面だったろ。冗談言っちゃうと場がちょっと明るくなっちゃうし
- シリアスでさみしい別れよりちょっと明るい別れが良かったので……(さみしんぼ)真志くん、時折のツッコミがつねにさえていたのでもっとボケたかったな。常識人ツッコミ枠として活躍して欲しい。
……ありがとう、アイ。僕、めちゃくちゃ頑張ってた!
- 真志くんがひとりになってからどのくらい頑張っていたのか、15歳の少年がひとりで、イマジナリーフレンドを生み出してまで生き延びることが、どれだけ頑張り屋さんなことなのか、本当にもっと真志くんには褒められて欲しい。すごくすごい、とてもえらい。
少年は神妙な面持ちで自分とそっくり同じ顔の"ともだち"を見詰めていた。鏡の前に立ってももう二度と会うことのないその顔を。彼の言葉に力強く頷けば、)ん。約束。約束だよ、アイ。もうひとりの僕。この世界でたったひとりの"ともだち"。
- 鏡の中にもいなくなるアイ、真志くんが自分ではなくて《それ》を《アイ》なのだと認識してくれている感じが強く出ている一文で嬉しかったです。いつでも君の中にいて、それこそ鏡を見れば当時と同じように同じ顔と向き合うことになるけど、それは自分であってアイではないみたいな感覚になってくださるのかなあと……う〜ん、小躍り。
──少年が振り返ることはない。だってそのうしろにあるのはただの道で、めぼしいものは何ひとつないから
- アイのことを振り返る真志と、振り返ることのない真志の対比が好きすぎる。君にとってのめぼしいものだったことを忘れずに生きていきたい。
独りじゃなくなったことを確かめた刹那、どうしてだか、ぬるい雫が頬を濡らした。誰かが死んでしまった時に流れ落ちてゆく星のようにひと筋ばかり。
- 世界一綺麗な涙。僕の愛。
《それ》は昨日と何も変わらないある日から君のそばにいた。生まれた時から一緒にいたいみたいに「缶詰めにも飽きたな」食事に文句をつけ、「沈殿物を飲まなきゃセーフだよ」消費期限の切れたジュースを持ち寄り、「僕が7人いても眠れそうだ」店内で一番大きなベッドの端から端まで転がってしまいには床に落ちていた。キャンプをしようと思い立った日には君が眠るまで諦めずに上手に開かないテントと格闘し、次の日の朝は君が起きてからもしばらく起きてこなかった。そんな、滅んだ世界で自由に生きる君よりもさらに少しだけ自由な《それ》は、)ハュル、ハユル。(質問を投げかけた君のものとまるで同じ声質で、聞き慣れない異国の単語を不器用な発音で紡ぐ。トルコ語辞書の冒頭カラーページに纏められていた簡単な会話集の一単語である『いいえ』を付け焼き刃な知識で二度繰り返し楽しげに笑いながら、一人分の影が落ちた道を振り返って、もう随分と前に悩んだ三叉路の方角へと視線を向ける。)
君が忘れてしまったと思い込んでいる情報を容易に引き出す《それ》はともすれば君より博識に見えるやも知れないが、浮かべているのは君よりもずっと呑気で責任感のない笑顔だ。
つい数日前にも君の息の根を止めようとしていた手のひらが君の頭を優しく撫ぜる。柔らかい風のように。空っぽのキャンディ缶に石ころを転がしたような笑い声が、深いため息をつく君の真隣に響く世界の終わり際。
結局何一つ手伝うことなんてできないくせに、心地の良い寝床を欲しがって夢見がちな夜を想う。君はまだ幸せなベッドを思い出せるだろうか。
確かにね。大きいシーツは僕には重たすぎる。(僕のことなら僕の方が分かるんだよと常から言い張るくちびるがきゅうっと楽しげに弧を描いてから、君のあげたメリットに納得したなあとわざとらしい態度で頷いた。
さっすが僕。でも、投げる前に一声かけたほうが良くないかな?『家に誰かいたら大変だろ』。(それは先程の君とまるで同じ声の響きのはずなのに、どこか意地悪な言葉に聞こえるのはきっと間違いじゃない。君のいる庭に遅れて侵入を果たせばごく自然な流れで植木鉢を放った君の手を取り、導くように手を引きながら窓へと寄ろう。割れた窓ガラスの隙間から躊躇うことなく手を突っ込んで錠を開けたのなら、「お邪魔します」と形ばかりは礼儀正しい口調で、砕けたガラスを気にせず踏み締めながら屋内へ。)
え〜、するよ ドキドキね。もちろん。分かるだろ?僕ならさ。女の子のベッドでなんて眠ったことないからね。初体験になっちゃうな。
確かに、寝心地は何も変わらないね。あったかくも、良い匂いもしないや。でもまだ今から干せば大丈夫。女の子の香りはしなくても、おひさまの香りにはなるからさ。
っは! あははっ!僕ってば、顔が真っ赤だな。(一瞬で熟れたリンゴみたいに染まった君の頬に、今度は堪えられないとばかりに久し振りに発された大きな笑い声が廊下に響く。ヒィヒィと腹を抱えて笑う様はよほど生きているひとらしかったかも。
(数歩進んだ足取りが止まり、君を振り返る。君とまるで同じかたちをした双眸が優しく細まり、春の風が少し伸びた前髪を浚った。君がひとりきりになる前には確かに浮かべていたであろう、さいあいを目の前にまどろむ僕の笑顔。)
瞬きの間に場面が移り変わることが些細な違和感として君のなかに残ったとしても、ここは都合の良い夢の中なので、頬をくすぐる春の風と共に忘れ去られていくことだろう。君の隣を歩いている“ともだち”が、いつの間にか、女の子のかたちをとっていることも、同様に。数日前に君が侵入し、シーツを干して、ひとり眠ったあの部屋に飾られていた、幸せな家族写真の中央に映っていたふたつ結びの女の子の姿をしている。少しだけ君の好みに合わせて成長している程度の都合の良さはあったかも。
大丈夫。《僕》がちゃんと、僕を、連れて行ってあげるから……、(慈愛に満ちた囁き。突如、全身を持って君を押し倒した《それ》は、まだ少女のかたちをしているのに、女の子にあるまじき指の力で君の首を絞めはじめた。身動ぎしたとて振り解けない。呼吸は苦しいだろうか。視界は霞むだろうか。再び《それ》が君のかたちへと戻る。その全てはまぼろしではあるのだけれど、顔を寄せてくちびるが触れそうな距離で君を見遣る双眸は、底のない愛に濡れていた。)一緒にいこう。
……僕は本当に死にたいけれど、僕は誰に殺されたくもない。“みんな”に会いたいし、“みんな”と同じところへ逝きたい。でも僕はあの女の子を、人殺しにしたいわけじゃない……、だからだよ。(君が怪我をしそうなことからは君を遠ざけて、君が危険な目に遭わないように注意を払うことと、その指先で君の息の根を止めんとすることは両立していた。少なくとも君から生まれた《それ》のなかでは、僕が僕を殺すことだけが愛なのだと。)……それとも僕は、女の子の嘘になら騙されてあげる?一緒にいくの?それを僕が望むのなら、もう一度、あの子にしてもいいんだよ。
……死に損なったなら、目覚めることにしよう。もうすぐ夜も明ける頃だし、今日こそ保存のきく食料品を手に入れたいって、僕は言ってたからね。(言葉と共に立ち上がり、君のほうへと影を落としながら手を伸ばす。薄い影の落ちた《それ》の顔は、今は差し込む朝焼けのひかりに照らされて淡く温い色を帯びていた。──手を取り、君が起き上がれば、現実の君もゆっくりと目を覚ますことだろう。まだ頭上には透明感を取り戻した夜空と光り輝く星ぼしが見え、けれど地平線の向こうから少しずつ太陽の光が溢れ初める、ひとりぼっちの東雲。)
……僕は最初から、僕は死にたいと思っているって、知ってたし。でも思ったより頑張れたよね。楽しかったよ、僕の旅は。世界一周、なんてのはちょっと無理があったけどさ、僕ぐらいの子どもが歩いて旅する距離にしては前人未到じゃない?
……人がいるよ。(おしまいを導く教えだった。持ち上げた指先が、君の背後を指差す。宿に借りたホテルから慌てた様子で出て来る人影は、君が昨夜残した『生きている人の痕跡』を見つけたのだろう。まだ君には気が付いていないようだけれど、それもきっと時間の問題だろう。君を見つめる双眸は、こんなときだって変わらずに優しい。)振り返って。 だって、僕はずっと、誰かに会うために生きてたんだ。
僕は失われるんじゃなくて、僕の中に戻るだけだよ。だって僕は僕なんだもの。……僕が死にたくなったら会いに来るよ。きちんと僕のことを殺してあげる。──、でももう、それは今夜じゃない。……でしょ? 怖いけど、会いたいって思ってる。振り返って、知りたいって思ってる。(それからいつかの会話を思い出すみたいに片眉をあげて、忠告めいた冗談を添える。)あっ、でも僕の話はしないほうがいいね。正常な男の子だって思われとかなきゃ。
……僕は必ず僕を殺しに来るよ。だから僕は、僕以外のせいで死なないように。僕を殺すのは僕だけだ。 ……それに、僕が現れないってことは、僕は本当は死にたくないってこと。だから死ぬほど苦しくたって、ちゃんと生きてね。はい、約束。(答えを待たずにするりと指に指を絡ませる。にっこにこ笑顔は今から消えるなんて本当に気にしてないみたいに晴れやか。)
- 計二票
……うん。ばいばい。(お別れは君よりも言葉少なく、静かに、ほんの僅かに首を傾げる程度に笑った。少し寂しげに見えたとしたら、それは君がそう思っているからに過ぎない。《それ》は君が観測する世界でしか存在し得ないものだから。 別れが生じるその瞬間まで、背後を振り返る為に逸れていく君の眼差しを、じっと じっと、真っ直ぐに見つめていた。《それ》は君の記憶の全てだから、君のことならなんでも知っていた。頭のてっぺんから爪の先まで瓜二つ。《それ》は君の全てを覚えている。──けれど、今、この瞬間の君は、《それ》の知らない顔をしていた。死を渇望する程のひとりを越えて、誰かと出会う直前の希望。煌めき。振り返ろうとする君の横顔の、柔らかく並んだ睫毛の下で、昨日までとは違う世界の未来を求める君の朝焼け色は、本当に、この世界のな
君が忘れてしまったと思い込んでいる情報を容易に引き出す《それ》はともすれば君より博識に見えるやも知れないが、浮かべているのは君よりもずっと呑気で責任感のない笑顔だ。
つい数日前にも君の息の根を止めようとしていた手のひらが君の頭を優しく撫ぜる。柔らかい風のように。空っぽのキャンディ缶に石ころを転がしたような笑い声が、深いため息をつく君の真隣に響く世界の終わり際。
結局何一つ手伝うことなんてできないくせに、心地の良い寝床を欲しがって夢見がちな夜を想う。君はまだ幸せなベッドを思い出せるだろうか。
確かにね。大きいシーツは僕には重たすぎる。(僕のことなら僕の方が分かるんだよと常から言い張るくちびるがきゅうっと楽しげに弧を描いてから、君のあげたメリットに納得したなあとわざとらしい態度で頷いた。
さっすが僕。でも、投げる前に一声かけたほうが良くないかな?『家に誰かいたら大変だろ』。(それは先程の君とまるで同じ声の響きのはずなのに、どこか意地悪な言葉に聞こえるのはきっと間違いじゃない。君のいる庭に遅れて侵入を果たせばごく自然な流れで植木鉢を放った君の手を取り、導くように手を引きながら窓へと寄ろう。割れた窓ガラスの隙間から躊躇うことなく手を突っ込んで錠を開けたのなら、「お邪魔します」と形ばかりは礼儀正しい口調で、砕けたガラスを気にせず踏み締めながら屋内へ。)
え〜、するよ ドキドキね。もちろん。分かるだろ?僕ならさ。女の子のベッドでなんて眠ったことないからね。初体験になっちゃうな。
確かに、寝心地は何も変わらないね。あったかくも、良い匂いもしないや。でもまだ今から干せば大丈夫。女の子の香りはしなくても、おひさまの香りにはなるからさ。
っは! あははっ!僕ってば、顔が真っ赤だな。(一瞬で熟れたリンゴみたいに染まった君の頬に、今度は堪えられないとばかりに久し振りに発された大きな笑い声が廊下に響く。ヒィヒィと腹を抱えて笑う様はよほど生きているひとらしかったかも。
(数歩進んだ足取りが止まり、君を振り返る。君とまるで同じかたちをした双眸が優しく細まり、春の風が少し伸びた前髪を浚った。君がひとりきりになる前には確かに浮かべていたであろう、さいあいを目の前にまどろむ僕の笑顔。)
瞬きの間に場面が移り変わることが些細な違和感として君のなかに残ったとしても、ここは都合の良い夢の中なので、頬をくすぐる春の風と共に忘れ去られていくことだろう。君の隣を歩いている“ともだち”が、いつの間にか、女の子のかたちをとっていることも、同様に。数日前に君が侵入し、シーツを干して、ひとり眠ったあの部屋に飾られていた、幸せな家族写真の中央に映っていたふたつ結びの女の子の姿をしている。少しだけ君の好みに合わせて成長している程度の都合の良さはあったかも。
大丈夫。《僕》がちゃんと、僕を、連れて行ってあげるから……、(慈愛に満ちた囁き。突如、全身を持って君を押し倒した《それ》は、まだ少女のかたちをしているのに、女の子にあるまじき指の力で君の首を絞めはじめた。身動ぎしたとて振り解けない。呼吸は苦しいだろうか。視界は霞むだろうか。再び《それ》が君のかたちへと戻る。その全てはまぼろしではあるのだけれど、顔を寄せてくちびるが触れそうな距離で君を見遣る双眸は、底のない愛に濡れていた。)一緒にいこう。
……僕は本当に死にたいけれど、僕は誰に殺されたくもない。“みんな”に会いたいし、“みんな”と同じところへ逝きたい。でも僕はあの女の子を、人殺しにしたいわけじゃない……、だからだよ。(君が怪我をしそうなことからは君を遠ざけて、君が危険な目に遭わないように注意を払うことと、その指先で君の息の根を止めんとすることは両立していた。少なくとも君から生まれた《それ》のなかでは、僕が僕を殺すことだけが愛なのだと。)……それとも僕は、女の子の嘘になら騙されてあげる?一緒にいくの?それを僕が望むのなら、もう一度、あの子にしてもいいんだよ。
……死に損なったなら、目覚めることにしよう。もうすぐ夜も明ける頃だし、今日こそ保存のきく食料品を手に入れたいって、僕は言ってたからね。(言葉と共に立ち上がり、君のほうへと影を落としながら手を伸ばす。薄い影の落ちた《それ》の顔は、今は差し込む朝焼けのひかりに照らされて淡く温い色を帯びていた。──手を取り、君が起き上がれば、現実の君もゆっくりと目を覚ますことだろう。まだ頭上には透明感を取り戻した夜空と光り輝く星ぼしが見え、けれど地平線の向こうから少しずつ太陽の光が溢れ初める、ひとりぼっちの東雲。)
……僕は最初から、僕は死にたいと思っているって、知ってたし。でも思ったより頑張れたよね。楽しかったよ、僕の旅は。世界一周、なんてのはちょっと無理があったけどさ、僕ぐらいの子どもが歩いて旅する距離にしては前人未到じゃない?
……人がいるよ。(おしまいを導く教えだった。持ち上げた指先が、君の背後を指差す。宿に借りたホテルから慌てた様子で出て来る人影は、君が昨夜残した『生きている人の痕跡』を見つけたのだろう。まだ君には気が付いていないようだけれど、それもきっと時間の問題だろう。君を見つめる双眸は、こんなときだって変わらずに優しい。)振り返って。 だって、僕はずっと、誰かに会うために生きてたんだ。
僕は失われるんじゃなくて、僕の中に戻るだけだよ。だって僕は僕なんだもの。……僕が死にたくなったら会いに来るよ。きちんと僕のことを殺してあげる。──、でももう、それは今夜じゃない。……でしょ? 怖いけど、会いたいって思ってる。振り返って、知りたいって思ってる。(それからいつかの会話を思い出すみたいに片眉をあげて、忠告めいた冗談を添える。)あっ、でも僕の話はしないほうがいいね。正常な男の子だって思われとかなきゃ。
……僕は必ず僕を殺しに来るよ。だから僕は、僕以外のせいで死なないように。僕を殺すのは僕だけだ。 ……それに、僕が現れないってことは、僕は本当は死にたくないってこと。だから死ぬほど苦しくたって、ちゃんと生きてね。はい、約束。(答えを待たずにするりと指に指を絡ませる。にっこにこ笑顔は今から消えるなんて本当に気にしてないみたいに晴れやか。)
- 計二票
……うん。ばいばい。(お別れは君よりも言葉少なく、静かに、ほんの僅かに首を傾げる程度に笑った。少し寂しげに見えたとしたら、それは君がそう思っているからに過ぎない。《それ》は君が観測する世界でしか存在し得ないものだから。 別れが生じるその瞬間まで、背後を振り返る為に逸れていく君の眼差しを、じっと じっと、真っ直ぐに見つめていた。《それ》は君の記憶の全てだから、君のことならなんでも知っていた。頭のてっぺんから爪の先まで瓜二つ。《それ》は君の全てを覚えている。──けれど、今、この瞬間の君は、《それ》の知らない顔をしていた。死を渇望する程のひとりを越えて、誰かと出会う直前の希望。煌めき。振り返ろうとする君の横顔の、柔らかく並んだ睫毛の下で、昨日までとは違う世界の未来を求める君の朝焼け色は、本当に、この世界のな
転倒したトラックのなかで目を覚ましたとき、最初に目に飛び込んできたのは自分の血で汚れたハンドルだった。じくじくと痛む額を押さえながら、どうにか車内から脱出して周囲を見渡したときにはもう、とっくにみんな死んでいた。辛うじて覚えているのはあまりにも唐突で一瞬の大きな揺れと、車窓から見た前の車両や標識、交差点を行き交う人々が地面から強制的に離されるようにして浮いていた、そんな一瞬の光景。
- 身近なリアリティとSFっぽさを兼ね備えた終末世界の解像度が高くて、ネイさんが突然ひとりぼっちで放り出された状況の過酷さに胸を痛めると同時に、引き込まれる物語の始まりにどきどきもしてしまいました。
しかし──滅亡して楽になったこと圧倒的第一位といえば、それはわざわざ喫煙所を探さなくても良くなったこと。冬の晴れた早朝、とある展望駐車場で荒廃した街を見下ろしながら、一服する生き残りがひとり。澄み渡った空気と一緒に煙草を吸い込んで、ふーと小さく吐いた青い煙が朝の空気に消えていくのを見つめ、彼女は完璧な一日の始まりを確信した。
- これだけで既に小説です。ラストイベントまでご一緒した今となっては「完璧な一日の始まりを確信した」のはどこまで強がりだったのかな、自覚と無自覚の割合はいかほどだったのかななどと考えてもしまいますが、人間の本音と建前なんてきっちり線引きで分けられるものでもないと思うので、強がりの中にも一抹の本当があったり、寂しさの中にも愉快さがあったりしていたのかなと願望込みで想像します。
携帯灰皿に火種を揉み消すように吸い殻をねじ込んでは、影がやたら濃い朝日に踵を返してキャンピングカーへと戻る。もちろん自分の車ではないし、これみよがしに備え付けられている水道はとっくに駄目になっているし、運転席には未だ"本当の持ち主"が乗っているけれど、なんと言っても車内で守られていたベッドがあるので、昨晩はこの車で快適な睡眠ができた。キャンプ地だった場所には日々の生活に役立つ遺産がごろごろ落ちているということを、数年生き延びている内に知った。
- 煙草と車とサバイバル周りのネイさんの描写が本当に本当に好きなのでばかすか抜粋恐れ入ります……。
夜更かしした朝、人でも殺しそうな目で飛び起きて仕事に行く準備をしているわけでもない。何ならそんな日は二度と戻りはしない。それなのにまだ眠る誰かにわざわざ目覚めてほしい。
- ひとりぼっちの清々しさとないもの恋しさ!付け足される心情のかわいらしさ……。
「はいなーに」なんてこちらも釣られて間延びした声を返したけれど。
- つられて間延びするの良すぎませんか?
……海はべつに、好きでも嫌いでもないけど、(などと告げながら友人の歯を歯ブラシでやわく擦り、いーってしてとか言いながら、結局先に手が出て相手の口角を指で伸ばす。
- 何を隠そうPLはうっすら歯ブラシフェチなので、ご褒美でしかなく歓喜しました。ネイさんの、あのキャラクターで子どもに話しかける用の語彙をちゃんと持っているところが好きです。
ふっといたずらっ子の少年みたいに笑って、
- この25歳よ。
出会ったばかりの頃はそのおどろおどろしい触腕に声を上げ、ましてや存在自体を認めることだって出来なかったのは言うまでもない。
- その悲鳴が聞きたかったよ〜〜〜〜〜〜。
そ。でもおうちだけじゃなくて……あー、そうだな……、……ま、むかしってつくものなら声もにおいも食べ物も、ぜんぶ"なつかしい"になるわけよ。
- ネイさんにとっての「懐かしい」の対象、全部教えてもらいたかったですね。
いーよ。お前はそんなことしなくて。その代わり海についたら、たくさん魚を捕まえてよ。イカもね。(軽やかに言いながら重いというのでもない足で外へ出て、「助手席乗ってな」と言い残して運転席の方へと回る。キャンピングカーなんて乗っているくらいだ、おそらく車好きだったんだろう。積まれていた予備のタイヤとバッテリーを有り難く拝借し、昨晩の内にせっせと交換してエンジンがかかることも確認済み。人類が滅亡してからというもの早数年。動かせる車を見つけるのも一苦労になってきた中、まったくもって奇跡的な出会いだったと言って相違ない。時を経て乾ききった白骨を座席から下ろすのはそう困難でもなく、天井の埃を床に落とすような、それこそ無慈悲な手付きだったろう。シートはあちこちが黒ずんでいるけれど、死体の山々を見てきた生き残りが今更気に害することもない。何ならご丁寧に花でも手向けてやるような気概すら失っていたが、)さすがに埃っぽいな。(ご当地のゆるキャラキーホルダーがぶら下がったキーを回してエンジンを掛けながら、何とはなしに選んだ骨の一部をダッシュボードの上にこつんと置いた。それから癖みたいに手狭そうにして、ジャンパーのポケットからニット帽子と煙草を取り出す。煙草は骨のとなりに。ニット帽は友人が助手席に座っていたなら、そのまま頭に被らせた。なんと言っても冬の海は冷えるので。)
- 全編通して実は一番好きなところかもしれません。長々抜粋失礼します……。死体の扱いにすっかり慣れきった振る舞いと、ご当地ゆるキャラが醸す、そこに確かにあった誰か一人の生活の存在感、そして骨の一部だけをダッシュボードに置くというこの……絶妙な塩梅の「良さ」を全世界に訴えたい。あと触手に優しい。
んじゃ出発。(シートベルトをかけながらハンドルを回し、展望駐車場から出るべくウィンカーを切った。ふたりっきりの世界で必要なわけもないから、やっぱりそれも癖でしかなかった。)
- はい、好き。
死臭もかすかな腐敗臭も、埃に混じった誰かの内臓の残滓も、馬鹿みたいに慣れてしまって、埃っぽいと訴えるその表情は温泉の硫黄を嗅いだときみたいな実に安い険しさだったろう。
- 温泉の硫黄というたとえ、伝わる度150%。
うん。…………飛び出さんでよ?
- 「飛び出さないでよ」じゃない言葉遣いの加減が好きです。
ビスコまだ残ってたでしょ。あたしのリュックの中に入ってる。(半壊した小学校で見つけたビスコの保存缶も、当初は久しぶりの甘味だとはしゃぎ、子供の姿をしているばかりに友人も気に入るだろうと嬉々と食べ合ったものだった。少量で十分なカロリーが摂れるので、ここ一週間食事のメインはこのお菓子だったけれど、)さすがに飽きてきたな。
- ビスコに色めきたつのも食べすぎて飽きるのもありありと想像できてかわいい。
もし少年がぐずって出てこなかったり、蛞蝓とまでは言わずとも相変わらず緩やかすぎる歩行なら、早々に痺れを切らして触腕のぬめりなんて忘れたふうに、少年を抱きかかえて海へと走っただろう。せっかちなのは終末関係なく元からだ。)メリー!これが海だよ。(さくさくと砂を踏んだときの足裏の感覚だって懐かしくて、けどその足取りはきっと弾んでいた。何なら声音だって。世界に残ったのがふたりっきりだとしても、海はそのまま果てしなく広くて、日の光をいっぱいに浴びてきらきら輝いていた。)
- 抱えて走ってくださるのは想定外でどきどきしました。この直前に「だから本当の本当は、海はどっちかっていうと好きじゃない」というくだりがあるのですが、それを踏まえた上での冬の海の描写が抜群に綺麗で、かあーっと唸ってしまいました。海は人に絶望を与えるためにあるのでもなく希望を与えるためにあるのでもなく、ただそこにあってあるだけで美しい。そこに勝手に意味を見出したり思い出を重ねたりしてしまうひとの姿がまた、ちっぽけで愛おしいんですよね(ポエム)
海に心を奪われてしまったみたいに砂の上を漂い、機械音のような動物のようなとも例えられない声を上げる友達の姿に、完全に気を取られる。しかしおおよそこの世には存在しないような声でも、これは感動しているときの声だとなんとなく分かるのは、四つ分ばかりの季節をずっとずっと一緒に過ごしてきたからだろうか。海に夢中になっている小さな神秘の様子がなんだか可愛らしくて、つい気が抜けたように笑ってしまった。
- 「海に夢中になっている小さな神秘」って切り取り方、最高すぎませんか?ありがとうございます。
綺麗でしょ。(海は自分のものでもないのに、どこか誇らしげに言った。
- このあるあるをネイさんがやるからかわいい。
(自分も当然のようにワゴン車のドアを開けた。パートさんからもらったのと、ビニール袋の中ではち切れんばかりのパイナップルを示され、苦笑いする。もはや棘がビニールを突き破っていて危なっかしいので、後ろに置いときなよと後部座席のドアを開けたりと、ややあってから車を走らせた。)ごはん何がいい?昨日のじゅーしーは出すけど。
- 沖縄かな?と思ってスレッドを立てたのですが、沖縄だったー!と歓喜しました。袋の中ではちきれんばかりのパイナップルがビニールを突き破ってくるの、地元感みなぎってて大好きです。
なにもしなくていいからね。(台所に立つなり様子を見にきた母に釘を刺す。母の座っていられない性分を無視して、こんなぶっきらぼうな言い方しか出来ない。猫の形をした醤油差し。冷蔵庫に貼られた写真は、今より少し若い母がそっぽを向く幼い自分の肩を抱いている。所在無さげに、台所に通じた居間へ追いやられた母は扇風機をつけてから、適当にテレビを見始めた。
- 何よりも生活感のオタクなので泣いて拝みました。確かな思いやりで繋がってるのにちょっとぎこちなくなる親子のやりとり……赤瓦の平屋に猫の形の醤油差し……。お母さん手持ち無沙汰でテレビ見始めるの……わかる……。
打って変わって母が笑い出した。そして意味の分からないことを言う。和室にいるんじゃない?)……は?
- わりとシチュエーションで振り回させていただく気満々の2ndイベントだったのですが(おそらく何がやりたいのか伝わらずご迷惑をおかけしたなとも思うのですが……)、この転換が見事すぎてつい急ハンドルを切り思いっきり乗っかってしまいました。よくできた連続ドラマの待て次回みたいな引きの強さ。
母の手の中におさまっているのは、ふわふわしたココア色のロングヘアがかわいい、女の子のぬいぐるみだった。瞳にあつらえられた紫色のボタンとふと目が合う。名前はメリー。どこへ行くにもいつも一緒で、幼い頃の自分はメリーだけが友達だった。近所の男の子にからかわれてメリーを取り上げられることが多くなって、いつからか家に置いていくようになった。男の子よりも背が高くなって、からかってくる奴の歯を折るくらい乱暴者になった頃には既にもう、必要すらなくなっていたけれど。
- メリー!!最初はこんな正統派イマジナリーフレンドだったんだ……。
「メリーと一緒なら、ひとりでお留守番できるよね」やさしく言い聞かせるような母の声に、先ほどまで大きく見下ろしていたはずの母を、首が痛くなるくらいに見上げる。夕焼けに照らされた母の笑顔が見えた。)うん。できるよ。(本当は抱っこしてほしくて上げた両手でメリーを受け取れば、ぎゅうっと自分の胸の中で抱き込んだ。
- あああ……となりました。あああ……幼女……幼女がかなしいのはつらい……。
ん〜……何いろの巻き貝がいいかなー。黄色とー、オレンジとー、…………あ!(真下の砂浜に視線を凝らしながら、巻き貝を探してそっちに行ったりこっちに行ったり。そしてふと見つけた茜色の巻き貝に、つい甲高い声を上げた。だってぜったい、この色が一番メリーに似合う。誰かに取られるわけでもないのに、慌てて拾い上げれば夕日に透かし、メリーの髪にあてがった。かわいい!ときゃあきゃあはしゃいで笑った。)
- かなり女の子っぽい女の子の描写にどぎまぎしてしまいました。ペアさんの新しい一面。
めりー……?(だけど、途端に引き離されてしまった友人が手の中にいないことに、少女は何よりもの不安を抱く。揺れた瞳にぶわりと涙を溢れさせながら叫んだ。めりー、めりー、どこー。少女の泣き声は広すぎる暗闇の中ではあまりにも小さくて、滑稽とすら言えたかもしれない。
- かわいいよー!!ここだよー!!
メリー、おねがい。ぎゅってして。どこにも行かないで。(布の擦れる音と小さくすすり泣く声が、やたらとこもって響く。まだ夢の中にいる気がしていた。恐ろしいほど無音の夜に、世界にはきっとただひとりの声しか届かない。それでもとささめいたに違いなかった。ずっと傍にいて。)
- 大人になってもかわいいよー!!
息の白さが寒さを物語る中、ベンチの上に積もった雪を落とし腰を下ろすなり、ジャンパーのポケットから煙草を取り出す。息が切れていようが煙草は吸いたい。火をつけるべく、いつもの要領でライターのヤスリ部分を親指で擦る。しかし。かしゅ、かしゅ、かしゅかしゅかしゅかしゅ。何度擦ろうが火が現れ出ることはなかったろう。いや、オイルが底をついていることは知っていた。一縷の希望にかけてみただけである。
- しっかりニコ中な描写がだめだめで好きなんですがもうそのお姿を見ることも叶わないのでシンプルに減煙して欲しいです。こんな世界で長生き願望もないとは思うんですけど……喫煙由来で亡くなるのはきっと苦しい。
だからきっと、それは子どもが大好きな人形の服を着せ替えてやるような、幼い行為でしかないに相違無い。
- 2ndの内容にも通じるものがあってじわじわ鳩尾にダメージがきます。
台車なんて引けるはずもない深い積雪を、ひたすらざくざくと踏む、ただ一人の足音だけが世界には響いていた。
- くぅ〜!!
きょお?無理だよ、プレゼント用意してないよ。
- つられて間延びするのがやっぱりかわいくて切ないです。
メリー、帰ろ。(どうしようもない恐怖を前にしたみたいに、何かしらの殺意から逃れるみたいに、──ともかく、たとえようのない不安が一気に打ち寄せてきて、急いた手足は台車を倒すようにして少年を抱きかかえ、自分の名前を呼んだ友達の声さえ無視して、躊躇もなく踵を返す。)やだ。しない。
- 凍りつくような恐怖が手に取るように伝わってきて、痛々しくて……なみだなみだ。
この広い広い世界でぽつりと生き残って、この国を一周してまで探し求めていたはずの存在が、きっと背後まで迫ってきているのかもしれない。生き延びるためにも、あるいはこの世界をやり直すなんて言い方だってしてもいいだろう。そのためにはきっと、この孤独に終止符を打つしかない。だけどそんなのは、ただのつまらない理屈だ。特別でもなんでもない当たり前の話だ。
- わかっていることとわかりたくないことが過不足なく表現されていて好きです。
違うよ。いらないのそんなの。痛いのも寒いのも、あたしはへっちゃらなの。(まるで自分を役立たずみたいに言うけれど、この友達はまるで分かっていない。背中を撫でてもらいながらもそう言いたげに、口早に告げるなり冷たい雪道に手を突く。とっくに赤くかじかんでいた手のひらは真っ白な雪に沈んでいった。こんなのだって別に辛くもなんともない。)だから怖くなんか無いんだってば!!あたしはッ──
- うん、うん、と頷きながら読んでいました。
メリー、(どこにもいかないで。果たしてそんなわがままな思いが届いたかは分からない。抱き締めた頃にはもう、いつもなら感じ取られるはずの感覚はすでに無かったかもしれない。違う。無くなってしまった。メリーはいなくなってしまった。誰かが差し出してくれた手なんて未だ知らぬまま、雪はいつの間にか止んで、ようやく幕を開けたように晴れ渡っていく。そんな世界で、えーんえーんと一人の泣き声が響く。日差しが背中を覆い、ついさっきまで感じていた確かな暖かさを思って、また涙は溢れだす。そんなこと知るわけもない誰かの手が同じように、あたしの背中を撫でた気がした。)
- 最後は遊園地が待ちきれないとうきうきで先に行ってしまったメリーを追いかけてもらって、角を曲がるともういないみたいな、悲しくないお別れにしようーとうっすら思っていたのですがいつの間にか真逆になってしまって、おかしいな……。最後の最後、日差しに背中を照らされながら子どもみたいに泣きじゃくるネイさんの姿、目に焼きついています。巡り合ったもうひとりはとても気弱でとても優しい、女の人の心を持った屈強な男性という設定です。どうかどうかお幸せに。ネイさんだけの友達でいさせてくださってありがとうございました。
- 他一票
- 身近なリアリティとSFっぽさを兼ね備えた終末世界の解像度が高くて、ネイさんが突然ひとりぼっちで放り出された状況の過酷さに胸を痛めると同時に、引き込まれる物語の始まりにどきどきもしてしまいました。
しかし──滅亡して楽になったこと圧倒的第一位といえば、それはわざわざ喫煙所を探さなくても良くなったこと。冬の晴れた早朝、とある展望駐車場で荒廃した街を見下ろしながら、一服する生き残りがひとり。澄み渡った空気と一緒に煙草を吸い込んで、ふーと小さく吐いた青い煙が朝の空気に消えていくのを見つめ、彼女は完璧な一日の始まりを確信した。
- これだけで既に小説です。ラストイベントまでご一緒した今となっては「完璧な一日の始まりを確信した」のはどこまで強がりだったのかな、自覚と無自覚の割合はいかほどだったのかななどと考えてもしまいますが、人間の本音と建前なんてきっちり線引きで分けられるものでもないと思うので、強がりの中にも一抹の本当があったり、寂しさの中にも愉快さがあったりしていたのかなと願望込みで想像します。
携帯灰皿に火種を揉み消すように吸い殻をねじ込んでは、影がやたら濃い朝日に踵を返してキャンピングカーへと戻る。もちろん自分の車ではないし、これみよがしに備え付けられている水道はとっくに駄目になっているし、運転席には未だ"本当の持ち主"が乗っているけれど、なんと言っても車内で守られていたベッドがあるので、昨晩はこの車で快適な睡眠ができた。キャンプ地だった場所には日々の生活に役立つ遺産がごろごろ落ちているということを、数年生き延びている内に知った。
- 煙草と車とサバイバル周りのネイさんの描写が本当に本当に好きなのでばかすか抜粋恐れ入ります……。
夜更かしした朝、人でも殺しそうな目で飛び起きて仕事に行く準備をしているわけでもない。何ならそんな日は二度と戻りはしない。それなのにまだ眠る誰かにわざわざ目覚めてほしい。
- ひとりぼっちの清々しさとないもの恋しさ!付け足される心情のかわいらしさ……。
「はいなーに」なんてこちらも釣られて間延びした声を返したけれど。
- つられて間延びするの良すぎませんか?
……海はべつに、好きでも嫌いでもないけど、(などと告げながら友人の歯を歯ブラシでやわく擦り、いーってしてとか言いながら、結局先に手が出て相手の口角を指で伸ばす。
- 何を隠そうPLはうっすら歯ブラシフェチなので、ご褒美でしかなく歓喜しました。ネイさんの、あのキャラクターで子どもに話しかける用の語彙をちゃんと持っているところが好きです。
ふっといたずらっ子の少年みたいに笑って、
- この25歳よ。
出会ったばかりの頃はそのおどろおどろしい触腕に声を上げ、ましてや存在自体を認めることだって出来なかったのは言うまでもない。
- その悲鳴が聞きたかったよ〜〜〜〜〜〜。
そ。でもおうちだけじゃなくて……あー、そうだな……、……ま、むかしってつくものなら声もにおいも食べ物も、ぜんぶ"なつかしい"になるわけよ。
- ネイさんにとっての「懐かしい」の対象、全部教えてもらいたかったですね。
いーよ。お前はそんなことしなくて。その代わり海についたら、たくさん魚を捕まえてよ。イカもね。(軽やかに言いながら重いというのでもない足で外へ出て、「助手席乗ってな」と言い残して運転席の方へと回る。キャンピングカーなんて乗っているくらいだ、おそらく車好きだったんだろう。積まれていた予備のタイヤとバッテリーを有り難く拝借し、昨晩の内にせっせと交換してエンジンがかかることも確認済み。人類が滅亡してからというもの早数年。動かせる車を見つけるのも一苦労になってきた中、まったくもって奇跡的な出会いだったと言って相違ない。時を経て乾ききった白骨を座席から下ろすのはそう困難でもなく、天井の埃を床に落とすような、それこそ無慈悲な手付きだったろう。シートはあちこちが黒ずんでいるけれど、死体の山々を見てきた生き残りが今更気に害することもない。何ならご丁寧に花でも手向けてやるような気概すら失っていたが、)さすがに埃っぽいな。(ご当地のゆるキャラキーホルダーがぶら下がったキーを回してエンジンを掛けながら、何とはなしに選んだ骨の一部をダッシュボードの上にこつんと置いた。それから癖みたいに手狭そうにして、ジャンパーのポケットからニット帽子と煙草を取り出す。煙草は骨のとなりに。ニット帽は友人が助手席に座っていたなら、そのまま頭に被らせた。なんと言っても冬の海は冷えるので。)
- 全編通して実は一番好きなところかもしれません。長々抜粋失礼します……。死体の扱いにすっかり慣れきった振る舞いと、ご当地ゆるキャラが醸す、そこに確かにあった誰か一人の生活の存在感、そして骨の一部だけをダッシュボードに置くというこの……絶妙な塩梅の「良さ」を全世界に訴えたい。あと触手に優しい。
んじゃ出発。(シートベルトをかけながらハンドルを回し、展望駐車場から出るべくウィンカーを切った。ふたりっきりの世界で必要なわけもないから、やっぱりそれも癖でしかなかった。)
- はい、好き。
死臭もかすかな腐敗臭も、埃に混じった誰かの内臓の残滓も、馬鹿みたいに慣れてしまって、埃っぽいと訴えるその表情は温泉の硫黄を嗅いだときみたいな実に安い険しさだったろう。
- 温泉の硫黄というたとえ、伝わる度150%。
うん。…………飛び出さんでよ?
- 「飛び出さないでよ」じゃない言葉遣いの加減が好きです。
ビスコまだ残ってたでしょ。あたしのリュックの中に入ってる。(半壊した小学校で見つけたビスコの保存缶も、当初は久しぶりの甘味だとはしゃぎ、子供の姿をしているばかりに友人も気に入るだろうと嬉々と食べ合ったものだった。少量で十分なカロリーが摂れるので、ここ一週間食事のメインはこのお菓子だったけれど、)さすがに飽きてきたな。
- ビスコに色めきたつのも食べすぎて飽きるのもありありと想像できてかわいい。
もし少年がぐずって出てこなかったり、蛞蝓とまでは言わずとも相変わらず緩やかすぎる歩行なら、早々に痺れを切らして触腕のぬめりなんて忘れたふうに、少年を抱きかかえて海へと走っただろう。せっかちなのは終末関係なく元からだ。)メリー!これが海だよ。(さくさくと砂を踏んだときの足裏の感覚だって懐かしくて、けどその足取りはきっと弾んでいた。何なら声音だって。世界に残ったのがふたりっきりだとしても、海はそのまま果てしなく広くて、日の光をいっぱいに浴びてきらきら輝いていた。)
- 抱えて走ってくださるのは想定外でどきどきしました。この直前に「だから本当の本当は、海はどっちかっていうと好きじゃない」というくだりがあるのですが、それを踏まえた上での冬の海の描写が抜群に綺麗で、かあーっと唸ってしまいました。海は人に絶望を与えるためにあるのでもなく希望を与えるためにあるのでもなく、ただそこにあってあるだけで美しい。そこに勝手に意味を見出したり思い出を重ねたりしてしまうひとの姿がまた、ちっぽけで愛おしいんですよね(ポエム)
海に心を奪われてしまったみたいに砂の上を漂い、機械音のような動物のようなとも例えられない声を上げる友達の姿に、完全に気を取られる。しかしおおよそこの世には存在しないような声でも、これは感動しているときの声だとなんとなく分かるのは、四つ分ばかりの季節をずっとずっと一緒に過ごしてきたからだろうか。海に夢中になっている小さな神秘の様子がなんだか可愛らしくて、つい気が抜けたように笑ってしまった。
- 「海に夢中になっている小さな神秘」って切り取り方、最高すぎませんか?ありがとうございます。
綺麗でしょ。(海は自分のものでもないのに、どこか誇らしげに言った。
- このあるあるをネイさんがやるからかわいい。
(自分も当然のようにワゴン車のドアを開けた。パートさんからもらったのと、ビニール袋の中ではち切れんばかりのパイナップルを示され、苦笑いする。もはや棘がビニールを突き破っていて危なっかしいので、後ろに置いときなよと後部座席のドアを開けたりと、ややあってから車を走らせた。)ごはん何がいい?昨日のじゅーしーは出すけど。
- 沖縄かな?と思ってスレッドを立てたのですが、沖縄だったー!と歓喜しました。袋の中ではちきれんばかりのパイナップルがビニールを突き破ってくるの、地元感みなぎってて大好きです。
なにもしなくていいからね。(台所に立つなり様子を見にきた母に釘を刺す。母の座っていられない性分を無視して、こんなぶっきらぼうな言い方しか出来ない。猫の形をした醤油差し。冷蔵庫に貼られた写真は、今より少し若い母がそっぽを向く幼い自分の肩を抱いている。所在無さげに、台所に通じた居間へ追いやられた母は扇風機をつけてから、適当にテレビを見始めた。
- 何よりも生活感のオタクなので泣いて拝みました。確かな思いやりで繋がってるのにちょっとぎこちなくなる親子のやりとり……赤瓦の平屋に猫の形の醤油差し……。お母さん手持ち無沙汰でテレビ見始めるの……わかる……。
打って変わって母が笑い出した。そして意味の分からないことを言う。和室にいるんじゃない?)……は?
- わりとシチュエーションで振り回させていただく気満々の2ndイベントだったのですが(おそらく何がやりたいのか伝わらずご迷惑をおかけしたなとも思うのですが……)、この転換が見事すぎてつい急ハンドルを切り思いっきり乗っかってしまいました。よくできた連続ドラマの待て次回みたいな引きの強さ。
母の手の中におさまっているのは、ふわふわしたココア色のロングヘアがかわいい、女の子のぬいぐるみだった。瞳にあつらえられた紫色のボタンとふと目が合う。名前はメリー。どこへ行くにもいつも一緒で、幼い頃の自分はメリーだけが友達だった。近所の男の子にからかわれてメリーを取り上げられることが多くなって、いつからか家に置いていくようになった。男の子よりも背が高くなって、からかってくる奴の歯を折るくらい乱暴者になった頃には既にもう、必要すらなくなっていたけれど。
- メリー!!最初はこんな正統派イマジナリーフレンドだったんだ……。
「メリーと一緒なら、ひとりでお留守番できるよね」やさしく言い聞かせるような母の声に、先ほどまで大きく見下ろしていたはずの母を、首が痛くなるくらいに見上げる。夕焼けに照らされた母の笑顔が見えた。)うん。できるよ。(本当は抱っこしてほしくて上げた両手でメリーを受け取れば、ぎゅうっと自分の胸の中で抱き込んだ。
- あああ……となりました。あああ……幼女……幼女がかなしいのはつらい……。
ん〜……何いろの巻き貝がいいかなー。黄色とー、オレンジとー、…………あ!(真下の砂浜に視線を凝らしながら、巻き貝を探してそっちに行ったりこっちに行ったり。そしてふと見つけた茜色の巻き貝に、つい甲高い声を上げた。だってぜったい、この色が一番メリーに似合う。誰かに取られるわけでもないのに、慌てて拾い上げれば夕日に透かし、メリーの髪にあてがった。かわいい!ときゃあきゃあはしゃいで笑った。)
- かなり女の子っぽい女の子の描写にどぎまぎしてしまいました。ペアさんの新しい一面。
めりー……?(だけど、途端に引き離されてしまった友人が手の中にいないことに、少女は何よりもの不安を抱く。揺れた瞳にぶわりと涙を溢れさせながら叫んだ。めりー、めりー、どこー。少女の泣き声は広すぎる暗闇の中ではあまりにも小さくて、滑稽とすら言えたかもしれない。
- かわいいよー!!ここだよー!!
メリー、おねがい。ぎゅってして。どこにも行かないで。(布の擦れる音と小さくすすり泣く声が、やたらとこもって響く。まだ夢の中にいる気がしていた。恐ろしいほど無音の夜に、世界にはきっとただひとりの声しか届かない。それでもとささめいたに違いなかった。ずっと傍にいて。)
- 大人になってもかわいいよー!!
息の白さが寒さを物語る中、ベンチの上に積もった雪を落とし腰を下ろすなり、ジャンパーのポケットから煙草を取り出す。息が切れていようが煙草は吸いたい。火をつけるべく、いつもの要領でライターのヤスリ部分を親指で擦る。しかし。かしゅ、かしゅ、かしゅかしゅかしゅかしゅ。何度擦ろうが火が現れ出ることはなかったろう。いや、オイルが底をついていることは知っていた。一縷の希望にかけてみただけである。
- しっかりニコ中な描写がだめだめで好きなんですがもうそのお姿を見ることも叶わないのでシンプルに減煙して欲しいです。こんな世界で長生き願望もないとは思うんですけど……喫煙由来で亡くなるのはきっと苦しい。
だからきっと、それは子どもが大好きな人形の服を着せ替えてやるような、幼い行為でしかないに相違無い。
- 2ndの内容にも通じるものがあってじわじわ鳩尾にダメージがきます。
台車なんて引けるはずもない深い積雪を、ひたすらざくざくと踏む、ただ一人の足音だけが世界には響いていた。
- くぅ〜!!
きょお?無理だよ、プレゼント用意してないよ。
- つられて間延びするのがやっぱりかわいくて切ないです。
メリー、帰ろ。(どうしようもない恐怖を前にしたみたいに、何かしらの殺意から逃れるみたいに、──ともかく、たとえようのない不安が一気に打ち寄せてきて、急いた手足は台車を倒すようにして少年を抱きかかえ、自分の名前を呼んだ友達の声さえ無視して、躊躇もなく踵を返す。)やだ。しない。
- 凍りつくような恐怖が手に取るように伝わってきて、痛々しくて……なみだなみだ。
この広い広い世界でぽつりと生き残って、この国を一周してまで探し求めていたはずの存在が、きっと背後まで迫ってきているのかもしれない。生き延びるためにも、あるいはこの世界をやり直すなんて言い方だってしてもいいだろう。そのためにはきっと、この孤独に終止符を打つしかない。だけどそんなのは、ただのつまらない理屈だ。特別でもなんでもない当たり前の話だ。
- わかっていることとわかりたくないことが過不足なく表現されていて好きです。
違うよ。いらないのそんなの。痛いのも寒いのも、あたしはへっちゃらなの。(まるで自分を役立たずみたいに言うけれど、この友達はまるで分かっていない。背中を撫でてもらいながらもそう言いたげに、口早に告げるなり冷たい雪道に手を突く。とっくに赤くかじかんでいた手のひらは真っ白な雪に沈んでいった。こんなのだって別に辛くもなんともない。)だから怖くなんか無いんだってば!!あたしはッ──
- うん、うん、と頷きながら読んでいました。
メリー、(どこにもいかないで。果たしてそんなわがままな思いが届いたかは分からない。抱き締めた頃にはもう、いつもなら感じ取られるはずの感覚はすでに無かったかもしれない。違う。無くなってしまった。メリーはいなくなってしまった。誰かが差し出してくれた手なんて未だ知らぬまま、雪はいつの間にか止んで、ようやく幕を開けたように晴れ渡っていく。そんな世界で、えーんえーんと一人の泣き声が響く。日差しが背中を覆い、ついさっきまで感じていた確かな暖かさを思って、また涙は溢れだす。そんなこと知るわけもない誰かの手が同じように、あたしの背中を撫でた気がした。)
- 最後は遊園地が待ちきれないとうきうきで先に行ってしまったメリーを追いかけてもらって、角を曲がるともういないみたいな、悲しくないお別れにしようーとうっすら思っていたのですがいつの間にか真逆になってしまって、おかしいな……。最後の最後、日差しに背中を照らされながら子どもみたいに泣きじゃくるネイさんの姿、目に焼きついています。巡り合ったもうひとりはとても気弱でとても優しい、女の人の心を持った屈強な男性という設定です。どうかどうかお幸せに。ネイさんだけの友達でいさせてくださってありがとうございました。
- 他一票
(世界が“こう”なってから、犬や猫の類──所謂愛玩的な小動物を見かける機会はない。飼った事はなかったが、いつか飼ってみてもいいと思った事くらいはあったかもしれない。だから、四つ足動物があやふやな自分から産み落とされたらしいものが、このような姿を形作って見せている事には、自分にも一因があるのかもしれない。)
- 初手からしっぽクッションであることの完璧な理由付けが為されて感動しました……。な、なるほどな……!? その思考はなかった……。
(その時折次第で「おい」や「君」、それから「けだま」に「もふもふ」やらと、思いついた言葉で呼んだ。)
- おじさんの口から発せられる「もふもふ」あまりにも可愛すぎませんか??
分かった、分かった。……なら少しだけ歩こうか、モサモサ。なにか飯ついでに……痛み止めでも見つかりゃァいいけどな。……後で毛並みは櫛で梳いてやるよ。
- 呼び名がモサモサになった笑 毛玉はぷんすこしてましたがPLは笑ってました。あと櫛で梳いてくれるのやさしすぎん〜!?てビックリときめきました…。
(だれに似たのか、自分の悪い部分は似なかった彼女のことは、己の半身というより時に家族、時に伴侶。今この瞬間にはやはり、子どものように感じる存在だった。)
- ふたりの関係性をこうやって表現してもらえて嬉しかったですね…。
(抱きかかえる事自体は日頃から厭うものではなく、寧ろ枕やクッションにしたがる素振りさえ見せる事から伝わっている筈だが、やっぱり階段は極力ご遠慮願いたかった。)
- 扱い笑 枕やクッションになるのもやぶさかではないですが、イマジナリーピローなんだよなあ…。
「もしコケたら今日はここまでにしようか…」
- 弱かわいすぎる。
(よれた衣服に白衣を羽織り、名札は胸ポケットにしまい込んだ出で立ち。朝方にワックスでぴっちり後方に撫でつけた髪は、重たさに負けてちらほらアホ毛を飛ばして眼元にかかっていたし、剃った髭もうっすら顎周りにざらつき始めていた。)
- センセイってどのセンセイなんだ…!?とずっと気になっていたので、ここでようやく明らかになった過去?にめちゃくちゃテンション上がりました。オールバックがちょっと崩れかけててヨレヨレな感じもたいへん可愛いですね…。
(瞼すら重たげに見える双眸は然して変わりない有り様ではあるとはいえ。好きな時間に寝て起き、煙草を節約しながら不必要な──かつては必要だったことを忘れていく、気楽な終末ライフの方がよほど、この男にとっては健康に暮らせていたのかもしれない。)
- たしかに……!?笑 センセイ、思っていた以上に終末ライフに対して前向きで驚いたのを覚えています。センセイにとって一番いいエンドってなんなんだろうなあ…とこの辺りからすごく考えさせられましたね。
(そうして多彩な表情と声色を見せるひとを、“かつての自分”は知っていた。嗚呼、だから彼女は” ”に似ているんだな、と。その姿は、まるで出会ったばかりの頃のように年若いけれど。自分が早々に取りこぼしていった記憶の断片を繋ぎ合わせたような感慨に、飛び立つ鳥の影を追うでもなくスカーフと髪がたなびく姿を見つめていて。)
- これは結局……誰だったんですか……!? そわそわしました。
(遅れて紡いだ「君がそう言うならそうなのかもね」は、決して投げやりではなくて、その通りの本音から零れ落ちた音だ。少しちぐはぐで、けれどもしっくりとくる不思議な感覚。)
- ふたりの、こういう持ちつ持たれつな感じがとても好きでした。
……──まあ、でも。君が相手なら、やっぱりいいんじゃない?
- うーん! その返しは ズルい!!!
──……、 さびしくないよ。君がいるし。(だから、遅れて零れた言葉はまるで、微睡みの淵からこぼれるうわ言のような。ずっと握られたままの手から感じる体温を、一度指先で摩り、側臥位の下にした肩を居直した時、ポケットからはまっしろなネームプレートが零れ落ちる。)おやすみ、 ……、(意識が沈む間際。掠れて声量にも乏しい声音は、平素は呼べずにいる──或いは忘れてしまった誰か名前を、ただしく呼べただろうか。それも分からぬまま、夢の夢に沈んだ束の間のこと。)
- この〆レスはひたすら心臓がギュウウとなってました……。
外に出る気を失くすな……今日は一日引きこもっていようか。
- 1stイベントと同じような入り方なのが余計に寂しさを増長させましたよね……。
(束の間の隠れ家となり得そうな住居のなれ果てに、自分以上に喜んでいる姿に茂った眦を微かに和らげるのは束の間で、「どうどう」と動物を宥めでもするような仕草で落ち着かせようとした一幕は果たして成功しただろうか。)
- かわいいんよ……。
(ちかくに聴こえる声色は、始めからそうであったかのように、そばにある事を当たり前に感じているものだ。多くのものを失くしてきて尚そばにいてくれる存在に、声に出して有り難がる機会こそ乏しかったけれど。不服げな音も、しかるような声も。もういい齢をした大人が、涼やかな叱咤を当然として受け入れ甘受している。「たいせつ、」そう喉奥に噛み締めるよう反芻した時には手前勝手な気ままさで撫でていた手も、大切のかたちを確かめるような柔さを帯びていたか。)
- センセイ、言葉では表現しないけどロール(行動)でしっかり情の深さを見せてくれるところ、大好きでした…。
……覚えてないよ。あいさつの仕方も。名前だって。……たぶん、君がいなきゃ一生思い出せない。(──直接的に言われた訳ではなくとも、その言葉たちが示すものが、今たしかに腕に抱きかかえている存在との別れをにおわしていることは覚れるからこそ。ようやく絞りだした音はトーンこそ常と変わりないものだが、気の抜けたような呆然さを宿したままだ。だって、あんまりにも急すぎるじゃないか。)……うそだ。
- 泣いた………。
俺は、……べつに同じ境遇のにんげんを探すために生きてきたわけじゃないよ。傷を舐め合う気も、自分や世界の未来だって、どうだっていい。……大事なものだけ抱えていられたら、それでいいんだ。(四肢のない身体の、それでもあたたかな力を。忘れたくはないし、手放したくないとも思っていた。死んだように生き延びて、いつか朽ち果てそうな男を生かしてくれたのは、まぎれもない彼女だけだった。だから── 落とした鞄を背筋を屈めて拾い上げて。くるりと踵を返す所作を、果たして彼女はなんと言うのだろう。そうして見て、自分の手が震えていることに気づいた。選択の重みではない。いつも傍にあると思っていた彼女の存在の朧気さに、ようやく気が付いたせいだ。)……お互いがさびしくなければ、それでいいんじゃないのかな。……俺は、間違ったことを言っている?
- 立て続けに抜き出してしまうんですけど、終盤ほんと涙腺がぶっ壊れました…。ビーチェがセンセイの心の支えになれていたことがたまらなく嬉しかったのと、いやでもセンセイのためには消えた方がいいんじゃないのか…!?後悔しないか!?というイマジナリーフレンドなりのの葛藤が忙しなかったですね…。
……ビーチェ。(ずっと適当な愛称で呼んできたくせ、その時になって彼女が名乗ってくれた名前を口ずさんだ。はじめて口にする馴染みの薄い言葉を、けれど確かに噛み締めて。)俺は、薬を探しに行ってくれる相棒を欲しいと思ったことなんてないよ。……ずっと傍にいてくれて、ああだこうだと口を挟んでくれるひとりがいれば。俺の世界は、捨てたものじゃあないんだ。
- 毛玉はぐずぐず判断を迷っていたと思いますが、この言葉を聞いてかなり救われたと思います。結局、どんな形であれセンセイが生きようと思ってくれるなら、それがおともだちにとって何よりの幸いなので。
- 初手からしっぽクッションであることの完璧な理由付けが為されて感動しました……。な、なるほどな……!? その思考はなかった……。
(その時折次第で「おい」や「君」、それから「けだま」に「もふもふ」やらと、思いついた言葉で呼んだ。)
- おじさんの口から発せられる「もふもふ」あまりにも可愛すぎませんか??
分かった、分かった。……なら少しだけ歩こうか、モサモサ。なにか飯ついでに……痛み止めでも見つかりゃァいいけどな。……後で毛並みは櫛で梳いてやるよ。
- 呼び名がモサモサになった笑 毛玉はぷんすこしてましたがPLは笑ってました。あと櫛で梳いてくれるのやさしすぎん〜!?てビックリときめきました…。
(だれに似たのか、自分の悪い部分は似なかった彼女のことは、己の半身というより時に家族、時に伴侶。今この瞬間にはやはり、子どものように感じる存在だった。)
- ふたりの関係性をこうやって表現してもらえて嬉しかったですね…。
(抱きかかえる事自体は日頃から厭うものではなく、寧ろ枕やクッションにしたがる素振りさえ見せる事から伝わっている筈だが、やっぱり階段は極力ご遠慮願いたかった。)
- 扱い笑 枕やクッションになるのもやぶさかではないですが、イマジナリーピローなんだよなあ…。
「もしコケたら今日はここまでにしようか…」
- 弱かわいすぎる。
(よれた衣服に白衣を羽織り、名札は胸ポケットにしまい込んだ出で立ち。朝方にワックスでぴっちり後方に撫でつけた髪は、重たさに負けてちらほらアホ毛を飛ばして眼元にかかっていたし、剃った髭もうっすら顎周りにざらつき始めていた。)
- センセイってどのセンセイなんだ…!?とずっと気になっていたので、ここでようやく明らかになった過去?にめちゃくちゃテンション上がりました。オールバックがちょっと崩れかけててヨレヨレな感じもたいへん可愛いですね…。
(瞼すら重たげに見える双眸は然して変わりない有り様ではあるとはいえ。好きな時間に寝て起き、煙草を節約しながら不必要な──かつては必要だったことを忘れていく、気楽な終末ライフの方がよほど、この男にとっては健康に暮らせていたのかもしれない。)
- たしかに……!?笑 センセイ、思っていた以上に終末ライフに対して前向きで驚いたのを覚えています。センセイにとって一番いいエンドってなんなんだろうなあ…とこの辺りからすごく考えさせられましたね。
(そうして多彩な表情と声色を見せるひとを、“かつての自分”は知っていた。嗚呼、だから彼女は” ”に似ているんだな、と。その姿は、まるで出会ったばかりの頃のように年若いけれど。自分が早々に取りこぼしていった記憶の断片を繋ぎ合わせたような感慨に、飛び立つ鳥の影を追うでもなくスカーフと髪がたなびく姿を見つめていて。)
- これは結局……誰だったんですか……!? そわそわしました。
(遅れて紡いだ「君がそう言うならそうなのかもね」は、決して投げやりではなくて、その通りの本音から零れ落ちた音だ。少しちぐはぐで、けれどもしっくりとくる不思議な感覚。)
- ふたりの、こういう持ちつ持たれつな感じがとても好きでした。
……──まあ、でも。君が相手なら、やっぱりいいんじゃない?
- うーん! その返しは ズルい!!!
──……、 さびしくないよ。君がいるし。(だから、遅れて零れた言葉はまるで、微睡みの淵からこぼれるうわ言のような。ずっと握られたままの手から感じる体温を、一度指先で摩り、側臥位の下にした肩を居直した時、ポケットからはまっしろなネームプレートが零れ落ちる。)おやすみ、 ……、(意識が沈む間際。掠れて声量にも乏しい声音は、平素は呼べずにいる──或いは忘れてしまった誰か名前を、ただしく呼べただろうか。それも分からぬまま、夢の夢に沈んだ束の間のこと。)
- この〆レスはひたすら心臓がギュウウとなってました……。
外に出る気を失くすな……今日は一日引きこもっていようか。
- 1stイベントと同じような入り方なのが余計に寂しさを増長させましたよね……。
(束の間の隠れ家となり得そうな住居のなれ果てに、自分以上に喜んでいる姿に茂った眦を微かに和らげるのは束の間で、「どうどう」と動物を宥めでもするような仕草で落ち着かせようとした一幕は果たして成功しただろうか。)
- かわいいんよ……。
(ちかくに聴こえる声色は、始めからそうであったかのように、そばにある事を当たり前に感じているものだ。多くのものを失くしてきて尚そばにいてくれる存在に、声に出して有り難がる機会こそ乏しかったけれど。不服げな音も、しかるような声も。もういい齢をした大人が、涼やかな叱咤を当然として受け入れ甘受している。「たいせつ、」そう喉奥に噛み締めるよう反芻した時には手前勝手な気ままさで撫でていた手も、大切のかたちを確かめるような柔さを帯びていたか。)
- センセイ、言葉では表現しないけどロール(行動)でしっかり情の深さを見せてくれるところ、大好きでした…。
……覚えてないよ。あいさつの仕方も。名前だって。……たぶん、君がいなきゃ一生思い出せない。(──直接的に言われた訳ではなくとも、その言葉たちが示すものが、今たしかに腕に抱きかかえている存在との別れをにおわしていることは覚れるからこそ。ようやく絞りだした音はトーンこそ常と変わりないものだが、気の抜けたような呆然さを宿したままだ。だって、あんまりにも急すぎるじゃないか。)……うそだ。
- 泣いた………。
俺は、……べつに同じ境遇のにんげんを探すために生きてきたわけじゃないよ。傷を舐め合う気も、自分や世界の未来だって、どうだっていい。……大事なものだけ抱えていられたら、それでいいんだ。(四肢のない身体の、それでもあたたかな力を。忘れたくはないし、手放したくないとも思っていた。死んだように生き延びて、いつか朽ち果てそうな男を生かしてくれたのは、まぎれもない彼女だけだった。だから── 落とした鞄を背筋を屈めて拾い上げて。くるりと踵を返す所作を、果たして彼女はなんと言うのだろう。そうして見て、自分の手が震えていることに気づいた。選択の重みではない。いつも傍にあると思っていた彼女の存在の朧気さに、ようやく気が付いたせいだ。)……お互いがさびしくなければ、それでいいんじゃないのかな。……俺は、間違ったことを言っている?
- 立て続けに抜き出してしまうんですけど、終盤ほんと涙腺がぶっ壊れました…。ビーチェがセンセイの心の支えになれていたことがたまらなく嬉しかったのと、いやでもセンセイのためには消えた方がいいんじゃないのか…!?後悔しないか!?というイマジナリーフレンドなりのの葛藤が忙しなかったですね…。
……ビーチェ。(ずっと適当な愛称で呼んできたくせ、その時になって彼女が名乗ってくれた名前を口ずさんだ。はじめて口にする馴染みの薄い言葉を、けれど確かに噛み締めて。)俺は、薬を探しに行ってくれる相棒を欲しいと思ったことなんてないよ。……ずっと傍にいてくれて、ああだこうだと口を挟んでくれるひとりがいれば。俺の世界は、捨てたものじゃあないんだ。
- 毛玉はぐずぐず判断を迷っていたと思いますが、この言葉を聞いてかなり救われたと思います。結局、どんな形であれセンセイが生きようと思ってくれるなら、それがおともだちにとって何よりの幸いなので。
(ねえセンセ、煙草は身体にわるいのよ。知ってる?)
- センセイなんて呼称を設定させていただくにあたって、ペアさんからどう呼ばれるのかな、ビーチェちゃんはどう呼んでくださるのかな〜のワクワク感ははじまる前から抱いていたのですが、スタートからしてこのかわいらしさ……ビーチェちゃんに窘められるために煙草を吸いたくなってしまいますね…
(口がないくせにやけに透き通って響く声色が、高いのか、低いのか、ダレカを模しているのかは、毛玉の知るところではない。)
- 自PCみたいな男からもふもふ可愛いビーチェちゃんが生まれたギャップを噛み締めさせていただいていたPL、このロールが本当に目から鱗であったこともお伝えしたいです。見た目が固定されておられないからこそ過去の知人の声と当てはめてもいい設定、本当に最後のふたりでなければ味わえない経験だなあ……!とワクワクしながら、ようやくここからセンセイの(忘れてしまった)過去についてもちらほらと考えはじめました。
(──それは、あなたにどう扱われたとしても、雨の日も風の日も、飽きずラジオのように話し続けた。冬の気配が忍び寄ってくる時分、あなたが襤褸を寝床と定めた日も、いつものようにうるさかったろう。「あら、素敵な宮殿じゃない!一晩と言わず永遠に眠れそう!……これは皮肉よ?」「きゃー!蜘蛛!でっかい蜘蛛がいたぁ!」「えぇ……ソファで寝るの?身体ばきばきになっちゃうわよ?」それでも、散々飛び跳ね回った最後のさいごには、横になったあなたの上にのっそりと乗っかって、「今日もたのしい一日だったわ、おやすみなさい。センセ」毎日欠かさぬ就寝のあいさつを、そうっと囁いた。)
- え〜〜んかわいい……センセイがビーチェちゃんのことをどう扱ってきたのか、いまだ探り探りの序盤ですがこの可愛らしさを無下にすることなどできず……かわいい……。
(そして毎度、適当に呼びかけられたなら「私はそんな名前じゃないわ!」と文句をたれながらも、あなたの声を無視するような真似はしない。怒ったりすねたり、いつまで経ってもあなたが煙草を止められなかったりしても、毛玉は毎日あなたの声が届く場所にいた。)
- 「イマジナリーフレンドを名前で呼ばない」はペア組前から考えていたのですが、それに対するこの反応がやっぱり可愛くて……。ものぐさ適当男に健気に接してくださるビーチェちゃんが良妻すぎてずっとなでなでしたくなります。
(「ま、まあ……いつも気持ちいいけど……」あなたのブラッシング自体に不満はないので、誤解のないようもしょりと呟いた。毛玉としっぽの異形でなかったら、ちょっぴりアヤシイ会話に聞こえたやもしれぬ。されど毛玉は毛玉。)
- え〜〜んかわいい。ここから始まるビーチェちゃんとのちょっとアヤシイ会話集ぜんぶ好きです。
(親しみの込められたものであれ、あなたの足にぶつかって転がるさまは完全にボールそのもの。ころりんと一回転した毛はまたすぐに起き上がるので、大したダメージではないと知れようか。そうしてすぐ、ぽよぽよとあなたの隣までやってくる。)‖((こちらは寝起きだろうと容赦のない明朗さで、大仰に呆れて見せる。しっぽがぺちんぺちんと、あなたのふくらはぎを軽く叩いた。)‖(ためらいなくその店にぽよぽよ入って行く心算だが──)びゃーーっ!? ネズミ!!!(入って早々目の前をよぎった影に飛び上がって、ごろごろとあなたの足元まで転がって戻って来ることになろう。)
- おなじロール内から3場面を抜き出させていただいたのですが、この快活で元気なビーチェちゃんが本当にかわいらしい……そして擬音がどれもわかる&かわいい……。
(下のほうからは、帰宅途中の子供たちの笑い声や、車のクラクションの音が聞こえてくる。それを覗き込みたがるように、目の前のフェンスに手をかけた。白く、細い指先だ。爪はきれいに切り揃えられている。その十指でもってがっしりとフェンスの網目を掴み、さらに片足もひっかけた。黒いローファーに同色のハイソックス。膝丈のセーラー服は紺色。がしゃんがしゃんがしゃんと、3掴みほどよじ登ったが、己の背丈よりずっと高いフェンスのてっぺんにはまだ届かない。ひんやりとした風が吹いて、アッシュグレーの髪がそよいだ。腰丈まであるストレート。ツヤと潤いのあるそれだけが己の自慢。さっきからどうしてか、お尻のあたりがスカスカする気がしているのだけれど、はて、なぜだろう。何かが足りないような気がする。)
- 長めな抜き出しで失礼いたします。2つ目のイベント、どちらになるのかな〜とソワソワしていた中での人間!ビーチェちゃん!!!!というテンション爆上がり案件と合わせて、ここのシーンの描写のきれいさは何度読んでも見惚れてしまいます……映像化してほしい屈指のシーン……
(「あっ」パンツという単語に慌てて、片手でスカートを押さえ「す、スパッツ履いてるもん!」どもりつつフェンスから飛び降りた。「……履いてたわよね?」二本の足でしっかり立ってから、最後は不安いっぱいに彼を見上げて問いかけたものの。)
- デリカシーなさ男に対するこの可愛いご対応……え〜んビーチェちゃんがいちばんかわいい……。そして『二本の足でしっかり立って』という描写がまた、日頃の姿と照らし合わせると感慨深く噛み締めてしまいます。
もちろん、センセのベアトリーチェ──”ビーチェ”よ!(えへんっ。腰に手を当てて、仁王立ちでふんぞり返った。間があったわりには、えらく自信満々である。)
- ビーチェちゃんのお名前がベアトリーチェと知った時どれほど色めき立ったことでしょう……浮かんでしまうのがどうしても神曲だったので、センセイの本名(かっちりとは決めていませんでした)をダンテにしたささえありました……。
ふうん……まあ、センセになら何を見られてもいいんだけどね。(急にけろりと立ち直って、へにゃりと相好を崩した。よくよく考えてみたら、たとえ下着を見られていたとしてもそう問題はない気がする。ただ、”パンツを見られて恥ずかしがる”という行動がしてみたかっただけだ、たぶん。)
- ビーチェちゃんとのアヤシイ会話で好きなシーンのひとつです。“ただ、〜してみたかっただけだ、たぶん。”の言い回しのかろやかさがすき。
…………センセがオンナノコを誘うのはいいの?(眉尻を下げるようにしてふはっと笑うと、手を握り直して。どさりと彼の隣に勢いよく倒れ込むとしよう。スプリングが軋んでやわらかなマットが揺れる。横を向いたら、彼と目線の高さが同じになるだろうか。そうしてふと、空いているほうの掌を黒い髪へと伸ばして、そのセットを崩すみたいにわしわしと撫ぜたがった。)ふふ、もさもさね。(彼に抵抗されなければ、降りかけていた前髪を完全におろしてしまって、小さな笑声をこぼしたろう。それから、まどろむように瞳を細める。ふかふかのベッドは気持ちが良くて安心するけれど。同時に、少しだけ目の奥が熱くなるような気もした。)……センセは、さびしくない?
- 長めの抜出ですみません……このシーンは本当に屈指の好きなシーンで……笑い方も、髪形を崩すのも、もさもさの言い方も全部が全部、現実と夢が混ざり合っている感じで何度も読みたくなります……問いかけも好き…。
(毛玉は素直にベットの存在に喜び、未だかつてない高さで飛び跳ね回った。はしゃぎすぎて少々息が荒かった。)
- センセイの代わりに喜んでくれるビーチェちゃんは本当に天使……
って、焚き火を作るより先に煙草を吸うんじゃないわよ〜っ!
- ビーチェちゃんに煙草を窘められるの本当に好き〜〜〜〜^^^一生となりでしてください……(しんみり)
神様なんかより私のほうがず〜っとセンセのことわかってるし、たいせつに想ってるわ! いくったらいくの!(天啓は独自の理論でばっさりと切り捨て御免。だいたい、本当に神様がいるのなら、人間の文明を滅ぼしたのだって神様だ。そんなの絶対あなたの敵じゃないか。)
- 神様なんかより〜の揺らぎない言葉が本当にうれしかったのと、続くビーチェちゃんの考え方がまた好きなシーンでもあり……。
(ふんすと膨らんだしっぽであなたを急かすようつついていたら、不意に先っちょを掴まれてひゃわっと毛が波打った。逃げはしなかったが、うにゃうにゃもじもじとしばし大人しくなったろう。)
- 度々しっぽを触ろうとする不躾な男で申し訳ありませんでしたが、ビーチェちゃんの反応が可愛すぎるからいけない……(いけなくないです)
(へなりと、尻尾がコンクリートの上に落ちる。このまま進めば、きっと。あなたは出会うだろう。あなたとおなじ、にんげんに。本物の、”ともだち”に。そうしたらもう、煙草が尽きる日を恐れなくてもいいはずだ。そうしたら、あなたはさいごまで一生懸命、生きてくれる──よね? )
- いつだってセンセイのことを考えてくださるビーチェちゃん……;;;
………センセ、寒いわ。だっこして。(もぞりと振り返った毛玉は、あなたを見上げてわがままを吐いた。今まで一度だって、寒さや暑さを訴えたことはなかったくせに。)
- 一生ふたりっきりでだっこさせてください〜〜〜!!!!
(──残された吸い殻は、あなたの存在を証明するに違いない。けれど、毛玉の存在を証明できるものは、何もない。あなたの記憶しか。 そういう、曖昧な存在なのだ。)‖(あなたの反応を伺わぬまま、畳みかけるように言葉を連ねる。他の“にんげん”と出会ってしまったら、それが自分たちにとって別れの時になると。なんとなくわかっている。きっと、あなたも。だから、)……私は、この日のために生きてきたんだから……"さびしくない"わ。(万が一にも、あなたが引き返してしまわないように。目一杯のあいを込めて、精一杯の強がりを吐こう。ぐり、と毛並みをあなたの身体に押し付ける。抱きしめるみたいに。自分の温度を、あなたに覚えてもらいたがるように。)
- 二か所からの抜粋で失礼します……ビーチェちゃん……;;;ビーチェちゃんのロールは本当に心に染みるおきれいな描写が多いのですが、ここは取り分け「お別れしたらビーチェちゃんはセンセイの記憶の中にしかいない」という事実をがつんと自覚する場面で……別れたくない……と思わせられてしまいました…。
(あなたに隠し事はしたくなかった。自分が、生身の人間に叶うとおもったことも、なかった。だって自分は、ただのしがない毛玉としっぽだ。にんげんのように微笑むことも、涙を流すことも出来ない。あなたの額にキスをすることも、手をつないだり抱きしめたりすることも出来ない。夢の中でしか、あなたの寝顔を見ることだって出来ない。そんな存在が、なにかを望めるわけがないじゃないか。)
- そんなことないよ!!!と言いたいのに言えない……表はいつも明るく見せてくれているビーチェちゃんの胸の内に心締め付けられてしまいます……。
(いいわけがない。この選択はまちがっている。きっと、今を逃せばいつか後悔する。かつてあなたを愛していただれかだって、同じことを言うはずだ。 だけれど、)………………さびしい よ………もうすこしだけ、 いっしょに、いたい………。(みっともない涙声が、あなたの腕のなかで震えた。ずっとなんて贅沢は言わない。でも、まだ、まだあなたとお別れしたくない。そんなわがままが、許されるのならば。 ずびっと、鼻もないくせ鼻水を啜るような音を立てて、ぴったりとあなたにくっつこう。私はあなたに作られた”ともだち”だけど、この気持ちは”わたし”のものだと、はじめて思った。)
- ここも屈指の好きなシーンのひとつです。ビーチェちゃん……!!!あれだけ明るくセンセイを引っ張ってくれていたビーチェちゃんの弱いところ、間違いだとわかりつつもお心を喋ってくださるところ、本当に涙腺に来てしまう……。最後の、(この気持ちは”わたし”のものだと、はじめて思った。)にまた泣かされてしまう……まだまだビーチェちゃん離れできない男ですが、どうか今しばらくおそばにいさせてください……!!!
- センセイなんて呼称を設定させていただくにあたって、ペアさんからどう呼ばれるのかな、ビーチェちゃんはどう呼んでくださるのかな〜のワクワク感ははじまる前から抱いていたのですが、スタートからしてこのかわいらしさ……ビーチェちゃんに窘められるために煙草を吸いたくなってしまいますね…
(口がないくせにやけに透き通って響く声色が、高いのか、低いのか、ダレカを模しているのかは、毛玉の知るところではない。)
- 自PCみたいな男からもふもふ可愛いビーチェちゃんが生まれたギャップを噛み締めさせていただいていたPL、このロールが本当に目から鱗であったこともお伝えしたいです。見た目が固定されておられないからこそ過去の知人の声と当てはめてもいい設定、本当に最後のふたりでなければ味わえない経験だなあ……!とワクワクしながら、ようやくここからセンセイの(忘れてしまった)過去についてもちらほらと考えはじめました。
(──それは、あなたにどう扱われたとしても、雨の日も風の日も、飽きずラジオのように話し続けた。冬の気配が忍び寄ってくる時分、あなたが襤褸を寝床と定めた日も、いつものようにうるさかったろう。「あら、素敵な宮殿じゃない!一晩と言わず永遠に眠れそう!……これは皮肉よ?」「きゃー!蜘蛛!でっかい蜘蛛がいたぁ!」「えぇ……ソファで寝るの?身体ばきばきになっちゃうわよ?」それでも、散々飛び跳ね回った最後のさいごには、横になったあなたの上にのっそりと乗っかって、「今日もたのしい一日だったわ、おやすみなさい。センセ」毎日欠かさぬ就寝のあいさつを、そうっと囁いた。)
- え〜〜んかわいい……センセイがビーチェちゃんのことをどう扱ってきたのか、いまだ探り探りの序盤ですがこの可愛らしさを無下にすることなどできず……かわいい……。
(そして毎度、適当に呼びかけられたなら「私はそんな名前じゃないわ!」と文句をたれながらも、あなたの声を無視するような真似はしない。怒ったりすねたり、いつまで経ってもあなたが煙草を止められなかったりしても、毛玉は毎日あなたの声が届く場所にいた。)
- 「イマジナリーフレンドを名前で呼ばない」はペア組前から考えていたのですが、それに対するこの反応がやっぱり可愛くて……。ものぐさ適当男に健気に接してくださるビーチェちゃんが良妻すぎてずっとなでなでしたくなります。
(「ま、まあ……いつも気持ちいいけど……」あなたのブラッシング自体に不満はないので、誤解のないようもしょりと呟いた。毛玉としっぽの異形でなかったら、ちょっぴりアヤシイ会話に聞こえたやもしれぬ。されど毛玉は毛玉。)
- え〜〜んかわいい。ここから始まるビーチェちゃんとのちょっとアヤシイ会話集ぜんぶ好きです。
(親しみの込められたものであれ、あなたの足にぶつかって転がるさまは完全にボールそのもの。ころりんと一回転した毛はまたすぐに起き上がるので、大したダメージではないと知れようか。そうしてすぐ、ぽよぽよとあなたの隣までやってくる。)‖((こちらは寝起きだろうと容赦のない明朗さで、大仰に呆れて見せる。しっぽがぺちんぺちんと、あなたのふくらはぎを軽く叩いた。)‖(ためらいなくその店にぽよぽよ入って行く心算だが──)びゃーーっ!? ネズミ!!!(入って早々目の前をよぎった影に飛び上がって、ごろごろとあなたの足元まで転がって戻って来ることになろう。)
- おなじロール内から3場面を抜き出させていただいたのですが、この快活で元気なビーチェちゃんが本当にかわいらしい……そして擬音がどれもわかる&かわいい……。
(下のほうからは、帰宅途中の子供たちの笑い声や、車のクラクションの音が聞こえてくる。それを覗き込みたがるように、目の前のフェンスに手をかけた。白く、細い指先だ。爪はきれいに切り揃えられている。その十指でもってがっしりとフェンスの網目を掴み、さらに片足もひっかけた。黒いローファーに同色のハイソックス。膝丈のセーラー服は紺色。がしゃんがしゃんがしゃんと、3掴みほどよじ登ったが、己の背丈よりずっと高いフェンスのてっぺんにはまだ届かない。ひんやりとした風が吹いて、アッシュグレーの髪がそよいだ。腰丈まであるストレート。ツヤと潤いのあるそれだけが己の自慢。さっきからどうしてか、お尻のあたりがスカスカする気がしているのだけれど、はて、なぜだろう。何かが足りないような気がする。)
- 長めな抜き出しで失礼いたします。2つ目のイベント、どちらになるのかな〜とソワソワしていた中での人間!ビーチェちゃん!!!!というテンション爆上がり案件と合わせて、ここのシーンの描写のきれいさは何度読んでも見惚れてしまいます……映像化してほしい屈指のシーン……
(「あっ」パンツという単語に慌てて、片手でスカートを押さえ「す、スパッツ履いてるもん!」どもりつつフェンスから飛び降りた。「……履いてたわよね?」二本の足でしっかり立ってから、最後は不安いっぱいに彼を見上げて問いかけたものの。)
- デリカシーなさ男に対するこの可愛いご対応……え〜んビーチェちゃんがいちばんかわいい……。そして『二本の足でしっかり立って』という描写がまた、日頃の姿と照らし合わせると感慨深く噛み締めてしまいます。
もちろん、センセのベアトリーチェ──”ビーチェ”よ!(えへんっ。腰に手を当てて、仁王立ちでふんぞり返った。間があったわりには、えらく自信満々である。)
- ビーチェちゃんのお名前がベアトリーチェと知った時どれほど色めき立ったことでしょう……浮かんでしまうのがどうしても神曲だったので、センセイの本名(かっちりとは決めていませんでした)をダンテにしたささえありました……。
ふうん……まあ、センセになら何を見られてもいいんだけどね。(急にけろりと立ち直って、へにゃりと相好を崩した。よくよく考えてみたら、たとえ下着を見られていたとしてもそう問題はない気がする。ただ、”パンツを見られて恥ずかしがる”という行動がしてみたかっただけだ、たぶん。)
- ビーチェちゃんとのアヤシイ会話で好きなシーンのひとつです。“ただ、〜してみたかっただけだ、たぶん。”の言い回しのかろやかさがすき。
…………センセがオンナノコを誘うのはいいの?(眉尻を下げるようにしてふはっと笑うと、手を握り直して。どさりと彼の隣に勢いよく倒れ込むとしよう。スプリングが軋んでやわらかなマットが揺れる。横を向いたら、彼と目線の高さが同じになるだろうか。そうしてふと、空いているほうの掌を黒い髪へと伸ばして、そのセットを崩すみたいにわしわしと撫ぜたがった。)ふふ、もさもさね。(彼に抵抗されなければ、降りかけていた前髪を完全におろしてしまって、小さな笑声をこぼしたろう。それから、まどろむように瞳を細める。ふかふかのベッドは気持ちが良くて安心するけれど。同時に、少しだけ目の奥が熱くなるような気もした。)……センセは、さびしくない?
- 長めの抜出ですみません……このシーンは本当に屈指の好きなシーンで……笑い方も、髪形を崩すのも、もさもさの言い方も全部が全部、現実と夢が混ざり合っている感じで何度も読みたくなります……問いかけも好き…。
(毛玉は素直にベットの存在に喜び、未だかつてない高さで飛び跳ね回った。はしゃぎすぎて少々息が荒かった。)
- センセイの代わりに喜んでくれるビーチェちゃんは本当に天使……
って、焚き火を作るより先に煙草を吸うんじゃないわよ〜っ!
- ビーチェちゃんに煙草を窘められるの本当に好き〜〜〜〜^^^一生となりでしてください……(しんみり)
神様なんかより私のほうがず〜っとセンセのことわかってるし、たいせつに想ってるわ! いくったらいくの!(天啓は独自の理論でばっさりと切り捨て御免。だいたい、本当に神様がいるのなら、人間の文明を滅ぼしたのだって神様だ。そんなの絶対あなたの敵じゃないか。)
- 神様なんかより〜の揺らぎない言葉が本当にうれしかったのと、続くビーチェちゃんの考え方がまた好きなシーンでもあり……。
(ふんすと膨らんだしっぽであなたを急かすようつついていたら、不意に先っちょを掴まれてひゃわっと毛が波打った。逃げはしなかったが、うにゃうにゃもじもじとしばし大人しくなったろう。)
- 度々しっぽを触ろうとする不躾な男で申し訳ありませんでしたが、ビーチェちゃんの反応が可愛すぎるからいけない……(いけなくないです)
(へなりと、尻尾がコンクリートの上に落ちる。このまま進めば、きっと。あなたは出会うだろう。あなたとおなじ、にんげんに。本物の、”ともだち”に。そうしたらもう、煙草が尽きる日を恐れなくてもいいはずだ。そうしたら、あなたはさいごまで一生懸命、生きてくれる──よね? )
- いつだってセンセイのことを考えてくださるビーチェちゃん……;;;
………センセ、寒いわ。だっこして。(もぞりと振り返った毛玉は、あなたを見上げてわがままを吐いた。今まで一度だって、寒さや暑さを訴えたことはなかったくせに。)
- 一生ふたりっきりでだっこさせてください〜〜〜!!!!
(──残された吸い殻は、あなたの存在を証明するに違いない。けれど、毛玉の存在を証明できるものは、何もない。あなたの記憶しか。 そういう、曖昧な存在なのだ。)‖(あなたの反応を伺わぬまま、畳みかけるように言葉を連ねる。他の“にんげん”と出会ってしまったら、それが自分たちにとって別れの時になると。なんとなくわかっている。きっと、あなたも。だから、)……私は、この日のために生きてきたんだから……"さびしくない"わ。(万が一にも、あなたが引き返してしまわないように。目一杯のあいを込めて、精一杯の強がりを吐こう。ぐり、と毛並みをあなたの身体に押し付ける。抱きしめるみたいに。自分の温度を、あなたに覚えてもらいたがるように。)
- 二か所からの抜粋で失礼します……ビーチェちゃん……;;;ビーチェちゃんのロールは本当に心に染みるおきれいな描写が多いのですが、ここは取り分け「お別れしたらビーチェちゃんはセンセイの記憶の中にしかいない」という事実をがつんと自覚する場面で……別れたくない……と思わせられてしまいました…。
(あなたに隠し事はしたくなかった。自分が、生身の人間に叶うとおもったことも、なかった。だって自分は、ただのしがない毛玉としっぽだ。にんげんのように微笑むことも、涙を流すことも出来ない。あなたの額にキスをすることも、手をつないだり抱きしめたりすることも出来ない。夢の中でしか、あなたの寝顔を見ることだって出来ない。そんな存在が、なにかを望めるわけがないじゃないか。)
- そんなことないよ!!!と言いたいのに言えない……表はいつも明るく見せてくれているビーチェちゃんの胸の内に心締め付けられてしまいます……。
(いいわけがない。この選択はまちがっている。きっと、今を逃せばいつか後悔する。かつてあなたを愛していただれかだって、同じことを言うはずだ。 だけれど、)………………さびしい よ………もうすこしだけ、 いっしょに、いたい………。(みっともない涙声が、あなたの腕のなかで震えた。ずっとなんて贅沢は言わない。でも、まだ、まだあなたとお別れしたくない。そんなわがままが、許されるのならば。 ずびっと、鼻もないくせ鼻水を啜るような音を立てて、ぴったりとあなたにくっつこう。私はあなたに作られた”ともだち”だけど、この気持ちは”わたし”のものだと、はじめて思った。)
- ここも屈指の好きなシーンのひとつです。ビーチェちゃん……!!!あれだけ明るくセンセイを引っ張ってくれていたビーチェちゃんの弱いところ、間違いだとわかりつつもお心を喋ってくださるところ、本当に涙腺に来てしまう……。最後の、(この気持ちは”わたし”のものだと、はじめて思った。)にまた泣かされてしまう……まだまだビーチェちゃん離れできない男ですが、どうか今しばらくおそばにいさせてください……!!!
世界はある日突然滅んだ。遠くのコンビナートの方角から黒煙が立ち上ろうとも、近くの民家が焼けようとも、鎮火の様子もないし野次馬のヘリもいないなんて、少なくともその辺りは滅んだと思い込む材料としては悪くないはずだ。火の手から逃げる道すがら窓を割って入った民家のテレビは映らないし、人気のない方へと走らせる車のラジオはザーザーとノイズが走るだけ。誰の助けもない世界に慣れるのはしばらくかかったけれど、慣れてみたら案外あっていたらしい。たまたま燃料が残っていた乗り物を見つければそれで乗れる範囲で進んだり、自転車を利用したり、いくつかの街を移動して、ブーツを何回も履き潰すくらいには季節はいくつも過ぎた。たまたま立ち寄った街なか、割れたコンクリートから鉄筋がすこし見えかけてるような建屋のなかで過ごすことにはもう慣れていた。実は乾電池で動いてたらしい部屋をカードキーで開け閉めしてしばらく暮らしている雨風を凌ぐためだけの部屋のなか、昨日干したばっかりのシーツを敷いたベッドでごろりと仰向けに転がっていた。薄汚れた携帯ゲーム機でドット絵のパズルがくるくる落ちていくのを動かして、今日の結果はハイスコア、乾電池の容量が少なくなっているのを理解して電源を落とした。
それでも唯一無二のこの生き物は、今日もこの頽れた世界を輝かせている。誰もいないかわりに新しい冒険が目の前に広がっているというように。でもゲームはゲームで面白いので視界の端で跳ねさせておいたから正直彼が何しているのかはよくわからなかった。そのごっこ遊びをやった記憶はあんまりない。
パズルゲームにスリル求めたら別ジャンルになっちゃうよ。スリリングはねえ、こういうこと、かなっ!(肩の上のやじろべえに更なる試練を与えてしまおう。言い切るのが早いか動くのが早いか、フリーフォールくらいの勢いでうつ伏せに倒れてみせてすぐに起こしてみたりして戯れてみせた。)
ねえこれ僕楽しくない!僕も何か乗りたい!
……まーた調子に乗る、(ゆるく笑うだけで明確な回答は避けたがった。やっぱりまだよくわからないし、何かを見つけて進む時には何かを失う気もした。
もう鳥が止まるくらいしか利用価値のない少し傾いた電信柱が立ち並び、顔を下ろせば整備不良で下水道か上水道がそれとも水源が決壊したのか、好き勝手湧水が走って、でこぼこひび割れ水たまりが無尽蔵にわく悪路が見える。
ピート、もうちょっと優しく言ってよ。(この世には真実よりも伝え方が大事な瞬間もあるのだ。それくらいしか反論できないくらいとも言える。図星をつかれて気分が盛り下がるはずなのに、気を抜くと和んでしまうような穏やかな波音が無情で、せめてため息をついてるフリをして、細やかな砂に足をとられながら彼を追いかけた。
何ソレ、僕知らないよ!アウトなキノコ無意識に食べてたらどうしよう、そこまで飢えてた事実がヤダ!
ねえ見て、ピート!飛べた!飛べたよ!(興奮気味に彼へと伸ばしている指が幼子のようにまろみを帯びたいることに違和感を覚えることなく、それはおよそ学生と呼ばれる年齢よりも小さな体躯で人からの見え方など完全に忘れたくしゃっと満面の笑みで彼へと呼びかけた。)
ねーーー、僕まだ女の子の好き嫌いはよく分かんないよ。考えてこなかったの、よくなかったんだろーけどさあ
もー、今日はやけに欲しがるなぁ?ほら、こーゆー真面目な話するなら降りておいでよ。(そんなことないよ、大好きだよ、で済ませられるお話だったけれど、今日の朝から砂粒ほどの違和感が積もり積もっていた。
僕ね、別に君と会えなくたって平気で生きてたんだろうなって思うんだ。死ぬには早いし、あれでもそこそこ楽しくやれてたからさ。でも、僕はピートが来てくれてから、僕がちょっと我慢しすぎてたのも、怠けてたってことも、好き嫌いがあってもいいし、君がもともと友達だったってことも思い出して、それがとっても大事なことだと思ったんだ。
ピート、この先、…………(急に迷子になったように視線をふるわせる。こんな状況で驚きもしていない妖精は、聞くまでもなく、先に何かーーおそらく、誰か。彼が恋セヨ!と言うような相手がいるのを知っていて、進んでいくように促していたのだと察する。冷や水をかけられたかのように一気に胸の奥が凍えたような心地になり、何度も衝動のままに開こうとした口を閉じる。)…………ねえ。僕だってずっとこのままじゃいられないってことくらい分かってるよ。僕だって、いま、びっくりしてるし、……でも、君だけ、何にも言わずに寂しい思いするのは、ちょっと違くない?
君が望むなら、こっから走って逃げたっていいんだ。いつか誰かと会う運命なら、今逃げたって、きっとどこかでまた会える。でも、君が、こうやって僕に見えてるのは、きっと奇跡みたいなことで……いくらこれからも、って言っても、
犬の少し臭くて生暖かい息が今までにない感覚で、青年は「やめて、待って!」と笑うごと口を塞がれるのが面白くなって、少年のようにけらけら笑った。真っ赤に泣き腫らした瞳で飼い主の幼いかんばせを見上げる。少女は絶句し、同じようにぼろぼろと涙を流し始めていた。)初めまして、……よく、頑張ったね。(努めてやさしい声で少女を慰めては、犬の扱い方なんてよくわからないから、おっかなびっくり首の後ろの辺りを撫でると、丁寧にブラッシングされてるであろう毛並みがさらさらと指の間から流れる。興奮しきっている様子のふたりを宥めて立ち上がれば、)僕、タクヤっていうんだ。(君は、と尋ねる前に鼻声で「わたしはアオイで、この子はナナ」と返されると、犬を制してもらってどうにか立ち上がった。そつのない人付き合いしかしてこなかったから、こんなときにどう話せばいいかなんてーー妖精に話しかけるように、親しみを持って接すればいい。大切なものは、もうこの胸の中にある。)よかったら聞かせてよ。君がどうやってここまで旅してきたか!(少女にココアでも入れてあげようと考え、結局元来た道を後戻り。椅子もう一個用意しとけばよかったなと思いながら、のんびりと歩き出した。一つの旅路が終わって、また新たな旅路の始まるこの瞬間に、きっと涙なんて似合わない。でも、君の言う通りだったね、ピート。懸命についてくる泣き腫らした少女の姿を見て、青年は少し笑った。)
それでも唯一無二のこの生き物は、今日もこの頽れた世界を輝かせている。誰もいないかわりに新しい冒険が目の前に広がっているというように。でもゲームはゲームで面白いので視界の端で跳ねさせておいたから正直彼が何しているのかはよくわからなかった。そのごっこ遊びをやった記憶はあんまりない。
パズルゲームにスリル求めたら別ジャンルになっちゃうよ。スリリングはねえ、こういうこと、かなっ!(肩の上のやじろべえに更なる試練を与えてしまおう。言い切るのが早いか動くのが早いか、フリーフォールくらいの勢いでうつ伏せに倒れてみせてすぐに起こしてみたりして戯れてみせた。)
ねえこれ僕楽しくない!僕も何か乗りたい!
……まーた調子に乗る、(ゆるく笑うだけで明確な回答は避けたがった。やっぱりまだよくわからないし、何かを見つけて進む時には何かを失う気もした。
もう鳥が止まるくらいしか利用価値のない少し傾いた電信柱が立ち並び、顔を下ろせば整備不良で下水道か上水道がそれとも水源が決壊したのか、好き勝手湧水が走って、でこぼこひび割れ水たまりが無尽蔵にわく悪路が見える。
ピート、もうちょっと優しく言ってよ。(この世には真実よりも伝え方が大事な瞬間もあるのだ。それくらいしか反論できないくらいとも言える。図星をつかれて気分が盛り下がるはずなのに、気を抜くと和んでしまうような穏やかな波音が無情で、せめてため息をついてるフリをして、細やかな砂に足をとられながら彼を追いかけた。
何ソレ、僕知らないよ!アウトなキノコ無意識に食べてたらどうしよう、そこまで飢えてた事実がヤダ!
ねえ見て、ピート!飛べた!飛べたよ!(興奮気味に彼へと伸ばしている指が幼子のようにまろみを帯びたいることに違和感を覚えることなく、それはおよそ学生と呼ばれる年齢よりも小さな体躯で人からの見え方など完全に忘れたくしゃっと満面の笑みで彼へと呼びかけた。)
ねーーー、僕まだ女の子の好き嫌いはよく分かんないよ。考えてこなかったの、よくなかったんだろーけどさあ
もー、今日はやけに欲しがるなぁ?ほら、こーゆー真面目な話するなら降りておいでよ。(そんなことないよ、大好きだよ、で済ませられるお話だったけれど、今日の朝から砂粒ほどの違和感が積もり積もっていた。
僕ね、別に君と会えなくたって平気で生きてたんだろうなって思うんだ。死ぬには早いし、あれでもそこそこ楽しくやれてたからさ。でも、僕はピートが来てくれてから、僕がちょっと我慢しすぎてたのも、怠けてたってことも、好き嫌いがあってもいいし、君がもともと友達だったってことも思い出して、それがとっても大事なことだと思ったんだ。
ピート、この先、…………(急に迷子になったように視線をふるわせる。こんな状況で驚きもしていない妖精は、聞くまでもなく、先に何かーーおそらく、誰か。彼が恋セヨ!と言うような相手がいるのを知っていて、進んでいくように促していたのだと察する。冷や水をかけられたかのように一気に胸の奥が凍えたような心地になり、何度も衝動のままに開こうとした口を閉じる。)…………ねえ。僕だってずっとこのままじゃいられないってことくらい分かってるよ。僕だって、いま、びっくりしてるし、……でも、君だけ、何にも言わずに寂しい思いするのは、ちょっと違くない?
君が望むなら、こっから走って逃げたっていいんだ。いつか誰かと会う運命なら、今逃げたって、きっとどこかでまた会える。でも、君が、こうやって僕に見えてるのは、きっと奇跡みたいなことで……いくらこれからも、って言っても、
犬の少し臭くて生暖かい息が今までにない感覚で、青年は「やめて、待って!」と笑うごと口を塞がれるのが面白くなって、少年のようにけらけら笑った。真っ赤に泣き腫らした瞳で飼い主の幼いかんばせを見上げる。少女は絶句し、同じようにぼろぼろと涙を流し始めていた。)初めまして、……よく、頑張ったね。(努めてやさしい声で少女を慰めては、犬の扱い方なんてよくわからないから、おっかなびっくり首の後ろの辺りを撫でると、丁寧にブラッシングされてるであろう毛並みがさらさらと指の間から流れる。興奮しきっている様子のふたりを宥めて立ち上がれば、)僕、タクヤっていうんだ。(君は、と尋ねる前に鼻声で「わたしはアオイで、この子はナナ」と返されると、犬を制してもらってどうにか立ち上がった。そつのない人付き合いしかしてこなかったから、こんなときにどう話せばいいかなんてーー妖精に話しかけるように、親しみを持って接すればいい。大切なものは、もうこの胸の中にある。)よかったら聞かせてよ。君がどうやってここまで旅してきたか!(少女にココアでも入れてあげようと考え、結局元来た道を後戻り。椅子もう一個用意しとけばよかったなと思いながら、のんびりと歩き出した。一つの旅路が終わって、また新たな旅路の始まるこの瞬間に、きっと涙なんて似合わない。でも、君の言う通りだったね、ピート。懸命についてくる泣き腫らした少女の姿を見て、青年は少し笑った。)
(どこだってこのお気楽な幻想もとい妖精にとっては楽しい遊びと発見の詰まった遊園地なのである。小さな三つ編みを二つ作って両手に一本ずつもった少年はまるで馬の手綱のように揺らし、「ハイヨー!シルバー!」なんて前進するための御機嫌な掛け声を一つ)
- なに三つ編み作ってるんだろう…と思ってたら手綱だったの?!なんで?!と驚きつつ笑ってしまってました。
タクヤはロストチャイルドかもね!大人になる道の途中で迷子になってるのさ――、とはいえタクヤは僕を見つけたんだからね、宝探し大成功さ!
- このあたりがラストへの布石になる大事な言葉をかけてもらったな〜と思いました。
時間なら沢山あるさ。ちょっとばかりタクヤには見えてないだけで、足りないことなんてないよ
- 本当に童話の中の妖精のような言葉でワクワクしちゃいました
(落下するうちに白鯨の近くまで来ている事に気づくと、そのままべたついた羽根を広げぽーんと巨体の上に降り立った。ぺたぺたと走りだすと白い雪のような巨体の上に豆粒のような虹色のカラフルな足跡がついていく)こうしてやるー!(ついでに両手もぺったりとつくと小さな掌型のスタンプが押され、白い鯨の背中がほんのちょっとだけ色づいていく)――…タクヤもやろうよー!(きゃっきゃと笑いながら手招く。ストリートアートなんてものじゃなく、壁にらくがきをする悪ガキのような表情で。きゃらきゃらとはしゃぎ騒ぐ煩い人間と妖精の悪戯に、白鯨が巨体を海中に沈める迄の暫しの間、全身をつかったらくがきに興じ。その後、洗濯がてらの水泳に、人魚の入り江を見に行ったり、海賊船を探しに飛び回ったり――水平線の果て、夢の終わりまで、どこにもない国でのひと時を楽しむことと)
- 無邪気に鯨に失礼を働くピートくんに笑ってました。
僕は勇敢でカッコイイピート様だからね、ちっとも怖くないさ。これからの冒険にワクワクしてるくらい。ただ、うん、ほんのちょっとだけ残念だなって思うのは、あの子にタクヤの事を紹介できない事かなぁ。タクヤったら自己アピール下手そうだし?…寝坊助でちょっと子供っぽくて、悪戯もするしー、ゴロゴロしながらゲームするのが好きで、面倒くさがり屋でー、頭は悪くないに抜けててさぁ…(つらつらと初対面の異性に紹介するのは如何なものだと言われそうな事を列挙しながら、クスクス笑って)…――でも、とびっきり優しいイイ男だから、よろしくねって。まぁ、僕の次になんだけどね!
- ピートくんのこのセリフが本当に本当に大好きで……😭
――…そうこなくっちゃ、タクヤ!僕らの旅はまだまだ続くんだ!世界はとーっても広いからね!オモーカージ、イッパーイ、ヨーソロー!
- 最初のおはなしのセリフを思い出すような、たった二人で新たな旅路に向かう拓也にむけたピートくんのやさしさが最初から最後までぎゅっと詰まっていたな……と思い出して嬉しくも寂しくもなりました……。
タクヤが泣くのってさ、僕がその他大勢のどうでもいいものとは違うってことでしょ。トクベツってやつだよね!タクヤにねそう思って貰えて、タクヤがそういう気持ちを持ってくれたのが、僕はうれしいんだ。
- ピートくんの思いやり溢れる喜びようにこっちの方が嬉しさもらっちゃいましたよね……。
残念でした〜、僕は人間じゃないもんね!妖精だもんねー!
- いうと思ったけども!!笑 この妖精が可愛すぎておまわりさん、私です……。
なんだよー、わるいかよー。やだよー、タクヤがのぼってこいよー!(悪戯心なのか、甘やかすような言葉を口にしない彼に、此方は拗ねたような態度をとっている。酒を飲んだ訳でもないがまるで酔っ払いのウザ絡みのような調子でうだうだと、登ってこいだとか無理難題を口にして。やがて食事を脇に置いた様子に少し考えてから、ねじくりまわした髪をパッと解放し――くるくると勢いよく元に戻るのと同時、とんと頭頂部を蹴って彼の前へと降りたって)サクラの季節はねー、僕だってたまには、セ…、セー…、セン…?あー、そう!センシティブになることだってあるんだからね!(びしっと右手の人差し指を突き付けて、決め台詞みたいに告げたが、全然決まってなかった)
- ここのうじうじピートくんがとってもかわいいので国宝に指定しました。
そうだよー。僕はどうせちっちゃいよーだ。米粒は焚いたらおにぎりになれるけど、僕はおにぎりになれないからね、役立たずだね!ふーんだ!
- ピートくん、ちっちゃいの気がしてたんだ?!拓也は身長のことも頓着してなかったけどこのピートくんがみてもう少し身長高い方がいいと思っていたことにしようかなと思いましたよね(愛)
もしかしたらさー、いるかもしれないじゃない?まだまだ僕らはこの世界を全部踏破したわけじゃないんだし。こう…地獄の底から迎えに来たワ、ダーリン、とかさぁ。ダーリンだけは食べないって言ってくれるかもよ?
- 物騒なハニーなんだよなあって始終笑ってました。
- なに三つ編み作ってるんだろう…と思ってたら手綱だったの?!なんで?!と驚きつつ笑ってしまってました。
タクヤはロストチャイルドかもね!大人になる道の途中で迷子になってるのさ――、とはいえタクヤは僕を見つけたんだからね、宝探し大成功さ!
- このあたりがラストへの布石になる大事な言葉をかけてもらったな〜と思いました。
時間なら沢山あるさ。ちょっとばかりタクヤには見えてないだけで、足りないことなんてないよ
- 本当に童話の中の妖精のような言葉でワクワクしちゃいました
(落下するうちに白鯨の近くまで来ている事に気づくと、そのままべたついた羽根を広げぽーんと巨体の上に降り立った。ぺたぺたと走りだすと白い雪のような巨体の上に豆粒のような虹色のカラフルな足跡がついていく)こうしてやるー!(ついでに両手もぺったりとつくと小さな掌型のスタンプが押され、白い鯨の背中がほんのちょっとだけ色づいていく)――…タクヤもやろうよー!(きゃっきゃと笑いながら手招く。ストリートアートなんてものじゃなく、壁にらくがきをする悪ガキのような表情で。きゃらきゃらとはしゃぎ騒ぐ煩い人間と妖精の悪戯に、白鯨が巨体を海中に沈める迄の暫しの間、全身をつかったらくがきに興じ。その後、洗濯がてらの水泳に、人魚の入り江を見に行ったり、海賊船を探しに飛び回ったり――水平線の果て、夢の終わりまで、どこにもない国でのひと時を楽しむことと)
- 無邪気に鯨に失礼を働くピートくんに笑ってました。
僕は勇敢でカッコイイピート様だからね、ちっとも怖くないさ。これからの冒険にワクワクしてるくらい。ただ、うん、ほんのちょっとだけ残念だなって思うのは、あの子にタクヤの事を紹介できない事かなぁ。タクヤったら自己アピール下手そうだし?…寝坊助でちょっと子供っぽくて、悪戯もするしー、ゴロゴロしながらゲームするのが好きで、面倒くさがり屋でー、頭は悪くないに抜けててさぁ…(つらつらと初対面の異性に紹介するのは如何なものだと言われそうな事を列挙しながら、クスクス笑って)…――でも、とびっきり優しいイイ男だから、よろしくねって。まぁ、僕の次になんだけどね!
- ピートくんのこのセリフが本当に本当に大好きで……😭
――…そうこなくっちゃ、タクヤ!僕らの旅はまだまだ続くんだ!世界はとーっても広いからね!オモーカージ、イッパーイ、ヨーソロー!
- 最初のおはなしのセリフを思い出すような、たった二人で新たな旅路に向かう拓也にむけたピートくんのやさしさが最初から最後までぎゅっと詰まっていたな……と思い出して嬉しくも寂しくもなりました……。
タクヤが泣くのってさ、僕がその他大勢のどうでもいいものとは違うってことでしょ。トクベツってやつだよね!タクヤにねそう思って貰えて、タクヤがそういう気持ちを持ってくれたのが、僕はうれしいんだ。
- ピートくんの思いやり溢れる喜びようにこっちの方が嬉しさもらっちゃいましたよね……。
残念でした〜、僕は人間じゃないもんね!妖精だもんねー!
- いうと思ったけども!!笑 この妖精が可愛すぎておまわりさん、私です……。
なんだよー、わるいかよー。やだよー、タクヤがのぼってこいよー!(悪戯心なのか、甘やかすような言葉を口にしない彼に、此方は拗ねたような態度をとっている。酒を飲んだ訳でもないがまるで酔っ払いのウザ絡みのような調子でうだうだと、登ってこいだとか無理難題を口にして。やがて食事を脇に置いた様子に少し考えてから、ねじくりまわした髪をパッと解放し――くるくると勢いよく元に戻るのと同時、とんと頭頂部を蹴って彼の前へと降りたって)サクラの季節はねー、僕だってたまには、セ…、セー…、セン…?あー、そう!センシティブになることだってあるんだからね!(びしっと右手の人差し指を突き付けて、決め台詞みたいに告げたが、全然決まってなかった)
- ここのうじうじピートくんがとってもかわいいので国宝に指定しました。
そうだよー。僕はどうせちっちゃいよーだ。米粒は焚いたらおにぎりになれるけど、僕はおにぎりになれないからね、役立たずだね!ふーんだ!
- ピートくん、ちっちゃいの気がしてたんだ?!拓也は身長のことも頓着してなかったけどこのピートくんがみてもう少し身長高い方がいいと思っていたことにしようかなと思いましたよね(愛)
もしかしたらさー、いるかもしれないじゃない?まだまだ僕らはこの世界を全部踏破したわけじゃないんだし。こう…地獄の底から迎えに来たワ、ダーリン、とかさぁ。ダーリンだけは食べないって言ってくれるかもよ?
- 物騒なハニーなんだよなあって始終笑ってました。
地球に墜落するなんて、俺も隕石みたいなもんだ。
- ラピュタばりに受け止めたいんですけど落下予定地はどこですか?
(どこかのベッドでもゆっくりと休めるのだけれど、昨晩は「夏っぽくなってきたしキャンプしようぜ!」と思いついてしまったものだから、アウトドア用品店から拝借した大型テントの中での就寝。ふわふわとした親友のからだを揺すってかける声はすっかり元気な、体内時計推定・午前6時30分。)
- そんなに早く起きるのは小学生か社畜かおじいちゃんしかおらんのよ………………元気いっぱいな男子高校生、とてもかわいい
(そういや、隕石事件が起きなきゃ週末は家族で動物園に行く予定だったんだ。終末になってどうすんだよ。)
- かわいい(かわいい)
お前が眠そうなのはいっつもじゃん、昼も夜もそう!
- それはそう…パンダが毎度すみません
そ、れはちょっと思......思う〜〜……、っけど!せっかく起きたんだから、なんか、朝がもったいない感じ、するだろ!……お前はしないかもしんないけどさ……
- お前はしないかもしんないけどさ……がとてもかわいい…ちょっと間を空けて言うの、その間に相手自堕落パンダだったわって思い出したのかなと思うとなおのこと…
(揺れ動く様子をにやにやと見守って、勝ちを確信したならもう一押し、「ほんとだよ、もちろん」と甘く囁いてみせよう。どこにいたって誰にも聞かれやしないのに、こそこそとないしょ話みたいなトーンで約束をした。)
(どこかで調達するつもりで、リュックに詰める食糧も最低限。拠点という拠点を作らず、転々と歩き回ったり、時には相棒に負けて休憩したり、そんな風にこの惑星で生き続けている。歩き続けていれば、何かに、誰かに、出会えるかもしれないから。)
- こういう諦めず前しか見てない灯くん、すごいなと思います
到着!おじゃましまーす。お前ここ通れる?(ガラスを壊したところで、そこを通れば相棒のふわふわの手足が傷ついてしまうから、ホームセンターから調達したバールで通用口をこじ開ける。アニメやゲームでよく見る手法。)
- 優しすぎん?全米が泣いた
(広いホコ天を歩きながら、「次はマシュマロ焼くんだ」、と歌うように宣言する少年は、親友の性格を分かっておきながら巻き込む気でいっぱいだ。思い出は全部ふたりのものだって当たり前に思っているから。)
- ラスイベ後にここを読み返すとめちゃくちゃ泣けませんか
やっぱさあー!夏といえば海じゃん?
- こういう思考さえかわいい
(「そろそろ真夏だから海に行こう」と提案した少年は、ちゃっかりはしゃいだサングラスまで装着済み。とはいえ、年中あたたかそうなからだをした相棒にとって炎天下の屋外は苦だろうと、陽の弱まった夕方のドライブとなった。)
- サングラスかけるくらいノリノリなのにパンダのこと考えてくれてる優しさ、プライスレス
水たまり!?いや、……いや、そうっちゃそう……?まあとにかく、“おっきい”とこが良いんじゃんか。な!
- ちょっと雑な感じもかわいい
そ、っか。……そっか!本当だな!?うんと先ってどこだろうな。どうやったら会えるんだろ、なあ、それじゃあ明日は船とか、
- キャプテン・灯の爆誕かと思った
は、はは。ならないよ、離れ離れなんてさ、お前がいくら重くっても、動きたがんなくても、連れてくからさ、海の向こうまで!だからそんな……そんなこと、 (ぎゅ、と手を握るだけじゃ足りなくて、そのからだに抱きついた。これまで何度もそうしたように。真っ赤な夕焼けと大きな海原がこわくて、喉がひりついて、声が震える。)そんなこと、言うなって、 ……ハオユー。俺を、ひとりにしないで。
- リアルガチで泣きました
…………お前も一緒でいいじゃん、譲るとか……代わり、みたいな、そういうのじゃないじゃんか、("かけがえのない"なんて言葉は、こんな場面でも口をつきにくいんだってことを初めて知った。一番伝えたい時なのに。)
- こんなに大切に想ってもらえてなんて幸せなパンダなんだ
、……海なんてさぁ、来なきゃよかったかな。
- ヴッッッッッッッッッッ
なあ!明日からも一緒に冒険してくれるだろ?その人たちのこと、見つけるまで。……こっちが先に見つけて、驚かしてやろーな!ハオユー!
- そういう…そういうとこだぞ灯…泣
- ラピュタばりに受け止めたいんですけど落下予定地はどこですか?
(どこかのベッドでもゆっくりと休めるのだけれど、昨晩は「夏っぽくなってきたしキャンプしようぜ!」と思いついてしまったものだから、アウトドア用品店から拝借した大型テントの中での就寝。ふわふわとした親友のからだを揺すってかける声はすっかり元気な、体内時計推定・午前6時30分。)
- そんなに早く起きるのは小学生か社畜かおじいちゃんしかおらんのよ………………元気いっぱいな男子高校生、とてもかわいい
(そういや、隕石事件が起きなきゃ週末は家族で動物園に行く予定だったんだ。終末になってどうすんだよ。)
- かわいい(かわいい)
お前が眠そうなのはいっつもじゃん、昼も夜もそう!
- それはそう…パンダが毎度すみません
そ、れはちょっと思......思う〜〜……、っけど!せっかく起きたんだから、なんか、朝がもったいない感じ、するだろ!……お前はしないかもしんないけどさ……
- お前はしないかもしんないけどさ……がとてもかわいい…ちょっと間を空けて言うの、その間に相手自堕落パンダだったわって思い出したのかなと思うとなおのこと…
(揺れ動く様子をにやにやと見守って、勝ちを確信したならもう一押し、「ほんとだよ、もちろん」と甘く囁いてみせよう。どこにいたって誰にも聞かれやしないのに、こそこそとないしょ話みたいなトーンで約束をした。)
(どこかで調達するつもりで、リュックに詰める食糧も最低限。拠点という拠点を作らず、転々と歩き回ったり、時には相棒に負けて休憩したり、そんな風にこの惑星で生き続けている。歩き続けていれば、何かに、誰かに、出会えるかもしれないから。)
- こういう諦めず前しか見てない灯くん、すごいなと思います
到着!おじゃましまーす。お前ここ通れる?(ガラスを壊したところで、そこを通れば相棒のふわふわの手足が傷ついてしまうから、ホームセンターから調達したバールで通用口をこじ開ける。アニメやゲームでよく見る手法。)
- 優しすぎん?全米が泣いた
(広いホコ天を歩きながら、「次はマシュマロ焼くんだ」、と歌うように宣言する少年は、親友の性格を分かっておきながら巻き込む気でいっぱいだ。思い出は全部ふたりのものだって当たり前に思っているから。)
- ラスイベ後にここを読み返すとめちゃくちゃ泣けませんか
やっぱさあー!夏といえば海じゃん?
- こういう思考さえかわいい
(「そろそろ真夏だから海に行こう」と提案した少年は、ちゃっかりはしゃいだサングラスまで装着済み。とはいえ、年中あたたかそうなからだをした相棒にとって炎天下の屋外は苦だろうと、陽の弱まった夕方のドライブとなった。)
- サングラスかけるくらいノリノリなのにパンダのこと考えてくれてる優しさ、プライスレス
水たまり!?いや、……いや、そうっちゃそう……?まあとにかく、“おっきい”とこが良いんじゃんか。な!
- ちょっと雑な感じもかわいい
そ、っか。……そっか!本当だな!?うんと先ってどこだろうな。どうやったら会えるんだろ、なあ、それじゃあ明日は船とか、
- キャプテン・灯の爆誕かと思った
は、はは。ならないよ、離れ離れなんてさ、お前がいくら重くっても、動きたがんなくても、連れてくからさ、海の向こうまで!だからそんな……そんなこと、 (ぎゅ、と手を握るだけじゃ足りなくて、そのからだに抱きついた。これまで何度もそうしたように。真っ赤な夕焼けと大きな海原がこわくて、喉がひりついて、声が震える。)そんなこと、言うなって、 ……ハオユー。俺を、ひとりにしないで。
- リアルガチで泣きました
…………お前も一緒でいいじゃん、譲るとか……代わり、みたいな、そういうのじゃないじゃんか、("かけがえのない"なんて言葉は、こんな場面でも口をつきにくいんだってことを初めて知った。一番伝えたい時なのに。)
- こんなに大切に想ってもらえてなんて幸せなパンダなんだ
、……海なんてさぁ、来なきゃよかったかな。
- ヴッッッッッッッッッッ
なあ!明日からも一緒に冒険してくれるだろ?その人たちのこと、見つけるまで。……こっちが先に見つけて、驚かしてやろーな!ハオユー!
- そういう…そういうとこだぞ灯…泣
「ぼくのかわいいからだがこんな寝袋に入ると思うの〜!?」
- か、かわいい〜!!!!大きなパンダさんのからだがかわいいことはさることながら、寝袋に入ろうと思っちゃうところがまたかわいい……この後の起床拒否の姿勢もたいへんかわいい……ずっとかわいい予感が止まらない。
ひ、ひどい……!ともり、ぼくのこと『ロクに働きもせずいつも眠そうに目をこすってるかわいいただのパンダ』だと思ってるんだ……!(かわいい姿で癒しを与えたり。そう信じて疑わないこのパンダは、今だってエーンエーンと黒の手袋を涙で湿らせる真似をして、そんな姿に彼が癒されてくれるだろうだなんて高い高い自意識で考えていた。)
- 自意識が高くてえらい!!ぼくかわいいでしょ〜ってあからさまにアピールするんじゃなく(それも見たいけど)、さらりと当たり前にかわいさを誇示してくるところが好きです。かわいい。
(立ち上がってしまえば人間のこどもくらいの大きさのパンダだけれど、同じくこどもと分類されるはずの彼のことは見上げなければならない。彼の顔が遠のいていってしまうのは寂しいから、このあたりで申し訳ないけれど成長をストップしていただくよう、きっと同じく滅亡してしまっただろう神様に祈るパンダは道中も『甘えん坊』の言葉に相応しく彼の手を握っていた。)
- 「彼の顔が遠のいていってしまうのは〜」がかわいくていじらしくてびっくりしちゃった。さらりと神様の滅亡を文中に挟み込むセンスも大好きです 広い世界をずっと手握って歩く小さい2人、かわいいなあ
ここがいいなぁ、(と指を刺したのは映画館。)
- 入口にはさまってSOSを出すハオユーが愛おしくて「本当にかわいいね!?」とメロメロになったのも束の間、ショッピングモールの中で選んでくれたスポットが激エモで震えちゃいました。ともハオはあんな世界でも2人でそこそこ楽しく過ごしててほしいな〜、と思い、あまり荒涼としていない滅亡感を醸し出していたので、2人の時間を楽しむ選択をしてくださったことにスタンディングオベーションです。映画館にふたりきりの少年と子パンダ、絵になる。
(「パンダさーん!」と自分を呼ぶ子どもの声に振り返っては、首を傾げたり手を振ったりとファンサービスにも余念なく、そんな風に過ごすのどかで平凡などこにでもある休日のお昼前。)
- きっといっぱいファンサしてるけど、姿を見つけて話しかけに来てくれるのは灯にだけ♡(マウント)
(そうだ、彼のこんな顔が見たくて、不安にさせたくなくて、ずっと彼を笑わせるために自分という存在がいるのだと、なんとなくだけれども唐突にそう感じた。)え〜?ん−、まあたしかに、ぼくはともりがいるところならどこにでも行くけど……
- ああ……イマジナリーフレンド……。そうですね、灯がハオユーを生み出した(?)のは、不安になりたくなくて、できれば笑って元気に生きていたくてのことだったと思います。ハオユーの自我がぴったりで愛おしい……うっうっ
ともりだってぼくのこと大好きなくせに〜!
- 大好き〜!!!!!!!!!!
(彼の背中を押して両親との感動の再会を演出した後は、有言実行して彼の隣で精一杯可愛く謝ろう。そうして忘れずに挨拶もするのだ、どうも、ともりの親友のハオユーです!と。)
- 世界一かわいい挨拶!こちらが撤退レスをし損ねて申し訳なかった2ndイベですが、大好きな家族と大好きなハオユーが揃ったとってもすてきな夢を見せてくださり、ありがとうございました。夢から覚めた灯は、幸せな気分と、拭い切れはしない寂しさと、「ハオユーとなら見つけられそ。」の気持ちで、その日も前に進めたと思います。
(後部座席いっぱいに寝転んでドア部分に頭を預けたパンダは、彼の真似をしてかけていた特大サングラスを頭部へずらしながら答えた。)
- ハオユーもサングラスかけてる〜っ!なんてかわいいの……お腹のお肉もね……!1stの映画同様、絵になるドライブシーンを演出していただきました♡
(果ての見えないこの水たまりはなんだか不気味で、この水たまりのふちを辿っていた先にいるだろう人間と一緒に彼を連れて行ってしまうような、奇妙な感覚に襲われる。――まだ待ってほしいなんて、そんな気持ちを抱いてしまうのはひどく傲慢だとは思うけれど。)
- 初めて見る海でそんな感覚を感じたらこわくてたまらないだろうな……読みやすくもお上手で、何より切ないロールです……うう……
ぼく、ともりと離れ離れになるのがこわくなっちゃったみたい。おかしいよね、元々…………(続きを言葉にするには成熟しきれていない精神が口を噤ませた。それでもずっと"だれか"を探していた彼に隠しておくことは親友としてできなくて。重いと文句を言われても今度は気にすることなく、自ら彼の肩に頭を寄せた。)
- ハオユーの自我として、続きを言葉にできない幼さにも、それでも灯を想って教えてくれるところにも胸がきゅうとなります……そして、「ハオユーはイマジナリーフレンドであり、生きてる人間を見つけたら離れ離れになってしまう」という事実から目を逸らし続けてきた灯のイマジナリーフレンドとしても、納得というかなんというか……ウワ〜!!!!
ともりはひとりにはならないよ。確かにぼくはいなくなっちゃうけど、代わりに今を生きる、ともりと同じ人たちがきっとそばにいてくれるから(はなればなれになることを悲しむのが独りよがりの感情ではなかったことを嬉しく思いながら、でもそれは彼の道を邪魔するのだろう。彼の人生を共に歩めないことに対する諦めにも似た感情を浮かべて。)
- さっきまで言葉にできなかったことを、ここで、「確かに」とちゃんと伝えてくれる、ハオユーの強い優しさ……ここで“生きる”というキーワードを選んでくれたから灯はこれからも生きていくことを選べたように思います……そ〜れにしてもいつも明るくかわいいハオユーの「諦めに似た感情」、しんどい!!!!
(どんな未来が訪れても、たとえもし彼が自分を認知できなくなったとしても、心はずっとともに。)
- 1st〆の「(生き抜くエネルギーを蓄えるための小休止も、君といっしょに。)」と対になるような〆レスで大好きです。心はずっとともに!!ありがとうございました!
- か、かわいい〜!!!!大きなパンダさんのからだがかわいいことはさることながら、寝袋に入ろうと思っちゃうところがまたかわいい……この後の起床拒否の姿勢もたいへんかわいい……ずっとかわいい予感が止まらない。
ひ、ひどい……!ともり、ぼくのこと『ロクに働きもせずいつも眠そうに目をこすってるかわいいただのパンダ』だと思ってるんだ……!(かわいい姿で癒しを与えたり。そう信じて疑わないこのパンダは、今だってエーンエーンと黒の手袋を涙で湿らせる真似をして、そんな姿に彼が癒されてくれるだろうだなんて高い高い自意識で考えていた。)
- 自意識が高くてえらい!!ぼくかわいいでしょ〜ってあからさまにアピールするんじゃなく(それも見たいけど)、さらりと当たり前にかわいさを誇示してくるところが好きです。かわいい。
(立ち上がってしまえば人間のこどもくらいの大きさのパンダだけれど、同じくこどもと分類されるはずの彼のことは見上げなければならない。彼の顔が遠のいていってしまうのは寂しいから、このあたりで申し訳ないけれど成長をストップしていただくよう、きっと同じく滅亡してしまっただろう神様に祈るパンダは道中も『甘えん坊』の言葉に相応しく彼の手を握っていた。)
- 「彼の顔が遠のいていってしまうのは〜」がかわいくていじらしくてびっくりしちゃった。さらりと神様の滅亡を文中に挟み込むセンスも大好きです 広い世界をずっと手握って歩く小さい2人、かわいいなあ
ここがいいなぁ、(と指を刺したのは映画館。)
- 入口にはさまってSOSを出すハオユーが愛おしくて「本当にかわいいね!?」とメロメロになったのも束の間、ショッピングモールの中で選んでくれたスポットが激エモで震えちゃいました。ともハオはあんな世界でも2人でそこそこ楽しく過ごしててほしいな〜、と思い、あまり荒涼としていない滅亡感を醸し出していたので、2人の時間を楽しむ選択をしてくださったことにスタンディングオベーションです。映画館にふたりきりの少年と子パンダ、絵になる。
(「パンダさーん!」と自分を呼ぶ子どもの声に振り返っては、首を傾げたり手を振ったりとファンサービスにも余念なく、そんな風に過ごすのどかで平凡などこにでもある休日のお昼前。)
- きっといっぱいファンサしてるけど、姿を見つけて話しかけに来てくれるのは灯にだけ♡(マウント)
(そうだ、彼のこんな顔が見たくて、不安にさせたくなくて、ずっと彼を笑わせるために自分という存在がいるのだと、なんとなくだけれども唐突にそう感じた。)え〜?ん−、まあたしかに、ぼくはともりがいるところならどこにでも行くけど……
- ああ……イマジナリーフレンド……。そうですね、灯がハオユーを生み出した(?)のは、不安になりたくなくて、できれば笑って元気に生きていたくてのことだったと思います。ハオユーの自我がぴったりで愛おしい……うっうっ
ともりだってぼくのこと大好きなくせに〜!
- 大好き〜!!!!!!!!!!
(彼の背中を押して両親との感動の再会を演出した後は、有言実行して彼の隣で精一杯可愛く謝ろう。そうして忘れずに挨拶もするのだ、どうも、ともりの親友のハオユーです!と。)
- 世界一かわいい挨拶!こちらが撤退レスをし損ねて申し訳なかった2ndイベですが、大好きな家族と大好きなハオユーが揃ったとってもすてきな夢を見せてくださり、ありがとうございました。夢から覚めた灯は、幸せな気分と、拭い切れはしない寂しさと、「ハオユーとなら見つけられそ。」の気持ちで、その日も前に進めたと思います。
(後部座席いっぱいに寝転んでドア部分に頭を預けたパンダは、彼の真似をしてかけていた特大サングラスを頭部へずらしながら答えた。)
- ハオユーもサングラスかけてる〜っ!なんてかわいいの……お腹のお肉もね……!1stの映画同様、絵になるドライブシーンを演出していただきました♡
(果ての見えないこの水たまりはなんだか不気味で、この水たまりのふちを辿っていた先にいるだろう人間と一緒に彼を連れて行ってしまうような、奇妙な感覚に襲われる。――まだ待ってほしいなんて、そんな気持ちを抱いてしまうのはひどく傲慢だとは思うけれど。)
- 初めて見る海でそんな感覚を感じたらこわくてたまらないだろうな……読みやすくもお上手で、何より切ないロールです……うう……
ぼく、ともりと離れ離れになるのがこわくなっちゃったみたい。おかしいよね、元々…………(続きを言葉にするには成熟しきれていない精神が口を噤ませた。それでもずっと"だれか"を探していた彼に隠しておくことは親友としてできなくて。重いと文句を言われても今度は気にすることなく、自ら彼の肩に頭を寄せた。)
- ハオユーの自我として、続きを言葉にできない幼さにも、それでも灯を想って教えてくれるところにも胸がきゅうとなります……そして、「ハオユーはイマジナリーフレンドであり、生きてる人間を見つけたら離れ離れになってしまう」という事実から目を逸らし続けてきた灯のイマジナリーフレンドとしても、納得というかなんというか……ウワ〜!!!!
ともりはひとりにはならないよ。確かにぼくはいなくなっちゃうけど、代わりに今を生きる、ともりと同じ人たちがきっとそばにいてくれるから(はなればなれになることを悲しむのが独りよがりの感情ではなかったことを嬉しく思いながら、でもそれは彼の道を邪魔するのだろう。彼の人生を共に歩めないことに対する諦めにも似た感情を浮かべて。)
- さっきまで言葉にできなかったことを、ここで、「確かに」とちゃんと伝えてくれる、ハオユーの強い優しさ……ここで“生きる”というキーワードを選んでくれたから灯はこれからも生きていくことを選べたように思います……そ〜れにしてもいつも明るくかわいいハオユーの「諦めに似た感情」、しんどい!!!!
(どんな未来が訪れても、たとえもし彼が自分を認知できなくなったとしても、心はずっとともに。)
- 1st〆の「(生き抜くエネルギーを蓄えるための小休止も、君といっしょに。)」と対になるような〆レスで大好きです。心はずっとともに!!ありがとうございました!